EV・自動運転 🤖 自動運転専業
R

ROBO-HI (旧ZMP)

ROBO-HI Corporation

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

主力製品・モデル
RoboCar Tractor 25T (自動運転の電動けん引車)
上場
非上場
同業 4 社との比較 (企業データベースの同じ列)
企業 主力製品・モデル 評価額・時価総額 最新発表 / 確認日
小馬智行 (ポニー・エーアイ) 第7世代ロボタクシー (bZ4X、アルファT5、アイオンV… — 2026-10-01
文遠知行 (ウィーライド) ロボタクシー GXR (2024年10月発表、5人乗り) — 2026-10-01
滴滴自動運転 (ディディ) Robotaxi R2 (広汽埃安と共同開発したロボタクシ… — 2026-10-01
白犀牛 (Rino.ai) RX (鑫源汽車と開発した無人配送車の量産車、2026年1… — 2026-09-28
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 公式発表・SEC/EDINET 等の一次資料と自社記事を突合 出典 22 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
ROBO-HI (ロボハイ) は、2025年4月に株式会社ZMPから社名を変えたロボット開発企業で、2001年1月に設立された。複数メーカーのロボットをまとめて動かす運用基盤「ROBO-HI OS」と、自動運転の搬送車、歩道を走るロボットを手がける。2025年12月には、丸紅との合弁会社AiROが、羽田空港の制限区域内で無人のけん引車によるレベル4の貨物搬送を始めた。ROBO-HI OS は2023年の導入以降、国内18か所以上の施設で稼働している。東京の TAKANAWA GATEWAY CITY では40台を超えるロボットをつなぐ (2026年4月時点)。2026年は積載量10〜200トンの無人搬送車を相次いで発売した。未上場で、業績は公表していない。
🔗 公式サイト

Postation の入口

📦 製品・商品 (24)

🛠️ ROBO-HI OS サービス

ロボハイ オーエス (複数メーカーのロボットの運用基盤。会社は ROBO-HI AOS とも書く)

メーカーや機種の違うロボットを1つの画面で管理するクラウドサービス。位置と状態の監視、経路の生成、交通整理、エレベーターやセキュリティゲートとの連携、作業に合うロボットの割り当てを担う。2023年の導入から国内18か所以上の施設で稼働している (2026年4月時点)。
導入
2023年から。国内18か所以上 (2026年4月時点)
料金
非公表
主な機能
監視と制御、地図の作成、経路の生成、交通整理、設備との連携、ロボットの割り当て、シミュレーション
データの保管
国内のサーバー (会社の説明)
つながるロボット
国内外のメーカーの40種類以上 (公式サイト、2026年9月28日確認)

対象: ビルや商業施設の所有者と管理会社、空港、工場

出典: robo-hi.jp/robo-hi

📦 RoboCar Tractor 25T 製品

ロボカー トラクター (自動運転の電動けん引車)

貨物を載せた台車やコンテナを引く電動のけん引車。中国の空港用車両メーカー、広泰の車体に、自動運転ソフト IZAC を載せた。2025年12月15日、合弁会社AiROが羽田空港の制限区域内でレベル4の貨物搬送に使い始めた。けん引重量は、製品ページと2026年5月11日の発表文が最大30トン、2025年9月4日の発表文が最大25トンと書く。2025年12月17日の発表文には、最大25トンと「5〜最大30トン」の両方の記載がある。
寸法
全長3,175mm、全幅1,828mm、全高2,445mm
納期
6か月 (製品ページ)
電池
リチウムイオン電池 60kWh
最高速度
自動走行で時速15km、手動で時速20km
走行距離
245km (満充電、けん引なし)
車両重量
4トン
けん引重量
30トン (製品ページ、2026年9月28日確認)
位置の推定
LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー) の三次元の点群と地図の照合。路面の工事は不要

対象: 空港の地上支援業務、工場、物流拠点、港湾

出典: robo-hi.jp/robocar/robocar-tractor

📦 RoboCar AGV 10-200T 製品

ロボカー エージーブイ (積載量10〜200トンの無人搬送車)

重量物を載せて運ぶ無人搬送車 (AGV) の一群。2026年5月11日に50トン、100トン、150トンの機種を発売し、6月29日に200トンの機種の受注を始めた。100トン以上の機種は、複数の車輪が独立して向きを変え、その場での旋回と横移動ができる。
価格
200トンの機種は個別見積もり
納期
3〜4か月 (製品ページ)
電池
リン酸鉄リチウムイオン電池 (96V)
積載量
10〜200トン
走行速度
時速1.5km以下 (分速25m)
停止の精度
±10mm (100トン、150トンの機種。補正の追加で±1〜5mm)
誘導の方式
レーザーによる位置推定、磁気、QRコードの併用

対象: 重工業、造船、鉄道車両、航空機、大型設備の工場

出典: robo-hi.jp/robocar/robocar-agv

🧠 RoboCar AGV 10T モデル

屋内と屋外を行き来する10トン積みの無人搬送車

ドラム缶や大型の袋 (フレコンバッグ) を最大10トン載せ、倉庫と充填や出荷の場所の間を往復する無人搬送車。屋外は衛星測位 (GNSS) を補正する RTK 方式で走り、屋内はレーザーと慣性計測装置で地図を作りながら位置を推定する。床に磁気テープを貼る工事は不要である。車載の4Gと5Gで通信し、敷地に専用の無線LANを引かない。2026年9月16日に導入支援を始めた。
充電
約2時間 (20%から100%)
寸法
全長5,900mm、全幅2,400mm、全高680mm
通信
4G、5G (専用の無線LANは不要)
電池
リン酸鉄リチウムイオン電池 48V、410Ah
積載量
10トン
最高速度
時速5km
連続運用
10時間以上 (空車と満載を交互に運転した場合)
位置の精度
屋外で水平約2cm (衛星測位の RTK 方式)
登れる傾斜
最大6度
防水と防じん
IP54以上

対象: 化学、油脂加工、高圧ガス、農薬製造の工場

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260916

🧠 RoboCar AGV 10T - CV モデル

コンベアを内蔵した10トン積みの無人搬送車

アームロボットが積んだ製品をコンベアで受け取り、離れた倉庫まで運ぶ無人搬送車。2026年8月27日に発売した。会社は、2022年から生産の現場で動いており、事故と稼働の停止は無いと説明している。導入先の社名は公表していない。
保守
タイヤの交換が3年に1回 (使用の頻度による)
稼働
1日20時間、1時間に4往復
雨天
1時間の雨量15mm程度まで走行
積載量
10トン
搬送の距離
生産棟から200〜400m離れた倉庫まで

対象: 塗料、液体の充填、容器包装の工場

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260827

🧠 RoboCar AGV 50T - Al モデル

アルミ製造向けの50トン級の無人搬送車

アルミの塊を入れた容器を溶解炉の前まで運び、炉の扉と連動して炉内へ入れる無人搬送車。長さ6メートルと12メートルのアルミの棒を運ぶ機種と組み合わせて提供する。2026年9月7日に発売した。
誘導の方式
レーザー (床の工事は不要)
素材の搬送用
定格50トン。約300mの経路を往復
炉前への給材用
定格60トン

対象: アルミの鋳造、溶解、圧延、鍛造の工場

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260907

📦 RoboCar RC 50-200T 製品

ロボカー アールシー (リモコン操縦式の電動台車)

作業者がリモコンで操る重量物用の電動台車で、2026年8月24日に発売した。四隅に付けた LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー) が障害物を検知し、近づくと自動で止まる。積載量70トンの RoboCar RC 70T LF は、2026年9月に眞鍋造機と売買契約を結び、11月末に納める予定である。
積載量
50〜200トン
RC 70T LF の昇降
油圧式、上下の幅150mm
RC 70T LF の安全装置
レーザーセンサー4基、機械式バンパー、非常停止ボタン8か所、音と光の警報

