🔬 初期段階
capability 24 / 100 🔬 研究機関
🇯🇵 🔴 米制裁で制限
AI 企業 🔬 研究機関 🇺🇸 BIS Entity List
P

鵬城実験室 (Peng Cheng Laboratory、深セン)

鹏城实验室 / Pengcheng Lab

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

主力製品・モデル
鵬城雲脳II (1,000P) / 鵬城・脳海 200B
上場
非上場
同業 4 社との比較 (企業データベースの同じ列)
企業 主力製品・モデル 評価額・時価総額 最新発表 / 確認日
AI+ 行動 (人工知能+、中国国務院の政策。企業ではない) 国発〔2025〕11号 (2025年8月21日付、8月26… 該当なし (政策) 2026-09-15
Shanghai AI Lab (上海AI実験室) Intern-S1-Pro (総パラメーター 1兆・動作時… 国家級研究機関 2026-09-15
Origin Quantum (本源量子) 本源悟空-180 (演算用 180 量子ビット) 投資前評価額210億元 (2026年6月の P… 2026-09-15
北京智源人工知能研究院 (BAAI) Emu3 / BGE-M3 — 2026-09-15
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 公式発表・SEC/EDINET 等の一次資料と自社記事を突合 出典 13 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
鵬城実験室(Peng Cheng Laboratory)は2018年に広東省・深セン市政府が設立したネットワーク通信領域の国家実験室級・非営利研究機関。自主開発の大規模知能計算基盤「鵬城雲脳(Peng Cheng Cloud Brain)」と国産チップによる大規模モデル訓練を志向し、全国の計算資源を結ぶ網の構想を主導する。2025年1月6日に米商務省のエンティティリストに追加された。主任は高文(Gao Wen)院士。本社は深セン。

Postation の入口

📦 製品・商品 (5)

📦 鵬城雲脳 I/II 製品
建設中の次世代計算機。首期4,500P 分が2025年末に通電し、ストレージは IO500 で2026年6月に総合1位。
📦 鵬城・脳海 シリーズOSSモデル 製品
🛠️ 空天・霊眸3.0 サービス
空天・霊眸3.0(中科院空天情報創新研究院と共同)
🧠 鵬城-百川・脳海33B モデル
百川智能と共同開発し、鵬城雲脳で学習した文脈長12.8万トークンのモデル (2023年11月16日発表)。

出典: news.cn/tech/20231117/4394f5ca7d574ce2b8c55a2ee610d26d/c.html

🧠 鵬城・脳海—星語2.0 モデル
70言語・4,000超の翻訳方向に対応する翻訳向け大規模モデル。

出典: sz.people.com.cn/n2/2026/0103/c202846-41462218.html

🧪 技術・サービス (5)

🧰 鵬城雲脳II 基盤
華為の昇騰チップを基にした AI 計算機。機械時間の約70%を外部に開放し、国産 AI モデルの学習を1,000件近く支えた。

出典: pcl.ac.cn/html/1030/2025-06-14/content-3876.html

🧰 鵬城雲脳III 基盤
建設中の次世代計算機。首期4,500P 分が2025年末に通電し、ストレージは IO500 で2026年6月に総合1位。

出典: 163.com/dy/article/L0BF62SA0514R9OJ.html

🧪 鵬城・脳海 (PengCheng.Mind) 技術
MindSpore で学習した Transformer 型の自己回帰言語モデル。7B と200B を OpenI で公開する。

出典: openi.pcl.ac.cn/PCL-Platform.Intelligence/PengCheng.Mind

🧰 中国計算資源網 基盤
全国の計算センターを結び、利用者の要求を費用対効果の高い拠点へ自動で割り振ることを目指す網。深セン—貴陽の専用線を計画する。

出典: news.cn/sci-tech/20250808/f58fc4813b314f9b853248179bcede7e/c.html

📐 AVS 映像・音声符号化標準 規格
高文主任が主導した中国独自の符号化標準。第4世代を研究中で、AVS3 音声を含む ETSI 規格が発行された。

出典: sz.people.com.cn/n2/2026/0103/c202846-41462218.html

主要モデル
鵬城雲脳II (1,000P) / 鵬城・脳海 2
創業年
2018
本社
中国・広東省深セン市南山区
🇯🇵 日本ユーザー向け 利用ルート

— (エンティティリストの解除待ち、または中国国内のパートナー経由)

