EV・自動運転 🤖 自動運転専業
O

オクサ (Oxa)

Oxa

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

主力製品・モデル
Oxa Driver (車両を選ばず後付けする自動運転ソフト)
上場
非上場
同業 4 社との比較 (企業データベースの同じ列)
企業 主力製品・モデル 評価額・時価総額 最新発表 / 確認日
小馬智行 (ポニー・エーアイ) 第7世代ロボタクシー (bZ4X、アルファT5、アイオンV… — 2026-10-01
文遠知行 (ウィーライド) ロボタクシー GXR (2024年10月発表、5人乗り) — 2026-10-01
滴滴自動運転 (ディディ) Robotaxi R2 (広汽埃安と共同開発したロボタクシ… — 2026-10-01
白犀牛 (Rino.ai) RX (鑫源汽車と開発した無人配送車の量産車、2026年1… — 2026-09-28
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 公式発表・SEC/EDINET 等の一次資料と自社記事を突合 出典 57 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
英国オックスフォード大学発の自動運転ソフト企業で、旧社名はオックスボティカ (Oxbotica)。港湾・空港・工場で荷物を運ぶ作業車両と、決まった路線を走るシャトルバスを自動運転にするソフト「Oxa Driver」を手がける未上場企業である。2024年に米ビープ (Beep) と組んでフロリダ州でシャトルの商用運行を始め、2025年には英ベルファストでも運行を始めた。2024年12月期の連結売上高は309万ポンド、最終損失は6,886万ポンドだった。2026年3月にシリーズDの1回目として1億300万ドルを調達し、英国の国富ファンド (National Wealth Fund) が5,000万ドルの出資を約束した。出資者にはあいおいニッセイ同和損害保険とENEOSの投資部門が名を連ねる。同年、創業者のポール・ニューマン氏がCEO (最高経営責任者) に就き、公道より産業用途に軸足を移した。
🔗 公式サイト

Postation の入口

📦 製品・商品 (16)

📦 Oxa Driver 製品

オクサ・ドライバー (車両に載せる自動運転ソフト)

他社の車両に後付けして自動運転にするソフト。カメラ、LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー)、レーダーのデータを統合して周囲を認識し、判断と制御を担う。2024年2月に米フロリダ州でシャトルの商用運行に使われ、会社は最初の商用製品と位置づけた。20種類を超える車両に載せた (公式サイト)。
地図
GPSや高精度3次元地図に依存しない (あいおいニッセイ同和損害保険の資料、2023年1月)
センサー
カメラ、LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー)、レーダー
対応する車両
20種類超 (公式サイト、2026年10月1日に確認)
最初の商用運行
2024年2月27日 (米フロリダ州ジャクソンビル、ビープが運行)

対象: 港湾、空港、工場、物流拠点の運営会社。シャトルバスの運行会社

出典: oxa.tech/technology/

📦 Oxa Foundry 製品

オクサ・ファウンドリー (学習と安全検証の開発ツール)

新しい現場に導入する前に、Oxa Driver をその場所向けに学習させ、安全性を検証する開発ツール。実際に集めたセンサーのデータを検索し、足りない場面は生成AIで作る。2023〜2024年の発表文では、生成AIで仮想の場面を作るツールを Oxa MetaDriver と呼んでいた。
機能
現場ごとの学習データの自動生成、天候や照明を変えた仮想の場面の生成、運行の前後の安全検証
自社の技術
Oxa Sensor Expansion (合成データの生成)
使う外部の技術
エヌビディアの Cosmos World Foundation Models (2025年3月)、Cosmos Dataset Search (2025年10月)

対象: 自社の開発と、顧客の現場ごとの導入

出典: oxa.tech/news-and-insights/accelerating-self-driving-software-development-with-multimodal-search/

📦 Oxa Hub 製品

オクサ・ハブ (クラウドの運行管理)

Oxa Driver で動く車両の運行をクラウドで管理するサービス群。遠隔支援、作業の設計、既存の物流システムと結ぶAPIを備える。データ分析と運用中の監視で規制への対応を支え、作業場所の地図作成、デジタルツイン、校正 (キャリブレーション) などの保守も含む。
機能
遠隔支援、作業の設計、API、データ分析、運用中の監視、地図作成、デジタルツイン、保守
以前の発表文でのクラウド製品の名前
Caesium (2021年4月)、Oxbotica Cloud (2023年1月のあいおいニッセイ同和損害保険の資料)

対象: 自動運転の車両を運行する企業

出典: oxa.tech/technology/

📦 Reference Autonomy Designs (RAD) 製品

後付け用のセンサーと車載コンピューターの標準構成

既存の車両に自動運転を後付けするための設計図で、センサー、車載コンピューター、電気信号で操作する機構を用途ごとに最適化する。車両メーカーや改造事業者が、生産ラインか納車後に組み込む。2024年10月のフォード E-Transit が、この設計で改造した最初の量産車。
構成
低消費電力の車載コンピューターとセンサー。既存の産業車両にボルトで固定するか、生産の最終工程で追加
最初の適用
フォード E-Transit (2024年10月)

対象: 車両メーカー、改造事業者

出典: oxa.tech/news-and-insights/oxa-unveils-autonomous-ford-e-transit-van-and-minibus/

🧠 自動運転の Bradshaw T800 モデル

ブラッドショーEVの電動トーイングトラクター

ブラッドショーEV (Bradshaw EV) の8トンをけん引する電動トラクターに Oxa Driver を載せたもの。2025年5月の協業で最初に対応した車両の1つで、同年9月に自動運転版を公開した。遠隔監視では1人の操作員が複数台を担当できる。
安全
非常停止ボタン、警報音、火災警報時に危険区域を避けて安全な場所に停止、区域ごとの速度制限と立入禁止の設定
駆動
交流の駆動モーター
けん引
8トン
けん引装置
20ミリのピンの多爪式

対象: 空港、製造拠点、倉庫、物流センター

出典: oxa.tech/news-and-insights/revolutionising-logistics-introducing-the-autonomous-bradshaw-t800/

🧠 自動運転の Club Car Carryall 500 モデル

クラブカーの電動多用途車 (設備の監視向け)

設備の監視、点検、データ収集に使う電動の多用途車。悪路と屋外で動き、誘導充電で人が介在せずに広い敷地を回れる。2025年5月のブラッドショーEVとの協業で対応した。
充電
誘導充電
用途
設備の監視、点検、データ収集

対象: 太陽光発電所、工場、大規模なインフラの運営会社

出典: oxa.tech/news-and-insights/oxa-and-bradshaw-ev-collaborate-to-accelerate-industrial-mobility-automation-with-self-driving-vehicles/

🧠 自動運転のターバーグ製ヤードトラクター モデル

港湾とヤードでコンテナやトレーラーを動かす車両

ターバーグ (Terberg) 製のヤードトラクターに自動運転を後付けしたもの。会社はトレーラーやコンテナを動かす車両として挙げる。バンテック・ヨーロッパ (現LOGISTEED UK) の実証 V-CAL では、バンテックが購入したターバーグ製のトラクターが使われた。
実証
V-CAL (バンテック・ヨーロッパ)。英タイン港の P-CAL (2025年8月〜2026年4月) も自動運転のターミナルトラクターを使ったが、発表文は車両のメーカーを示していない
P-CAL で実証した機能
ターミナルの運行システムとの接続、クレーンとの連携、安全性を高めた無線網 (メッシュ通信)

対象: 港湾、物流ヤード、空港

出典: oxa.tech/solutions/

🧠 自動運転のフォード E-Transit モデル

電動バンとミニバス (2024年10月発表)

フォードの電動バン E-Transit を、後付け用の標準構成 RAD で改造した車両で、バンとミニバス (乗客最大10人) がある。カメラ、LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー)、レーダーで360度を認識し、混在交通で時速35マイルまで自動で走る。手動運転にも切り替えられる。英サンダーランド市の実証 SAMS には、この車両のシャトルを提供すると発表した (2025年1月。運行は同年第1四半期の計画)。
定員
ミニバスで乗客最大10人
速度
混在交通で時速35マイル (約56キロメートル) まで
センサー
カメラ、LiDAR、レーダー

