福建(003型)
CNS Fujian
軍事装備のデータベース。日本・米国・欧州の主要装備と、対抗軸となる中国人民解放軍の戦闘機・艦艇・ミサイル・無人機を型式ごとに国横断で収録。東アジアの安全保障環境と防衛関連銘柄を読む基礎情報を整理する。
📌 今週の動き (直近7日) DB更新と新着解説 — 毎週入れ替わります
Postation の入口
企業規模 = 開示されている従業員数 (多い順)。非公表・研究開発の人数だけ・親会社の人数しか無い企業は末尾
信用信頼度 (0〜100) = 開示の強さ (上場40・上場申請中30・上場予定15・未上場10) + データの確度 (A30・B20・C10) + 出典の数 (1件1点、最大20) + 検証が180日以内 10 + 格付 (A以上+10・BBB+5・BB以下−10) − 米国の指定 (SDN 40・エンティティリスト/1260H/CMIC 25・MEU/ 15・監視 5) − 債務の状態 (要注意5・再建中15・不履行30)。同点は標準の並び。
CNS Fujian
中国人民解放軍海軍が運用する3隻目の航空母艦。完全な国産設計・建造であり、電磁カタパルトを搭載した中国初の通常動力型スーパーキャリア。2022年6月に進水し、現在海上公試中。東アジアの軍事バランスを大きく変える存在として、日本を含む周辺国から強い関心を集めている。
DF-41
固体燃料式、道路移動可能なICBM。極超音速滑空体(HGV)搭載型の試験も噂される。
JL-3
潜水艦発射弾道ミサイル (SLBM)。JL-2の発展型。直径を太くし、新型の固体燃料を採用して射程を延伸。
CH-AS-X-13
H-6N爆撃機に搭載される空中発射弾道ミサイル(ALBM)のNATO/米側呼称。DF-21中距離弾道ミサイルの空中発射型の変種とされ、核・通常両用。米側呼称ゆえ中国側の制式名や実態は依然曖昧。
長剣-100 / Chang Jian 100
中国ロケット軍が運用する地上発射の超音速長距離巡航ミサイル。TEL車載・垂直コールドローンチ方式で、対地・対艦(空母)双方を狙う長射程精密打撃システム。2019年建国70周年パレードで初公開。
Type 004 Carrier
中国人民解放軍海軍が建造中とみられる初の原子力空母。003型「福建」に続く4隻目の空母で、原子力推進による無制限の航続距離と、電磁式カタパルトによる高度な航空機運用能力の獲得を目指す。完成すれば米海軍の原子力空母に匹敵する能力を持ち、西太平洋の軍事バランスを大きく変える可能性がある。
DF-17
弾道ミサイルブースターで加速後、滑空体が切り離されマッハ10で複雑な機動を描く。
YJ-21
中国海軍のType 055型駆逐艦VLSから発射する艦載対艦弾道ミサイル(ASBM)。ブースト・グライド軌道で空母級大型艦を狙う極超音速兵器。空中発射派生(KD-21/YJ-21E)も存在。
DF-27
中国ロケット軍の中長距離〜大陸間級弾道ミサイル。射程5,000〜8,000kmで、通常弾頭ICBMとして初めて実戦配備されたと米側が評価。対地弾道型と対艦(ASBM)型の複数派生を持つ。
YJ-12
CASIC製の超音速対艦巡航ミサイル(ASCM)。空中発射型YJ-12、艦載型YJ-12A、地上発射型YJ-12Bを持ち、PLAAF・PLAN・海軍沿岸防衛部隊に広く配備される中距離対艦打撃手段。
威龍 / J-20 Mighty Dragon
殲-20(J-20A/B)は、中国が独自開発した第5世代ステルス戦闘機であり、中国空軍の主力制空戦闘機です。2011年に初飛行し、2017年から運用が開始されました。中国の航空宇宙産業の技術力を象徴する存在であり、アジア太平洋地域の軍事バランスに大きな影響を与えています。
唐級 / Type 096 SSBN
094型の後継として建造。船体が大型化し、搭載ミサイル数が増加。
J-35
FC-31をベースに海軍用に再設計されたステルス機。
Type 055
中国人民解放軍海軍が運用する最新鋭のミサイル駆逐艦。満載排水量は1万トンを超え、米海軍からは巡洋艦(CG)に分類される。空母打撃群の中核的護衛艦として、また単独での強力な対地・対艦・対空戦闘能力を持つプラットフォームとして設計された。2017年の1番艦「南昌」進水以降、急速に配備が進み、西太平洋における中国の軍事的プレゼンスを象徴する存在となっている。
Xian H-20
極秘開発中の全翼ステルス爆撃機。米国のB-21レイダーに対抗する。
Shenyang J-16D
