EV・自動運転 💻 技術プロバイダー
S

承泰科技 (Cheng-Tech)

Cheng-Tech / Shenzhen Cheng-Tech Co., Ltd.

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

主力製品・モデル
InsightRadar (集中演算型の4Dミリ波レーダー)
評価額・時価総額
13億2,000万元 (2024年のシリーズC後、申請書の記載)
同業 4 社との比較 (企業データベースの同じ列)
企業 主力製品・モデル 評価額・時価総額 最新発表 / 確認日
Baidu Apollo Apollo RT6 時価総額4兆円 2026-07-16
Huawei (Tech) 華望自動車 非上場 2026-10-23
Horizon Robotics Journey 6 - 2026-07-16
Momenta - 3億ドル(通用汽車の出資) 2026-07-16
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 公式発表・SEC/EDINET 等の一次資料と自社記事を突合 出典 16 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
車載のミリ波レーダーを開発・製造する中国・深圳市の部品メーカー。2016年9月、華為技術 (ファーウェイ) 出身の陳承文氏と周珂氏が設立した。車の前方用とコーナー用のレーダーを自動車メーカーに販売する。2025年12月期の連結売上高は11億2,250万元で、前期比222.5%増だった。販売数量は1,016万個。売上高の96.4%を最大の顧客1社が占め、最終損益は580万元の赤字だった。香港取引所には2025年6月から3回申請し、2026年3月23日付の申請が審査中である (2026年9月30日更新の取引所の一覧)。自動運転のシステムや車両は手がけていない。
🔗 公式サイト

Postation の入口

📦 製品・商品 (9)

📦 InsightRadar 製品

インサイトレーダー (集中演算型の4Dミリ波レーダー。前方用 CTLRR-620 とコーナー用 CTMRR-610)

信号の処理をレーダーの中でなく、車の中央のコンピューターで行う集中演算型のレーダー。2025年12月に少量の出荷を始めた。会社は2026年8月、約50車種に対応し、出荷は100万個に近いと発表した。
半導体
独インフィニオン テクノロジーズ (会社の2026年3月の発表)
アンテナ
導波管アンテナ。CTLRR-620 は送信8・受信8、CTMRR-610 は送信4・受信4
機能安全
ISO 26262 の ASIL-B に対応する設計
点群の数
CTLRR-620 は1フレーム約6,000点、CTMRR-610 は約1,000点 (申請書)
出荷の開始
2025年12月
検知距離 (申請書)
前方用 CTLRR-620 は最大420メートル、コーナー用 CTMRR-610 は最大210メートル
検知距離 (公式サイト)
CTLRR-620 は0.2〜480メートル、CTMRR-610 は0.2〜230メートル

対象: 自動車メーカー

出典: en.chengtech.com/product/426.html

📦 CTLRR-220 Pro 製品

第5.5世代の前方用4Dミリ波レーダー

乗用車の前方に1個付ける高分解能のレーダー。自動ブレーキ、前の車との間隔を保つ機能、高速道路での運転支援に使う。2023年12月に量産を始めた。申請書によると、2024年に最大の顧客ともう1社の中国の自動車メーカーが運転支援システムに採用した。
角度
分解能2.5度、精度0.1度
検知距離
260メートル (車両)
機能安全
ISO 26262 の ASIL-B
量産の開始
2023年12月
大きさと重さ
59×59×18.7ミリメートル、75グラム (公式サイト)
対応する運転支援
レベル0〜レベル2+

対象: 乗用車メーカー

出典: en.chengtech.com/product/424.html

📦 CTLRR-220 Plus 製品

第5世代の前方用4Dミリ波レーダー

乗用車の前方に付けるレーダーで、CTLRR-220 Pro と外形と接続の仕様が同じ。2022年8月に量産を始めた。申請書によると、契約から5カ月で量産に入り、発売から1年で46万台を超える車に載った。
検知距離
220メートル (車両)
量産の開始
2022年8月
対応する運転支援
レベル2

対象: 乗用車メーカー

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

📦 CTLRR-320 製品

商用車向けの前方用ミリ波レーダー

トラックやバスなどの商用車の前方に付けるレーダー。前方の衝突の警告と自動ブレーキに使う。2019年4月に量産を始めた、同社で最も古い量産品である。
検知距離
200メートル (車両)
量産の開始
2019年4月
対応する運転支援
レベル0〜レベル1

対象: 商用車メーカー

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

📦 CTLRR-540 製品

前方用の4Dイメージングレーダー

点群 (検知した点の集まり) をリアルタイムで出力する前方用のレーダー。公式サイトは、レベル2+ の運転支援向けで、部品の95%超が中国製だと説明している。申請書の主要な機種の表には載っていない。
角度
方位の分解能1.1度、精度0.1度
アンテナ
送信8・受信8
検知距離
350メートル (車両、公式サイト)
消費電力と重さ
12ワット、130グラム

