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25式地対艦誘導弾

12式岸舰导弹 / Type 25 Surface-to-Ship Missile (formerly Type 12 SSM Upgraded)

🗓 データ最終更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

25式地対艦誘導弾は、陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾を大幅に長射程化した国産の巡航ミサイル型対艦誘導弾。防衛省が2021年度から開発し、三菱重工業が製造する。開発名称は「12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)」で、2026年3月31日に研究開発の完了と同時に現名称が決定された。日本の反撃能力(スタンド・オフ防衛能力)を構成する中核装備であり、艦発型・空発型と共通の系列をなす。
配備状況
🟢 運用中
配備年
2025

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
ステルス形状化と衛星測位・地形照合の複合誘導。射程約1,000km (公表ベースの目標値)。トマホーク (射程約1,600km) の導入と並行配備。

⭐ 強み・特徴

射程約1,000kmへの延伸とステルス形状化、地上・艦艇・航空機の3プラットフォーム展開、既存部隊インフラを使える国産取得の速さ。

📝 現状分析

2025年度に地発型の部隊配備が始まり、日本の反撃能力の初の実装となった。トマホーク (射程1,600km) の導入と並行し、国産スタンド・オフ火力の量産体制が防衛産業の焦点になっている。

🔮 今後の展望

2025年度からの配備拡大と艦発・空発型の実用化が焦点。三菱重工 (7011) の誘導弾事業は防衛予算倍増の最大の受け皿の1つ。

📊 詳細ビジネスデータ

🛍️ 商品詳細

亜音速巡航ミサイルで射程約1,000km級 (改良で1,200km構想も報道)。ステルス形状の胴体と折り畳み翼を持ち、地上発射型から配備開始、艦発型・空発型 (F-2搭載) を開発中。

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

GPS/INS複合航法に地形照合・画像照合を組み合わせ、洋上・対地の両目標に対応。低高度巡航と経路点設定で防空網を回避する設計。国産ジェットエンジン (KJ100系) を採用する。

🏗️ システム基盤構成

三菱重工が製造し、防衛省は弾薬工場の増設支援 (防衛生産基盤強化法) で量産能力を拡充。陸自の地対艦ミサイル連隊 (九州・南西方面) に順次配備する。

💸 売上の出どころ

防衛省の弾薬・誘導弾調達予算。輸出は現時点で想定されない (完成装備の移転制約)。

👤 経営者履歴

CEO

開発は防衛装備庁と三菱重工業の共同。12式 (2012年制式) の系譜を継ぐ国産対艦ミサイル技術の集大成。

CTO / 主席科学者

誘導・推進技術は防衛装備庁の研究所と三菱重工誘導推進事業部が担い、エンジンは川崎重工系の技術も活用される。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

三菱重工 (7011) の誘導弾事業は防衛予算拡大の最大の受け皿の1つで、川崎重工 (7012)・IHI (7013) など推進系サプライヤーにも波及。日本の防衛関連株の中核テーマ「スタンド・オフ火力」の主役。
スペック

🛠️ 仕様 (Specifications)

運用国
陸上自衛隊 (地対艦ミサイル連隊)
履歴

📅 開発・配備履歴

配備開始
2025
開発者
三菱重工業、防衛装備庁
生産状況
low_rate

🇯🇵 対日比較・解説

中国側のYJ-12/YJ-21等の対艦ミサイル網に対する日本側の非対称的回答。中国のDF-17等の極超音速滑空兵器に比べ速度域は亜音速巡航型だが、数と分散配備で残存性を確保する思想。

🔮 将来展望

2025年度からの配備拡大と艦発・空発型の実用化が焦点。三菱重工 (7011) の誘導弾事業は防衛予算倍増の最大の受け皿の1つ。
基本情報

上場・財務

上場ステータス
未上場
コンプライアンス

信用・米制裁

クレジット
none
銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
なし
グローバル

海外進出

資金流出
なし
運用情報

装備仕様

主カテゴリ
other
所属軍
OTHER
開発状況
operational
製造
三菱重工業
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅱 専門メディア
最終確認
2026-08-06 08:09:19
検証者
claude+web-verified+primary-recheck

出典 URL

  • https://www.mod.go.jp/gsdf/assets/pdf/news/press/2026/20260331.pdf
  • https://www.mod.go.jp/j/press/news/2025/12/19c.html
  • https://www.mod.go.jp/rdb/kyushu/deployment_kengun/index.html

💴 調達の一次データ — 予算・契約・FMS

防衛省「予算の概要」の装備行、防衛装備庁が月次公表する中央調達の契約 (相手方・金額・落札率)、米連邦官報の対日FMS通知を、この装備の名称で機械的に引いたもの。名称が一致した行だけを出し、推定は含まない。

📘 予算の概要 (数量・金額)

年度行 (原文)数量金額
2026年度12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)及び地上装置等の取得1,770.0億円
2026年度12式地対艦誘導弾能力向上型(艦発型)の取得357.0億円
2025年度12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)の地上装置等の取得2式169.0億円
2025年度12式地対艦誘導弾能力向上型(艦発型)の取得168.0億円
2025年度12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型・艦発型・空発型)の開発62.0億円