対象: 造船、航空宇宙、大型変圧器、鉄鋼、風力発電の工場

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260824

📦 DeliRo 製品

デリロ (歩道を走る配送ロボット)

鍵の付いた荷室を4つ備え、1回の走行で4か所へ届けられる配送ロボット。道路交通法の遠隔操作型小型車に当たり、届け出だけで公道を走れる。2025年12月から2026年2月まで、名古屋市の栄地区で2か所へ続けて届ける定期運行を実証した。
寸法
幅66.3cm、奥行96.2cm、高さ108.9cm
荷室
4つ。内寸は幅476mm、奥行250mm、高さ155mm
通信
4G、Wi-Fi
積載量
最大100kg (公道では50kgまで)
最高速度
時速6km
登れる傾斜
10度 (公道では8度まで)
稼働と充電
約4時間、充電1時間
乗り越える段差
5cm

対象: 配送事業者、商業施設、病院、自治体

出典: robo-hi.jp/products/lrb/deliro

🧠 DeliRo Truck モデル

デリロ トラック (荷台を載せた配送とけん引のロボット)

DeliRo の荷室を荷台に替えた機種で、台車を引く型もある。2024年10月に開業した長崎スタジアムシティで、ジップラインの器具を片道約380メートル運んでいる。導入は戸田建設の支援を受けた。
けん引
300kg (けん引する型)
積載量
最大100kg (公道では50kgまで)
最高速度
時速6km
稼働と充電
約4時間、充電1時間

対象: 工場、研究機関、病院、スタジアムなど敷地の広い施設

出典: robo-hi.jp/products/lrb/deliro/deliro-truck

📦 RakuRo 製品

ラクロ (1人乗りの自動運転ロボット)

行き先をアプリで選ぶと、歩く速さで目的地まで走る1人乗りのロボット。会社は、人を乗せて届け出だけで公道を走れるロボットは国内でこの機種だけと説明している (2025年8月時点)。2025年8月には TAKANAWA GATEWAY CITY の催しで使われた。
定員
1人
最高速度
時速6km
体験の実績
E-Tokyo Festival 2024 で800人以上が乗車
稼働と充電
約4時間、充電1時間

対象: 観光施設、催しの主催者、高齢者施設、病院

出典: robo-hi.jp/products/lrb/rakuro

📦 PATORO 製品

パトロ (警備ロボット)

施設や街を自動で巡回する警備ロボット。2019年に発表し、2025年11月に暗視カメラを標準で載せた型を発表した。カメラの映像をAIで解析して人を検知し、管理者へ知らせる。2025年12月には、音と光でクマを遠ざける使い方を発表した。
寸法
幅66.3cm、奥行96.2cm、高さ108.9cm (DeliRo と同じ)
機能
自動の巡回、障害物の回避、人の検知と通知、遠隔の監視と通話、自動充電
カメラ
前に暗視カメラ、左右と後ろに可視光カメラ3台
今後の機能
商業施設での案内 (会社の計画)

対象: 商業施設、オフィスビル、工場、自治体

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20251125

📦 EV ROBO SWEEPER 製品

EVロボスイーパー (屋外用の自動運転の清掃車)

豊和工業の電動の清掃車に IZAC とセンサーを載せ、決めた経路や区域を無人で清掃する車両。両社は2023年7月に協業を始め、試作機を公開した。製品ページは、開発中のため諸元が変わる可能性があるとしている。
寸法
全長2,925mm、全幅1,680mm、全高2,280mm
段階
開発中 (製品ページ、2026年9月28日確認)
清掃の幅
1,680mm
車両質量
2,100kg
連続稼働
約5時間 (時速5kmで清掃した場合)
ごみの容量
500リットル
清掃の能力
1時間に1万6,800平方メートル (時速10kmで清掃した場合)

対象: 大きな工場、商業施設、レジャー施設

出典: robo-hi.jp/industrial/ev-robo-sweeper

📦 RoboCar 1/10 Pro 製品

実車の10分の1の大きさの開発用ロボットカー

自動運転とAIの研究に使う小型のロボットカー。エヌビディアの小型コンピューター Jetson AGX Orin を載せ、ロボット用の基本ソフト ROS2 に対応する。2026年8月、在庫5台を現況渡しで販売すると発表した。
計算機
エヌビディア Jetson AGX Orin
センサー
前方のステレオカメラ、周囲360度を測る LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー)、慣性計測装置、車輪の回転計
通常の定価
200万円相当
2026年8月の販売
30万円 (税別、送料別)、5台、9月30日まで

対象: 大学、研究機関、自動運転とAIの開発者

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260803

🛠️ ROBO-HI DANCE サービス

ロボハイ ダンス (人とロボットへ作業を割り振るサービス)

施設を三次元地図にして作業を登録し、人とロボットのどちらに任せるかをシステムが割り振るサービス。2026年4月24日に提供を始めた。会社は3段階で導入すると、50%の省人化を見込めると説明している。
提供開始
2026年4月24日
導入の段階
現場と人の作業のデジタル化、人の空き時間の割り当て、人とロボットの割り当て
会社が見込む効果
第2段階で30%、第3段階までで50%の省人化

対象: 施設管理会社、店舗

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260424

🛠️ ROBO-HI START サービス

ロボハイ スタート (エレベーターを改修せずにロボットを使うサービス)

階の移動は現場の担当者がロボットを運び、端末のボタンを押すと、ROBO-HI OS がその階の地図へ自動で切り替える。エレベーターやセキュリティドアの連携工事は不要である。2026年7月23日に提供を始めた。
提供開始
2026年7月23日
組み合わせるサービス
EYECAN Staff、ROBO-HI DANCE

対象: 既存のオフィスビル、商業施設

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260723

🛠️ EYECAN サービス

アイキャン (屋内の道案内アプリと、担当者の位置を把握する EYECAN Staff)

衛星測位が届かない屋内で、スマートフォンのカメラの映像と三次元地図を照らして現在地を割り出す道案内アプリ。2026年2月に提供を始めた。7月には、清掃や警備の担当者の位置を3メートル以内の精度で把握する EYECAN Staff を加えた。
提供開始
EYECAN は2026年2月、EYECAN Staff は2026年7月6日
設備の工事
不要 (ビーコンや Wi-Fi 機器を置かない)
EYECAN の精度
誤差1〜3メートル以内 (会社の説明)
EYECAN Staff の精度
3メートル以内 (会社の説明)

対象: 商業施設、駅、施設管理会社

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260216

🛠️ RoboVision サービス

ロボビジョン (遠隔で向きを変えられるカメラの映像配信)

利用者がスマートフォンからカメラの向きと拡大を操り、観光地の景色をその場の映像で見るサービス。2025年6月に始めた。2025年12月には、カメラで雲の動きを捉えて解析する気象向けのサービスを発表した。
提供開始
2025年6月
光学ズーム
最大25倍
カメラの動く範囲
上下115度、左右360度

対象: 観光地の事業者、自治体、鉄道会社

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20250603

📦 ROBO-HI WATER 製品

ロボハイ ウォーター (冷却水を浄化する装置)

化学薬品を使わず、電気と空気で循環する冷却水を浄化する装置。2026年8月19日に受注を始めた。ROBO-HI OS とつなぎ、設備を遠隔で監視する。効果の数字は会社の見込みで、導入の実績は公表していない。
受注開始
2026年8月19日
会社が見込む排水の削減
1日10トンから0.5トン未満へ
会社が見込む電力の削減
冷凍機の電力を1.5〜4.5%