対象: 配送と旅客輸送の事業者

出典: oxa.tech/news-and-insights/oxa-unveils-autonomous-ford-e-transit-van-and-minibus/

🧠 eVersum eShuttle (ハーランダー) モデル

エバーサムの電気シャトル。英ベルファスト港で運行

エバーサム (eVersum) が製造する電気シャトルに Oxa Driver を載せたもの。2023年11月に発表したベルファスト港の計画「ハーランダー」で2025年に運行を始め、タイタニック・クオーターの1マイルの周回を走る。保安要員が乗る。
乗客
ハーランダーの運行では8人まで。車両は座席20人、立席を含め最大50人 (2023年の発表)
参加
BT、ホリバMIRA、ANGOKA、Zenzic
運行開始
2025年 (ベルファスト港。2025年8月28日のブログで伝えた)
計画の予算
1,100万ポンド (イノベートUKと、英政府の自動運転車の担当部局 CCAV が一部を補助)

対象: 公共交通の運行会社

出典: oxa.tech/news-and-insights/oxa-powers-northern-irelands-first-self-driving-shuttle/

🛠️ 米国のシャトルの商用運行 (ビープとの協業) サービス

Beep が運行するシャトルに Oxa Driver を供給

米国のシャトル運行会社ビープ (Beep) が車両と運行を担い、オクサがソフトを供給する。2024年2月にフロリダ州ジャクソンビル、5月にオーランドのレイクノナ、8月にカリフォルニア州のロスムーアで始めた。
1件目
2024年2月27日、ジャクソンビル (ジャクソンビル交通局、州立大学 FSCJ)
2件目
2024年5月、オーランドのレイクノナ
3件目
2024年8月21日、カリフォルニア州ウォルナットクリークのロスムーア (コントラコスタ交通局の実証、乗客7人、平日7〜17時)
保安要員
ジャクソンビルとロスムーアの発表文に乗車の記載

対象: 米国の自治体、交通局、大学、住宅地

出典: oxa.tech/news-and-insights/third-commercial-deployment-of-oxas-self-driving-software-in-the-united-states-in-collaboration-with-beep/

🧠 Applied EV Blanc Robot モデル

アプライドEVの自動運転用の物流車両 (リースで提供)

アプライドEV (Applied EV) が作る、ソフトウェアで制御する自動運転用の物流車両。オクサの後付け用の標準構成 RAD に基づくセンサーと車載コンピューター、Oxa Driver を載せ、リースで提供する (2025年4月発表)。最初に100台を自動運転にする計画である。2022年5月に乗員のいない車両で公道を走らせた際 (会社は欧州初とする) も、アプライドEVの車両を使った。
地域
アジア太平洋、英国、EU、米国
計画
最初に100台、その後に大規模な導入
提供の形
車両のリース (センサーと車載コンピューターを含む)

対象: 物流、農業、鉱業の事業者

出典: oxa.tech/news-and-insights/applied-ev-and-oxa-join-forces-to-deliver-the-first-turnkey-solution-for-industrial-mobility-automation-at-scale/

🛠️ 導入支援と遠隔の運行管理 サービス

計画から運用までを支えるサービス

自動運転への移行の計画、投資回収の試算、業務への組み込みの計画を作り、現場の調査から運行の開始までを支援する。運行の開始後は、遠隔で車両を監視し、技術の支援をする。
内容
移行の計画と投資回収の試算、現場の調査、運行の準備、遠隔の監視と技術支援

対象: 自動運転の導入を検討する産業の事業者

出典: oxa.tech/solutions/

🏢 SHIFFT 子会社・関連

シフト (ドバイ未来財団との合弁会社)

2026年8月3日にドバイ未来財団と設立した合弁会社。Oxa Driver、Oxa Hub、オクサのハードウェアを使い、港湾と空港の自動運転物流を一体の製品として提供する。2027年末までにドバイで最初の商用導入を始める計画。出資比率は非公表。
相手
ドバイ未来財団 (DFF)
計画
2027年末までにドバイで最初の商用導入
設立
2026年8月3日発表
位置づけ
ドバイの研究開発・イノベーション計画 (2024年11月開始) の一部

対象: ドバイの港湾と空港

出典: oxa.tech/news-and-insights/dubai-future-foundation-and-oxa-launch-joint-venture-transforming-dubai-into-global-hub-for-autonomous-logistics/

🏢 OXA Autonomy (US) LLC 子会社・関連

米国の子会社

2024年12月期の決算書に載る100%子会社で、登記はデラウェア州。決算書は子会社の役割を示していない。オクサは米国で最初の拠点をフロリダ州オーランドのレイクノナに開いた (2024年5月のブログ)。
登記地
米デラウェア州ウィルミントン
出資比率
100%
米国の最初の拠点
フロリダ州オーランドのレイクノナ (2024年5月のブログ)

対象: 米国の顧客

出典: oxa.tech/news-and-insights/second-av-shuttle-service-driven-by-oxa-launches-in-florida/

🏢 OXA Autonomy (Canada) Ltd 子会社・関連

カナダの子会社

2024年12月期の決算書に載る100%子会社で、登記地はトロント。役割は公表していない。
登記地
カナダ・トロント
出資比率
100%

対象: ―

出典: find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history

🏢 ストリートドローン 子会社・関連

StreetDrone (産業物流の自動運転を手がけた英国企業)

2024年9月18日、英国のストリートドローンがオクサの一部になると発表した。ドライブ・バイ・ワイヤ (電気信号で操作する機構)、車両への組み込み、遠隔操作の技術を持つ。統合の形と対価は非公表で、2024年12月期の決算書が挙げる子会社に名前は無い。
発表
2024年9月18日
持ち込んだ技術
ドライブ・バイ・ワイヤ、車両への組み込み、遠隔操作

対象: 港湾、物流拠点、小売の物流センター、空港

出典: oxa.tech/news-and-insights/streetdrone-now-part-of-oxa-bolstering-oxas-position-in-industrial-logistics/

🧪 技術・サービス (8)

🧪 ACE (利用可能・設定可能・説明可能) の設計 技術

会社が掲げる自動運転システムの設計の考え方

今すぐ複数の産業で使えること、現場や規則に合わせて設定できること、AIの判断を設計までさかのぼって説明できることの3点を設計の柱とする。会社は、人が定めたルールだけの方式でも、1つのAIが認識から操作までを担うエンドツーエンド (E2E) 方式だけでもないと説明する。
柱
Available (利用可能)、Configurable (設定可能)、Explainable (説明可能)
構成
自動運転ソフト、学習と保証の生成AIツール、クラウドの運行管理、後付けのハードウェア

出典: oxa.tech/technology/

🧪 センサー融合と、GPSや外部の地図に頼らない走行 技術

カメラ・LiDAR・レーダーの統合

カメラ、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」、レーダーのデータを統合して周囲を認識し、動きを予測する。GPSや高精度3次元地図に依存せず、屋内、屋外、地下、夜間や悪天候でも動く (2021年のBPの発表文、2023年のあいおいニッセイ同和損害保険の資料)。
実績
BPのリンゲン製油所 (独) で180キロメートル超を自動走行 (2021年2月)
センサー
カメラ、LiDAR、レーダー
外部の基盤への依存
GPSや第三者の地図に依存しない (2021年の発表文)

出典: oxa.tech/news-and-insights/bp-and-oxbotica-complete-industry-first-autonomous-vehicle-trial-at-german-refinery/

🧪 生成AIによる学習データの生成と検索 技術

Oxa Sensor Expansion とエヌビディアの Cosmos

現場で集めたデータに足りない場面を、生成AIで作る。文章や画像から仮想の場面を生成し、濃霧の中のフォークリフトのようなまれな場面を学習と検証に使う。データの検索には自社の仕組みに加え、エヌビディアの Cosmos Dataset Search を使う。会社は、現場ごとの学習データを「シラバス」と呼ぶ。
検索
NVIDIA Cosmos Dataset Search (文章・画像・動画で検索)
生成
Oxa Sensor Expansion、NVIDIA Cosmos World Foundation Models (Cosmos Predict を含む)
発表
2025年3月19日 (Cosmos の採用)、2025年10月28日 (検索)

出典: oxa.tech/news-and-insights/oxa-harnessing-nvidia-technology-to-accelerate-2-trillion-industrial-mobility-automation-market-driven-by-physical-ai/