米国制裁 (ENTITY) 対象により、海外からのアクセスは制限的または不可。中国国内 API のみで運用。

🚫 米制裁対象

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
自主開発の AI 計算基盤「鵬城雲脳」を中核にする。鵬城雲脳II の計算能力は 1,000P で、雲脳III は 16,000P を目標に建設中。華為の昇騰を使った大規模学習の実例を積み、公開版の言語モデル 鵬城・脳海 200B は 2,011億パラメーター・104 層で、1.5兆トークンを学習した (OpenI)。2025年1月6日に米商務省のエンティティリストに追加された (極超音速兵器の開発との結びつきを理由、連邦官報 90 FR 559)。
コア技術
華為の昇騰チップで組んだ大規模 AI 計算機「鵬城雲脳」と、その上で学習した2,000億パラメータ級の言語モデル「鵬城・脳海」を持ち、全国の計算センターを結ぶ計算資源網の中核を担う。
事業セグメント
  • 計算基盤: 鵬城雲脳II・III の建設と共用
  • AI モデル: 鵬城・脳海と派生モデルの開発・公開
  • ネットワーク通信: 中国計算資源網、光直結システム・光チップ、6G・衛星・水中通信
  • サイバーセキュリティー: サイバーレンジなどの研究基盤
  • 標準化: AVS 系列の映像・音声符号化標準
  • 部門別の予算・人員は非公表
主力製品・モデル
鵬城雲脳II (1,000P) / 鵬城・脳海 200B
ガバナンス

経営陣・組織

CEO
高文 (Gao Wen、主任・中国工程院院士)
専門指標

業界別スペック

主要製品
鵬城雲脳 I/II、鵬城・脳海(Peng Cheng Mind)シリーズOSSモデル、中国算力網、空天・霊眸3.0(中科院空天情報創新研究院と共同)。研究成果を多くオープンソース公開
主要モデル
鵬城雲脳II (1,000P) / 鵬城・脳海 200B

⭐ 強み・特徴

  • 雲脳II の計算能力1,000P と、雲脳III の目標16,000P という国内有数の AI 計算設備を持つ (人民日報)
  • 雲脳III が IO500 で総合・研究部門の1位を取り、ストレージ性能で実績を示した (科技日報、2026年6月)
  • 華為・騰訊・百川智能などと組み、国産チップと国産フレームワークで2,000億パラメータ級モデルを学習させた (実験室発表)
  • AVS 映像・音声符号化標準を主導した高文主任のもと、標準化の実績を持つ

📝 現状分析

  • 米商務省産業安全保障局 (BIS) は2025年1月6日付でエンティティリストに追加した。極超音速兵器の開発、極超音速飛行体の設計・モデリング、独自ソフトによる兵器設計と損傷のモデリングなどの懸念活動との結びつきと、軍の近代化を支える米国製品の取得を理由に挙げた (連邦官報90 FR 559)
  • 同指定で EAR 対象の全品目に輸出に許可が必要になり、審査は原則不許可。別名として Pengcheng Lab、PCL、深セン省サイバー空間科学技術実験室が記載された (同)
  • 計算基盤は華為の昇騰に依存し、エヌビディア製 GPU の調達が制約される中で国産チップによる大規模学習の実例を積み上げている
  • 「鵬城雲脳超大規模国産 AI 計算システムと産業化工程」は2025年度の国家科学技術進歩賞一等賞を受けた (2026年7月8日発表、央視網)
  • 大規模言語モデルでは、公開版の鵬城・脳海200B の文脈長は4,096トークンにとどまり、民間の最新モデルと比べた性能の公式評価は公表されていない

🧭 ビジョン・戦略

  • 高文主任は実験室の役割を「国家戦略科学技術力の先導役」と位置づける (人民日報、2025年8月)
  • 「計算資源を電力のように使えるようにする」を掲げ、利用者が供給元を意識せず費用対効果の高い計算センターへ自動で割り振られる全国網を目指す。課題として国産計算資源の供給、単芯光ファイバーの伝送容量、統一した調整システム、安全な計算環境の4つを挙げた (同)
  • 鵬城・脳海は「中国計算資源網を基盤とする各分野の AI モデルと応用の土台」と定義され、オープンソースで広げる方針 (実験室発表、2023年9月)
  • 国際面では香港大学と「鵬城・星雲」基盤を発表し、AVS3 音声を含む初の ETSI 規格の発行や、AVS と DVB 規格の融合を進めた (人民網、2026年1月)