中国・瀋陽飛機工業が製造する、複座戦闘機J-16を基にした中国初の専用電子戦機。米EA-18Gグラウラーに相当する役割を担い、敵レーダーの無力化・通信妨害・友軍打撃機の電磁的掩護を任務とする。制電磁権(電磁環境の掌握)を狙う機体。
DF-26
中国ロケット軍が運用する二段固体燃料の中距離弾道ミサイル(IRBM)。射程約4,000kmで在グアム米軍を射程に収め『グアム・キラー』と通称。核・通常両用で、対地・対艦(ASBM)両任務をこなす二用途型。
JY-27A Anti-Stealth Radar
中国電子科技集団(CETC)が開発したメートル波(VHF)対ステルス警戒レーダー。長波長でステルス機の電波吸収材の効果を減じ、低RCS目標の探知を狙う3次元防空監視レーダー。
DN-3
中国の直接上昇型(ダイレクトアセント)対衛星兵器(DA-ASAT)兼弾道ミサイル防衛(BMD)迎撃体。ヒット・ツー・キル方式で衛星を物理破壊し、多層ミサイル防衛の上層を担うと米側が評価。DF-21ベースにSC-19要素を組み込んだとされる。
JL-4
中国の次世代潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)構想。将来のType 096型SSBN搭載が想定されるが、射程・弾頭数等の公開データは乏しく開発概念段階にとどまる(未確認)。現に配備・試験されている最新SLBMは第3世代のJL-3(巨浪-3)。
H-6N
轟-6系列で唯一、空中給油プローブと胴体半埋込み式の大型兵装搭載を備えた戦略爆撃機。空中発射弾道ミサイルCH-AS-X-13を搭載し、中国の空中核戦力の中核を担う。
Type 076 LHD
中国海軍(PLAN)の次世代強襲揚陸艦で1番艦は『四川(Sichuan・舷号51)』。双島構造の艦橋、艦尾ウェルドックに加え、電磁カタパルトと着艦拘束装置(CATOBAR)を備え、固定翼無人機の運用を狙う『ドローン母艦ハイブリッド』。世界最大級の揚陸艦設計。
J-36
中国・成都飛機工業(成飛)が開発する第6世代とされる大型ステルス戦闘機。無尾翼(テールレス)の変形三角翼にエンジン3基を積む『トライジェット』構成で、制空・長距離打撃・空中指揮を統合する空優プラットフォームと評価される。2024年12月26日に成都上空で初の試験飛行が目撃され公然化した。
利剣 / GJ-11
中国・洪都航空工業集団(Hongdu)が開発するステルス無人戦闘攻撃機(UCAV)。無尾翼フライングウィング(全翼)設計で、有人戦闘機と連携する打撃・偵察プラットフォーム。『利剣(Sharp Sword)』の通称を持つ。
Silent Hunter Laser
CASIC傘下の中国航天三江集団が開発した車載型レーザー防空システム(LW-30/低高度レーザー防御システムLASS)。ドローン等の低空目標を低コストで無力化する対無人機(C-UAS)兵器。
J-50
中国・瀋陽飛機工業(瀋飛/SAC)が開発中とされる第6世代ステルス戦闘機。J-XD/JCDSとも呼ばれる。成飛の大型三発J-36に対し、双発・小型の無尾翼設計で、一部は艦載運用を志向するとみられる。2つの設計局が並行して別々の第6世代試作機を飛ばす中国独特の体制の一翼。中国当局の公式確認はなし(OSINT)。
J-15B
中国・瀋陽飛機工業製の艦載戦闘機J-15フランカー系の電磁カタパルト(CATOBAR)対応型。量産型も試作機と同じJ-15Tの名称を維持したと観測される(『T』は弾射=カタパルトの意との説)。第3の空母『福建』の電磁式カタパルト(EMALS)からの全備重量発艦を可能にする。
Shenlong Space Plane
中国航天科技集団(CASC)が運用する再使用型軌道スペースプレーン。長征2Fで打ち上げ、自律で滑走路に着陸する。米X-37Bに相当する軍民両用の秘匿性の高い宇宙アセット。
Type 075 LHD
PLANの主力大型強襲揚陸艦で、滬東中華造船が建造。全通飛行甲板とウェルドックを持ちヘリ・エアクッション艇・両用戦車を搭載する。1番艦『海南』以下、既に複数隻が就役し、遠洋両用戦・台湾正面圧力の中核戦力。
Type 054B Frigate
PLANの次世代多用途誘導ミサイルフリゲートで、Type 054A(江凱II)の発展型。1番艦『洛河(Luohe・545)』を筆頭とする江凱III級。前檣に回転式AESAレーダーを備え、対空・対潜・対水上の汎用戦闘能力を大幅に強化。
KJ-500
陝西飛機がY-9輸送機を基に開発した中型AEW&C機。固定式円盤レーダードームを備え、旧型より小型ながら3面AESAで大型機並みの覆域を実現。中国空軍・海軍双方で運用される最も数の多いAEW&C型式の一つ。
