軍事装備 🔱 潜水艦
I

潜水艦ドラコン (ドルフィン級AIP型)

INS Drakon (Dolphin-class AIP submarine)

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

上場
FWB TKMS
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 一次資料の確認 出典 16 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
イスラエル海軍の通常動力型潜水艦で、ドイツの造船会社TKMSがキールで建造した。同社は、非大気依存推進 (AIP) を搭載するドルフィン級の3番艦で、最終艦だと説明している。TKMSによると、2026年9月1日にキールを出港した。9月24日にハイファに到着したと報じられている。全長、排水量、兵装は公表されていない。報道によると、全長は73〜74m、排水量は2,600トン。
配備状況
🟡 限定配備
型番
INS Drakon

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
TKMSが公表しているのは、AIPを搭載することと、同社が建造した潜水艦のなかで最も複雑な部類に入るという説明にとどまる。AIPは燃料電池式と報じられている。AIP型の1、2番艦は全長68.6mとされる。ドラコンは船体の中央部を延長したとみられるが、理由は明らかにされていない。艦橋が1、2番艦より大きく、垂直発射装置を搭載しているとの見方があるが、イスラエル側もTKMSも認めていない。燃料電池、ディーゼルエンジン、ソナーのメーカーも非公表だ。

⭐ 強み・特徴

性能を示す数値は公表されていない。イスラエル国防軍は命名式の際、独自のシステムと新技術を搭載すると説明するにとどめた。報道によると、キールからハイファまでの3,792海里を23日間で航行した。

📝 現状分析

報道によると、2026年9月24日にハイファに到着したが、まだ作戦運用には入っていない。イスラエル製の装置の搭載に2〜3か月かかり、作戦運用が可能になったと宣言するのは、さらに数か月後になる。イスラエル海軍の潜水艦は、この艦を含めて6隻になったという。2012年に建造契約が結ばれ、2024年11月12日にキールで進水と命名の式典があり、2025年7月に試験航海を始めたと報じられた。

🔮 今後の展望

ドルフィン級の初期の3隻は、後継のダカール級3隻に置き換える。イスラエルは2022年1月、TKMSから購入することで合意した。イスラエル国防省の発表を伝えた報道によると、総額は約30億ユーロで、ドイツ政府が一部を負担する。TKMSは2024年11月に1番艦の建造を始めた。1番艦の引き渡しは2031年と報じられている。
スペック

🛠️ 仕様 (Specifications)

船体の寸法
公式値なし。報道では全長73〜74m
排水量
公式値なし。報道では2,600トン。2,400トンとする報道もある
主機・推進
ディーゼル電気推進 + AIP (公表はAIPの搭載まで。燃料電池式との報道がある)
武装
公表なし。報道では艦首に533mm発射管6門と650mm発射管4門。艦橋に垂直発射装置を備えるとの見方は推測
センサー
公表なし
建造数 (進水済み)
3
運用国
イスラエル海軍
履歴

📅 開発・配備履歴

型番
INS Drakon
開発者
TKMS (ドイツ)
生産状況
生産終了

🇯🇵 対日比較・解説

海上自衛隊のたいげい型は全長84.0m、基準排水量約3,000トンで、報道で73〜74mとされるドラコンより全長が約10m長い。推進方式も異なり、ドラコンはAIPを搭載するのに対し、たいげい型はAIPを搭載せず、リチウムイオン電池にためた電力だけで潜航する。ドラコンは寸法も兵装も公表されていないため、公開情報だけでは性能の優劣を判断できない。

📜 開発の経緯

イスラエルは2012年3月21日、ドルフィン級6隻目の購入契約をドイツと結んだ。当時の報道によると、価格は約5億ユーロ。ドイツ政府の負担は、2012年度予算案の報道で最大1億3,500万ユーロ、契約時の報道で約3分の1とされた。TKMSは2024年11月12日、キールで進水と命名の式典を開いた。艦が建屋の外に出たのは2023年8月と報じられている。2026年7月22日に所有権がイスラエルに移ったと報じられたが、引き渡しの日付はTKMSもイスラエル側も発表していない。
基本情報

上場・財務

上場
FWB
銘柄コード
TKMS
上場ステータス
上場済
IPO 日
2025-10-20
コンプライアンス

信用・米制裁

🇺🇸 米制裁
なし
運用情報

装備仕様

主カテゴリ
艦艇
サブカテゴリ
通常動力型潜水艦
開発状況
試験中
製造
TKMS (ドイツ・キール)
親会社
ティッセンクルップ (TKMSの株式の51%を保有)
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅱 専門メディア
最終確認
2026-09-28 18:13:52
検証者
primary-sources-submarine-20260928

出典 URL

  • https://www.tkmsgroup.com/news/article/tkms-successfully-delivers-the-submarine-ins-drakon-to-the-israeli-navy-and-continues-its-long-standing-partnership
  • https://www.tkmsgroup.com/news/article/tkms-lists-on-the-frankfurt-stock-exchange-successful-market-debut-for-maritime-defense-provider
  • https://www.tkmsgroup.com/news/article/strong-9-month-results-for-tkms-significant-increase-in-sales-and-adjusted-ebit-revision-of-full-year-guidance-and-new-major-orders-underscore-encouraging-growth-prospects
  • https://ir.tkmsgroup.com/media/document/a4c9ea5c-3cdd-413e-87dc-17bfb3d218db/assets/TKMS_Half-year_financial_report_H1_25_26_EN_final_08.05.2026_1712.pdf
  • https://www.tkmsgroup.com/news/article/tkms-joins-mdax-a-vote-of-confidence-for-the-newcomer-to-the-german-stock-exchange
  • https://www.navalnews.com/naval-news/2024/11/german-shipbuilder-tkms-hits-two-milestones-with-israels-submarine-programs/
  • https://www.timesofisrael.com/israels-newest-largest-submarine-arrives-deepening-navys-stealth-capabilities/
  • https://www.jpost.com/israel-news/defense-news/article-909621
  • https://www.timesofisrael.com/israel-buys-sixth-dolphin-sub-from-germany/
  • https://marineforum.online/en/u-boat-for-israel-undergoing-trials/
  • https://marineforum.online/ins-drakon-u-boot-isreale/
  • https://www.hisutton.com/Israel-INS-Drakon-Submarine-OSINT.html
  • https://www.armyrecognition.com/news/navy-news/2026/israel-navy-ins-drakon-submarine-delivery-kiel
  • https://www.bits.de/public/unv_a/orginal-200711.htm
  • https://www.naval-technology.com/news/newsgermany-israel-finalise-sale-of-sixth-dolphin-class-submarine/
  • https://dserver.bundestag.de/btd/19/002/1900278.pdf