🔮 今後の展望

  • 次の節目は雲脳III の完成 (2026年目標) と、深セン—貴陽の計算資源網専用線の開通
  • 6G では意味通信 (セマンティック通信) の研究が3GPP の6G 標準研究報告に初めて入った (人民網、2026年1月)。標準化の場で日本の通信事業者・機器メーカーと接点が生まれる
  • 日本企業が技術・部品・ソフトを提供する場合、米国由来の品目や米国技術を一定以上含む製品は EAR の許可が必要になり、原則不許可となる点を確認する必要がある (連邦官報90 FR 559)
  • 公開モデルの鵬城・脳海は OpenI で入手できるが、提供元がエンティティリスト掲載機関である点は日本企業の取引審査で論点になる

📊 詳細ビジネスデータ

🛍️ 商品詳細

  • 鵬城雲脳II: 実験室が「中国初の完全に自主制御できるE級 (毎秒100京回演算) の AI 計算基盤」とする計算機。計算能力は1,000P以上、高速並列ストレージ64PB、ネットワークは毎秒100GB級 (鵬城実験室の設備紹介)
  • 鵬城雲脳IIは機械時間の約70%を外部の企業・大学・研究機関へ開放し、国産 AI モデルの学習を1,000件近く支えた (実験室発表・人民網、2026年1月)
  • 鵬城雲脳III: 延べ床面積3.9万平方メートル、完成時の計算能力は16,000Pで雲脳IIの16倍になる (央視網、2026年7月)。首期の4,500P分の計算ボードと周辺設備が2025年末に通電試験を終え、建設と調整を並行する段階に入った (人民網、2026年1月3日)
  • 大規模言語モデル「鵬城・脳海 (PengCheng.Mind)」: 2023年9月21日発表の2,000億パラメータ級の密結合型モデル。中国語・英語と「一帯一路」沿線の50余りの言語を扱い、中国語版を OpenI 啓智コミュニティで公開した (実験室発表)
  • 公開版は7B と200B の2種で、200B は2,011億パラメータ、104層、文脈長4,096トークン、語彙数49,984 (OpenI の公開リポジトリ)
  • 派生モデル: 百川智能と共同開発した文脈長12.8万トークンの「鵬城-百川・脳海33B」(2023年11月16日発表、新華網)、70言語・4,000超の翻訳方向に対応する「鵬城・脳海—星語2.0」(人民網、2026年1月)
  • 研究基盤の外部提供は販売ではなく公的な共用で、料金体系は公表されていない

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

  • 鵬城・脳海200B は Transformer 構造の自己回帰型言語モデルで、隠れ層の次元12,672、アテンションヘッド96、ヘッド次元132 (OpenI の公開リポジトリ)
  • 学習は華為の深層学習フレームワーク MindSpore (昇思) で大規模クラスター上の分散並列学習を行い、公開時点で1.5兆トークンを学習済みとし、その後も学習を続けるとしていた (同リポジトリ)
  • 推論には昇騰910 NPU 16枚、追加学習には144枚を要すると公開リポジトリが示す
  • 鵬城・脳海は雲脳II の国産 AI 計算基盤で事前学習を全工程行い、全国の計算資源を連携させて3E 規模を集めたと実験室は説明した (2023年9月21日発表)
  • 雲脳III のストレージは制御系とデータ系を分け、DPU から SSD へ直接データを渡す I/O 直通構成で、1筐体あたり毎秒500GB の処理量、1クラスター512ノードの管理、集約帯域毎秒100TB 超を掲げる (科技日報、2026年6月)
  • 小さなファイルの大量同時読み書きには、ディレクトリの動的分割とストライピングで偏りを解消し、独自の DataTurbo 加速エンジンとキャッシュで高負荷時の性能低下を抑える (同)

🏗️ システム基盤構成

  • 所在地は広東省深セン市南山区。2018年に広東省と深セン市の政府が設立した新型研究開発機関 (MERICS、2025年7月)
  • 鵬城雲脳は華為の昇騰 AI チップを基にした計算機で、国産の半導体とソフトで学習環境を組む (央視網、2026年7月)
  • 雲脳III は2026年6月24日、独ハンブルクの国際スーパーコンピューター会議で発表された IO500 で603,334点を記録し、総合と研究部門の両方で1位になった。実験室の IO500 首位は12回連続 (科技日報)
  • 全国の計算センターを結ぶ「中国計算資源網」の中核拠点を担う。高文主任は2025年8月、深センと貴州省貴陽を結ぶ初の専用線を2025年11月に着工し2026年に完成させる計画を示した (人民日報)
  • 研究体制は AI とサイバーセキュリティーが柱で、国内有数の演習環境 (サイバーレンジ) を持つ。前線・戦略分野の研究者は約410人 (MERICS)
  • 光の直結システムと光チップ、6G 向けテラヘルツ無線通信、低軌道衛星の多アンテナ技術、水中通信も手がける (人民網、2026年1月)