📄 装備庁 中央調達の契約 (金額上位15件) — 年度計: 令和5年度 14件 2,285.5億円 · 令和6年度 9件 1,853.9億円 · 令和7年度 14件 569.3億円 ·

品目 (公表名)数量契約日契約相手方契約金額落札率
12式地対艦誘導弾能力向上型1 式2024/4/3三菱重工業株式会社 70111,047.2億円
12式地対艦誘導弾能力向上型1 式2023/4/3三菱重工業株式会社 70111,040.5億円
12式地対艦誘導弾能力向上型(初度費)1 式2023/4/3三菱重工業株式会社 7011693.7億円
12式地対艦誘導弾能力向上型(初度費)1 式2024/4/3三菱重工業株式会社 7011441.2億円
12式地対艦誘導弾能力向上型(その3)1 式2023/4/7三菱重工業株式会社 7011269.4億円
12式地対艦誘導弾能力向上型(艦発型) (初度費)1 式2025/10/6三菱重工業株式会社 7011160.4億円
12式地対艦誘導弾1 式2025/1/15三菱重工業株式会社 7011138.4億円
12式地対艦誘導弾能力向上型米国発射試験のための試験支援等1 式2024/6/26米海軍省137.6億円100.0%
12式地対艦誘導弾1 式2024/3/29三菱重工業株式会社 7011132.5億円
12式地対艦誘導弾能力向上型1 式2025/4/4三菱重工業株式会社 7011105.4億円
12式地対艦誘導弾2026/3/31三菱重工業株式会社 701192.0億円
12式地対艦誘導弾能力向上型(艦発型)2025/10/6三菱重工業株式会社 701189.4億円
12式地対艦誘導弾能力向上型1 式2024/4/3三菱重工業株式会社 701163.7億円
12式地対艦誘導弾(初度費)2026/3/31三菱重工業株式会社 701150.9億円
12式地対艦誘導弾能力向上型(艦発型)の実用試験等用器材の製造(…2024/3/29三菱重工業株式会社 701141.7億円

出典: 防衛省 予算の概要 / 防衛装備庁 契約に係る情報の公表 (中央調達分) / Federal Register。全体は 防衛調達の一次データ

最新動向

動向 防衛省は2025年8月29日に「国産スタンド・オフ・ミサイルの早期整備等について」を公表し、配備の前倒しを決めた。2025年10月8日から11月27日にかけて米国カリフォルニア州で計7回の発射試験を実施し、防衛省は2025年12月19日に「予定した飛しょうを確認し、開発完了に目途を得た」と発表している(12月19日は発表日で、試験の実施日ではない)。2026年3月31日、陸上幕僚監部は研究開発の完了に伴い、12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)を「25式地対艦誘導弾」、島嶼防衛用高速滑空弾を「25式高速滑空弾」として名称決定したと発表した。

技術 推進はターボジェットからターボファンへ換装され、燃費効率が改善したとされる。誘導は慣性航法に衛星測位を組み合わせ、終末段階で画像識別を用いるとみられるが、これは公開情報にもとづく推定であり防衛省の公表値ではない。機体形状のエッジ処理によるレーダー反射断面積の低減も指摘される。射程について防衛省は数値を公表しておらず、「約1000km」は報道・専門家による推定値で、諸説は900kmから1500kmの幅がある(従来の12式は約200kmとされる)。

配備 2026年3月31日、熊本県の健軍駐屯地に所在する陸上自衛隊第5地対艦ミサイル連隊へ配備された。同日、静岡県の富士駐屯地の特科教導隊には25式高速滑空弾が配備されている。艦発型は改修後の護衛艦「てるづき」で、空発型は百里基地に配備予定のF-2能力向上型で、いずれも2027年度(令和9年度)の運用開始を予定する(2025年8月29日に前倒しを決定)。これらは計画であって就役済みではない。

運用 日本の反撃能力(スタンド・オフ防衛能力)の中核に位置づけられ、健軍は東シナ海と南西諸島へ機動展開しやすい地理的条件にある。実戦使用の例はない。目標の探知追尾を担うキルチェーン構築の遅れが課題として指摘されている。量産契約はいずれも三菱重工業で、艦発型は2025年10月6日に本体約89億円と初度費約160億円の計約250億円(防衛省の契約発表は金額を公表しておらず、金額は防衛装備庁の中央調達契約公表資料による)。なお同じ系列として並べられることがある潜水艦発射型誘導弾(2025年9月1日、約29億円)は、12式能力向上型とは別事業である。

日本投資家視点: 主契約者は三菱重工業(7011)で、量産契約の積み上がりが防衛セグメントの受注に直結する。推進系ではIHI(7013)、誘導・センサー系では三菱電機(6503)が周辺領域を担い、スタンド・オフ関連予算の増額局面で連動しやすい。

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