対象: 自動車メーカー

出典: en.chengtech.com/product/CTLRR-540.html

📦 CTMRR-130 Pro 製品

第5.5世代のコーナー用4Dミリ波レーダー

車の四隅に2個か4個を付け、側方と後方を見る高分解能のレーダー。死角の警告 (BSW)、ドアの開閉に関わる警告 (DOW)、前方を横切る車などに対するブレーキ (FCTB) に使う。2023年11月に量産を始めた。
視野
水平150度
角度
分解能4度、精度0.3度
検知距離
120メートル (車両)
機能安全
ISO 26262 の ASIL-B
量産の開始
2023年11月
大きさと重さ
89.9×82×17.75ミリメートル、70グラム (公式サイト)

対象: 乗用車メーカー

出典: en.chengtech.com/product/425.html

📦 CTMRR-130 製品

第5世代のコーナー用4Dミリ波レーダー

車の四隅に付けるレーダーの標準の機種。前方用の CTLRR-220 Plus とともに、2022年に最大の顧客が複数の車種に採用した。申請書の製品の表は、量産の開始を2023年2月としている。
視野
水平150度
検知距離
100メートル (車両)
量産の開始
2023年2月
対応する運転支援
レベル0〜レベル2

対象: 乗用車メーカー

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

📦 CTMRR-180 Pro 製品

第5.5世代のコーナー用4Dミリ波レーダー (点群を出力)

検知した点の集まり (点群) をそのまま出力できるコーナー用のレーダー。車の中央のコンピューターでほかのセンサーのデータと組み合わせ、レベル2+ の運転支援に使う。2024年12月に量産を始めた。
角度
分解能4度、精度0.3度
検知距離
120メートル (車両)
機能安全
ISO 26262 の ASIL-B
量産の開始
2024年12月

対象: 乗用車メーカー

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

📦 CTMRR-410 製品

小型のコーナー用4Dミリ波レーダー (第5世代)

性能は CTMRR-130 と同じで、外形を小さくしたコーナー用のレーダー。申請書は、同じ時期に出た他社製品のおよそ3分の2の大きさだと説明している。2023年4月に量産を始めた。
大きさ
55×53×16ミリメートル
検知距離
100メートル (車両)
量産の開始
2023年4月
対応する運転支援
レベル0〜レベル2

対象: 自動車メーカー

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

🧪 技術・サービス (4)

🧰 CTRadarOS 基盤

シーティーレーダーオーエス (レーダー用の自社ソフトウェア基盤)

ハードウェアとソフトウェアを切り離すために同社が開発した中間のソフトウェア。特定のハードウェアに頼らずに製品を作れるようにする。アルゴリズムは機種をまたいで使えるように設計している。
安全の機能
起動時の改ざん検知、通信の保護、書き込みの保護、データの暗号化
対応する方式
リアルタイム OS と、車載ソフトウェアの標準仕様 AUTOSAR の2つ

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

🧪 導波管アンテナ 技術

金属の導波路で電波を送受信するアンテナ

集中演算型レーダーに使うアンテナ。ビームの形を整える技術で、正面の利得を保ちながら垂直と水平の幅を広げる。同社は基板の上に作るマイクロストリップ型のアンテナも自社で設計する。
厚さ
2ミリメートル
採用する製品
CTLRR-620、CTMRR-610

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

🏭 CPD 工程

承泰科技の製品開発の手順 (Cheng-Tech Production Development)

自動車業界の品質計画の枠組みに、民生用の電子機器の業界で使われる段階ごとの審査を組み合わせた開発の手順。同社は、自動車向けの厳しい品質基準を満たしながら、短い周期で改良を重ねるための仕組みだと説明している。
基にした手法
自動車業界の品質計画 APQP と、民生用の電子機器の開発管理 IPD
開発で確かめる検査点
250超

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

🧪 集中演算型のレーダー構成 技術

レーダーは加工前のデータを送り、車の中央のコンピューターで処理する方式

アンテナの部分と演算の部分を切り離す構成。レーダーのソフトウェアを車の中央のコンピューターに置くため、無線での更新やAIモデルの学習に対応しやすい。会社は、従来の約100倍のデータを送ると説明している。
接続
高速の直列通信 (SerDes)。同軸ケーブルで電力も送る
データの出力
加工前のデータと点群
実演した計算基盤
米エヌビディアの DRIVE AGX Thor (2026年3月、GTC 2026)

出典: en.chengtech.com/new1/427.html

🔭 構想 (1)

会社が将来の事業として掲げているが、まだ事業として存在しないもの。売上・契約の実績はない。

🔭 CTLRR-700 構想

会社が「AIレーダー」と呼ぶ先行研究の機種

会社が「AIレーダー」と呼ぶ構想の機種で、製品としてはまだ存在しない。申請書は先行研究の段階だとし、フェーズドアレイアンテナと、メモリーの中で演算する半導体を使うと説明している。
段階
先行研究 (2026年3月の申請書)

対象: 自動車メーカー

出典: www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf

📊 開示データ (8)

香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日付) と、取引所・官庁・会社の公表から、業績と事業の数字を表にまとめた。数字は出所の書類のままで、単位は表ごとに示す。△はマイナス (損失や資金の流出) を表す。

最終確認:

連結業績の推移 単位: 百万元

項目 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
売上高 156.5 348.1 1,122.5
売上総利益 48.5 118.5 169.7
研究開発費 64.4 61.9 60.8
営業損益 △72.0 15.1 12.2
償還負債の変動 △23.2 △35.7 △11.9
最終損益 △96.6 △21.8 △5.8
調整後の最終損益 △63.0 14.0 31.1
営業活動の資金収支 △61.9 △7.0 △137.9
現金同等物 (期末) 1.1 15.9 14.6
銀行借入金 (期末) 26.1 24.0 290.8
純資産 (期末) △238.5 △326.0 193.6
  • 国際会計基準 (IFRS) の連結決算で、会計年度は1月〜12月。
  • 申請書の千元単位の数字を10万元の位に丸めた。
  • 売上高の伸び率は2024年12月期が122.4%、2025年12月期が222.5% (会社の計算)。
  • 売上総利益率は31.0%、34.0%、15.1%と推移した。
  • 償還負債の変動は、投資家に与えた償還請求権にかかる費用で、現金の支出を伴わない。
  • 償還請求権は2025年4月に終了し、負債5億1,560万元が資本に振り替わった。
  • 調整後の最終損益は国際会計基準に無い指標で、株式報酬、償還負債の変動、上場の費用を足し戻している。
  • 現金同等物は現金及び現金同等物を指す。
  • 銀行借入金は2026年1月末に322.8百万元へ増えた (未監査)。
  • 2022年12月期の数字は、この申請書に載っていない。

出典: 香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版)

製品別の売上高・販売数量・平均単価

項目 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
前方 売上高 (百万元) 104.2 222.5 251.0
コーナー 売上高 (百万元) 49.9 123.0 870.7
その他 売上高 (百万元) 2.4 2.5 0.8
前方 販売数量 (個) 420,791 999,470 2,125,449
コーナー 販売数量 (個) 333,004 875,676 8,031,541
販売数量の合計 (個) 753,795 1,875,146 10,156,990
前方 平均単価 (元) 248 223 118
コーナー 平均単価 (元) 150 141 108
全体 平均単価 (元) 204 184 111
前方 売上総利益率 40.3% 43.1% 12.1%
コーナー 売上総利益率 11.9% 17.5% 16.0%
  • 前方は車の前方を見るミリ波レーダー、コーナーは車の四隅に付けるミリ波レーダー。
  • その他は、ほかのレーダー製品、部品、開発受託などのサービス。
  • 2025年12月期の売上高に占める割合は、コーナーが77.6%、前方が22.3%、その他が0.1%。
  • 最大の顧客は2025年から、1台の車に前方1個とコーナー4個を載せるようになった。
  • 会社は平均単価の低下について、市場シェアを取るための値下げと、中・低価格帯の車種への拡大を理由に挙げている。

出典: 香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版)

主な顧客への依存

項目 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
顧客A 売上高 (百万元) 142.9 325.8 1,082.2
顧客A 売上高比 91.3% 93.6% 96.4%
上位5社 売上高比 96.4% 98.3% 99.4%
顧客A以外 (百万元) 13.6 22.3 40.2
顧客A 売掛金 (百万元) 46.4 106.5 347.1
自動車メーカーの顧客 (社) 14 18 23
進行中の車種の案件 (件) 74 138 177
最大の仕入れ先 仕入高比 26.7% 48.2% 44.9%
  • 申請書は顧客の社名を伏せている。
  • 顧客A は、深圳に本社を置き、深圳と香港に上場する EV・電子部品・EV 電池のメーカーと説明されている。
  • 申請書は顧客名を伏せている。
  • 取引は2022年に始まった。
  • 顧客A との基本契約は期間3年で自動更新され、最低購入量の定めは無く、独占の供給でもない。
  • 2025年12月期の2位は北京に本社を置く国有の自動車メーカー (売上高比1.8%)、3位は杭州に本社を置く自動車グループ (0.7%)。
  • 売掛金と顧客の数は期末の値。
  • 顧客A への売掛金は、申請書の事業の章による。
  • 財務の章は2024年末を106.6百万元、2025年末を341.7百万元としており、食い違う。
  • 2026年分の受注は2026年3月15日時点で240万個を超え、25%超が顧客A 以外からだった。

出典: 香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版)

製品の世代と仕様

機種 種類 世代 量産の開始 検知距離 運転支援の水準
CTLRR-320 前方 (商用車) ― 2019年4月 200メートル レベル0
CTLRR-220 Plus 前方 第5世代 2022年8月 220メートル レベル2
CTMRR-130 コーナー 第5世代 2023年2月 100メートル レベル2
CTMRR-410 コーナー 第5世代 2023年4月 100メートル レベル2
CTMRR-130 Pro コーナー 第5.5世代 2023年11月 120メートル レベル2+
CTLRR-220 Pro 前方 第5.5世代 2023年12月 260メートル レベル2+
CTMRR-180 Pro コーナー 第5.5世代 2024年12月 120メートル レベル2+
CTMRR-610 コーナー 集中演算型 2025年12月 210メートル レベル2+
CTLRR-620 前方 集中演算型 2025年12月 420メートル レベル2+
  • 申請書の製品の表による。
  • 検知距離は車両を対象にした最大の値。
  • 世代の呼び方は会社が付けたもので、第5世代以降は距離・方位・速度に加えて高さも測る4Dレーダー。
  • 集中演算型の2機種は2025年12月に少量の出荷を始めた。
  • 「InsightRadar」の名前で販売し、公式サイトは第7世代と呼ぶ。
  • 公式サイトの仕様は、CTLRR-620 の測定範囲を0.2〜480メートル、CTMRR-610 を0.2〜230メートルとしており、申請書の値と違う。
  • 公式サイトには、検知距離350メートルの前方用 CTLRR-540 も載っている。