PHL-191
PLA陸軍のモジュール式長距離多連装ロケット砲。300mm誘導ロケットや大口径戦術弾道ミサイルを運用し、台湾正面での長距離精密打撃の中核を担う車載システム(PHL-16/PCH-191とも)。
KJ-3000
西安Y-20B戦略輸送機を母機とする中国次世代の大型AEW&C機。KJ-2000の後継としてPLAAF向けに開発中で、就役すれば中国空軍最大のAEW&C機となる見込み。米ステルス機探知を主眼とする。
KJ-2000
ロシア製Il-76輸送機を母機とする中国の第2世代大型AEW&C機。固定式レーダードームに国産AESAを搭載し2000年代半ばに空軍就役。中国AEW&Cの草分けだが少数配備にとどまる。
元級 / Type 039C Yuan Class
PLANの最新通常動力(AIP)潜水艦で、元級(Type 039A/B)の改良型。傾斜した『ステルスセイル』が特徴で、2021年5月に武漢で初確認。第1列島線内の沿海戦(littoral)向けに設計された非核潜水艦の最新型。
商級 / Type 093B Shang Class
PLANの第3世代攻撃型原子力潜水艦(SSN)で、Type 093(商級)の最新改良型。垂直発射システム(VLS)を初めて搭載した中国SSNとされ、ポンプジェット推進を採用。渤海造船が量産を加速している。
CH-7 Rainbow
CASC(第11研究院)が開発する高高度・長時間滞空(HALE)型フライングウィング・ステルス無人機。中国最先端のステルスUAV開発で、2018年珠海で実物大模型を初公開して以来、7年を経て初飛行に到達。
Z-20
哈爾浜飛機製の10トン級中型汎用ヘリ。米UH-60ブラックホークに酷似する双発設計で、輸送・多用途を担う。陸軍航空・海軍・海警へ多派生型で展開する国産機。
KJ-500A
陝西飛機のY-9輸送機を母機とするKJ-500の改良型AEW&C機。2022年珠海航空ショーで公開され、航法・アビオニクス・空中給油プローブ追加など複数の改良が施された。中国のAEW&Cの主力を担う量産型。
KJ-600
西安飛機工業集団が開発した中国海軍初の艦載固定翼AEW&C機。双発ターボプロップ・折り畳み高翼・四枚尾翼のCATOBAR(電磁カタパルト)対応機で、米E-2『ホークアイ』に相当。福建艦(Type 003)以降の空母航空団の中核センサーとなる。
PCL-181
PLA陸軍の6×6車載式155mm自走榴弾砲。牽引砲を置き換える新世代砲で、軽量・高機動を特徴とし高原展開に適する。2019年制式採用、輸出型はSH-15。
WZ-9
瀋陽飛機(SAC)が開発した大型HALE無人機『神雕(Divine Eagle)』。双胴・前方水平安定板を持つ独特の構成で、複数レーダーを搭載する『センサー・トラック』。対ステルス早期警戒を主眼とする無人AEW的資産。
ZTQ-15
NORINCO製の30トン級高原用軽戦車。中国軍制式名は15式(Type 15)で、本行ZTQ-15はその制式番号名称。105mm施条砲・自動装填・酸素発生装置を備え高地運用に最適化。輸出型VT-5。※Type 15(#18)と同一装備で、DB内の重複行の可能性(統合はオーナー判断)。
翔龍 / WZ-7 Soaring Dragon
貴州航空が開発した高高度長時間滞空(HALE)無人偵察機『翔龍』。連結菱形翼が特徴で、主任務はISR(情報・監視・偵察)。対艦弾道・巡航ミサイルへの目標指示にも用いうるとされ、中国のRQ-4『グローバルホーク』相当機。
Hong Qi 19
中距離・準中距離弾道ミサイルをミッドコース〜終末段階で迎撃する中国版THAADと目される対弾道ミサイルシステム。対衛星(ASAT)能力も指摘される戦略防衛の中核。
Z-10
昌河飛機製のPLA主力専用攻撃ヘリ。串座式・スタブウィング装備で対戦車ミサイルやロケット弾を搭載し、陸軍航空の打撃中核を担う国産機。
Fei Hong 97A
中国航天科技集団(CASC)系の飛鴻(Feihong)シリーズの無人機で、有人戦闘機と協働する『忠実な僚機(ロイヤルウィングマン)』型UAS。2022年の珠海航空ショーで初公開。J-20やJ-35ステルス戦闘機に随伴し、防空制圧・電子戦・偵察・被弾吸収などを担う構想。
HSU-001 UUV
2019年の建国70周年パレードで初公開された中国の大型排水量無人潜水艇(LDUUV)。海底戦(seabed warfare)向けに最適化されたとされる自律型UUVで、中国の無人水中戦力の先駆け。