🧰 エヌビディアの車載コンピューター 基盤

DRIVE AGX Orin から Thor へ

開発には DRIVE AGX Orin の開発キットを使い、2025年9月に次世代の DRIVE AGX Thor の開発キットの組み込みを始めた。会社は、米国での商用運行と英国の開発を結ぶ英米の技術の輪と説明する。
現行
NVIDIA DRIVE AGX Orin の開発キット
次世代
NVIDIA DRIVE AGX Thor の開発キット (2025年9月に組み込み中)

出典: oxa.tech/news-and-insights/oxa-and-nvidia-strengthen-transatlantic-tech-ties/

🧰 グーグル・クラウドの利用 基盤

開発・検証の基盤 (2023年3月の協業)

2023年3月、グーグル・クラウドと協業し、計算、保存、ネットワーク、Vertex AI などのデータ分析の製品を開発・検証に使う。当時の生成AIのツール Oxa MetaDriver でデジタルツインを作り、1回の走行データから昼夜や季節を変えた場面を生成した。
発表
2023年3月28日
使う製品
計算、保存、ネットワーク、Vertex AI、セキュリティ

出典: oxa.tech/news-and-insights/oxbotica-and-google-cloud-unite-to-accelerate-adoption-of-autonomous-driving-solutions/

📐 安全性の体系 (BSIの評価、PAS 1881、CEマーク) 規格

第三者の評価と認証

2021年8月、英国規格協会 (BSI) がオクサの安全性の文書を評価した。基準は、英国の行動規範 (2019年) と規格 PAS 1881:2020、PAS 1883:2020 である。会社はこの評価を受けた最初の自動運転企業としている。情報セキュリティでは ISO/IEC 27001 と TISAX の認証を持ち、2026年には最初の完成した製品が CE マークを取得した。
規格
PAS 1881:2020 (試験の安全性)、PAS 1883:2020 (運行の設計領域の分類)
認証
ISO/IEC 27001、TISAX、CE マーク (2026年)
BSIの評価
2021年8月16日 (Project Endeavour の一部。TRL が独立した観察者)
検証の段階
仮想試験、閉鎖コース、公道試験、運用中の監視

出典: oxa.tech/safety/

🧪 遠隔支援と運行の監視 技術

1人の操作員が複数の車両を担当

Oxa Hub の遠隔支援で、離れた場所の操作員が車両を監視し、必要なときに支援する。T800 では1人が複数台を担当できる。試験では、車内外で性能を監視する操作員を常に置く。
T800
1人の操作員が複数の車両を担当
仕組み
Oxa Hub の遠隔支援、運用中の監視

出典: oxa.tech/news-and-insights/revolutionising-logistics-introducing-the-autonomous-bradshaw-t800/

📐 英国の自動運転車法 (Automated Vehicles Act 2024) 規格

2024年5月20日に成立した英国の法律

道路などでの自動運転車の使用を規制する英国の法律で、2024年5月20日に成立した。英運輸省は2025年6月、イングランドで保安要員の乗らないタクシーやバスのような運行の試験を2026年春に前倒しし、法の全面施行を2027年後半とした。2026年5月22日に運行事業者の申請の受け付けを始めた。オクサは法の成立を歓迎したが、2026年5月に公道の旅客輸送を後回しにすると表明した。
成立
2024年5月20日
全面施行
2027年後半 (同)
試験的な運行
2026年春から (2025年6月の運輸省の発表)
申請の受け付け
2026年5月22日開始

出典: gov.uk/government/news/driving-innovation-38000-jobs-on-the-horizon-as-pilots-of-self-driving-vehicles-fast-tracked

🔭 構想 (1)

会社が将来の事業として掲げているが、まだ事業として存在しないもの。売上・契約の実績はない。

🔭 アブダビの拠点と自動運転の研究拠点 構想

バヤナットとの提携で示した計画

2024年6月にアブダビのバヤナット (Bayanat) と提携した際に示した構想。自動運転の研究拠点の設立を検討し、アブダビにオクサの拠点を置く計画とした。拠点の開設や研究拠点の設立の発表は、2026年10月1日時点で無い。
支援
アブダビ投資事務所 (ADIO) の SAVI クラスター
状況
構想。開設の発表は無い
提携の発表
2024年6月13日

対象: アラブ首長国連邦の都市と事業者

出典: oxa.tech/news-and-insights/bayanat-and-oxa-announce-strategic-partnership-to-drive-innovation-in-autonomous-vehicle-technology/

📊 開示データ (6)

オクサ (Oxa) は未上場で、業績の定期的な発表は無い。英国の会社登記所に提出された決算書と株主の一覧、会社の発表文、協業先と官庁の発表文から、確かめられる数字と予定を表にまとめた。金額は出所の通貨のままで、円に換算していない。△はマイナス (損失や資金の流出) を表す。

最終確認:

連結の損益と資金 (英国の会社登記所に提出した決算書) 単位: ポンド

項目 2022年12月期 (15か月) 2023年12月期 2024年12月期
売上高 332,692 794,147 3,092,445
売上原価 △17,109,146 △22,083,181 △31,391,133
管理費 △20,262,095 △22,955,764 △53,503,369
その他営業収益 1,579,748 485 5,083,881
営業損益 △35,458,801 △45,323,479 △76,800,662
受取利息 81,292 3,269,407 2,419,793
税引き前損益 △35,380,472 △42,054,297 △74,383,242
税の戻り 3,623,252 5,942,870 5,518,923
最終損益 △31,757,220 △36,111,427 △68,864,319
営業キャッシュフロー ― △41,595,118 △47,070,422
現金及び現金同等物 (期末) 114,609,798 75,129,401 29,765,141
純資産 115,138,001 80,405,808 37,087,645
平均従業員数 (人) 240 318 390
  • 英国の会計基準 FRS 102 による連結決算。
  • 2022年12月期は決算期を9月末から12月末に変えた15か月の変則決算。
  • 売上原価は、取締役報告書が費用処理したとする研究開発費 (2024年12月期 3,139万1,000ポンド、2023年12月期 2,208万3,000ポンド) と同額。
  • 株式報酬の費用は2024年12月期に2,552万2,157ポンド (前の期は137万9,234ポンド)。
  • 戦略報告書は、損失の拡大を製品開発への投資と株式報酬の費用で説明している。
  • その他営業収益の2024年12月期の内訳は、政府の補助金 80万4,634ポンド、商業契約の解消に伴う受取額 427万9,247ポンド。
  • 税の戻りは法人税の還付分 (注記13)。
  • 繰越欠損金は約9,200万ポンド (2024年末)。
  • 取締役報告書は、2025年に大型の資金調達が必要で、その完了は会社が完全には左右できないとして、継続企業の前提に重要な不確実性があると記した。
  • 2025年12月期の決算書は提出期限 (2026年9月30日) を過ぎて未提出 (2026年10月1日時点)。

出典: 2024年12月期のグループ決算書 (英国の会社登記所、2025年9月25日提出) 、2023年12月期のグループ決算書 (同、2024年4月29日提出) 、英国の会社登記所の会社概要と提出書類の一覧

売上高の仕向け地 単位: ポンド

地域 2023年12月期 2024年12月期 構成比 (2024年12月期)
英国 36,489 800,645 25.9%
欧州の他の国 291,138 391,377 12.7%
その他の世界 466,520 1,900,423 61.5%
合計 794,147 3,092,445 100.0%
  • 決算書の注記4「仕向け地別の売上高」による。
  • 構成比は編集部の計算。
  • 決算書は国別の内訳を示していない。
  • 米国のシャトルの商用運行はビープとの協業で2024年に始まった。
  • 会社は顧客別や製品別の売上高を公表していない。

出典: 2024年12月期のグループ決算書 (英国の会社登記所、2025年9月25日提出)