対象: データセンター、発電所、大学、病院

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260819

🛠️ ROBO-HI フィジカルAI実証プラットフォーム サービス

仮想空間でのAIの学習から実機の検証までをつなぐ開発環境

エヌビディアの Omniverse で現場を仮想空間に再現し、ロボットのAIを学習、評価してから、ROBO-HI OS を通じて実機の検証へ移す環境。検証環境、運用基盤、立ち上げの支援をまとめて提供する。2026年9月15日に提供を始めた。
構成
クラウドの検証環境、ROBO-HI OS、立ち上げの支援
提供開始
2026年9月15日

対象: 工場、物流倉庫、オフィスビル、商業施設でロボットを使う企業

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260915

🏢 AiRO 子会社・関連

丸紅との合弁会社 (空港の制限区域内の自動運転)

空港の制限区域内で自動運転の車両を使う事業のため、丸紅とZMPが2018年12月に設立した合弁会社。2025年12月15日、日本航空の協力を得て、羽田空港でレベル4の貨物搬送を始めた。国土交通省の資料は、けん引車のメーカーをAiROと記す。
事業
空港の制限区域とターミナルで使う自動運転車両の開発と販売
設立
2018年12月7日
所在地
東京都千代田区大手町 (2025年12月の発表文)
設立時の出資比率
丸紅66%、ZMP34%

対象: 航空会社、空港会社

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20251215

🏢 ROBO-HIベトナム 子会社・関連

ROBO-HI VIET NAM COMPANY LIMITED (ベトナムの子会社)

技術開発を担うベトナムの子会社。2026年9月から、現地の工場と倉庫へ ROBO-HI OS を提供し、導入の支援から保守までを受け持つ。情報セキュリティの国際規格 ISO/IEC 27001:2022 の認証を取得している。
事前の実証
無人搬送フォークリフト (最大積載量1,000kg) など複数メーカーの機器をつないだ
現地での提供開始
2026年9月1日に発表

対象: ベトナムの工場、倉庫

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260901

🏢 ANRO 子会社・関連

韓国のティーロボティクス (T-Robotics) との合弁会社

韓国で製品を販売し、保守するための合弁会社で、2019年7月に設立を発表した。相手のティーロボティクスは、韓国の新興企業向け市場コスダックに上場するロボット企業である。公式サイトは、製品とサービスを韓国市場へ広げる会社と説明している。
相手
ティーロボティクス (2004年設立、2018年にコスダック上場)
設立の発表
2019年7月24日

対象: 韓国の物流会社、製造業

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20190724-4

🧠 RoboCar MiniVan モデル

旧社名の時代の自動運転の開発用車両 (現行のカタログに掲載なし)

市販のミニバンを基に、コンピューターから加速、制動、操舵を制御できるようにした開発用の車両。2018年8月27日から9月8日まで、日の丸交通と東京の大手町と六本木の間で実施した自動運転タクシーの実証に使った。公式サイトのカタログ一覧には載っていない (2026年9月28日確認)。
価格
1,800万円から (2017年6月の発表文)
後継の車種
RoboCar SUV (2018年7月発表、2,200万円、税抜き)
タクシーの実証
約5.3kmの区間、1日4往復、片道1,500円 (2018年)
現行のカタログ
掲載なし (2026年9月28日確認)

対象: 自動車メーカー、部品メーカー、大学 (当時)

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20180827

📦 CarriRo 製品

キャリロ (旧社名の時代の物流支援ロボット。現行のカタログに掲載なし)

倉庫や工場で荷物を載せた台車を運ぶロボットで、2016年8月に量産を始めた。2019年10月の発表文は、導入が累計120ユーザーを超えたとしている。無人フォークリフトの CarriRo Fork は2023年11月まで発表が続いた。公式サイトのカタログ一覧には載っていない (2026年9月28日確認)。
導入
累計120ユーザー以上 (2019年10月時点)
量産の開始
2016年8月
現行のカタログ
掲載なし (2026年9月28日確認)

対象: 物流倉庫、工場 (当時)

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20191003

🧪 技術・サービス (8)

🧰 IZAC 基盤

アイザック (自社開発の自動運転ソフト)

周囲の認識、判断、操作を担う自動運転ソフト。認識、自己位置の推定、経路の生成、車両の制御といった部品を組み合わせる構造で、Linux の上で動く。けん引車、歩道を走るロボット、清掃車に載る。2023年7月に他社への供給を始めた。
構造
部品 (コンポーネント) を組み合わせる方式
載せた車両
けん引車、配送ロボット、1人乗りロボット、警備ロボット、清掃車
他社への供給
2023年7月21日に開始を発表

対象: 自社の車両とロボット、建設機械や産業用車両のメーカー

出典: robo-hi.jp/products/izac/about

🧪 クラウドとロボットの分担 技術

会社が「分散型頭脳」と呼ぶ ROBO-HI OS の制御の設計と、設備との連携

高度な判断と設備との連携をクラウドが担い、現場での即時の制御をロボットが担う設計。会社は前者を大脳、後者を小脳にたとえる。狭い通路での優先順位や、エレベーターの前での待機の列をクラウドが決める。エレベーターの制御盤に手を加えず、昇降機メーカーなどのクラウドと直接つなぐため、ロボットは建物を改造せずに階を移動し、ゲートを通れる。
建物の改造
不要 (会社の説明)
連携する設備
エレベーター、フラッパーゲート、セキュリティドア
クラウドの役割
判断、設備との連携、交通整理
ロボットの役割
現場での即時の制御

対象: 複数のロボットを同じ場所で動かすオフィスビル、商業施設、病院

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260416

🧪 RoboMap 技術

ロボマップ (三次元地図を作るシステム)

背負って歩く計測機と専用のソフトで、ロボットが走る場所の三次元地図を作るシステム。建物の設計データ (BIM) を点群へ変える機能と、メーカーごとに違う地図の座標を1つにそろえる機能を持つ。
入力
計測した点群、建物の設計データ (BIM)
対応する地図の形式
三次元と二次元の点群、占有グリッドなど

対象: 歩道、施設の中、エレベーターの中を走るロボット

出典: robo-hi.jp/ad-tech/robomap

🧪 RoboSim 技術

ロボシム (自動運転のシミュレーター)

道路、空港、物流施設を仮想空間に再現し、ロボットと車両の走行を試すシミュレーター。IZAC とつないで動かす。会社は、12階建てのビルで配送、清掃、案内のロボット100台と設備を動かす試験をしたと説明している。
負荷の試験
12階建てのビルでロボット100台 (会社の説明)
再現する環境
公道 (車道と歩道)、空港、物流施設、テストコース

対象: ロボットの導入を検討する施設、開発者

出典: robo-hi.jp/ad-tech/robo-sim

🧪 目と声で動きを伝える機能 技術

歩行者と目線を合わせる表示と音声

ロボットの前面に目の形を表示し、曲がる向きを目の動きと音声で周囲に伝える機能。歩行者の目の位置を検知して目線を合わせる技術は、日本、米国、中国、韓国で特許を登録した。会社は2016年に歩道を走るロボットの開発を始めた。
特許の登録
日本、米国、中国、韓国 (2026年7月の発表文)
載せた機種
DeliRo、RakuRo、PATORO

対象: 歩道を走るロボット

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20260727

🧪 複数台の遠隔監視 技術

1人のオペレーターが複数のロボットを受け持つ運用

ロボットが自分で走る割合を高め、遠隔のオペレーターは監視を主にする運用。届け出制の公道走行では1人が最大4台を受け持つ。道路使用許可による公道走行では、1人で10台を同時に走らせた。開発は新エネルギー・産業技術総合開発機構の支援を受けた。
私有地
1人で19台を運用した例
届け出制の公道走行
1人で最大4台 (2025年5月時点の上限)
羽田空港のけん引車
1人で最大10台を管理できる設計
道路使用許可による公道走行
1人で10台 (DeliRo と RakuRo の合計)