WZ-8
中国航空工業集団(AVIC)が開発した空中発射式の超音速〜極超音速HALE偵察機。H-6M爆撃機の胴体下から発射され自力離陸はできない。高速・高高度で敵防空圏に侵入し戦略ISRを行う突入型偵察ドローン。
CM-400AKG
中国航天科工(CASIC)が開発した空中発射の超音速空対地/対艦ミサイル。SY-400誘導ロケット由来で、高高度から急降下する準弾道飛行を行う輸出向け精密打撃兵器。
PL-10
中国が開発した第4世代の短距離赤外線誘導空対空ミサイル。高オフボアサイト交戦とヘルメット照準に対応し、近接格闘戦を担う。輸出型はPL-10E。
PL-15
中国が開発したアクティブ電子走査(AESA)シーカー搭載の長射程BVR(視程外)空対空ミサイル。J-10C・J-16・J-20の主力空対空兵装で、輸出型がPL-15E。
Soryu-class submarine
海上自衛隊の通常動力型潜水艦で、たいげい型の前の世代にあたる。基準排水量は2,950トン、全長は84m。1〜10番艦は、外気を取り込まずに発電できるスターリングエンジンを4基搭載する。11番艦「おうりゅう」と12番艦「とうりゅう」はスターリングエンジンを廃止し、リチウムイオン電池を搭載した。三菱重工業と川崎重工業が6隻ずつ建造し、2009年から2021年にかけて12隻を引き渡した。
Taigei-class submarine
海上自衛隊の通常動力型潜水艦で、そうりゅう型の後継にあたる。基準排水量は約3,000トン、全長は84.0m。非大気依存推進 (AIP) の装置は搭載せず、リチウムイオン電池にためた電力で潜航する。三菱重工業と川崎重工業が神戸で1隻ずつ交互に建造している。2026年9月時点で5隻が引き渡され、9番艦まで建造契約が結ばれた。2026年度予算の建造費は1隻あたり1,208億円。
ZTQ-15 / Type 15 Light Tank
NORINCO製の30トン級軽戦車。高地・不整地向けに設計され、105mm施条砲・自動装填・強力エンジンと酸素発生装置を備え、チベット高原/ヒマラヤ国境での運用を主眼とする。輸出型はVT-5。※制式名15式=ZTQ-15で、DB内のZTQ-15行(#46)と同一装備(重複行の可能性、統合はオーナー判断)。
Type 99A MBT
PLA陸軍の第3世代主力戦車。125mm滑腔砲・自動装填・複合装甲+爆発反応装甲を備え、精鋭機械化部隊に配備される中国の重MBT。ZTZ-99Aとも呼称(非公式Type 99A2はType 99Aと同一)。
JF-17 Thunder
中国成都飛機とパキスタンが共同開発した軽量単発多用途戦闘機。パキスタン空軍の主力で、最新のBlock IIIはAESAレーダーと長射程AAM運用能力を備える4.5世代級。
J-10
中国成都飛機工業(CAC)が開発した単発・デルタ翼+カナード配置の中量級多用途戦闘機。PLAAF(中国空軍)の主力機の一つで、制空・対地の両任務をこなす4世代機。輸出名はJ-10CE。
J-10C
J-10の最新発展型で、AESAレーダー・データリンク・電子戦装備を強化した4.5世代機。長射程空対空ミサイルPL-15を運用し、PLAAFの非ステルス主力を担う。輸出型はJ-10CE。
J-16
瀋陽飛機(SAC)がSu-30/J-11系を基に開発した双発の重量級多用途戦闘機。長大な航続と大搭載量が特徴で、PLAAFの打撃・制空双方を担う主力の一角。電子戦特化型J-16Dも派生。
INS Drakon (Dolphin-class AIP submarine)
イスラエル海軍の通常動力型潜水艦で、ドイツの造船会社TKMSがキールで建造した。同社は、非大気依存推進 (AIP) を搭載するドルフィン級の3番艦で、最終艦だと説明している。TKMSによると、2026年9月1日にキールを出港した。9月24日にハイファに到着したと報じられている。全長、排水量、兵装は公表されていない。報道によると、全長は73〜74m、排水量は2,600トン。
Electromagnetic Railgun
電磁力で砲弾を超高速射出する艦載レールガン。中国は揚陸艦を試験艦に転用し、洋上試験で世界に先行したとされる。米海軍が2021年に開発を事実上断念した分野で独走。
CAIC Z-10ME
Z-10の輸出強化型攻撃ヘリ。エンジン出力・装甲・電子装備を向上させ、対戦車ミサイルCM-502KG等を運用。パキスタン向け輸出で実戦導入が進む機体。
HQ-9
