ベルテックス 623A本日上場
投資用不動産の開発・販売を行う会社
首都圏で投資用の区分マンションを自社開発・仕入れし、個人投資家と法人に販売する。販売後の賃貸・建物管理 (管理戸数5,259戸) と小口の不動産ファンドも手掛ける。自社ブランドは「VERXEED」。 主力サービスは「VERXEED」。
上場の条件 — 日程・株数・主幹事
- 上場日
- 2026年9月18日 (金)・東京証券取引所スタンダード市場
- ブックビルディング
- 9月3日 (木) 〜 9月9日 (水)・公開価格の決定 9月10日 (木)
- 想定発行価格
- 530円
- 仮条件
- 530〜550円
- 公開価格
- 550円
- 公募・売出
- 公募 3,150,000株・売出 600,000株・オーバーアロットメント 562,500株
公募+売出に占める売出の比率 16.0% (会社の資金調達が中心) - 吸収金額
- 23.7億円 (公開価格 × 公募+売出+オーバーアロットメント)
- 時価総額
- 61.9億円 (公開価格 × 上場時発行済株式数 11,250,000株)・初値ベース 68.3億円
- 主幹事
- 東海東京証券
- 会社
- 2010年設立・代表 梶尾 祐司・従業員 257人 (単体・2026年7月末)・11月決算・VERTEX Corporation
事業の数字 — 目論見書に載っている指標
会社が目論見書で開示している事業指標。基準日は各行に記載。
| 指標 | 値 | 基準・補足 |
|---|---|---|
| 取引件数 | 1,026戸 | 2025年11月期。2026年11月期は1,110戸 (+7.9%) を計画 |
| 管理戸数 | 5,259戸 | 2026年6月末 (2024年11月期末は4,549戸) |
| 入居率 | 99.8% | 2026年6月末 |
| 自社ブランドの供給 | 14棟336戸 | 2025年11月期 |
| 管理収入 (ストック) | 37.5億円 | 2025年11月期 (+11.9%)、売上の10.7% |
| 主要販売先 第一リアルター | 11.1% | 2025年11月期。中間期は10%超の相手先なし |
業績の推移 — 売上高・営業利益・純利益
目論見書「主要な経営指標等の推移」から。単位は百万円、▲は損失。前期比は売上高。会社予想は上場時に公表した今期の見通し。
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022/11期 | 単体 | 20,793 | — | — | 405 | 280 |
| 2023/11期 | 単体 | 21,377 | +2.8% | — | 425 | 287 |
| 2024/11期 | 単体 | 28,305 | +32.4% | 1,248 | 1,119 | 782 |
| 2025/11期 | 単体 | 34,941 | +23.4% | 1,892 | 1,758 | 1,281 |
| 2026/11期 会社予想 | 単体 | 39,426 | +12.8% | 2,242 | 2,049 | 1,249 EPS 137.21円 |
上場日 (2026年9月18日) に公表した会社予想。純利益の減少は前期の特別利益 (和解金47百万円) の剥落による。中間期 (2025年12月〜2026年5月) は売上16,700・営業利益973百万円で進捗率43%。配当予想は25〜32円。
主要株主とロックアップ — 上場後に誰が売れるか
上場前の株主構成 (目論見書「株主の状況」、潜在株式を含む比率)。ロックアップは主幹事との約束で、期間中は原則売れません。「1.5倍解除」は公開価格の1.5倍以上なら期間中でも売れる条件です。
| 株主 | 区分 | 持株比率 | ロックアップ・売出 |
|---|---|---|---|
| 梶尾 祐司 (創業者・代表取締役社長) | 創業者・経営陣 | 91.46% | 顕在株式は100%保有。売出600,000株・OAの貸株人・180日 |
| 澤田 統吉 (取締役) | 役員・従業員 | 0.78% | 全株が新株予約権・180日 |
| 馬場 裕史 (取締役) | 役員・従業員 | 0.78% | 全株が新株予約権・180日 |
公募資金の使い道
目論見書「新規発行による手取金の使途」から。売出の代金は株主に入り、会社には入りません。
注目点 — 編集部はここを見る
- 予想PER4.0〜5.0倍・PBR0.9倍・配当利回り4.5〜5.8% (配当予想25〜32円) と、同業4社平均PER7.3倍より低いバリュー型の値付け。
- 公募315万株に対し売出60万株 (16%) の成長資金型。VC不在・価格解除なしの180日ロックアップ。
- 管理戸数5,259戸・入居率99.8%の管理収入 (37.5億円、+11.9%) がストックとして積み上がる。営業部門を4割増員し今期は1,110戸の販売を計画。
- 初値607円 (+10.4%) で、本日上場4社のうち公開価格を上回って始まった2社の一つ。
リスク — 目論見書「事業等のリスク」から
会社自身が開示しているリスクのうち、この会社に特徴的なものを抜き出しました。全文は目論見書をご確認ください。
- 金利上昇は顧客のローン負担と自社の調達コストの両面に効く。有利子負債依存度45.9%で、借入には営業赤字2期連続の禁止などの財務制限条項。
- 売上の約9割が不動産販売で営業利益率5.4%。仕入強化で2025年11月期の営業キャッシュフローは17億円の流出、市況悪化時は在庫の評価損。
- 創業社長が上場後も約67%を保有し流通株式比率は31.7%。ストックオプション78.9万株 (8.9%相当) の希薄化。
- 資産運用型マンション販売に特有の説明義務・訴訟リスクと、家賃保証 (借上げ) 契約の空室リスク。
前後の上場と、同じテーマの銘柄
出典
- JPX 新規上場会社概要 (ベルテックス)
- JPX 新規上場申請のための有価証券報告書 (Ⅰの部)
- 上場に伴う当社決算情報等のお知らせ (2026年9月18日)
- EDINET 訂正有価証券届出書 (2026年9月10日・公開価格決定)
- 株探 (初値607円)
「どんな会社?」「主な事業」「注目点」は目論見書の記載を編集部が要約した意見で、会社の公式な説明ではありません。吸収金額・時価総額・PER は本ページに書いた式で当サイトが計算しており、株数の前提が異なる証券会社の資料と小数点以下がずれることがあります。
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