出典: 香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版) 、承泰科技 公式サイト 製品 InsightRadar 、承泰科技 公式サイト 製品 CTLRR-540

工場別の生産能力と稼働率 単位: 個

項目 2023年 2024年 2025年
蘇州 設計上の能力 506,483 1,481,143 3,016,145
蘇州 生産 530,282 1,759,202 3,374,442
蘇州 稼働率 104.7% 118.8% 111.9%
深圳 設計上の能力 ― ― 11,612,160
深圳 生産 ― ― 6,846,849
深圳 稼働率 ― ― 59.0%
委託先 生産 285,400 194,953 301,756
  • 設計上の能力は、1日16時間、月24日、年12カ月の操業を前提にした会社の計算。
  • 蘇州工場は2022年9月、深圳工場は2025年1月に稼働した。
  • 深圳工場は2025年の前半に段階を踏んで生産を始めた。
  • 会社は、実際の能力935万4,240個に対する稼働率は73.2%だったと説明している。
  • 蘇州工場の稼働率が100%を超えたのは、人員と操業時間を増やしたため。
  • 委託先は深圳の製造受託会社で、契約は2025年5月に終了した。
  • 2工場を合わせた年間の設計上の能力は、2026年3月15日時点で約1,500万個。

出典: 香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版)

中国市場での順位 (2024年・出荷数量)

市場 順位 出荷数量 シェア
車載ミリ波レーダー全体 3位 約190万個 約4.5%
前方用 (すべてのメーカー) 2位 約100万個 約5.2%
前方用 (中国メーカー) 1位 約100万個 約9.3%
コーナー用 4位 約90万個 約3.9%
4Dコーナー用 (中国メーカー) 1位 約90万個 約26.1%
  • 調査会社 CIC (China Insights Industry Consultancy) の調べで、申請書が引用している。
  • CIC の報告書は会社が委託して作成された。
  • 自動車メーカーの系列で、主に自社向けに作る会社は順位から除かれている。
  • 「中国メーカー」の行のシェアは、中国メーカーの出荷数量の合計に占める割合。
  • 前方用の首位はドイツの非上場の部品大手 (約200万個、約10.4%)。
  • 5位は1949年設立で東京証券取引所に上場する日本の部品メーカー (約50万個、約2.6%) で、社名は伏せられている。
  • 売上高でみると、前方用は全体で2位 (4.8%)、中国メーカーの中で1位 (9.0%)。

出典: 香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版)

上場の手続きの経緯

日付 出来事 状態
2025年4月 投資家の償還請求権などの特別な権利を終了 完了
2025年5月23日 有限責任会社から株式会社へ改組 完了
2025年6月23日 香港取引所メインボードへ申請 (1回目) 失効
2025年12月24日 香港取引所メインボードへ申請 (2回目) 取り下げ
2026年1月29日 中国証券監督管理委員会が届け出を確認する通知 期限は12カ月
2026年3月23日 香港取引所メインボードへ申請 (3回目) 審査中
  • 申請の状態は、香港取引所の一覧の表示 (2026年9月30日更新)。
  • 聴聞の後に載る資料は、同じ一覧に載っていない。
  • 3回目の申請のスポンサーは Guotai Junan Capital の単独。
  • 整体協調人は Guotai Junan Securities (Hong Kong) と Guosen Securities (HK) Capital。
  • 中国証券監督管理委員会の通知は2026年1月29日付で、同委員会のサイトには2月6日に載った。
  • 通知は、発行を3,833万3,200株までとし、株主29人が持つ3億株を香港で売買できる株式に転換することを認めている。
  • 通知から12カ月以内に上場を終えない場合は、届け出の更新が必要になる。
  • 投資家の特別な権利は、申請の取り下げ・却下、失効後6カ月以内に再申請しない場合、最初の申請から18カ月以内に上場を終えない場合に復活する。

出典: 香港取引所 上場の申請書の一覧 (2026年9月30日更新、10月1日に確認) 、香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版) 、整体協調人の任命の公告 (2026年3月23日) 、中国証券監督管理委員会 海外上場の届け出の通知 (国合函〔2026〕298号)

主な株主 (2026年3月15日時点)

株主 区分 持ち株比率
陳承文氏 創業者・支配株主 15.48%
周珂氏 創業者・支配株主 4.98%
承泰創投 従業員の持ち株組合・支配株主 6.57%
華承創投 初期の個人投資家の組合・支配株主 4.38%
承研創投 初期の個人投資家の組合・支配株主 4.38%
松禾資本の2ファンド 投資ファンド 11.31%
国科投資の3ファンド 投資ファンド 10.51%
毅達資本の2ファンド 投資ファンド 9.57%
蔡友良氏 個人投資家 5.30%
杉創中小微 投資ファンド 4.91%
嘉鑫二期 投資ファンド 4.10%
新雷能 深圳証券取引所の上場企業 2.35%
  • 上場前の比率。
  • 支配株主の5者は、一致して議決権を行使する契約を2020年1月1日に結んでおり、合計は35.79% (編集部の計算)。
  • 3つの組合は、いずれも陳承文氏が業務を執行する。
  • 国科投資は、中国科学院の持ち株会社が30.01%を出資する投資会社。
  • 上場前の増資は8回で、払い込みの合計は3億5,000万元を超える。
  • 直近は2024年8月に完了したシリーズC (7,000万元) で、増資後の評価額は13億2,000万元だった。
  • 日本企業の株主は載っていない。