資金調達の履歴

時期 内容 会社発表の額 登記所の割り当て (払込額) 主な出資者
2021年1月 シリーズB 4,700万ドル ― bpベンチャーズ (主導、1,300万ドル)、BGF、ハルマ、ホストプラス、IPグループ、テンセント、ベンチャー・サイエンス
2021年4月 シリーズBの一部 (オカド) 1,000万ポンド ― オカド・グループ。取締役の席を得る
2021年10月 ZFの出資 非公表 (株式の5%を取得) ― ZF (独)。レベル4のシャトルの共同開発
2022年12月 (2023年1月発表) シリーズC 1億4,000万ドル シリーズC優先株 69,873株、1億280万5,565ポンド 新規: あいおいニッセイ同和損害保険、ENEOSイノベーションパートナーズ。再出資: bpベンチャーズ、BGF、ハルマ、ホストプラス、IPグループ、オカド、テンセント、ベンチャー・サイエンス、ZF。2023年5月の発表文はトリンブル・ベンチャーズも挙げる
2025年12月31日 シリーズD-1優先株の割り当て ― 251,917株、5,566万1,313ポンド ―
2026年2月13日 シリーズD-1優先株の追加の割り当て ― 33,840株、747万6,982ポンド ―
2026年3月5日 シリーズD-2優先株の割り当て ― D-2A/2B/2C優先株 75,455株、1,457万2,472ポンド ―
2026年3月4日発表 シリーズDの1回目の払い込み 1億300万ドル 上の3回の合計で約7,771万ポンド 国富ファンド (5,000万ドルを約束)、NVentures (エヌビディア)、IPグループ、ホストプラス、bpベンチャーズ
  • 会社発表の額は発表文による。
  • 登記所の割り当ては、株式の割り当ての届け出 (SH01) に載る株数と1株あたりの払込額を掛けて足した値 (編集部の計算)。
  • シリーズCの1株の払込額は1,444.37〜1,492.75ポンド、シリーズD-1は220.951ポンド、D-2は187.81〜198.52ポンド。
  • 発表の額はドル、届け出の払込額はポンドで、会社は両者の関係を説明していない。
  • シリーズCの発表文 (2023年1月) は、数か月のうちに出資者が加わってから締め切るとしていた。
  • 2025年12月から2026年3月の3回の割り当てが、発表した1回目の払い込みに当たるかどうかも、会社は説明していない。
  • 2021年12月時点の累計は約1億ドル、2023年1月時点は約2億2,500万ドル (いずれも会社発表)。
  • シリーズDの2回目で最終の払い込みは2026年上半期の予定とされたが、2026年10月1日時点で発表は無い。
  • ZFが出資した時期の割り当てと、シリーズBの割り当ては表に入れていない。
  • 野村インターナショナルがシリーズDの財務助言を務めた。

出典: オックスボティカの発表文 シリーズB (2021年1月6日) 、BPの製油所での試験の発表文 (2021年2月8日) 、オカドの出資と協業の発表文 (2021年4月15日) 、ZFの出資の発表文 (2021年10月6日) 、オクサ (当時オックスボティカ) の発表文 シリーズC (2023年1月11日) 、オクサの発表文 社名の変更 (2023年5月29日) 、株式の割り当ての届け出 (シリーズC、2022年12月) 、株式の割り当ての届け出 (シリーズD-1、2025年12月31日) 、株式の割り当ての届け出 (シリーズD-1、2026年2月13日) 、株式の割り当ての届け出 (シリーズD-2、2026年3月5日) 、オクサの発表文 シリーズDの1回目の払い込み (2026年3月4日)

主な株主 (2025年9月30日時点、シリーズDの前)

株主 株式の種類と数 合計 (株) 割合 (編集部の計算) 会社との関係
オカド・ベンチャーズ (Oxbotica) B優先 49,350 49,350 12.2% 英オカド・グループの投資会社。2021年に1,000万ポンドを出資、物流拠点と配送の自動運転で協業
IP2IPOポートフォリオ 普通 33,809、B優先 10,966、C優先 2,790 47,565 11.8% 英IPグループの投資組合。2025年12月から法人取締役 IP2IPO Services を派遣
bpテクノロジー・ベンチャーズ 普通 1,941、B優先 27,941、C優先 15,628 45,510 11.3% 英BPの投資部門。シリーズBを主導。製油所と発電所で顧客
ポール・ニューマン氏 普通 33,778 33,778 8.4% 創業者。2026年にCEO (最高経営責任者)
オックスフォード大学 普通 28,078 28,078 6.9% 創業者2人が教授を務める大学
MNL (パークウォーク) ノミニーズ 普通 27,435 27,435 6.8% パークウォークの名義。Parkwalk Advisors Ltd が2025年12月まで取締役
Image Frame Investment (HK) 普通 1,143、B優先 16,450、C優先 5,581 23,174 5.7% 香港の法人。発表文が挙げるテンセントとの関係は一次資料で確かめていない
ZF B優先 16,450、C優先 4,465 20,915 5.2% 独ZF (自動車部品)。2021年に出資して株式の5%を取得し、レベル4のシャトルを共同開発
BGFノミニーズ 普通 1,143、B優先 16,450 17,593 4.4% 投資会社BGFの名義。シリーズBとCに参加。別にBGF Investments LP が C優先 2,369株
IP2IPO Australia (ホストプラスの信託) B優先 7,539、C優先 7,032 14,571 3.6% 豪州のホストプラスの信託。IPグループの豪州法人が受託者
Google International C優先 13,954 13,954 3.5% 米グーグル。2023年にグーグル・クラウドと協業
Fundamental Insurance Investments 普通 11,682 11,682 2.9% ―
ハルマ・ベンチャーズ B優先 8,225、C優先 3,069 11,294 2.8% ハルマの投資部門。シリーズBとCに参加
イングマー・ポスナー氏 普通 10,501 10,501 2.6% 創業者。オックスフォード大学教授
あいおいニッセイ同和損害保険 C優先 5,581 5,581 1.4% 2022年12月に資本業務提携。欧州子会社が自動運転向けの保険
トリンブル・ベンチャーズ C優先 5,581 5,581 1.4% トリンブルの投資部門。シリーズCに参加 (2023年5月の発表文)
ENEOSイノベーションパートナーズ C優先 3,348 3,348 0.8% ENEOSホールディングスの投資部門。登記名は ENEOS INNOVATION PARTNERS GODO KAISHA
  • 英国の会社登記所に提出した確認書 (2025年9月30日時点) の株主の一覧による。
  • 株式の種類は普通株、シリーズB EIS株、シリーズB優先株、シリーズC優先株の4つで、合計は404,239株、株主は38者 (編集部の計算)。
  • 割合は種類を区別せずに株数で割った値で、議決権や経済的な持ち分の割合ではない。
  • 2025年12月から2026年3月のシリーズDの割り当て (D-1優先株 285,757株、D-2優先株 75,455株) は含まない。
  • 表には株数が1万株を超える14者と、シリーズCで出資したあいおいニッセイ同和損害保険、トリンブル・ベンチャーズ、ENEOSイノベーションパートナーズを載せた。
  • 重要な支配者 (25%超) はいないと登記所に届け出ている (2021年1月)。

出典: 確認書 (株主の一覧、2025年9月30日時点) 、株式の割り当ての届け出 (シリーズD-1、2025年12月31日) 、株式の割り当ての届け出 (シリーズD-1、2026年2月13日) 、株式の割り当ての届け出 (シリーズD-2、2026年3月5日) 、オカドの出資と協業の発表文 (2021年4月15日) 、ZFの出資の発表文 (2021年10月6日) 、オックスボティカの発表文 シリーズB (2021年1月6日) 、オクサ (当時オックスボティカ) の発表文 シリーズC (2023年1月11日) 、あいおいニッセイ同和損害保険の発表文 (2023年1月11日)

