国内データセンター一覧と、サーバー設置先の選び方
国内0拠点を、運営事業者・所在地・接続規模で比較できるように整理しました。 あわせて、見積もりを取る前に押さえておきたい料金と電気代の決まり方を説明します。
関連銘柄を調べている方へ: 建設・設備工事・電力・通信・半導体の43社について、原価率・販管費率・営業利益率・海外売上比率を有価証券報告書で確かめた データセンター関連銘柄の利益構造 を公開しています。
料金・電気代は、なぜどこにも載っていないのか
データセンターのコロケーションには定価が存在しません。 ラック単位か区画単位か、確保する電力が何kVAか、契約期間が何年か、回線をどこから引くか。 これらの組み合わせで金額が変わるため、各社は見積もりでしか答えられない構造になっています。 実際に主要事業者の公開ページを確認しても、掲載されているのは問い合わせ窓口だけでした。
そのため本ページでは金額を掲載しません。 出所の怪しい「相場」を載せれば、それを信じて動いた方に損をさせます。 代わりに、見積もりが何で決まるのかと、事業者に何を聞けばよいのかを整理します。
1. 電力 (最大の変数)
料金はラック数ではなく確保する電力でほぼ決まります。 1ラックあたり何kVAまで引けるか、その上限は契約に含まれるか、超過分はどう課金されるか。 高密度なGPU機材を置くなら、ここが最初の関門になります。
2. 電気代の課金方式
定額に含む方式と、実測して従量で請求する方式があります。 燃料費調整額や再エネ賦課金を転嫁するかどうかも事業者ごとに違います。 「電気代込み」の意味を必ず確認してください。
3. 回線の引き込み
施設に何社の回線事業者が入っているかで、選択肢と価格交渉力が変わります。 下の一覧にある回線事業者数と接続ネットワーク数が、 その施設の回線の濃さを示す公開値です。
4. 保守とリモートハンド
機器の再起動やケーブル差し替えを事業者に依頼できるか、 24時間対応か、月あたりの無償回数に上限があるか。 遠隔地の施設を選ぶほど、ここの条件が実運用コストを左右します。
5. 入館と持ち込み
入館申請の締切、同行者の登録、機材の搬入経路と時間帯。 審査に数日かかる施設もあります。急ぎの障害対応が想定されるなら事前に確認が要ります。
6. 設備と認証
受電方式の冗長性、非常用発電機の燃料備蓄時間、免震か耐震か、 そして ISO 27001 や FISC 安全対策基準への対応。 監査を受ける立場なら、認証の有無が選定条件そのものになります。
所在都市
運営事業者
国内拠点の一覧
接続ネットワーク数の多い順です。この値が大きいほど、その施設内で直接つながれる相手が多く、 回線の選択肢と経路の短さで有利になります。
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見積もりを依頼するときの質問リスト
複数社を比べるなら、同じ条件を投げないと比較になりません。最低限そろえるべき項目です。
- 必要ラック数と、1ラックあたりの確保電力 (kVA)
- 電気代は定額に含むのか、実測従量か。燃料費調整額の扱い
- 初期費用 (工事・入館登録・回線敷設) と月額の内訳
- 契約期間と、中途解約時の違約金
- リモートハンドの対応時間と月間の無償回数
- 回線事業者の選択肢と、施設内クロスコネクトの費用
- 入館申請の締切と、緊急時の即日入館の可否
掲載内容の追加や訂正、事業者としての情報掲載については お問い合わせからご連絡ください。
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