出典: 香港取引所への上場の申請書 (2026年3月23日掲載、英語版)

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
製品は2種類ある。車の前方を見る前方レーダーと、四隅に付けて側方と後方を見るコーナーレーダーである。電波は76〜79ギガヘルツ帯を使う。距離・方位・速度に加えて高さも測る「4Dレーダー」が中心で、同社は第5世代、第5.5世代、集中演算型と呼び分ける。量産品は、運転支援のレベル0からレベル2+ までに対応する。ハードウェアは共通にし、ソフトウェアを自動車メーカーの車種ごとに調整して納める。2025年12月に出荷を始めた集中演算型「InsightRadar」は、信号処理を車の中央のコンピューターに移した。
コア技術
技術の土台は、アンテナの設計と信号処理のアルゴリズムの2つである。アンテナは、基板の上に作るマイクロストリップ型と、金属の導波路を使う導波管型の両方を自社で設計する。導波管アンテナの厚さは2ミリメートル。ソフトウェアは自社の基盤「CTRadarOS」の上に組み、特定の半導体に頼らない構成にしている。申請書によると、量産の良品率は99.8%を超える。申請書が引く調査会社 CIC (China Insights Industry Consultancy) は、業界平均を95%としている。顧客の仕様に合わせてソフトウェアを作る案件では、契約から納入までが6〜9カ月で、CIC が示す業界の標準 (12〜24カ月) より短い。
事業セグメント
事業はミリ波レーダーの販売にほぼ集中している。2025年12月期の売上高の内訳は、コーナーレーダーが8億7,070万元 (77.6%)、前方レーダーが2億5,100万元 (22.3%) だった。ほかの製品と開発受託などのサービスは80万元 (0.1%)。2024年12月期は前方レーダーが63.9%を占めていた。最大の顧客が2025年から、1台の車に前方1個とコーナー4個を載せるようになり、構成が入れ替わった。売上高はすべて中国本土で計上している。
主力製品・モデル
InsightRadar (集中演算型の4Dミリ波レーダー)
パフォーマンス

業績・市場

前年比成長
222.50%
営業利益率
1.08%
R&D 投資率
5.42%
ガバナンス

経営陣・組織

CEO
陳承文
創業者
陳承文氏、周珂氏 (2016年9月に深圳市で設立)
役員
董事長兼総経理は陳承文氏。執行董事・副総経理で CTO (最高技術責任者) を兼ねるのは周珂氏、同じく COO (最高執行責任者) を兼ねるのは羅海燕氏である。執行董事の劉龍龍氏は新規事業を担う。CFO (最高財務責任者) と董事会秘書は彭聡氏が務める。董事は9人で、執行董事4人、非執行董事2人、独立非執行董事3人 (2026年3月の申請書)
子会社
子会社は4社で、いずれも100%を出資する (2026年3月の申請書)。蘇州の子会社 (Suzhou Cheng-Tech、2020年12月設立) は研究開発と製造を担う。重慶の子会社 (Chongqing Cheng-Tech) は2023年3月に設立した。広州の子会社 (Guangzhou Chengchuang Technology) は2025年6月に設立した。ほかに Chengtech Zhizao がある。海外の子会社は無い。
専門指標

業界別スペック

主要製品
InsightRadar・CTLRR-220 Pro・CTLRR-220 Plus・CTLRR-320・CTLRR-540・CTMRR-130 Pro・CTMRR-130・CTMRR-180 Pro・CTMRR-410
主力モデル
InsightRadar (集中演算型の4Dミリ波レーダー)
自動運転レベル
レベル0〜レベル2+ の運転支援向け (量産品)
事業の内容
車載ミリ波レーダーの開発・製造
半導体の調達先
独インフィニオン (集中演算型、会社の発表)。量産品は中国製の SoC を使い、調達先の社名は開示していない
開発と運行の段階
レーダー9機種を量産。集中演算型の2機種は2025年12月に少量の出荷を開始
研究開発費
6,080万元 (2025年12月期。売上高の5.4%は編集部の計算)
資金調達の累計
累計3億5,000万元超 (上場前の増資、2026年3月15日時点)
直近の資金調達
シリーズC (2024年8月完了、7,000万元)
上場の状況
香港取引所メインボードに上場を申請中 (2026年3月23日付、3回目)
主な出資者
支配株主は、創業者の陳承文氏 (15.48%) と周珂氏 (4.98%)、陳氏が業務を執行する持ち株組合3つである。持ち株組合は承泰創投 (6.57%)、華承創投 (4.38%)、承研創投 (4.38%)。5者は一致して議決権を行使する契約を結んでおり、合計は35.79% (編集部の計算)。投資ファンドでは、松禾資本の2ファンドが11.31%、国科投資の3ファンドが10.51%、毅達資本の2ファンドが9.57%を持つ。ほかに個人投資家の蔡友良氏が5.30%、投資ファンドの杉創中小微が4.91%、同じく嘉鑫二期が4.10%。和高資本の2ファンドは5.61%、深圳証券取引所に上場する新雷能は2.35%を持つ。比率は2026年3月15日時点。