💰 売上の見込み

  • 公的研究機関のため売上目標は存在しない
  • 雲脳III は計算能力16,000P を目標とし、高文主任は2025年8月に「来年 (2026年) 完成の見込み」と述べた (人民日報)
  • 最終的に AI の学習・推論・データ処理を網羅する国産計算基盤にする方針 (高文主任、人民網、2026年1月)

💸 売上の出どころ

  • 国と地方政府が設立した公的な研究機関で、製品販売や API 課金で売上高を得る企業ではない
  • 運営費・建設費の金額と、中央政府・広東省・深セン市の負担割合は非公表
  • 雲脳II の機械時間の約70%を外部の企業・大学・研究機関に開放しているが、利用料の有無と金額は公表されていない (人民網、2026年1月)
  • 成果の事業化の窓口として、中国の通信大手3社と「鵬城実験室—国有・中央企業産業イノベーションセンター」を設けた (人民網、2026年1月)

👤 経営者履歴

CEO — 高文 (Gao Wen、主任・中国工程院院士)

高文主任は1956年4月、遼寧省大連生まれ。ハルビン科学技術大学 (現ハルビン理工大学) 計算機専攻を卒業し、ハルビン工業大学で計算機応用の博士号、東京大学で電子工学の博士号を取得した。中国工程院院士で北京大学の博雅講席教授を務め、映像・音声符号化標準 AVS の策定を主導し、鵬城雲脳II の建設を率いた。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

  • 日本企業・研究機関との提携、共同研究、出資の公表は確認できない (2026年9月15日時点)
  • 米商務省は2025年1月6日付で鵬城実験室をエンティティリストに追加した。EAR 対象の全品目の輸出・再輸出・国内移転に許可が必要で、審査は原則不許可 (連邦官報90 FR 559)。米国由来の部品・ソフト・技術を含む日本製品を提供する場合もこの規制の対象になりうる
  • 高文主任は東京大学で電子工学の博士号を取得している (人民日報、2025年8月)
基本情報

上場・財務

本社
中国・広東省深セン市南山区
創業
2018
上場ステータス
未上場
売上高 (最新期)
該当なし (非営利の研究機関)
コンプライアンス

信用・米制裁

銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
BIS Entity List
グローバル

海外進出

資金流出
なし
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅰 一次情報
最終確認
2026-09-15 03:11:34
検証者
claude+web-verified

出典 URL

  • https://merics.org/en/comment/peng-cheng-lab-pengchengshiyanshi-building-advanced-platforms-and-infrastructure-military
  • https://www.pcl.ac.cn/html/1009/
  • https://dl.acm.org/doi/10.1145/3696410.3714543
  • https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-01-06/html/2024-31468.htm
  • https://www.pcl.ac.cn/html/1030/2025-06-14/content-3876.html
  • http://sz.people.com.cn/n2/2026/0103/c202846-41462218.html
  • https://local.cctv.com/2026/07/09/ARTIUQB0ChzRFvZRrAnA2Hsa260709.shtml
  • https://www.163.com/dy/article/L0BF62SA0514R9OJ.html
  • http://www.news.cn/sci-tech/20250808/f58fc4813b314f9b853248179bcede7e/c.html
  • https://openi.pcl.ac.cn/PCL-Platform.Intelligence/PengCheng.Mind
  • https://www.pcl.ac.cn/html/943/2023-09-21/content-4299.html
  • https://www.pcl.ac.cn/html/943/2023-11-15/content-4332.html
  • http://www.news.cn/tech/20231117/4394f5ca7d574ce2b8c55a2ee610d26d/c.html

最新動向

2024年10月、高文主任が新世代「鵬城雲脳」で国産智算による千億級大規模モデル訓練の空白を埋めたと表明。国産チップ主体のエクサ級AI計算網「中国算力網」を国家戦略として推進し人民日報も報道した。2025年には深圳・石壁竜に鵬城実験室園区Phase 1が正式開園し研究拠点を物理的に拡張。米国の対中AI・半導体規制下で、国産チップによる自主制御可能な大規模モデル訓練の「代替計算網」を担う象徴的存在として位置づけが強まっている。日本投資家視点では、同ラボ自体は非上場・非営利で直接の投資対象ではないが、国産AI計算網の自立が進むほど対中輸出規制下でも中国AI需要が国産半導体・装置へ回帰する構図を補強する=アドバンテスト(6857)・東京エレクトロン(8035)の中国売上感応度、SCREEN(7735)が間接的テーマ(具体的取引関係は未確認)。

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