中国が独自開発した長距離地対空ミサイルシステム。ロシアS-300を参考にしつつ独自進化。HQ-9B/HQ-9Cへ改良が進み、多層防空網の遠距離層を担う。輸出はストックホルム国際平和研究所の登録簿で確かめられる範囲ではトルクメニスタン・ウズベキスタン・パキスタン・アゼルバイジャンの4か国 (2025年まで)。
Y-9G
運-9輸送機を母機とする電子戦機(GaoXin-11/GX-11)。胴体側面に大型電子戦アレイを装備し、敵レーダー・通信の妨害(スタンドオフ電子攻撃)を担う特殊任務機。
Y-20U Tanker
大型輸送機運-20を基にした専用空中給油機型(YY-20とも)。従来のH-6U/IL-78に依存した給油能力を刷新し、戦闘機・爆撃機の作戦行動半径を大幅拡張する。
Hyper Velocity Gliding Projectile (HVGP)
島嶼部への侵攻に対処するため、長距離を迎撃しにくい高高度で超音速で飛び、地上目標に命中する陸上自衛隊の誘導弾。研究開発完了に伴い2026年3月31日に「25式高速滑空弾」と命名され、富士駐屯地の特科教導隊に部隊配備された。令和8年度予算は能力向上型の開発に874億円、取得 (地上装置等を含む) に387億円を計上。米国は能力向上型の試験支援の FMS (推定3億4,000万ドル) を2026年3月25日に承認した。
AIM-120C-8 / D-3 AMRAAM (Japan FMS)
連邦官報の通知は2024年6月 150発 (2.93億ドル)、2024年12月 120発 (2.24億ドル)、2026年1月 D-3型1,000発を含む36.4億ドル。令和8年度予算は62億円と国内基盤の整備3億円。
Glide Phase Interceptor
極超音速滑空兵器を滑空段階で迎撃する日米共同開発。令和8年度予算は日米共同開発に528億円。
AGM-158B JASSM-ER (Japan FMS)
F-15J改修機に搭載する長射程空対地ミサイル。連邦官報通知は2024年10月 50発 (1.04億ドル)、2026年1月 16発 (3,900万ドル)。令和8年度予算は17億円。
Joint Strike Missile (F-35A)
F-35Aの機内搭載型スタンド・オフミサイル。令和8年度予算は36億円 (令和7年度はF-35A能力向上改修 JSM搭載 7機17億円)。
Standard Missile-3 Block IIA
日米共同開発の弾道ミサイル防衛用迎撃ミサイルで、従来型より大きいロケットモーターと大型の運動エネルギー弾頭を持つ。日本向けは2019年12月20日に米連邦官報に掲載された売却通知で最大73発、推定32.95億ドルとされた。防衛省の2026年度予算は取得に723億円を計上した。日米は2026年4月14日のDICAS 2.0で生産量を約4倍に増やす具体的方策を確認した。米ミサイル防衛局は同年8月7日、米政府分と防衛省の対外有償軍事援助(FMS)分の完成弾の製造をレイセオンに発注し(基本額7億4538万ドル)、防衛省のFMS資金2億7768万ドルを契約時に拠出した。
Standard Missile 6 Block I
イージス艦向けの長射程艦対空ミサイル。米国防安全保障協力局(DSCA)は2022年10月20日に最大32発(推定4.5億ドル)、2025年1月31日に最大150発(推定9億ドル)の売却可能性を米議会に通知し、連邦官報への掲載はそれぞれ2024年8月8日と2026年1月13日だった。令和8年度予算は107億円(新規契約額)。
Ghadir
イランが中国製C-802(YJ-82)を国産化した『ヌール』を、さらに射程延伸させた対艦巡航ミサイル。C-802派生系列の中で最長射程級で、約300kmとされる。イラン海軍・IRGC海軍の艦艇と沿岸砲兵に配備される。
Tomahawk Block IV/V (Japan FMS)
米国から有償軍事援助 (FMS) で取得する艦発巡航ミサイル。米国防安全保障協力局は2023年11月17日にブロックIV 200発・ブロックV 200発、推定総額23億5000万ドルの売却案を米議会へ通知し、通知文は2024年11月21日付の連邦官報に載った。2026年3月に納入が始まり、1番艦「ちょうかい」は同年7月に実射試験を行った。
MPMS (Kai)
光ファイバー誘導の多目的誘導弾の改良型。令和8年度予算は地上装置等を含め11式242億円。
Hypersonic Cruise Missile (HCM)