⭐ 強み・特徴

  1. ①販売の規模 2025年の販売数量は1,016万個で、初めて年1,000万個を超えた。申請書は調査会社 CIC (China Insights Industry Consultancy) の調べを引く。2024年は中国の車載ミリ波レーダーの出荷数量で3位 (約190万個、シェア約4.5%)。前方用では中国メーカーの首位だった (いずれも自動車メーカー系列の会社を除いた順位)
  2. ②納入の速さ 顧客の仕様に合わせてソフトウェアを作る案件で、契約から納入までは6〜9カ月。最大の顧客が求める4〜8カ月の開発期間に応じてきた。CIC が示す業界の標準は12〜24カ月である
  3. ③生産能力 深圳と蘇州の2工場で、年間の設計上の生産能力は約1,500万個 (2026年3月15日時点)。深圳工場は2025年1月に稼働した
  4. ④集中演算型の量産 集中演算型レーダー「InsightRadar」は2025年12月に少量の出荷を始めた。会社は2026年8月、約50車種に対応し、出荷は100万個に近いと発表した

📝 現状分析

売上高は2023年12月期の1億5,650万元から、2025年12月期に11億2,250万元へ増えた。平均単価は204元から111元に下がった。売上総利益率は34.0% (2024年12月期) から15.1%に低下した。会社は理由に、単価の低いコーナーレーダーの比率の上昇と、中・低価格帯の車種に向けた値下げを挙げる。営業損益は1,220万元の黒字だったが、最終損益は580万元の赤字だった。会社は主な理由に、投資家の償還請求権にかかる費用 (1,190万元) を挙げる。この権利は2025年4月に終了した。最大の顧客が売上高に占める割合は、91.3%、93.6%、96.4%と年々高まった (2023〜2025年12月期)。申請書は顧客名を伏せ、「顧客A」と記している。申請書は顧客Aを、深圳に本社を置き深圳と香港に上場する電気自動車と電池のメーカーと説明している。営業活動による資金収支は1億3,790万元の支出超過だった。2025年末の銀行借入金は2億9,080万元、現金及び現金同等物は1,460万元だった。

🧭 ビジョン・戦略

会社は申請書で5つの方針を挙げる。第1は研究開発で、レーダーとAIの組み合わせ、集中演算型、導波管アンテナに投資する。第2は顧客の拡大で、中国の大手自動車メーカーとの関係を深め、海外の自動車メーカーにも販売する。第3は組織と人材、第4は調達と生産の強化である。第5は企業の買収で、レーダー用の半導体やアンテナの会社を候補に挙げる。ロボット、交通安全、産業用の計測、ドローンなどの低空経済の会社も候補とする。買収の相手は2026年3月15日時点で決まっていない。最大の顧客への依存は、ほかの顧客への販売を増やして下げる方針である。

🔮 今後の展望

会社は業績の目標を公表していない。申請書によると、2026年分の受注は2026年3月15日時点で240万個を超えた。次に見る点は3つある。1つ目は香港取引所の審査である。上場委員会の聴聞の後に載る資料は、2026年9月30日更新の一覧に載っていない。2つ目は中国証券監督管理委員会への届け出の期限である。2026年1月29日付の通知から12カ月以内に上場を終えない場合、届け出の更新が必要になる。3つ目は投資家の償還請求権である。最初の申請 (2025年6月23日) から18カ月以内に上場を終えない場合などに復活する。18カ月後は2026年12月に当たる (編集部の計算)。

📊 詳細ビジネスデータ

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

ミリ波レーダーは電波を出し、反射波から物体までの距離、方位、速度、高さを求める。量産品では、レーダーに載せた SoC (主要な機能を1つにまとめた半導体) が信号を処理し、検知した物体の情報を車に送る。第5世代の開発では、物体の検知と追跡に機械学習の手法を使った。トンネルや交差点では、電波が壁などに反射して起きる誤検知の90%超を抑えると会社は説明する。集中演算型では、レーダーは加工前のデータを送り、車の中央のコンピューター (GPU や NPU) で処理する。会社は、そこでAIモデルがデータを処理すると説明している。カメラや、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」のデータと、早い段階で組み合わせられる。会社は、点群 (検知した点の集まり) の密度を約2倍にするAIモデルを開発中としている。生成AIで使われる拡散モデルの技術を使う。

🏗️ システム基盤構成

生産拠点は広東省深圳市と江蘇省蘇州市の2カ所。蘇州工場 (延べ床面積約3,365平方メートル) は2022年9月に稼働した。深圳工場 (約1万4,933平方メートル) は2025年1月に稼働した。深圳工場は、基板に部品を載せる実装ライン6本と組み立てライン14本を持つ。蘇州工場は実装ライン2本と組み立てライン6本。2025年の生産は深圳工場が685万個、蘇州工場が337万個だった。研究開発の拠点は深圳、蘇州、湖北省武漢市の3カ所で、人員は129人 (2026年3月15日時点)。申請書は、仕入れ先のほぼすべてが中国企業だとしている。集中演算型レーダーには、独インフィニオン テクノロジーズの半導体を使う (会社の2026年3月の発表)。