対象: 配送、警備、搬送のロボットを運用する事業者

出典: robo-hi.jp/news/pressrelease_20250516

📐 遠隔操作型小型車の届け出制 規格

歩道を走るロボットの公道走行の制度 (改正道路交通法)

2023年4月1日に施行された改正道路交通法の制度。車体の大きさと最高速度が基準に収まるロボットは、通行する場所を管轄する都道府県公安委員会へ届け出ると公道を走れる。届け出には、審査の合格証など構造と性能を示す書面を添える。
施行
2023年4月1日
最高速度
時速6kmまで
同社の対応
DeliRo、RakuRo、PATORO がロボットデリバリー協会の審査に合格
届け出の期限
通行を始める日の1週間前まで
車体の大きさ
長さ120cm、幅70cm、高さ120cmまで

対象: 歩道を走るロボットを使う事業者

出典: npa.go.jp/bureau/traffic/selfdriving/roadtesting/enkakusousakogatashanogaiyou2.pdf

📐 空港の制限区域内のレベル4 規格

国土交通省航空局が進める空港での自動運転

運転者が乗らず、決まった条件のもとでシステムがすべての運転を担う段階。国土交通省航空局は2018年6月に検討委員会を設けて実証を進め、2025年12月15日に羽田と成田の2空港でけん引車が実用化されたと発表した。羽田では国が信号やカメラを整備した。
発表
2025年12月15日 (国土交通省航空局)
成田空港の車種
EZTow (TLD/Tracteasy)
羽田空港の車種
RoboCar Tractor 25T (AiRO)、3ATE25 (豊田自動織機)
検討委員会の設置
2018年6月

対象: 航空会社、空港の地上支援業務の会社

出典: mlit.go.jp/report/press/kouku09_hh_000302.html

📊 開示データ (5)

未上場で決算を公表していないため、業績の表は無い。会社の公式サイトと発表文、国土交通省と警察庁の資料で確かめられる製品の仕様、導入の実績、沿革を表にまとめた。数字は出所の資料のままで、会社の説明に基づくものは注にその旨を書いた。

最終確認:

主な車両とロボットの仕様

製品 種類 積載量・けん引重量 速度 寸法 (mm) 電池と稼働
RoboCar Tractor 25T 電動けん引車 (自動運転) けん引30トン 自動で時速15km、手動で時速20km 全長3,175、全幅1,828、全高2,445 60kWh。満充電で245km (けん引なし)
RoboCar AGV 10T 無人搬送車 (屋内と屋外) 積載10トン 最高時速5km 全長5,900、全幅2,400、全高680 48V、410Ah。連続10時間以上、充電は約2時間
RoboCar AGV 10-200T 無人搬送車 積載10〜200トン 時速1.5km以下 ― 96V
RoboCar RC 70T LF リモコン操縦の搬送車 積載70トン ― ― ―
DeliRo 配送ロボット 積載100kg (公道は50kgまで) 最高時速6km 幅663、奥行962、高さ1,089 約4時間。充電は1時間
DeliRo Truck 荷台つきの配送ロボット 積載100kg (公道は50kgまで)、けん引300kg 最高時速6km ― 約4時間。充電は1時間
RakuRo 1人乗りのロボット 定員1人 最高時速6km ― 約4時間。充電は1時間
PATORO 警備ロボット ― ― 幅663、奥行962、高さ1,089 自動充電に対応
EVロボスイーパー 屋外用の清掃車 (開発中) ごみの容量500リットル 清掃時に時速約3〜10km 全長2,925、全幅1,680、全高2,280 連続約5時間 (時速5kmで清掃した場合)
  • 数字は会社の製品ページと発表文による (2026年9月28日確認)。
  • RoboCar Tractor 25T のけん引重量は、製品ページと2026年5月11日の発表文が最大30トン、2025年9月4日の発表文が最大25トンと書く。
  • 2025年12月17日の発表文には、最大25トンと「5〜最大30トン」の両方の記載がある。
  • 表は製品ページの値を採った。
  • RoboCar AGV 10T の速度は、2026年9月16日の発表文にある最高速度である。
  • RoboCar AGV 10-200T の電池は、容量を仕様に応じて変えられる。
  • DeliRo と PATORO の寸法は同じで、会社の資料のセンチメートルをミリメートルに直した。
  • EVロボスイーパーは豊和工業製の車体を使い、製品ページは開発中のため諸元が変わる可能性があるとしている。

出典: RoboCar Tractor 25T 製品ページ (2026年9月28日確認) 、RoboCar AGV/RC 10-200T 製品ページ (2026年9月28日確認) 、RoboCar AGV 10T の発表文 (2026年9月16日) 、眞鍋造機との売買契約の発表文 (2026年9月14日) 、DeliRo 製品ページ (2026年9月28日確認) 、DeliRo Truck 製品ページ (2026年9月28日確認) 、RakuRo 製品ページ (2026年9月28日確認) 、暗視カメラを載せた PATORO の発表文 (2025年11月25日) 、EVロボスイーパー 製品ページ (2026年9月28日確認)

導入と実証の実績

時期 場所 製品 内容 相手
2018年8月27日〜9月8日 東京都 大手町〜六本木 RoboCar MiniVan 自動運転タクシーの実証。約5.3kmを1日4往復、片道1,500円 日の丸交通。三菱地所が協賛、森ビルが協力
2022年〜 塗料・液体充填の工場 (社名は非公表) RoboCar AGV 10T - CV 生産棟と倉庫の間を1日20時間、1時間に4往復 非公表
2024年10月〜 長崎スタジアムシティ DeliRo Truck、ROBO-HI OS ジップラインの器具を片道約380m運ぶ 戸田建設が導入を支援
2025年3月〜 TAKANAWA GATEWAY CITY ROBO-HI OS 複数メーカーのロボットの運用。2026年3月の全面開業で40台超 街づくりはJR東日本
2025年8月18〜24日 TAKANAWA GATEWAY CITY RakuRo ロボットに乗って映像を楽しむ催し。1回1,500円 主催はJR東日本
2025年12月15日〜 羽田空港の制限区域内 RoboCar Tractor 25T、ROBO-HI OS レベル4の貨物搬送 AiRO (丸紅との合弁)、日本航空が協力
2025年12月16日〜2026年2月13日 名古屋市 栄地区 DeliRo 公道で2か所へ続けて届ける定期運行の実証。平日35日間 愛知県の実証に参加
2026年9月発表 ベトナムの倉庫 ROBO-HI OS 複数メーカーの無人搬送フォークリフトと搬送ロボットをつなぐ実証 ROBO-HIベトナム
2026年11月末 (予定) 眞鍋造機の工場 (愛媛県今治市) RoboCar RC 70T LF 船舶用の甲板機械など大型の部材の搬送。売買契約は2026年9月に発表 眞鍋造機
  • 会社の発表文による。
  • 羽田空港の実用化は、国土交通省航空局も2025年12月15日に発表した。
  • 同局の資料は、羽田空港で運用を始めた車種として、AiROの RoboCar Tractor 25T と豊田自動織機の車種を挙げる。
  • 塗料・液体充填の工場の実績は会社の説明で、会社は2022年の稼働から事故と稼働の停止が無いとしている。
  • 名古屋市の実証について、会社は届け出制の公道走行で国内初 (愛知県調べ) としている。
  • ROBO-HI OS は2023年の導入から国内18か所以上で稼働している (2026年4月時点) が、施設の一覧は公表されていない。

