動向 2026年3月30日に2025年12月期の通期決算を公表した。売上高は24億1,494万香港ドル (2024年は45億4,555万香港ドル)、親会社株主に帰属する損失は4億7,823万香港ドル (2024年は8億2,395万香港ドル) で、基本1株当たり損失は15.8香港セントである。投資不動産の未実現評価損 (税引後、持分法適用先を含む) を除いた基礎利益は1億8,200万香港ドルの黒字で、2024年の2億4,400万香港ドルの赤字から転換した。期末配当は2024年に続き無配である。売上高の減少は不動産販売の計上時期によるものと会社は説明する。2025年の部門別実績は、不動産が7億5,609万香港ドルの利益、ホスピタリティが8,743万香港ドルの損失、交通が1,200万香港ドルの持分法投資損失、投資が7,029万香港ドルの利益だった。2025年7月には横琴の複合開発のうちオフィス12フロアと商業1区画 (延床約1万9,781平方メートル) を SJM - Investment Limited へ売却している。
技術 高速船「ターボジェット」は電子搭乗システムを座席指定と船内販売の機能まで拡張し、CTG Bus とターボジェットは人工知能による音声応対を24時間体制で稼働させた。深圳空港フェリーターミナルとマカオ外港フェリーターミナルを結ぶ直行航路を深圳空港集団と開設し、海陸空を組み合わせた輸送網を広東・香港・マカオ大湾区で構築している。なおターボジェットの運営主体は持分法適用の合弁会社であり、その売上高は連結売上高に計上されていない。
人事 何超瓊 (パンジー・ホー) 氏がグループ執行会長兼マネージングディレクターとして2025年度決算に署名しており、会長と最高経営責任者を兼ねる体制が続く。2026年3月30日時点の執行取締役は何超瓊、何超鳳、何超儀、David Shum、Rogier Verhoeven の5名、独立非執行取締役は4名で、うち1名は2025年7月2日に新任された。
製品 不動産はシンガポールの Park
Nova と Les Maisons Nassim、上海の蘇河中心 (稼働率約80パーセント、前年58パーセント) と NEW BUND 31、北京の信徳大厦 (68パーセント)、マカオの NOVA Mall (85パーセント) と One Central、香港の信徳中心 (72パーセント) と The Westwood である。ホスピタリティは Artyzen Hospitality Group が10ホテルに持分を持ち14施設を運営し、2029年開業予定の Artyzen 西安 (296室) を開発中である。投資部門は啓徳クルーズターミナルの運営を含む。
日本投資家視点 香港とマカオの複合不動産という点で
三井不動産 (8801) や
三菱地所 (8802) と同じ資産デフレ環境に置かれるが、主戦場が大湾区であるため日本勢との直接競合はほとんどない。旅客フェリー事業は東海汽船 (9173) と同業種にあたる。
💬 この企業へのコメント 0
まだコメントはありません
最初のコメントを投稿してみましょう!⚠️ エラーが発生しました