防衛装備庁が研究を進める国産の極超音速誘導弾で、スクラムジェットエンジンを搭載する構想である。2023年4月27日に三菱重工業と研究契約を結び、研究期間は2023〜2031年度。2026年度予算は開発に732億円、取得に301億円、製造態勢の拡充などに1626億円を別々に計上した。2026年8月31日公表の2027年度概算要求は開発に142億円と事項要求、取得に1673億円と事項要求を計上し、水中から発射する派生型の開発も事項要求とした。25式高速滑空弾とは別の装備である。
Submarine-launched guided missile (Japan)
潜水艦から発射するスタンド・オフ誘導弾。令和8年度予算は取得160億円。予算資料に製造者の記載はない。
Tactical AI Satellite Demonstrator
戦術AI衛星実証機は、防衛省が研究を進める技術実証用の衛星。各種衛星で集めた情報を衛星上のAIで統合処理し、各種装備品と双方向で戦術通信する技術の確立を目指す。集めた大量の情報を短時間で解析し、射撃を担う部隊へつなぐ指揮統制能力を強める狙いがある。防衛装備庁が2026年1月にNTTデータと試作 (その1) を52億2,720万円で契約した。
JMOD Satellite Constellation (Tri-Sat Constellation)
防衛省がスタンド・オフ防衛能力に必要な目標の探知・追尾のため、民間が保有・運用する SAR 衛星と光学衛星の群から画像を優先取得する事業。受注者は株式会社トライサット・コンステレーション (三菱電機45%・スカパーJSAT45%・三井物産10%) で、2026年2月19日に税込2,831億円の事業契約を結んだ。期間は2031年3月31日まで。
Type 25 Surface-to-Ship Missile (formerly Type 12 SSM Upgraded)
25式地対艦誘導弾は、陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾を大幅に長射程化した国産の巡航ミサイル型対艦誘導弾。防衛省が2021年度から開発し、三菱重工業が製造する。開発名称は「12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)」で、2026年3月31日に研究開発の完了と同時に現名称が決定された。日本の反撃能力(スタンド・オフ防衛能力)を構成する中核装備であり、艦発型・空発型と共通の系列をなす。
Virginia-class Submarine
バージニア級はアメリカ海軍のロサンゼルス級を代替する攻撃型原子力潜水艦。ゼネラル・ダイナミクス エレクトリック・ボートとHIIニューポート・ニューズ造船が分担して建造する。Block Vからは船体を延長するバージニア・ペイロード・モジュール(VPM)を組み込み、巡航ミサイル搭載量を大幅に増やす設計へ移行した。AUKUS第1の柱でオーストラリアへの売却対象となっている。
Queen Elizabeth-class Carrier
英海軍が運用する航空母艦2隻(HMS Queen Elizabeth、HMS Prince of Wales)の艦級。排水量は英海軍の公表でおよそ6万5,000トン、全長280メートル。カタパルトを持たず、スキージャンプ甲板から短距離離陸垂直着陸(STOVL)方式のF-35Bを発艦させる構成を採る。2017年と2019年にそれぞれ就役し、NATO即応部隊の旗艦や北大西洋・ハイノース方面での抑止任務にあたる。
VT-4
中国北方工業(Norinco)が輸出専用に開発した第3世代主力戦車。125mm滑腔砲・自動装填・複合装甲を備え、MBT-3000の名でも呼ばれる。タイ・パキスタン・ナイジェリアが導入した中国製戦車輸出の主力機種。
F-35 Lightning II
米国と同盟国の第5世代ステルス戦闘機の中核。A (通常離着陸)/B (短距離離陸垂直着陸)/C (空母艦載) の3型があり、センサー融合とネットワーク戦能力を最大の武器とする。日本は最大147機 (A型105+B型42) を調達する米国外最大の運用国で、三菱重工の小牧FACOで最終組立・整備を担う。
Global Combat Air Programme (F-X)
日英伊で共同開発する次期戦闘機。令和8年度予算は開発1,602億円、連携する無人機の研究開発に48億円。
Type 24 anti-air electronic warfare system