出典: 自動運転タクシーの実証の発表文 (2018年8月27日) 、RoboCar AGV 10T - CV の発表文 (2026年8月27日) 、長崎スタジアムシティへの導入の発表文 (2024年10月29日) 、TAKANAWA GATEWAY CITY での本格稼働の発表文 (2026年4月16日) 、TAKANAWA NIGHT SAFARI の発表文 (2025年8月7日) 、羽田空港でのレベル4搬送の発表文 (2025年12月15日) 、国土交通省航空局の報道発表資料 (2025年12月15日) 、名古屋市栄地区での配送実証の発表文 (2025年12月2日) 、歩道を走る3機種の10年を振り返る発表文 (2026年7月27日) 、ベトナム事業の開始の発表文 (2026年9月1日) 、眞鍋造機との売買契約の発表文 (2026年9月14日)

直近12か月に発表した製品とサービス

発表日 名称 内容
2025年11月25日 PATORO (暗視カメラつき) 前方に暗視カメラを標準で載せた警備ロボット。AIが人を検知して通知
2025年12月16日 PATORO のクマ対策 巡回しながら音と光を不規則に出し、野生動物を遠ざける使い方
2025年12月17日 RoboCar Tractor 25T の販売パートナー募集 工場、物流倉庫、港湾へ売る会社を全国で募る
2025年12月25日 RoboVision Climate Insight カメラで雲の動きを捉え、AIで解析する気象向けのサービス
2026年2月17日 EYECAN 屋内の道案内アプリ。設備の工事は不要
2026年4月24日 ROBO-HI DANCE 人とロボットへ作業を割り振るサービス
2026年5月11日 RoboCar AGV 50T、100T/150T 積載量50〜150トンの無人搬送車を発売
2026年6月29日 RoboCar AGV 200T 積載量200トンの無人搬送車の受注を開始。価格は個別見積もり
2026年7月6日 EYECAN Staff 清掃や警備の担当者の位置を把握し、作業の報告をAIが作る
2026年7月23日 ROBO-HI START エレベーターを改修せず、人がロボットを階の間で運ぶ運用
2026年8月19日 ROBO-HI WATER 冷却水を薬品を使わずに浄化する装置の受注を開始
2026年8月24日 RoboCar RC 50-200T リモコン操縦式の重量物用の電動台車を発売
2026年8月27日 RoboCar AGV 10T - CV コンベアを内蔵した10トン積みの無人搬送車を発売
2026年9月7日 RoboCar AGV 50T - Al アルミの塊を溶解炉へ運ぶ50トン級の無人搬送車を発売
2026年9月15日 フィジカルAI実証プラットフォーム 仮想空間でAIを学習、評価し、実機の検証へ移す開発環境
2026年9月16日 RoboCar AGV 10T 屋内と屋外を行き来する10トン積みの無人搬送車の導入支援を開始
  • 2025年10月から2026年9月までの会社の発表文から、新しい製品とサービスを拾った。
  • 催しの案内と報道の紹介は除いた。
  • 発表は販売や受注の開始を示すもので、受注や納入の件数は公表されていない。
  • 納入の予定が公表されたのは、眞鍋造機向けの RoboCar RC 70T LF (2026年11月末) である。

出典: 暗視カメラを載せた PATORO の発表文 (2025年11月25日) 、PATORO のクマ対策の発表文 (2025年12月16日) 、けん引車の販売パートナー募集の発表文 (2025年12月17日) 、RoboVision の気象向けサービスの発表文 (2025年12月25日) 、EYECAN の発表文 (2026年2月17日) 、ROBO-HI DANCE の発表文 (2026年4月24日) 、RoboCar AGV 50T、100T/150T の発表文 (2026年5月11日) 、RoboCar AGV 200T の発表文 (2026年6月29日) 、EYECAN Staff の発表文 (2026年7月6日) 、ROBO-HI START の発表文 (2026年7月23日) 、ROBO-HI WATER の発表文 (2026年8月19日) 、RoboCar RC 50-200T の発表文 (2026年8月24日) 、RoboCar AGV 10T - CV の発表文 (2026年8月27日) 、RoboCar AGV 50T - Al の発表文 (2026年9月7日) 、フィジカルAI実証プラットフォームの発表文 (2026年9月15日) 、RoboCar AGV 10T の発表文 (2026年9月16日) 、眞鍋造機との売買契約の発表文 (2026年9月14日)

日本の上場企業との関係

相手 証券コード 関係 時期 いまの関係
丸紅 8002 合弁会社AiROを設立。設立時の出資比率は丸紅66%、ZMP34% 2018年12月 続いている
日本航空 9201 羽田空港でのレベル4の貨物搬送に協力 2025年12月 続いている
JR東日本 9020 同社が手がける TAKANAWA GATEWAY CITY で ROBO-HI OS が稼働。同社が主催した催しで RakuRo が使われた (2025年8月) 2025年3月〜 稼働中 (2026年4月の発表)
伊藤忠商事 8001 子会社の伊藤忠テクノソリューションズと、50〜200トン級の無人搬送車で協業 2026年8月 続いている
豊和工業 6203 屋外用の清掃車の自動運転化で協業 2023年7月 続いている
戸田建設 1860 長崎スタジアムシティへの導入を支援 2024年10月 確かめられない
日清紡ホールディングス 3105 第三者割当増資を引き受け 2017年6月 株主かは非公表
TOPPANホールディングス 7911 第三者割当増資を引き受け (当時は凸版印刷) 2017年6月 株主かは非公表
住友商事 8053 第三者割当増資を引き受け 2017年6月 株主かは非公表
電通総研 4812 第三者割当増資を引き受け (当時は電通国際情報サービス) 2017年6月 株主かは非公表
ディー・エヌ・エー 2432 2015年5月に合弁会社ロボットタクシーを設立。業務提携を解消する方針で合意 2017年1月 解消
ソニーグループ 6758 当時の子会社ソニーモバイルコミュニケーションズと合弁会社エアロセンスを設立 2015年8月 エアロセンスの主要株主はソニーグループだけ
  • 「いまの関係」は2026年10月1日に確かめた。
  • 「続いている」の根拠は ROBO-HI の会社情報である。
  • 主な事業のパートナーに丸紅 (AiRO)、日本航空、伊藤忠テクノソリューションズを、主な製品に豊和工業製の清掃車を挙げる。
  • JR東日本の行は ROBO-HI の発表による。
  • 現在の株主構成は公表されていない。
  • 2017年6月の増資の引受先が、いまも株式を持つかは確かめられない。
  • 増資の総額は15億円で、引受先にはライドオン・エースタート1号投資事業有限責任組合と Nikon-SBI Innovation Fund も含まれる。
  • 伊藤忠テクノソリューションズの株主は、伊藤忠商事が66.67%である (伊藤忠テクノソリューションズの会社概要、2026年10月1日確認)。
  • 同社は東京証券取引所の上場銘柄一覧に無い (2026年8月末)。
  • エアロセンスの会社概要は、主要株主にソニーグループだけを挙げる (2026年9月28日確認)。
  • ROBO-HI の会社情報は、関連会社としてベトナムの子会社、AiRO、ANROの3社を挙げ、エアロセンスを挙げていない。

出典: 丸紅との合弁会社設立の発表文 (2018年12月7日) 、羽田空港でのレベル4搬送の発表文 (2025年12月15日) 、TAKANAWA GATEWAY CITY での本格稼働の発表文 (2026年4月16日) 、TAKANAWA NIGHT SAFARI の発表文 (2025年8月7日) 、伊藤忠テクノソリューションズとの協業の発表文 (2026年8月4日) 、伊藤忠テクノソリューションズ 会社概要 (2026年9月28日確認) 、豊和工業との協業の発表文 (2023年7月19日) 、長崎スタジアムシティへの導入の発表文 (2024年10月29日) 、第三者割当増資の完了について (2017年6月26日) 、ディー・エヌ・エーの発表文 (2017年1月6日) 、エアロセンス 会社概要・沿革 (2026年9月28日確認) 、ROBO-HI 会社情報 (2026年9月28日確認)