📜 一次資料の記述 — 防衛白書など

政府・軍・会社が公表した一次資料がこの装備について書いている事実を、年版と時点つきで並べる。報道や推定は含めない。

TKMS 潜水艦ドラコンの出港 · 2026年9月1日時点
イスラエル海軍とともに出港を見送る式典を開き、艦はキールを出港してイスラエルへ向かった。AIPを搭載するドルフィン級の3番艦で最終艦。次期型のダカール級は計3隻で、すでに建造が始まっている。
原文 →
TKMS 半期報告書 (2025年10月〜2026年3月) · 2026年3月31日時点
ティッセンクルップはTKMSの株式の51%を保有する。イスラエル向けの売上高は半期で1億1,500万ユーロ (前年同期は1億1,100万ユーロ) で、すべて潜水艦部門が計上した。
原文 →
TKMS 2025年10月〜2026年6月期決算 · 2026年6月30日時点
2025年10月から2026年6月までの売上高は18億9,000万ユーロ、調整後EBIT (利払い・税引き前利益) は1億1,000万ユーロ。受注残高は約201億ユーロ。潜水艦部門の売上高は10億100万ユーロ、調整後EBITは4,600万ユーロ。
原文 →
TKMS フランクフルト証券取引所に上場 · 2025年10月20日時点
TKMS AG & Co. KGaA の株式がフランクフルト証券取引所に上場し、取引が始まった。国際証券識別番号 (ISIN) は DE000TKMS001、銘柄コードは TKMS。株式の49%は、上場前にティッセンクルップの株主に割り当てられた。
原文 →
TKMS MDAXの構成銘柄に採用 · 2025年12月22日時点
TKMSの株式は2025年12月22日、ドイツの中型株指数MDAXの構成銘柄に採用された。
原文 →
ドイツ連邦議会 政府答弁書 19/278 · 2017年12月14日時点
ドイツとイスラエルの両政府は2017年10月23日、イスラエルが新たに調達する潜水艦3隻 (後のダカール級) にドイツが資金を出す協定に署名した。3隻は1999〜2000年に調達した艦を置き換える。
原文 →

🏭 建造会社と主要な部品メーカー

建造したのはドイツの造船会社TKMS。同社は2025年10月にティッセンクルップから分離し、フランクフルト証券取引所に上場した。TKMSが公表しているのはAIPの搭載までで、燃料電池、ディーゼルエンジン、ソナー、兵装のメーカーは明らかにしていない。

担当会社上場先・銘柄内容根拠
設計・建造 TKMS
TKMS AG & Co. KGaA (ドイツ・キール)
TKMS
フランクフルト証券取引所
2026年9月1日に出港を見送る式典を開き、艦はキールを出港した。同社は、AIPを搭載するドルフィン級の3番艦で最終艦と説明している。次期型のダカール級 (計3隻) も同社が受注し、建造を始めている。 公式
親会社 ティッセンクルップ
thyssenkrupp AG
TKA
フランクフルト証券取引所
2026年3月31日時点でTKMSの株式の51%を保有する。残る49%は、上場前に同社の株主に割り当てられた。 公式
ソナー・戦闘システム アトラス・エレクトロニク
TKMSの子会社
非上場 (TKMSの子会社) ドルフィン級の初期の3隻は、同社のソナーと戦闘システムを搭載したと報じられている。ドラコンに搭載した機器は公表されていない。 報道
燃料電池 シーメンス・エナジー
発表当時はシーメンスのガス・電力部門
ENR
フランクフルト証券取引所
同社の担当者が2020年の学会で、自社の燃料電池がドルフィン級のAIP型にも採用されたと発表した。ドラコンの燃料電池が同社製かどうかは確認できていない。 公式
協力の覚書 エルビット・システムズ
イスラエルの防衛大手
ESLT
米ナスダック、テルアビブ証券取引所
2026年5月18日、艦艇向けの防衛装備の開発で協力する覚書をTKMSと結んだ。ドラコンが同社の装置を搭載するかどうかは公表されていない。 公式

到着後に搭載するイスラエル製の装置は、メーカー名が公表されていない。ドイツのヘンゾルトとイスラエルのラファエルは、この艦への関与を確認できなかったため掲載していない。 確認日: 2026年9月28日

比較の解説 たいげい型・そうりゅう型とイスラエルの潜水艦ドラコンの比較 →

最新動向

TKMSは2026年9月1日、イスラエル海軍とともに出港を見送る式典を開き、艦がキールを出港したと発表した。艦は9月24日にハイファの海軍基地に到着し、式典で大統領と参謀総長があいさつしたと報じられている。TKMSは2025年10月20日、フランクフルト証券取引所に上場した。2025年10月〜2026年6月の9か月間の売上高は18億9,000万ユーロ、6月末の受注残高は約201億ユーロだった。

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