導入と実証の実績

場所 相手 車両 内容 時期
BPのリンゲン製油所 (独) BP 非公表 製油所の敷地内で180キロメートル超を自動走行。到着から2時間で設置 2021年2月発表
英オックスフォード アプライドEV、オカド アプライドEVの電動車両 乗員のいない自動運転車を一般の人も通る道路で走行 (会社は欧州で初めてとする)。保険は欧州あいおいニッセイ同和 2022年5月
米フロリダ州ジャクソンビル ビープ、ジャクソンビル交通局、州立大学 FSCJ ビープの電動シャトル 最初の商用運行。市の中心部で州立大学の路線を走る。保安要員が乗る 2024年2月〜
米フロリダ州オーランド (レイクノナ) ビープ ビープの電動シャトル 2件目の商用運行。ホテルと飲食店を商業施設経由で結ぶ周回路線 2024年5月〜
米カリフォルニア州ウォルナットクリーク (ロスムーア) ビープ、コントラコスタ交通局 ビープの電動シャトル (乗客7人) 3件目。55歳以上の住宅地で平日7〜17時に運行する実証「PRESTO」 2024年8月〜
英ヒースロー空港 DHLサプライチェーン、ヒースロー空港 乗用車 空港の制限区域で、実際の交通の中を14日間に1,300キロメートル自動走行。将来は手荷物の輸送 2024年12月発表
英サンダーランド市 サンダーランド市、パフォーム・グリーン フォード E-Transit のシャトル 市内の自動運転シャトルの実証 SAMS。英政府の自動運転車の担当部局 CCAV とイノベートUKが支援 2025年第1四半期 (2025年1月の発表時点の計画)
英ベルファスト港 (北アイルランド) ベルファスト港、エバーサム エバーサムの電気シャトル 計画「ハーランダー」。1マイルの周回、乗客8人まで、保安要員が乗る。総予算1,100万ポンド 2025年〜 (2025年8月のブログで伝えた)
英タイン港 英北東部の自動車業界団体 NEAA、タイン港、日産自動車、LOGISTEED UK (旧バンテック・ヨーロッパ)、ANGOKA など 自動運転のターミナルトラクター (メーカーは発表文に記載が無い) 実証 P-CAL。稼働中の港の限られた区域で、クレーンと連携してコンテナを運ぶ。英政府の CAM Pathfinder の補助 2025年8月〜2026年4月
  • 会社と協業先の発表文による。
  • ニューマンCEO (最高経営責任者) は、オクサの顧客1社が2025年に公共交通で2万人の乗客を運んだと書いている (2026年5月の文章。
  • 顧客名は示していない)。
  • 2024年2月の発表では、2024年中に米英で8件の旅客運行を予定したが、実現した件数の発表は無い。
  • 会社の年表は、2016年に英国で初めて公道で自動運転の試験をし、2018年にヒースロー空港の制限区域で試験をしたとする。
  • 2020年には、ドイツでの公道試験に向けて TÜV SÜD の推薦を得たとする。
  • P-CAL の開始の発表文は参加者にBPを含み、完了の発表文は含まない。

出典: BPの製油所での試験の発表文 (2021年2月8日) 、無人の公道走行の発表文 (2022年5月19日) 、最初の商用運行の発表文 (2024年2月27日) 、2件目の運行のブログ (2024年5月16日) 、3件目の運行の発表文 (2024年8月21日) 、DHLとのヒースロー空港の発表文 (2024年12月12日) 、サンダーランド市の実証の発表文 (2025年1月15日) 、ベルファスト港の計画の発表文 (2023年11月7日) 、ベルファストの運行開始のブログ (2025年8月28日) 、タイン港の実証 P-CAL の開始の発表文 (2025年8月5日) 、同 完了の発表文 (2026年4月22日) 、ニューマンCEOの文章 (2026年5月26日)

主な協業先と計画

協業先 対象 内容と計画
ビープ (Beep、米国) シャトルバスの運行 2023年8月に提携。米国の3か所で商用運行 (2024年)。オクサの米国進出の足がかり
エバーサム (eVersum) 電気シャトル eShuttle 2023年10月に提携。生産ラインでセンサーと車載コンピューターを組み込む。ベルファスト港で運行 (2025年〜)
DHLサプライチェーン ヒースロー空港の手荷物の輸送 2024年12月に実証。電動バンやトーイングトラクターへの展開を目指す。シリーズDの発表文が顧客として挙げる
BP 製油所、風力・太陽光発電所の監視 2021年に製油所で試験。株主で顧客。シリーズDに参加
LOGISTEED UK (旧バンテック・ヨーロッパ) ヤードトラクターによるトレーラーとコンテナの移動 実証 V-CAL と P-CAL。シリーズDの発表文が顧客として挙げる
ブラッドショーEV (Bradshaw EV) 電動トーイングトラクター T800、多用途車 Carryall 500 2025年5月に協業。T800 の自動運転版を2025年9月に公開
アプライドEV (Applied EV) 自動運転用の物流車両 Blanc Robot 2025年4月に提携。車両をリースで提供。最初に100台、その後に大規模な導入を計画
エヌビディア Cosmos、DRIVE AGX Orin / Thor 生成AIで学習データを作る (2025年3月)。Thor の開発キットを組み込み中 (2025年9月)。投資部門 NVentures がシリーズDに参加
ドバイ未来財団 (DFF) 合弁会社 SHIFFT 2026年8月に設立。港湾と空港向け。2027年末までにドバイで最初の商用導入
バヤナット (Bayanat、アブダビ) 自動運転の研究拠点と導入 2024年6月に提携。アブダビ投資事務所 (ADIO) の支援。拠点の開設の発表は無い
国富ファンド (英国) 出資 シリーズDで5,000万ドルを約束。先端製造業が優先分野に加わってからの最初の投資
あいおいニッセイ同和損害保険 自動運転向けの保険 2022年12月に資本業務提携。欧州子会社が無人走行の実証に保険を提供。オックスフォードの研究拠点と連携
  • 会社と協業先の発表文による。
  • 計画は各社が発表した時点のもので、その後の変更は反映していない。
  • ニューマンCEO (最高経営責任者) は2026年5月、公道の旅客輸送を後回しにして産業用途に集中すると表明した。

出典: ビープとの提携の発表文 (2023年8月24日) 、最初の商用運行の発表文 (2024年2月27日) 、ベルファスト港の計画の発表文 (2023年11月7日) 、ベルファストの運行開始のブログ (2025年8月28日) 、DHLとのヒースロー空港の発表文 (2024年12月12日) 、BPの製油所での試験の発表文 (2021年2月8日) 、同 完了の発表文 (2026年4月22日) 、ブラッドショーEVとの協業の発表文 (2025年5月21日) 、アプライドEVとの提携の発表文 (2025年4月3日) 、エヌビディアの技術の利用拡大の発表文 (2025年9月16日) 、ドバイ未来財団との合弁の発表文 (2026年8月3日) 、バヤナットとの提携の発表文 (2024年6月13日) 、オクサの発表文 シリーズDの1回目の払い込み (2026年3月4日) 、あいおいニッセイ同和損害保険の発表文 (2023年1月11日)

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
製品は4つの要素からなる。1つ目は車両に載せる自動運転ソフト「Oxa Driver」。2つ目は、生成AIで現場ごとの学習データを作り、安全性を検証する開発ツール「Oxa Foundry」である。3つ目は、既存の車両に後付けするセンサーと車載コンピューターの標準構成「RAD (Reference Autonomy Designs)」。4つ目は、クラウドで車両を運行管理する「Oxa Hub」である。会社は設計の考え方を、今すぐ使える・現場に合わせて設定できる・判断を説明できるの3点にまとめ、ACEと呼ぶ。同じソフトを20種類を超える車両に載せた実績がある (公式サイト、2026年10月1日に確認)。
コア技術
他社の車両を自動運転にする後付け型で、カメラ、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」、レーダーを組み合わせる。GPSや高精度3次元地図に依存しない (あいおいニッセイ同和損害保険の資料、2023年1月)。会社は、人が定めたルールだけの方式でも、1つのAIが認識から操作までを担うエンドツーエンド (E2E) 方式だけでもないと説明する。判断の過程を追える説明可能性を重視する。現場ごとに走る経路を限り、生成AIで作った場面で事前に学習と検証をしてから運行する。会社は、英国規格協会 (BSI) が安全性の文書を評価した最初の企業だとしている (2021年8月)。
事業セグメント
事業の区分は自動運転ソフトの開発と商用化の1つだけで、決算書も区分別の売上高を示していない。用途は2つある。1つは、港湾・空港・工場・物流拠点・太陽光発電所などの敷地内で、荷物のけん引や運搬、設備の監視を自動化する産業用途。会社は IMA (産業用の移動の自動化) と呼ぶ。もう1つは、決まった路線を走るシャトルバスで、米国ではビープ (Beep)、英国ではエバーサム (eVersum) の車両に載せている。2026年5月、ニューマンCEO (最高経営責任者) は公道の旅客輸送を後回しにし、産業用途に集中すると表明した。売上高の仕向け地は2024年12月期で、英国が26%、欧州の他の国が13%、その他の世界が61%だった (編集部の計算)。
主力製品・モデル
Oxa Driver (車両を選ばず後付けする自動運転ソフト)
パフォーマンス