沿革

時期 出来事
2001年1月30日 有限会社ゼットエムピーを設立
2001年6月 株式会社へ組織を変更
2009年6月 本社を東京都文京区小石川へ移転
2015年5月 ディー・エヌ・エーと合弁会社ロボットタクシーを設立
2015年8月 ソニーモバイルコミュニケーションズと合弁会社エアロセンスを設立
2016年8月 物流支援ロボット CarriRo の量産を開始
2016年11月14日 東京証券取引所マザーズ市場への上場を承認される (上場の予定日は12月19日)
2016年12月8日 顧客情報の流出を受け、新株の発行と株式の売り出しを中止し、上場手続きを延期
2017年1月6日 ディー・エヌ・エーが、自動運転の業務提携を解消する方針で合意したと発表
2017年6月26日 第三者割当増資で総額15億円を調達
2018年8月 日の丸交通と、東京都心で自動運転タクシーの実証
2018年12月7日 丸紅と合弁会社AiROを設立
2019年7月 韓国のティーロボティクスと合弁会社ANROを設立したと発表
2022年2月18日 ロボットデリバリー協会が発足。設立発起人の8社に加わる
2023年7月19日 改正道路交通法 (2023年4月1日施行) に対応した DeliRo、RakuRo、PATORO を公開
2024年10月 長崎スタジアムシティに DeliRo Truck と ROBO-HI を導入
2025年3月17日 本社の業務を東京都中央区晴海で開始
2025年4月1日 社名を株式会社ZMPから ROBO-HI株式会社へ変更
2025年12月15日 羽田空港の制限区域内で、レベル4の貨物搬送を開始
2026年3月 TAKANAWA GATEWAY CITY の全面開業で、ROBO-HI OS につながるロボットが40台超に
2026年5月〜9月 積載量10〜200トンの無人搬送車を相次いで発売
  • 会社の沿革と発表文による。
  • 2016年12月13日の会社の説明では、流出した顧客の一覧は同年5月に流出したものと同じだった。
  • 会社は12月8日に東京証券取引所へ新規上場を取りやめると申し出て、上場の承認は取り消された。
  • 公式サイトの発表一覧に、その後の上場申請の発表は見当たらない (2026年9月28日確認)。
  • ディー・エヌ・エーとの合弁会社の設立の時期は、同社の発表文による。

出典: ROBO-HI 会社情報 (2026年9月28日確認) 、社名変更ならびに本社移転のお知らせ (2025年3月10日) 、ディー・エヌ・エーの発表文 (2017年1月6日) 、エアロセンス 会社概要・沿革 (2026年9月28日確認) 、CarriRo の韓国での販売開始の発表文 (2019年10月3日) 、東京証券取引所マザーズ市場への上場承認に関するお知らせ (2016年11月14日) 、新株式発行及び株式売出しの中止等に関する取締役会決議のお知らせ (2016年12月8日) 、上場延期に関してよくあるご質問とご回答 (2016年12月13日) 、第三者割当増資の完了について (2017年6月26日) 、自動運転タクシーの実証の発表文 (2018年8月27日) 、丸紅との合弁会社設立の発表文 (2018年12月7日) 、韓国の合弁会社ANRO設立の発表文 (2019年7月24日) 、ロボットデリバリー協会の発足の発表文 (2022年2月18日) 、改正道路交通法への対応の発表文 (2023年7月19日) 、長崎スタジアムシティへの導入の発表文 (2024年10月29日) 、羽田空港でのレベル4搬送の発表文 (2025年12月15日) 、TAKANAWA GATEWAY CITY での本格稼働の発表文 (2026年4月16日) 、RoboCar AGV 50T、100T/150T の発表文 (2026年5月11日) 、RoboCar AGV 10T の発表文 (2026年9月16日)

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
製品は2系統ある。1つは、メーカーや機種の違うロボットを1つの画面で管理するクラウドサービス「ROBO-HI OS」で、同社は自律運用OS (AOS) と呼ぶ。ロボットの監視、経路の生成、交通整理、エレベーターなど設備との連携を担う。もう1つは、自社の自動運転ソフト「IZAC (アイザック)」を載せた車両とロボットである。搬送用には、けん引車 RoboCar Tractor 25T と、積載量10〜200トンの無人搬送車 RoboCar AGV がある。歩道を走るロボットは、配送用の DeliRo (デリロ)、1人乗りの RakuRo (ラクロ)、警備用の PATORO (パトロ) がある。
コア技術
設計の考え方は、高度な判断を担うクラウドと、現場で即時に制御するロボットを連動させることにある。同社は前者を「大脳」、後者を「小脳」と呼ぶ。建物の設計データ (BIM) や点群から三次元地図を作り、メーカーごとに違う地図の座標を1つにそろえる。地図には、走れる場所、エレベーターの待機場所、優先して通す場所を書き込む。エレベーターとの連携では、制御盤を改造せず、昇降機メーカーのクラウドと直接つなぐ。けん引車 RoboCar Tractor 25T は、路面に磁気ネイルなどを埋めず、車載のセンサーだけで走る。
事業セグメント
事業は「空港・産業」と「街・暮らし」の2つ。空港・産業は、航空会社、空港会社、重工業、鉄鋼、造船が対象で、けん引車と無人搬送車に ROBO-HI OS を組み合わせる。街・暮らしは、オフィスビル、商業施設、マンション、ホテルが対象で、ROBO-HI OS と歩道を走るロボットを提供する。会社は事業ごとの売上高を公表していない。2017年6月の発表文は、開発用車両 RoboCar MiniVan、走行データを集める RoboTest、物流支援ロボット CarriRo を事業に挙げていた。いずれも公式サイトのカタログに無い (2026年9月28日確認)。RoboCar の名は、いまはけん引車や搬送車、開発用の小型車に使われている。
主力製品・モデル
RoboCar Tractor 25T (自動運転の電動けん引車)
ガバナンス

経営陣・組織

CEO
谷口恒
役員
取締役 西村明浩、取締役 タ・ゴック・フイ・ドン、常勤監査役 佐藤八郎 (公式サイト、2026年9月28日確認)
子会社
子会社: ROBO-HIベトナム (ROBO-HI VIET NAM COMPANY LIMITED、技術開発と現地での販売)。合弁会社: AiRO (丸紅との合弁、空港の制限区域内の自動運転)、ANRO (韓国のティーロボティクスとの合弁、韓国での販売)
専門指標

業界別スペック

主要製品
ROBO-HI OS・RoboCar Tractor 25T・RoboCar AGV 10-200T・RoboCar AGV 10T・RoboCar AGV 10T - CV・RoboCar AGV 50T - Al・RoboCar RC 50-200T・DeliRo・DeliRo Truck・RakuRo・PATORO・EV ROBO SWEEPER・RoboCar 1/10 Pro・ROBO-HI DANCE・ROBO-HI START・EYECAN・RoboVision・ROBO-HI WATER・ROBO-HI フィジカルAI実証プラットフォーム・AiRO・ROBO-HIベトナム・ANRO・RoboCar MiniVan・CarriRo
主力モデル
RoboCar Tractor 25T (自動運転の電動けん引車)
自動運転レベル
レベル4 (羽田空港の制限区域内、2025年12月)
事業の内容
ロボットの運用基盤と自動運転の搬送車
自動運転システム
IZAC (自社開発の自動運転ソフト)
開発と運行の段階
合弁会社AiROが羽田空港でレベル4の貨物搬送を開始 (2025年12月)。運用基盤は国内18か所以上で稼働 (2026年4月)
直近の資金調達
2017年6月に第三者割当増資で15億円を調達 (会社発表)
上場の状況
未上場 (2016年12月に上場手続きを延期)
主な出資者
2017年6月の第三者割当増資の引受先: 電通国際情報サービス (現 電通総研)、日清紡ホールディングス、ライドオン・エースタート1号投資事業有限責任組合、凸版印刷 (現 TOPPANホールディングス)、Nikon-SBI Innovation Fund、住友商事など。現在の株主構成は公表されていない。

