M&Aロイヤルアドバイザリー 669A上場予定
中堅・中小企業の事業承継などを支援するM&A仲介会社
後継者不在などで会社を譲りたい中堅・中小企業と買い手企業を仲介する。上場企業の事業の切り出しや投資ファンドの売却案件も扱う。売り手・買い手とも純資産などに基づく譲渡対価に料率を掛けるエクイティレーマン方式の成功報酬で、売り手は完全成功報酬。
上場の条件 — 日程・株数・主幹事
- 上場日
- 2026年12月3日 (木)・東京証券取引所グロース市場
- 仮条件の決定
- 11月16日 (月)
- ブックビルディング
- 11月17日 (火) 〜 11月20日 (金)・公開価格の決定 11月24日 (火)
- 購入の申込期間
- 11月25日 (水) 〜 11月30日 (月)
- 想定発行価格
- 210円
- 公開価格
- 11月24日 (火)に決定予定
- 公募・売出
- 公募 50,000株・売出 8,684,000株・オーバーアロットメント 1,310,100株
公募+売出に占める売出の比率 99.4% (既存株主の売却が中心) - 吸収金額
- 21.1億円 (想定発行価格 × 公募+売出+オーバーアロットメント)
- 時価総額
- 70.2億円 (想定発行価格 × 上場時発行済株式数 33,450,000株)
- 会社の手取額
- 0.1億円 (差引手取概算額。公募分の払込金から発行の諸費用を引いた額で、売出の代金は会社に入らない)
- 主幹事
- 野村證券
- 会社
- 2021年設立・代表 橋場 涼・従業員 215人 (単体・2026年9月30日現在 (アドバイザー120・ミドルオフィス39・バックオフィス56)。ほかに臨時雇用者23名 )・10月決算・M&A Loyal Advisory Co.,Ltd.
引受証券会社と引受株数
有価証券届出書「株式の引受け」「株式の売出し」の表から。株数は公募分。一部の証券会社は「未定」。引受株数の多い証券会社ほど、配分を受けて申し込める株が多い。
| 証券会社 | 役割 | 引受株数 | 比率 |
|---|---|---|---|
| 野村證券 | 主幹事 | 50,000株 | — |
| SBI証券 | 引受 | — | — |
| 楽天証券 | 引受 | — | — |
| マネックス証券 | 引受 | — | — |
| 松井証券 | 引受 | — | — |
| 丸三証券 | 引受 | — | — |
| 東海東京証券 | 引受 | — | — |
| Jトラストグローバル証券 | 引受 | — | — |
事業の仕組みと売上の構成
事業の数字 — 目論見書に載っている指標
会社が目論見書で開示している事業指標。基準日は各行に記載。
| 指標 | 値 | 基準・補足 |
|---|---|---|
| 成約件数 | 66件 | 2025年10月期 (前期42件)。2026年10月期は3Q累計で67件 |
| 成約単価 | 61百万円 | 2025年10月期 (売上高÷成約件数)。2026年10月期3Qは64百万円 |
| 受託残件数 | 487件 | 2026年10月期3Q末 |
| アドバイザー数 | 120人 | 2026年9月30日。2023年10月期末は27人 |
| 売り手の売上高5億円以上の案件比率 | 51.3% | 創業から2026年7月末までの成約 |
| アドバイザーの離職率 | 6.1% | 入社1年以上・2025年10月末 |
業績の推移 — 売上高・営業利益・純利益
目論見書「主要な経営指標等の推移」から。単位は百万円、▲は損失。前期比は売上高。会社予想は上場時に公表した今期の見通し。
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022/10期 | 単体 | 234 | — | — | ▲89 | ▲59 |
| 2023/10期 | 単体 | 1,257 | +437.2% | — | 215 | 155 |
| 2024/10期 | 単体 | 3,320 | +164.1% | 978 | 941 | 677 |
| 2025/10期 | 単体 | 4,011 | +20.8% | 308 | 296 | 312 |
| 2027/10期 会社予想 | 単体 | 7,507 | +87.2% | 947 | 933 | 602 EPS 18.02円 |