業績・市場

前年比成長
289.40%
ガバナンス

経営陣・組織

CEO
ポール・ニューマン
創業者
ポール・ニューマン氏、イングマー・ポスナー氏 (オックスフォード大学の教授。会社の登記は2014年9月30日)
役員
取締役 (2026年10月1日時点、英国の会社登記所): ポール・ニューマン (創業者・CEO)、クライブ・スクリブナー (2014年の設立時から)、ジュリア・ステイン (社外取締役、2024年9月就任)、ケビン・ロドリゲス (登記所の連絡先は bpテクノロジー・ベンチャーズ、2025年5月就任)、アリスター・マクリーディ (2025年12月就任)、ゲイリー・スティーブン (同)、法人取締役 IP2IPO Services (IPグループ、同)。執行役員 (発表時点の肩書): グレアム・スミス (最高製品技術責任者、2023年8月入社)、ケイティ・ゴールドウォーター (最高人事責任者、2023年6月入社)、ライアン・スミス (ソリューション担当上級副社長、2024年5月)
子会社
連結子会社は2社。OXA Autonomy (US) LLC (米デラウェア州、100%) と、OXA Autonomy (Canada) Ltd (カナダ・トロント、100%) である。いずれも2024年12月期の決算書の記載。合弁: SHIFFT (ドバイ未来財団と、2026年8月設立。出資比率は非公表)。2024年9月にストリートドローン (StreetDrone、英国) がオクサの一部になったが、統合の形は非公表
専門指標

業界別スペック

主要製品
Oxa Driver・Oxa Foundry・Oxa Hub・Reference Autonomy Designs (RAD)・自動運転の Bradshaw T800・自動運転の Club Car Carryall 500・自動運転のターバーグ製ヤードトラクター・自動運転のフォード E-Transit・eVersum eShuttle (ハーランダー)・米国のシャトルの商用運行 (ビープとの協業)・Applied EV Blanc Robot・導入支援と遠隔の運行管理・SHIFFT・OXA Autonomy (US) LLC・OXA Autonomy (Canada) Ltd・ストリートドローン
主力モデル
Oxa Driver (車両を選ばず後付けする自動運転ソフト)
自動運転レベル
レベル4を目指す設計。運行には保安要員か遠隔監視が付く
事業の内容
産業用の作業車両とシャトルバスの自動運転ソフト
自動運転システム
Oxa Driver
半導体の調達先
エヌビディア (DRIVE AGX Orin の開発キット。Thor の開発キットを組み込み中、2025年9月)
開発と運行の段階
米英で商用運行 (米国3件は2024年、ベルファストは2025年)。2026年は港湾・空港の産業用途に重点
研究開発費
3,139万ポンドを費用処理 (2024年12月期・連結。売上原価と同額)
資金調達の累計
累計約2億2,500万ドル (2023年1月、会社発表)。その後シリーズDの1回目で1億300万ドル (2026年3月)
直近の資金調達
シリーズDの1回目の払い込みで1億300万ドル (2026年3月4日発表)。2回目は2026年上半期の予定だった
上場の状況
未上場
主な出資者
英国の会社登記所に提出された確認書 (2025年9月30日時点、シリーズDの前) によると、株主は38者だった。株数 (普通株と優先株の合計) の上位5者は、オカド・ベンチャーズ、IPグループ、bpテクノロジー・ベンチャーズ、ニューマン氏、オックスフォード大学である。続く6者は、パークウォーク、Image Frame Investment (HK)、ZF、BGF、ホストプラスの信託、Google International である。日本企業では、あいおいニッセイ同和損害保険が5,581株、ENEOSイノベーションパートナーズが3,348株を持つ。シリーズD (2026年) で新たに国富ファンドと NVentures (エヌビディア) が加わった。会社の発表文はシリーズBとCの出資者にテンセントを挙げるが、登記所の一覧に同名の株主は無い。

⭐ 強み・特徴

  1. ①商用運行の実績 2024年2月に米フロリダ州ジャクソンビルでシャトルの商用運行を始め、同年8月までに米国で3件になった。2025年には英ベルファストでも運行を始めた。ニューマンCEO (最高経営責任者) は、オクサの顧客1社が2025年に公共交通で2万人の乗客を運んだと書いている (顧客名は示していない)
  2. ②車両を選ばない後付けの設計 既存の車両に後付けする標準構成 (RAD) を使い、20種類を超える車両で自動運転を実現した (公式サイト)。トーイングトラクター、多用途車、ヤードトラクター、フォードの電動バンに対応する
  3. ③事業会社の株主 株主にBP、オカド、ZF、グーグル、あいおいニッセイ同和損害保険、ENEOSの投資部門が並び、顧客を兼ねる会社もある。2026年3月には英国の国富ファンド (National Wealth Fund) が5,000万ドルの出資を約束した
  4. ④安全性の第三者評価 会社は、英国規格協会 (BSI) が安全性の文書を評価した最初の企業だとしている (2021年8月)。2026年には最初の完成した製品がCEマークを取得した

📝 現状分析

売上高は小さく、損失は広がっている。2024年12月期の連結売上高は309万ポンドで、前の期の79万ポンドから増えた。一方、営業損失は7,680万ポンド、最終損失は6,886万ポンドだった。研究開発費3,139万ポンドを全額費用処理し、株式報酬の費用は2,552万ポンド (前の期は138万ポンド) に増えた。決算書は、損失の拡大を製品開発への投資と株式報酬の費用で説明している。現金及び現金同等物は2024年末に2,977万ポンドで、1年で4,536万ポンド減った。決算書は、2025年に大型の資金調達が必要で、その完了は会社が完全には左右できないとして、継続企業の前提に重要な不確実性があると記した。その後、2025年12月から2026年3月にかけて優先株を割り当て、シリーズDの1回目として1億300万ドルを調達した。2回目の払い込みは2026年上半期の予定だったが、発表は確認できない (2026年10月1日時点)。2025年12月期の決算書は提出期限を過ぎて未提出である。2024年のその他営業収益508万ポンドのうち、428万ポンドは商業契約の解消に伴う受取額だった。

🧭 ビジョン・戦略

会社は産業用の移動の自動化 (IMA) を事業の中心に据える。港湾・空港・工場で繰り返される運搬の作業を、既存の車両に後付けした自動運転で置き換える。車両はメーカーから調達し、同社はソフトと標準構成のハードウェア、運行管理を提供する。ニューマンCEO (最高経営責任者) は2026年5月、公道の旅客輸送は規制と費用の面で収益化が遠いとして後回しにすると表明した。シリーズDの資金は英国、欧州、中東での展開に充てる。中東では2026年8月にドバイ未来財団と合弁会社SHIFFTを設立し、港湾と空港での導入を進める。米国では、ビープ (Beep) と組んだフロリダ州とカリフォルニア州の商用運行がある (2025年9月の発表文)。

🔮 今後の展望

会社は2027年末までに、ドバイの合弁会社SHIFFTで最初の商用導入を始める計画である。英国では2026年4月にタイン港の実証が完了し、参加した企業連合は、次の段階でより大きな規模の導入を検証するとしている。読者が次に見るべき点は3つある。1つ目は、シリーズDの2回目の払い込みがあるかどうかと、その額である。2つ目は、提出期限を過ぎた2025年12月期の決算書で、売上高と現金の水準が分かる。3つ目は、英国の自動運転車法に基づく運行事業者の認可の動きである。ただし会社は2026年5月、公道の旅客輸送を後回しにすると表明している。

📊 詳細ビジネスデータ

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

カメラ、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」、レーダーのデータを統合し、周囲を認識して動きを予測する。GPSや高精度3次元地図に依存しない (あいおいニッセイ同和損害保険の資料、2023年1月)。会社は、人が定めたルールだけの方式でも、1つのAIが認識から操作までを担うエンドツーエンド (E2E) 方式だけでもないと説明する。データで学ぶ推論と、説明できる判断を組み合わせる。走る場所ごとに、生成AIで作った学習データ (会社は「シラバス」と呼ぶ) で機能を加え、運行の前後で安全性を検証する。学習データの検索と生成には、自社のツールに加えてエヌビディアの Cosmos を使う (2025年)。走行中の判断は記録し、理由を追えるようにしている。