💰 売上の見込み

会社は業績予想を公表していない。申請書が示す足元の数字は次のとおり。2026年分の受注は、2026年3月15日時点で240万個を超えた。このうち25%超 (約7,000万元) は最大の顧客以外からの注文だった。2026年1月の売上高に占める最大の顧客以外の割合は24%超で、前年同月の4.0%から上がった。集中演算型レーダーは、2026年4〜6月期に本格的な量産と納入を始める計画としていた。平均単価について会社は、下がり続けるのではなく次第に安定するとの見方を示している。

💸 売上の出どころ

収益のほぼすべては、自動車メーカーへのレーダーの販売で得る。2025年12月期の平均単価は、前方レーダーが118元、コーナーレーダーが108元、全体で111元だった。車種の生産期間の全体を対象にした受注契約は結ばない。顧客から指定の供給元として確認を受け、注文書ごとに納める。最大の顧客との基本契約は期間3年で自動更新され、最低購入量の定めは無い。保証の期間は通常6年である。最大の顧客は、自社が発行する電子の債権証書で代金を支払う。期日は通常、発行の3カ月後で、仕入れ先への支払いにも使える。2026年からは、一部が銀行引受手形に替わった。

👤 経営者履歴

CEO — 陳承文

陳承文氏は46歳 (2026年3月の申請書の記載)。2002年7月に武漢理工大学を卒業し、材料科学と工学の学士号を得た。2005年11月から2009年7月まで華為技術 (ファーウェイ) に勤めた。2009年7月からは北京傲天動聯技術で、試験部門と製品部門の責任者を務めた。2013年9月からは深圳の計測機器の会社で、研究開発と運営の責任者を務めた。2016年9月に承泰科技を設立して総経理 (社長に相当) に就き、2018年6月から董事長 (会長に相当) を兼ねる。申請書は、無線通信と信号処理の分野で20年を超える経験を持つと紹介している。

CTO / 主席科学者 — 周珂

周珂氏は47歳 (2026年3月の申請書の記載)。2001年7月に西安電子科技大学を卒業し、光電子の学士号を得た。2006年6月から2007年5月まで華為技術 (ファーウェイ) に勤めた。2008年5月から2016年8月までは北京傲天動聯技術で、研究開発部門の副総裁と深圳の子会社の総経理を兼ねた。2016年9月の設立時に CTO (最高技術責任者) として加わり、2018年6月から董事と副総経理を務める。申請書によると、レーダーの各世代の開発と、深圳・蘇州の工場の建設を指揮した。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

日本企業との資本関係や取引について、確認できる開示は無い。申請書 (2026年3月) の株主の一覧に日本企業の名は無い。売上高はすべて中国本土で計上しており、上位5社の販売先と仕入れ先にも日本に本社を置く会社は無い。競合では、申請書が引く調査会社 CIC (China Insights Industry Consultancy) の順位表に日本の部品メーカーが1社載る。2024年の中国の車載前方ミリ波レーダーの出荷数量で5位の会社で、約50万個、シェアは約2.6%。申請書は社名を伏せ、1949年設立で日本に本社を置き、東京証券取引所に上場する自動車部品メーカーと説明している。同じ表で承泰科技は2位 (約100万個、約5.2%) だった。首位はドイツの非上場の部品大手 (約200万個、約10.4%) である。

🚗 モデルラインナップ

量産しているレーダーは9機種 (2026年3月の申請書)。前方用は、乗用車向けの CTLRR-220 Plus と CTLRR-220 Pro、商用車向けの CTLRR-320 の3機種。コーナー用は CTMRR-130、CTMRR-130 Pro、CTMRR-180 Pro、CTMRR-410 の4機種。集中演算型は、前方用の CTLRR-620 とコーナー用の CTMRR-610 の2機種で、2025年12月に少量の出荷を始めた。公式サイトは、検知距離350メートルの前方用 CTLRR-540 も載せている。会社が「AIレーダー」と呼ぶ CTLRR-700 は先行研究の段階にある。

🛡️ 安全機能

第5.5世代の3機種 (CTLRR-220 Pro、CTMRR-130 Pro、CTMRR-180 Pro) は「ASIL-B」に対応する。ASIL-B は、自動車の機能安全の規格 ISO 26262 が定める水準の1つである。集中演算型の2機種も ASIL-B に対応する設計としている。ソフトウェアには、起動時の改ざん検知、通信の保護、データの暗号化を組み込んだ。製品の開発では、250を超える検査点でハードウェアとソフトウェアを確かめる。複数の機種が、中国の自動車アセスメント「C-NCAP」の基準に合格した。レーダーは、自動ブレーキ (AEB)、前の車との間隔を保つ機能 (ACC)、死角の警告 (BSW) などに使われる。