⭐ 強み・特徴

  1. ①空港でのレベル4の実績 2025年12月15日、丸紅との合弁会社AiROが、羽田空港の制限区域内で無人のけん引車による貨物搬送を始めた。国土交通省は同日、羽田と成田の2空港でレベル4のけん引車が実用化されたと発表した。羽田で運用を始めた2車種の1つが RoboCar Tractor 25T で、もう1つは豊田自動織機の車種である
  2. ②複数メーカーのロボットをまとめる運用基盤 ROBO-HI OS は、国内外のメーカーが造った40種類以上のロボットとつながる (公式サイト、2026年9月28日確認)。2023年の導入から、国内18か所以上の施設で稼働している (2026年4月時点)
  3. ③届け出だけで公道を走れるロボット DeliRo、RakuRo、PATORO の3機種は、ロボットデリバリー協会の安全基準適合審査に合格した。2023年4月に施行された改正道路交通法の届け出制で、歩道などを走れる
  4. ④特許 会社の公式サイトは、特許を国内外で51件 (申請中を含む) としている (2026年9月28日確認)

📝 現状分析

未上場で、売上高や損益を公表していない。資本金は1億円 (公式サイト、2026年9月28日確認)。会社が発表した資金調達は、2017年6月の第三者割当増資 (総額15億円) が最後である。2016年11月に東京証券取引所マザーズ市場への上場を承認されたが、顧客情報の流出を受け、同年12月8日に上場手続きの延期を決めた。公式サイトの発表一覧に、その後の上場申請の発表は見当たらない (2026年9月28日確認)。2018年には東京都心で自動運転タクシーの実証をしたが、現在は運用基盤と搬送車を前面に出している。導入先の社名や台数を公表していない案件がある。けん引車は、中国の空港用車両メーカー、広泰 (WEIHAI GUANGTAI) の車体を使う。

🧭 ビジョン・戦略

会社は「ロボメーカーから、AOS (自律運用OS) プラットフォーマーへ」という方針を掲げ、2019年から運用基盤の開発に軸足を移したと説明している。対象は2つある。1つは施設管理で、配送、清掃、警備、点検の人手不足に、ROBO-HI OS と、人の作業を支援するアプリで応える。もう1つは空港と重工業で、クレーンと人手に頼る重量物の搬送を無人搬送車に置き換える。販売では、2026年8月に伊藤忠テクノソリューションズと協業を始めた。けん引車は2025年12月から全国で販売パートナーを募っている。海外は、ベトナムの現地法人と韓国の合弁会社を拠点にする。

🔮 今後の展望

会社は数値の目標を公表していない。公表済みの予定は次のとおり。2026年11月末に、愛媛県今治市の眞鍋造機へ、積載量70トンのリモコン操縦式の搬送車を納める。暗視カメラを載せた警備ロボット PATORO には、商業施設での案内の機能を加える計画である。ベトナムでは、対応するロボットの機種と導入拠点を増やす。読者が確かめる点は3つある。1つ目は、羽田空港のけん引車の台数と、ほかの空港への広がり。2つ目は、2026年に発売した10〜200トンの無人搬送車の受注と納入の発表。3つ目は、ROBO-HI OS が稼働する施設の数である。

📊 詳細ビジネスデータ

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

自動運転ソフト IZAC は、センサーの情報から周囲を認識し、走る経路を決め、車両を制御するまでを担う。Linux の上で、認識、自己位置の推定、経路の生成、車両の制御といった部品が並行して動く。けん引車 RoboCar Tractor 25T は、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」を使う。三次元の点群と地図を照らし合わせ、自分の位置を推定する。10トン積みの無人搬送車は、屋外では衛星測位 (GNSS) を補正する RTK 方式で走り、水平の精度は約2センチメートル。屋内では、レーザーで地図を作りながら位置を推定する方式に切り替わる。歩道を走る配送ロボット DeliRo は、カメラとレーザーセンサーで周囲360度を認識し、最高時速6キロメートルで走る。進む向きは、目の形の表示と音声で周囲の歩行者に伝える。

🏗️ システム基盤構成

ROBO-HI OS はクラウドで動く。会社は、データ、映像、制御の通信を、インターネットから切り離した専用のネットワークの中で暗号化して処理すると説明している。データは国内のサーバーに保管する。歩道を走るロボットは、届け出制の公道走行で、1人のオペレーターが最大4台を同時に受け持てる (2025年5月時点)。私有地では1人で19台を運用した例がある。羽田空港のけん引車は、1人の遠隔オペレーターが最大10台を管理できる。検証用には、三次元地図を作る RoboMap と、走行を仮想空間で再現する RoboSim を持つ。2026年9月には、エヌビディアの Omniverse を使う「ROBO-HI フィジカルAI実証プラットフォーム」の提供を始めた。開発拠点は東京都内の3つのラボとベトナムの子会社で、テストコースは日本自動車大学校 (成田) にある。

💰 売上の見込み

会社は業績予想を公表していない。売上高、損益、受注高の開示も無い。公表済みの計画は、2026年11月末の眞鍋造機への搬送車の納入と、ベトナムでの ROBO-HI OS の提供 (2026年9月に開始) である。

💸 売上の出どころ

収益の源は、公表資料から3つ読み取れる。1つ目は車両とロボットの販売で、200トン積みの無人搬送車の価格は仕様ごとの個別見積もりとしている。2つ目は ROBO-HI OS の提供で、会社は「ワンストップ型のクラウドサービス」と説明するが、料金は公表していない。3つ目は導入の支援で、施設の三次元地図の作成、経路と動線の設計、試運転、保守を含む。公表された価格の例は少ない。開発用のロボットカー RoboCar 1/10 Pro は、通常の定価が200万円相当である。2026年8月には、在庫5台を現況渡しの30万円 (税別) で販売すると発表した。

👤 経営者履歴

CEO — 谷口恒

谷口恒氏 (戸籍名は谷口恵恒) は代表取締役社長で、肩書に「インフラデザイナー」を併記する。2016年から2019年にかけて東京芸術大学大学院の博士課程でデザインを研究し、美術の博士号を持つ。天台宗の阿闍梨 (あじゃり) でもある。2016年12月に上場手続きの延期を決めた時も社長を務めていた。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

丸紅 (8002) とは、2018年12月に合弁会社AiROを設立した。設立時の出資比率は丸紅66%、ZMP34%だった。AiROは2025年12月、日本航空 (9201) の協力を得て、羽田空港でレベル4の貨物搬送を始めた。JR東日本 (9020) が手がける TAKANAWA GATEWAY CITY では、40台超のロボットが ROBO-HI OS につながる。ROBO-HI の2026年4月の発表による。2025年8月には、JR東日本が主催した催しで RakuRo が使われた。伊藤忠商事 (8001) の子会社の伊藤忠テクノソリューションズとは、2026年8月に無人搬送車で協業を始めた。豊和工業 (6203) とは、2023年7月から清掃車の自動運転化で協業している。2017年6月の第三者割当増資は、日清紡ホールディングス (3105)、住友商事 (8053) などが引き受けた。いまも株主かどうかは公表されていない。ディー・エヌ・エー (2432) とは合弁会社ロボットタクシーを設けたが、2017年1月に業務提携を解消する方針で合意した。

🚗 モデルラインナップ

空港と工場向けは2系統ある。けん引重量30トンの電動けん引車 RoboCar Tractor 25T と、積載量10〜200トンの無人搬送車 RoboCar AGV である。RoboCar AGV には、コンベアを内蔵した10トン積みの機種と、アルミの塊を溶解炉へ運ぶ50トン級の機種を加えた。人がリモコンで操る RoboCar RC は、積載量50〜200トンに対応する。歩道を走るロボットは、配送用の DeliRo、荷台を載せた DeliRo Truck、1人乗りの RakuRo、警備用の PATORO の4つ。いずれも時速6キロメートル以下で走る。屋外用の清掃車 EV ROBO SWEEPER は豊和工業製の車体を使い、会社は開発中のため諸元が変わる可能性があるとしている。