🏗️ システム基盤構成

学習と検証の基盤は開発ツール「Oxa Foundry」で、現場で集めたセンサーのデータを検索し、足りない場面は生成AI、シミュレーション、デジタルツインで作る。エヌビディアの Cosmos World Foundation Models と Cosmos Dataset Search を組み込んでいる (2025年)。クラウドは2023年にグーグル・クラウドと協業し、Vertex AI などを使う。車載コンピューターはエヌビディアの DRIVE AGX Orin の開発キットを使う。次世代の DRIVE AGX Thor の開発キットは組み込み中である (2025年9月)。運行管理は「Oxa Hub」で、遠隔支援、作業の設計、物流システムとの接続、作業場所の地図作成を担う。拠点は英オックスフォードの本社と、米国 (フロリダ州オーランド)、カナダの子会社である。

💰 売上の見込み

会社は業績予想を公表していない。公表済みの計画は次のとおり。ドバイの合弁会社SHIFFTは2027年末までに最初の商用導入を始める。アプライドEV (Applied EV) との提携では、最初に100台の車両を自動運転にする (2025年4月発表)。2024年12月期の決算書は、営業損失が事業の拡大とともに増え続けると記した。シリーズDの2回目の払い込みは2026年上半期の予定だった。

💸 売上の出どころ

あいおいニッセイ同和損害保険の資料 (2023年1月) は、事業の内容を自動運転ソフトの開発とライセンス販売と記す。会社は、導入の計画づくりから、運行開始後に車両を遠隔で監視するまでの支援も手がける。単価や契約の形は公表していない。2024年12月期の連結売上高309万ポンドのうち、英国向けは80万ポンド、欧州の他の国向けは39万ポンド、その他の世界向けは190万ポンドだった。アプライドEV (Applied EV) との提携では、顧客はオクサの自動運転を載せたアプライドEVの車両をリースで使う。英国の補助事業 (CAM Pathfinder など) にも参加している。2024年には商業契約の解消に伴う受取額428万ポンドをその他営業収益に計上した。

👤 経営者履歴

CEO — ポール・ニューマン

ポール・ニューマン氏はオックスフォード大学の教授で、2014年にイングマー・ポスナー氏と会社を設立した。設立から創業者兼CTO (最高技術責任者) を務め、2023年6月に社長を兼ねた。2026年にCEO (最高経営責任者) に就いた。会社の発表文での肩書は、2026年3月4日は創業者兼CTO、4月22日は創業者兼CEOである。同年5月26日の本人の文章は「数か月前にCEOになった」と記す。前任のCEOはギャビン・ジャクソン氏で、マイクロソフト英国法人とアマゾン・ウェブ・サービスの出身。2021年12月に就任し、2026年6月2日に取締役を退いた。ニューマン氏は英国の自動車協議会で自動運転分野の代表を務めたが、2026年5月に退くと表明した。大英帝国勲章 (CBE) の受章者である (2025年6月のブログの肩書)。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

あいおいニッセイ同和損害保険 (親会社はMS&ADインシュアランスグループホールディングス 8725) は、2022年12月に資本業務提携を結んだ。シリーズCで出資し、英国の会社登記所に提出された株主名簿ではシリーズC優先株5,581株を持つ (2025年9月30日時点)。2022年5月の無人走行の実証では、欧州子会社が専用の保険を引き受けた。ENEOSホールディングス (5020) の投資部門ENEOSイノベーションパートナーズもシリーズCで出資し、同じ名簿でシリーズC優先株3,348株を持つ。日産自動車 (7201) は、英タイン港でコンテナを自動運転で運ぶ実証 (P-CAL、2025年8月〜2026年4月) に参加した。この実証にはLOGISTEED UK (旧バンテック・ヨーロッパ、2026年4月に社名変更) も加わった。LOGISTEED UK はオクサの顧客でもある。2026年3月のシリーズDでは、野村ホールディングス (8604) グループの英国法人、野村インターナショナルが財務助言を務めた。日本での走行や日本法人は、確認できる開示が無い。

🚗 モデルラインナップ

自社の車両は無く、他社の車両に自動運転を後付けする。会社が挙げる車両は3種類ある。1つ目はブラッドショーEVの電動トーイングトラクター T800 (8トンをけん引) である。2つ目はクラブカーの電動多用途車 Carryall 500 で、太陽光発電所などの監視に使う。3つ目はターバーグのヤードトラクターで、港湾やヤードでコンテナとトレーラーを動かす。フォードの電動バン E-Transit はバンとミニバス (乗客最大10人) の2種類で、2024年10月に発表した。シャトルバスは、ビープの車両 (米国) とエバーサムの eShuttle (英国) に載せている。アプライドEVの Blanc Robot は、最初に100台を自動運転にする計画である (2025年4月発表)。

🛡️ 安全機能

安全性の文書 (セーフティケース) は、英国規格協会 (BSI) の評価を受けた (2021年8月)。英国の規格 PAS 1881:2020 と PAS 1883:2020 に照らしたものである。会社は、この評価を受けた最初の自動運転企業としている。情報セキュリティでは ISO/IEC 27001 と、自動車業界の TISAX の認証を持つ。検証は仮想試験、閉鎖コース、公道試験、運用中の監視の4段階で、公道試験は PAS 1881 に従う。試験中は、車内外から性能を監視する操作員を常に置き、多くの場合は保安要員も乗せる。商用運行のシャトルでは、ジャクソンビルとロスムーア (2024年)、ベルファスト (2025年) の発表文が保安要員の乗車を記す。T800 は火災警報時に危険区域を避けて安全な場所に止まる。2026年には最初の完成した製品がCEマークを取得した。

🤝 主要パートナーシップ

商用運行: ビープ (Beep、米国のシャトル運行会社、2023年8月提携)、エバーサム (eVersum、電気シャトルのメーカー、2023年10月提携)。
車両: ブラッドショーEV (Bradshaw EV、2025年5月)、クラブカー、ターバーグ、フォードの E-Transit、アプライドEV (Applied EV、2025年4月)。
顧客・実証: DHLサプライチェーン (ヒースロー空港、2024年12月)、BP (製油所と発電所)、LOGISTEED UK (旧バンテック・ヨーロッパ)、タイン港、ベルファスト港、サンダーランド市。
技術: エヌビディア (Cosmos、DRIVE AGX)、グーグル・クラウド (2023年3月)。
中東: バヤナット (アブダビ、2024年6月)、ドバイ未来財団 (合弁、2026年8月)。
出資者で協業先: BP、オカド、ZF、あいおいニッセイ同和損害保険

🌏 輸出先・市場

売上高の仕向け地は2024年12月期で、英国80万ポンド、欧州の他の国39万ポンド、その他の世界190万ポンド。商用運行は米国 (フロリダ州、カリフォルニア州) と英国 (北アイルランド)。実証は英国 (ヒースロー空港、タイン港、サンダーランド) とドイツ (BPの製油所、2021年)。中東ではアブダビとドバイで提携と合弁を結び、シリーズDの資金で英国、欧州、中東に重点を置く (2026年3月)。日本での事業は、確認できる開示が無い。

基本情報

上場・財務

本社
英国オックスフォード
創業
2014
従業員
平均390人 (2024年12月期・連結、決算書)
上場ステータス
未上場
売上高 (最新期)
309万ポンド (2024年12月期・連結。最終損失は6,886万ポンド)
コンプライアンス

信用・米制裁

銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
なし
グローバル

海外進出

資金流出
なし
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅱 専門メディア
最終確認
2026-10-01 18:31:00
検証者
claude+primary-sources