2026年10月29日公表の会社予想。拠点集約に伴う一時費用171百万円 (税引後110百万円) を含み、除いた調整後は営業利益1,114・純利益713百万円 (1株21円32銭)。同時に公表した2026年10月期 (10月31日に終了) の予想は売上高5,902 (47.2%増)・営業利益968・経常利益961・純利益625百万円で、3Q累計の実績は売上高4,304・営業利益793・純利益507百万円。配当は無配の予定。2022・2023年10月期の営業利益は推移表に無く null。
主要株主とロックアップ — 上場後に誰が売れるか
上場前の株主構成 (目論見書「株主の状況」、潜在株式を含む比率)。ロックアップは主幹事との約束で、期間中は原則売れません。「1.5倍解除」は公開価格の1.5倍以上なら期間中でも売れる条件です。
| 株主 | 区分 | 持株比率 | ロックアップ・売出 |
|---|---|---|---|
| 荒川 有理 (代表取締役) | 創業者・経営陣 | 18.67% | 売出4,380,000株・180日。資産管理会社 MOONLIGHT・SUNRISE を含めると上場前43.1% |
| 橋場 涼 (代表取締役社長) | 創業者・経営陣 | 11.04% | 売出920,000株・180日。OA の貸株人。資産管理会社 RH・SH を含めると上場前31.6% |
| MOONLIGHT株式会社 | 資産管理会社 | 8.07% | 荒川氏の資産管理会社 (保有株数の合計から判断)。売出なし・180日 |
| SUNRISE株式会社 | 資産管理会社 | 8.07% | 荒川氏の資産管理会社 (同上)。売出なし・180日 |
| 株式会社SH | 資産管理会社 | 7.25% | 橋場氏の資産管理会社 (同上)。売出1,000,000株・180日 |
| 株式会社RH | 資産管理会社 | 7.25% | 橋場氏の資産管理会社 (同上)。売出1,000,000株・180日 |
| 桜井 博一 (取締役) | 役員・従業員 | 5.75% | 新株予約権を含む。売出334,000株・180日 |
公募資金の使い道
目論見書「新規発行による手取金の使途」から。売出の代金は株主に入り、会社には入りません。
注目点 — 編集部はここを見る
- 公開株の99%超が売出しで、公募はわずか5万株。売出しの大半は代表取締役2人と資産管理会社によるもので、上場前は両氏で74.8%を保有。
- 2026年10月期の会社予想は売上高59.02億円 (47.2%増)・営業利益9.68億円。2027年10月期は売上高75.07億円を見込むが、拠点集約の一時費用で営業利益9.47億円と微減の計画。
- 成約件数は2023年10月期16件→2025年10月期66件。アドバイザーは27人から120人に増え、受託残は487件。
リスク — 目論見書「事業等のリスク」から
会社自身が開示しているリスクのうち、この会社に特徴的なものを抜き出しました。全文は目論見書をご確認ください。
- 成約時に完全成功報酬を計上するため四半期業績が偏り、期末に予定した成約が翌期にずれると業績に響く。
- 成長はM&Aコンサルタントの採用と育成に依存する。組織拡大で人件費やオフィス費用が先行して増え、育成した人材が成果を上げない、または社外に流出する可能性がある。M&A仲介業への依存と同業他社との競合も挙げている。
- 代表取締役2人が資産管理会社を含め74.8%を持つ大株主で、少数株主との利益相反や、両氏の売却による需給悪化の可能性がある。
前後の上場と、同じテーマの銘柄
出典
- JPX 新規上場会社概要 M&Aロイヤルアドバイザリー (2026年10月29日)
- 新規上場申請のための有価証券報告書 (Ⅰの部)
- EDINET 有価証券届出書 (新規公開時・2026年10月29日)
- M&Aロイヤルアドバイザリー 2026年10月期及び2027年10月期の業績予想について
「どんな会社?」「主な事業」「注目点」は目論見書の記載を編集部が要約した意見で、会社の公式な説明ではありません。吸収金額・時価総額・PER は本ページに書いた式で当サイトが計算しており、株数の前提が異なる証券会社の資料と小数点以下がずれることがあります。
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