航空機や誘導弾のレーダー・通信を妨害する車載電子戦装置。予算の概要では令和7年度2式64億円、令和8年度2式52億円。製造者の記載はない。
ZDK-03
中国がパキスタン空軍向けに開発した早期警戒管制機(AEW&C)。運-8(Y-8F600)四発ターボプロップを母機に、CETC製回転式レーダーを搭載。『カラコルム・イーグル』の愛称で運用される輸出型AWACS。
Aegis System Equipped Vessel
陸上イージス代替として2隻を整備する海上自衛隊の艦。1番艦は三菱重工業、2番艦はジャパン・マリンユナイテッドと2024年に建造契約を結び、令和9年度末に1隻目、令和10年度末に2隻目の就役を目指す。令和8年度予算は整備に伴う関連経費797億円。米国の売却通知では、本艦向けの標的機BQM-177A最大2機と後続技術支援(推定1.13億ドル)を2024年10月25日に、本艦の戦闘システム艦上認定試験を含むイージス艦の後続技術支援(推定1.002億ドル)を2025年12月16日に米議会へ通知した。
Offshore Patrol Vessel
警戒監視を担う1,900トン型の艦で、乗員は約30名。令和5年度予算で4隻357億円、令和8年度予算で2隻285億円を計上し、2025年11月と2026年3月に計4隻が進水した。
Awaji-class minesweeper
繊維強化プラスチック船体の掃海艦。令和8年度予算は建造1隻340億円。
New FFM (improved Mogami-class)
もがみ型の能力向上型で、オーストラリアの次期汎用フリゲートに選定され、2026年4月に豪州政府と三菱重工業が3隻の建造契約を結んだ。予算の概要では新型FFMの建造として令和6年度2隻1,740億円、令和7年度3隻3,148億円、令和8年度1隻1,043億円を計上。
Next-generation JADGE
航空自衛隊の防空指揮管制システムの次世代化。令和8年度予算は整備547億円。製造者の記載はない。
B-21 Raider
米空軍の次世代ステルス戦略爆撃機。ノースロップ・グラマンが開発する全翼機で、核と通常兵器の両方を運用する二重能力機として設計される。B-1BとB-2を置き換える中核装備で、有人運用を基本としつつ将来の無人化を想定した設計と説明される。2023年11月10日に初飛行し、2026年時点で飛行試験の段階にある。
Type 03 Chu-SAM Kai upgrade
巡航ミサイル等への対処能力を高める改修。令和8年度予算は改修51億円と能力向上の開発130億円 (令和7年度は開発142億円)。
PAC-3 MSE (JASDF)
航空自衛隊の地対空ミサイル。令和8年度予算はペトリオット・システムの改修に77億円。
鷹撃-82 / YJ-82
中国が開発した亜音速対艦巡航ミサイル。国内制式名がYJ-82(鷹撃-82)、輸出名がC-802。シースキミング飛行で艦艇を攻撃し、多数国へ輸出された中国対艦ミサイルの代表格で、イランのヌール/ガディール等の原型となった。
Noor
イランが1990年代に中国製C-802(YJ-82)をリバースエンジニアリングして国産化した対艦巡航ミサイル。射程約120kmで、後のガデール(約200km)・ガディール(約300km)派生系列の原型となったイラン海上打撃力の基幹兵器。
Astute-class Submarine
英国海軍の攻撃型原子力潜水艦。BAEシステムズがイングランド北西部のバロー・イン・ファーネスで建造し、全7隻の計画のうち6隻が就役済み。1番艦アスチュートが2010年8月27日、6番艦アガメムノンが2025年9月22日に就役した。7番艦は当初アジンコートとされていたが2025年1月に艦名がアキレス(S125)へ改められ、建造が続いている。BAEシステムズの公表値で排水量7,400トン、全長97メートル、乗員98人。動力はロールス・ロイス製のPWR2原子炉で、スピアフィッシュ重魚雷とトマホーク・ブロックIV巡航ミサイルを21インチ発射管6門から運用する。光学式の潜望鏡を持たない初の英海軍潜水艦。母港はスコットランドのクライド海軍基地。後継はAUKUSの枠組みで開発されるSSN-AUKUSで、同じくバロー・イン・ファーネスで建造される。
Suffren-class Submarine
フランス海軍の原子力攻撃潜水艦(SNA)の艦級で、バラクーダ計画として全6隻が建造される。Naval Groupが建造を担い、水中排水量5,300トン、乗員60名。K15型加圧水型原子炉を動力とし、重魚雷F21、艦対地巡航ミサイルMdCN、対艦ミサイルのエグゾセSM39を搭載する。2022年に1番艦シュフランが就役し、2026年8月時点で3隻が就役、4番艦ドゥ・グラスが引き渡し済みである。