🛡️ 安全機能

歩道を走る DeliRo、RakuRo、PATORO は、ロボットデリバリー協会の安全基準適合審査に合格している。道路交通法は、こうしたロボット (遠隔操作型小型車) に、車体の前後から押せる非常停止ボタンを求めている。10トン積みの無人搬送車は、レーザーセンサー6基、物理バンパー、非常停止ボタン6か所を備え、人や障害物を検知すると段階を踏んで減速し、止まる。リモコン操縦式の RoboCar RC 70T LF は、レーザーセンサー4基、機械式バンパー、非常停止ボタン8か所を標準で載せる。ROBO-HI OS につなぐと、サーバーから即時に停止を指示できる。2023年には、あいおいニッセイ同和損害保険と共同で、自動運転ロボット専用の保険プランを開発した。

🤝 主要パートナーシップ

合弁: 丸紅 (AiRO、2018年12月設立)、韓国のティーロボティクス (T-Robotics、ANRO、2019年7月発表)。
販売と導入の協業: 伊藤忠テクノソリューションズ (2026年8月、無人搬送車)。
開発の協業: 豊和工業 (2023年7月、清掃車の自動運転化)。
ROBO-HI OS につながるロボットのメーカー: オカムラ、アマノ、ドイツのケルヒャー (Kärcher)、韓国のニュービリティ (Neubility)。
空港: 日本航空 (羽田空港での運用に協力)。
業界団体: ロボットデリバリー協会 (2022年2月に発足した時の8社の1つ)。

🌏 輸出先・市場

国内が中心である。海外では、2026年9月にベトナムで ROBO-HI OS の提供を始めた。現地の倉庫で、複数メーカーの無人搬送フォークリフトや搬送ロボットをつなぐ実証をしたうえで決めた。韓国では、合弁会社ANROが製品とサービスを販売する。2023年7月には、韓国のティーロボティクス、現地の病院 (Sun Medical Center) と、病院内の搬送をロボットに任せる協業で覚書を結んだ。

基本情報

上場・財務

本社
東京都中央区晴海
創業
2001
上場ステータス
未上場
コンプライアンス

信用・米制裁

銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
なし
グローバル

海外進出

資金流出
なし
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅱 専門メディア
最終確認
2026-10-01 16:29:12
検証者
claude+primary-sources

海外子会社・拠点

会社役割所在地出資比率
ROBO-HIベトナム (ROBO-HI VIET NAM COMPANY LIMITED)技術開発。情報セキュリティの国際規格 ISO/IEC 27001:2022 の認証を取得。2026年9月から現地の工場と倉庫へ ROBO-HI OS を提供ベトナム非公表 (会社は子会社と説明)
ANROROBO-HI の製品とサービスを韓国で販売。設立の発表は2019年7月韓国非公表 (韓国のティーロボティクスとの合弁)

資金調達と資本提携の履歴

内容時期相手
合弁会社ロボットタクシーを設立。2017年1月6日、ディー・エヌ・エーが業務提携を解消する方針で合意したと発表2015年5月ディー・エヌ・エー
合弁会社エアロセンスを設立。エアロセンスの会社概要は、主要株主にソニーグループだけを挙げる (2026年9月28日確認)2015年8月ソニーモバイルコミュニケーションズ (現 ソニー)
11月14日にマザーズ市場への上場を承認された。12月8日に新株の発行と株式の売り出しを中止し、上場手続きを延期2016年11月〜12月東京証券取引所
第三者割当増資で総額15億円を調達 (6月26日付)2017年6月電通国際情報サービス、日清紡ホールディングス、凸版印刷、住友商事など
合弁会社AiROを設立。設立時の出資比率は丸紅66%、ZMP34%2018年12月丸紅
合弁会社ANROを韓国に設立したと発表2019年7月ティーロボティクス (韓国)

出典 URL

  • https://www.robo-hi.jp/company
  • https://www.robo-hi.jp/news/news_20250310
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20251215
  • https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku09_hh_000302.html
  • https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001972737.pdf
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20260416
  • https://www.robo-hi.jp/robo-hi
  • https://www.robo-hi.jp/robocar/robocar-tractor
  • https://www.robo-hi.jp/robocar/robocar-agv
  • https://www.robo-hi.jp/products/lrb/deliro
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20260914
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20260804
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20260901
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20251202-2
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20181207
  • https://www.robo-hi.jp/news/pressrelease_20170626
  • https://fo-pro.s3.amazonaws.com/files/5acaf6a6256aa615ee00185c/pressrelease_20161208.pdf
  • https://www.robo-hi.jp/news/20161114-2
  • https://dena.com/jp/news/3270/
  • https://aerosense.co.jp/company/about.html
  • https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/selfdriving/roadtesting/enkakusousakogatashanogaiyou2.pdf
  • https://www.robo-hi.jp/recruit/voice-from-ceo

最新動向

業績 未上場で、売上高や損益を公表していない。直近12か月に、決算や資金調達の発表は無い (公式サイトの発表一覧、2026年9月28日確認)。

事業 2025年12月15日、丸紅との合弁会社AiROが、日本航空の協力を得て、羽田空港の制限区域内で無人のけん引車によるレベル4の貨物搬送を始めた。国土交通省の同日の発表によると、羽田では豊田自動織機の車種、成田では別のメーカーの車種も運用を始めた。同月17日には、ROBO-HI と AiRO が、RoboCar Tractor 25T を工場や港湾へ売る販売パートナーの募集を始めた。2025年12月16日から2026年2月13日まで、名古屋市の栄地区で配送ロボット DeliRo の実証に参加した。1回の走行で2か所へ続けて届ける定期運行で、会社は届け出制の公道走行では国内初 (愛知県調べ) としている。2026年4月16日には、TAKANAWA GATEWAY CITY で40台を超えるロボットが ROBO-HI OS につながったと発表した。8月4日、伊藤忠テクノソリューションズと50〜200トン級の無人搬送車で協業を始めた。9月1日にはベトナムで ROBO-HI OS の提供を始めた。9月14日、眞鍋造機 (愛媛県今治市) と積載量70トンの搬送車の売買契約を結んだと発表した。納入は2026年11月末の予定である。

製品 2026年5月11日に積載量50〜150トンの無人搬送車を発売し、6月29日に200トンの機種の受注を始めた。8月24日には、リモコン操縦式の RoboCar RC 50-200T を発売した。8月27日にコンベアを内蔵した10トン積みの機種、9月7日にアルミ製造向けの50トン級の機種を発売した。車両以外では、2月に屋内の道案内アプリ EYECAN、4月に人とロボットへ作業を割り振る ROBO-HI DANCE の提供を始めた。7月には、施設管理の担当者の位置を把握する EYECAN Staff と、エレベーターを改修せずにロボットを使う ROBO-HI START を加えた。8月19日には、データセンターなどの冷却水を浄化する装置 ROBO-HI WATER の受注を始めた。

技術 2025年11月25日、暗視カメラを標準で載せた警備ロボット PATORO を発表した。2026年9月15日には、エヌビディアの Omniverse を使う「ROBO-HI フィジカルAI実証プラットフォーム」の提供を始めた。仮想空間でAIを学習、評価し、実機の検証へ移すための環境である。

経営陣と本社 代表取締役社長は谷口恒氏。2025年3月17日に本社の業務を東京都文京区小石川から中央区晴海へ移し、4月1日に社名を株式会社ZMPから ROBO-HI株式会社へ変えた。

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