🤝 主要パートナーシップ

販売先: 最大の顧客 (申請書は「顧客A」と記す。取引は2022年から)、北京に本社を置く国有の自動車メーカー (2023年から)、杭州に本社を置く自動車グループ (納入は2025年から)。3社とも社名は伏せられている。
半導体: 独インフィニオン テクノロジーズ (集中演算型レーダーで協業、2026年7月に協業先として表彰)。
計算基盤: 会社は2026年3月の発表で、米エヌビディアの車載向け基盤「DRIVE」と連携してレーダーの生データを提供する企業だと説明している。
ロボット: 南京のテトラボット (TetraBOT、2026年7月2日に戦略提携)。

🌏 輸出先・市場

売上高はすべて中国本土で計上している (2023年12月期〜2025年12月期)。製品を載せた中国メーカーの車は、東南アジア、欧州、中東、南米へ輸出されている。最大の顧客が海外だけで売る7車種にも供給する (2026年3月15日時点)。申請書によると、欧州の複数の自動車ブランドと商談を進めており、ドイツの自動車メーカー1社から供給元の候補に選ばれた。

基本情報

上場・財務

本社
中国・広東省深圳市坪山区
創業
2016
従業員
330人 (2026年3月15日時点)
上場ステータス
IPO 申請中
売上高 (最新期)
11億2,250万元 (2025年12月期・連結、前期比222.5%増)
コンプライアンス

信用・米制裁

銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
なし
グローバル

海外進出

資金流出
なし
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅰 一次情報
最終確認
2026-10-01 18:26:50
検証者
claude+primary-sources

資金調達と資本提携の履歴

内容時期相手
エンジェルラウンド。400万元2018年1月個人投資家
シリーズ プレA。800万元2018年6月投資会社と投資ファンド
シリーズA。1,100万元2019年8月投資会社と通信技術の会社
シリーズA+。4,560万元2021年3月江蘇中小企業 (毅達資本)、新雷能ほか
シリーズB-1。1億元2021年8月松禾創智 (松禾資本)、江蘇中小企業、方正証券投資ほか
シリーズB-2。8,000万元2021年12月杉創中小微、松禾智訊ほか
シリーズB-3。4,000万元2022年12月個人投資家2人
シリーズC。7,000万元。増資後の評価額は13億2,000万元2024年8月国科瑞華三期 (国科投資) ほか

出典 URL

  • https://www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301807.pdf
  • https://www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108324/documents/sehk26032301813.pdf
  • https://www1.hkexnews.hk/app/appindex.html
  • https://www.csrc.gov.cn/csrc/c105984/c7614302/content.shtml
  • https://en.chengtech.com/about1/
  • https://en.chengtech.com/product/426.html
  • https://en.chengtech.com/product/424.html
  • https://en.chengtech.com/product/425.html
  • https://en.chengtech.com/product/CTLRR-540.html
  • https://en.chengtech.com/new1/427.html
  • https://en.chengtech.com/new1/428.html
  • https://en.chengtech.com/new1/429.html
  • https://en.chengtech.com/new1/430.html
  • https://en.chengtech.com/new1/432.html
  • https://en.chengtech.com/new1/434.html
  • https://en.chengtech.com/new1/436.html

最新動向

業績 2026年3月23日付の申請書で、2025年12月期の連結決算を開示した。売上高は前期比222.5%増の11億2,250万元、売上総利益は1億6,970万元だった。営業損益は1,220万元の黒字、最終損益は580万元の赤字。販売数量は1,016万個で、前期の188万個から増えた。平均単価は184元から111元に下がった。銀行借入金は2025年末の2億9,080万元から、2026年1月末に3億2,280万元へ増えた (1月末は未監査)。

上場 香港取引所への申請は3回目になる。1回目 (2025年6月23日) は失効し、2回目 (2025年12月24日) は取り下げた。3回目は2026年3月23日付で、スポンサーは国泰君安系の Guotai Junan Capital が単独で務める。中国証券監督管理委員会は2026年1月29日付で、海外上場の届け出を確認する通知を出した (2月6日に公表)。発行する株式は3,833万3,200株までとしている。同取引所の一覧は、2026年9月30日の更新でもこの申請を審査中と表示している。

事業 2026年5月29日、集中演算型レーダー「InsightRadar」が大手自動車メーカーの量産車に載ったと発表した。6月5日には、採用が決まった車種が40を超えたと発表した。8月24日の発表では、約50車種に対応し、出荷は100万個に近いとしている。7月2日には、南京のロボット企業テトラボット (TetraBOT) と戦略提携を結んだ。

技術 2026年3月、米エヌビディアの開発者会議「GTC 2026」に出展した。エヌビディアの車載コンピューター「DRIVE AGX Thor」の上で、集中演算型レーダーを実演した。会社は自らを、エヌビディアの車載向け基盤「DRIVE」と連携してレーダーの生データを提供する企業と説明している。4月には北京モーターショーで InsightRadar を正式に披露した (4月25日の会社の発表)。会社は第7世代と位置づける。7月29日の発表によると、深圳で開いた催しで独インフィニオン テクノロジーズを協業先として表彰し、分散型のレーダーシステムを披露した。

経営陣 2026年3月の申請書の時点で、董事は9人 (執行董事4人、非執行董事2人、独立非執行董事3人)。董事長兼総経理は創業者の陳承文氏、CTO (最高技術責任者) は共同創業者の周珂氏が務める。その後、会社の発表に経営陣の交代は出ていない (2026年9月30日時点)。

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