Z-19
哈爾浜製の軽偵察/攻撃ヘリ。Z-9(仏ドーファンのライセンス機)派生で、串座式・ダクテッドファン尾部を持ち、偵察と軽打撃を兼ねるPLA陸軍航空機。
MQ-9B SeaGuardian (JMSDF)
海上自衛隊が導入する滞空型無人機。令和8年度予算は取得等に765億円。
TerraB1
防衛装備庁が2026年8月25日にTerraDrone株式会社と量産調達契約を締結した迎撃ドローンの機種名。同庁の迎撃ドローン早期取得プログラムに基づき、2026年7月15日から8月6日まで海上自衛隊が企業に委託する形で4機種の実証試験を実施し、その結果を踏まえて選定された。同プログラムの公募資料は迎撃ドローンを、概ね高度18,000フィート未満、速度250ノット程度で飛行する重量600キログラム以下の無人航空機、とくに長射程自爆型無人航空機(シャヘド型、HARPY型など)に対処する無人航空機と定義している。2026年6月5日付の公募資料は納期を2026年9月目途としている。機体の重量、速度、航続距離、誘導方式、迎撃手段、単価、調達数量はいずれも公表されていない。
Mogami-class Frigate
海上自衛隊の多機能フリゲート。ステルス形状の統合マストと約90名の省人化運用が特徴で、機雷戦能力も併せ持つ。2025年に豪州の次期汎用フリゲート計画 (SEA3000) で能力向上型が選定され、日本の防衛装備移転の最大級案件となった。
Rafale
フランスのダッソー・アビエーションが開発した双発マルチロール戦闘機。第4.5世代に分類される。防空、対地攻撃、偵察、空母運用、核抑止の任務を1機種で担う構想に基づく。フランス空軍と海軍が運用し、エジプトやインドなど複数国へ輸出されている。能力は標準 (スタンダード) 単位で段階的に更新され、現在はF4系列が運用中で、F5が開発中である。
Type 20 rifle
89式小銃の後継となる国産小銃。令和8年度予算は56億円。
Type 24 mobile 120 mm mortar
共通戦術装輪車ファミリーの迫撃砲型。令和8年度予算は8両95億円。予算資料に製造者の記載はない。
Type 10 main battle tank
陸上自衛隊の主力戦車。令和8年度予算は8両158億円 (1両あたり約19.8億円)。
Type 25 reconnaissance and surveillance vehicle
共通戦術装輪車ファミリーの偵察型。令和8年度予算は18両276億円。予算資料に製造者の記載はない。
Patria AMV XP (JGSDF)
96式装輪装甲車の後継として選定されたフィンランド製装輪装甲車。令和8年度予算は23両171億円 (1両あたり約7.4億円)。
SH-60L
SH-60Kの後継となる艦載哨戒ヘリ。予算の概要では令和7年度2機293億円、令和8年度3機430億円。
Subaru UH-2
陸上自衛隊の多用途ヘリ。令和8年度予算は8機371億円。
AR-3
中国北方工業(Norinco)が輸出向けに開発した大口径多連装ロケットシステム(MLRS)。300mmと370mmロケットを混載でき、戦術弾道ミサイル発射にも対応するモジュラー設計が特徴。PHL-16の輸出版に相当する。
E-2D Advanced Hawkeye (JASDF)
航空自衛隊の早期警戒機。2024年9月の連邦官報通知は推定13.81億ドル。
Boeing KC-46A Pegasus (JASDF)
航空自衛隊の空中給油・輸送機。予算の概要では令和7年度4機2,231億円、令和8年度2機877億円。2025年11月の連邦官報通知は最大9機で推定41億ドル。
Kawasaki P-1
川崎重工業が製造する国産4発ジェットの固定翼哨戒機。予算の概要では能力向上型を令和7年度2機848億円、令和8年度1機460億円計上したが、令和9年度概算要求は金額なしの事項要求となった。会計検査院は2025年6月、エンジン腐食などで可動状況が低調と指摘した。
Kawasaki RC-2
C-2輸送機を母体とする電波情報収集機。予算の概要では令和7年度1機457億円、令和8年度1機503億円。
ShinMaywa US-2
外洋での救難に使う飛行艇。令和7年度予算は1機218億円。
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