海外子会社・拠点

会社役割所在地出資比率
OXA Autonomy (US) LLC決算書に役割の記載は無い。米国ではビープとの協業で、フロリダ州とカリフォルニア州で商用運行米国デラウェア州 (登記)。会社は米国で最初の拠点をフロリダ州オーランドのレイクノナに開いた (2024年5月)100% (連結子会社)
OXA Autonomy (Canada) Ltd役割は非公表 (2024年12月期の決算書が子会社として記載)カナダ・トロント100% (連結子会社)
SHIFFT港湾と空港向けの自動運転物流。2027年末までにドバイで最初の商用導入アラブ首長国連邦ドバイ非公表 (ドバイ未来財団との合弁、2026年8月設立)

資金調達と資本提携の履歴

額内容時期主な出資者
4,700万ドル (会社発表)シリーズB2021年1月bpベンチャーズ (主導)、BGF、ハルマ、ホストプラス、IPグループ、テンセント、ベンチャー・サイエンス、ドクサ・パートナーズが助言するファンド
1,000万ポンドオカドの出資 (シリーズBの一部)2021年4月オカド・グループ。取締役の席を得る
非公表 (株式の5%を取得)ZFの出資2021年10月ZF (独)。レベル4のシャトルを共同開発
1億4,000万ドル (会社発表)。登記所の割り当ては約1億281万ポンド (編集部の計算)シリーズC2022年12月 (2023年1月発表)新規: あいおいニッセイ同和損害保険、ENEOSイノベーションパートナーズ。2023年5月の発表文はトリンブル・ベンチャーズも挙げる。再出資: bpベンチャーズ、BGF、ハルマ、ホストプラス、IPグループ、オカド、テンセント、ベンチャー・サイエンス、ZF
1億300万ドル (会社発表)。登記所の割り当ては約7,771万ポンド (編集部の計算)シリーズDの1回目の払い込み2025年12月〜2026年3月 (2026年3月4日発表)国富ファンド (5,000万ドルを約束)、NVentures (エヌビディア)、IPグループ、ホストプラス、bpベンチャーズ。野村インターナショナルが財務助言

出典 URL

  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/officers
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history/MzQ4MjM2NzY5NWFkaXF6a2N4/document?format=pdf&download=0
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history/MzQxOTgzNzMzNWFkaXF6a2N4/document?format=pdf&download=0
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history/MzQ4NDg4NzM5OWFkaXF6a2N4/document?format=pdf&download=0
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history/MzM2NDQ3NTYwMmFkaXF6a2N4/document?format=pdf&download=0
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history/MzUwMzI2Njk0OGFkaXF6a2N4/document?format=pdf&download=0
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history/MzUwODE0Njk3MGFkaXF6a2N4/document?format=pdf&download=0
  • https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/09242359/filing-history/MzUxMTk1OTM5NGFkaXF6a2N4/document?format=pdf&download=0
  • https://oxa.tech/about/
  • https://oxa.tech/technology/
  • https://oxa.tech/solutions/
  • https://oxa.tech/customers/
  • https://oxa.tech/safety/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxa-raises-103m-in-series-d-first-close-backed-by-national-wealth-fund-and-leading-investors/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/dubai-future-foundation-and-oxa-launch-joint-venture-transforming-dubai-into-global-hub-for-autonomous-logistics/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/industrial-mobile-autonomy-is-inevitable/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/autonomous-logistics-project-at-the-port-of-tyne-demonstrates-the-north-easts-leadership-in-connected-and-automated-mobility/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/neaa-and-consortium-launch-groundbreaking-autonomous-logistics-project-at-the-port-of-tyne/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxa-and-nvidia-strengthen-transatlantic-tech-ties/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/accelerating-self-driving-software-development-with-multimodal-search/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxa-harnessing-nvidia-technology-to-accelerate-2-trillion-industrial-mobility-automation-market-driven-by-physical-ai/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/revolutionising-logistics-introducing-the-autonomous-bradshaw-t800/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxa-and-bradshaw-ev-collaborate-to-accelerate-industrial-mobility-automation-with-self-driving-vehicles/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxa-powers-northern-irelands-first-self-driving-shuttle/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxa-and-eversum-join-self-driving-shuttle-rollout-in-belfast-harbour/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxa-and-eversum-announce-partnership-to-develop-and-deploy-autonomous-passenger-shuttles/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/applied-ev-and-oxa-join-forces-to-deliver-the-first-turnkey-solution-for-industrial-mobility-automation-at-scale/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/sunderlands-self-driving-bus-project-announces-oxa-as-new-autonomy-provider/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/dhl-partners-with-oxa-for-autonomous-vehicle-project-at-heathrow/
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  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxbotica-appoints-former-microsoft-and-amazon-web-services-md-gavin-jackson-as-ceo/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/zf-invests-in-oxbotica-to-deploy-autonomous-passenger-shuttles-in-major-cities/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxbotica-achieves-safety-landmark-with-autonomous-vehicle-assessment/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/ocado-group-and-oxbotica-announce-investment-and-joint-collaboration-to-develop-autonomous-integrated-mobility-solution/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/bp-and-oxbotica-complete-industry-first-autonomous-vehicle-trial-at-german-refinery/
  • https://oxa.tech/news-and-insights/oxbotica-raises-47-million-to-deploy-autonomy-software-platform-around-the-world/
  • https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/pdf/2023/news_2023011001100.pdf
  • https://www.aioilab-oxford.eu/newsroom/capital-and-business-alliance-with-oxbotica-%28now-oxa%29%2C-a-developer-of-autonomous-driving-systems?lang=ja
  • https://www.gov.uk/government/news/driving-innovation-38000-jobs-on-the-horizon-as-pilots-of-self-driving-vehicles-fast-tracked
  • https://www.gov.uk/government/news/passengers-one-step-closer-to-booking-taxi-and-bus-style-self-driving-vehicles
  • https://www.legislation.gov.uk/ukpga/2024/10/introduction

最新動向

業績 2024年12月期の連結決算を2025年9月25日に英国の会社登記所へ提出した。売上高は309万ポンド、営業損失は7,680万ポンド、最終損失は6,886万ポンドだった。現金及び現金同等物は2024年末に2,977万ポンドだった。決算書は、2025年に大型の資金調達が必要で、その完了は会社が完全には左右できないとして、継続企業の前提に重要な不確実性があると記した。2025年12月期の決算書は、提出期限の2026年9月30日を過ぎて未提出である (2026年10月1日時点)。

資金 2026年3月4日、シリーズDの1回目の払い込みとして1億300万ドルを調達したと発表した。英国の国富ファンドが5,000万ドルの出資を約束し、エヌビディアの投資部門 NVentures、既存のIPグループ、ホストプラス、bpベンチャーズも出資した。登記所の届け出では、2025年12月31日から2026年3月5日にかけて優先株を割り当て、払込額は約7,771万ポンドだった (編集部の計算)。2回目の払い込みは2026年上半期の予定とされたが、発表は確認できない。2025年11月20日に設定した担保権は、2026年5月28日に全額弁済で抹消された。

事業 2025年8月5日、英タイン港で自動運転のターミナルトラクターがコンテナを運ぶ実証 P-CAL を始めた。日産自動車、LOGISTEED UK などが参加し、2026年4月22日に完了を発表した。2025年8月28日のブログで、北アイルランドのベルファスト港でエバーサムのシャトルの運行を始めたと伝えた。2026年8月3日、ドバイ未来財団と合弁会社SHIFFTを設立し、2027年末までにドバイで港湾と空港の商用導入を始める計画を示した。

技術 2025年9月11日、ブラッドショーEVの電動トーイングトラクター T800 の自動運転版を公開した。9月16日、エヌビディアの Cosmos と DRIVE AGX Thor の開発キットの利用拡大を発表した。10月28日、学習データの検索に Cosmos Dataset Search を使うと公表した。2026年5月、最初の完成した製品がCEマークを取得したと公表した。

経営陣 創業者のポール・ニューマン氏が2026年にCEO (最高経営責任者) に就いた。発表文での肩書は、3月4日はCTO (最高技術責任者)、4月22日はCEOである。5月26日の本人の文章は「数か月前にCEOになった」と記す。前任のギャビン・ジャクソン氏は6月2日に取締役を退いた。2025年12月31日には取締役が入れ替わった。アリスター・マクリーディ氏、ゲイリー・スティーブン氏、IPグループの法人取締役が就き、パークウォークとジェームズ・グラルトン氏が退いた。ニューマン氏は、公道の旅客輸送を後回しにし、産業用途に集中すると表明した。

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