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中科慧拓 (Waytous)

中科慧拓 / Waytous

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

主力製品・モデル
載山 CarMo (運転席のない鉱山用の電動運搬車、積載60トン)
上場
非上場
同業 4 社との比較 (企業データベースの同じ列)
企業 主力製品・モデル 評価額・時価総額 最新発表 / 確認日
小馬智行 (ポニー・エーアイ) 第7世代ロボタクシー (bZ4X、アルファT5、アイオンV… — 2026-10-01
文遠知行 (ウィーライド) ロボタクシー GXR (2024年10月発表、5人乗り) — 2026-10-01
滴滴自動運転 (ディディ) Robotaxi R2 (広汽埃安と共同開発したロボタクシ… — 2026-10-01
白犀牛 (Rino.ai) RX (鑫源汽車と開発した無人配送車の量産車、2026年1… — 2026-09-28
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 公式発表・SEC/EDINET 等の一次資料と自社記事を突合 出典 21 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
中科慧拓 (Waytous、ウェイタス) は、露天掘りの鉱山でダンプトラックを無人で走らせるシステムを手がける中国企業である。中国科学院自動化研究所から生まれ、鉱山の運行を担う基本ソフト「愚公 (YuKon)」を自社で開発した。既存のダンプトラックを後付けで無人化し、運行管理と遠隔操作の設備とあわせて鉱山会社に納める。車両と運用をまとめて貸す事業も2025年に通常の運行に入った。国家能源集団の準能集団の炭鉱では、積載300トン級を含む無人ダンプトラックの事業に加わっていると説明している。国内の50近い鉱山に導入した (2026年4月時点)。2026年1月に登記上の社名を中科慧拓 (湖北) 科技へ改め、登記上の所在地は武漢市にある (登記情報の写し)。未上場で、業績は公表していない。
🔗 公式サイト

Postation の入口

📦 製品・商品 (11)

🛠️ 露天掘り鉱山向けの無人運搬システム サービス

愚公を使った露天鉱向けの一式

既存のダンプトラックを無人運転に改造し、管制センター、通信、遠隔操作の設備と一式で納める。積み込みの機械や有人の車両と同じ現場で動かせる。会社は、保安要員を乗せない運行を国内で最初に実現したと説明している。
導入の実績
国内の50近い鉱山 (2026年4月時点、武漢産業創新発展研究院の記事)
改造の実績
挙げているブランドは11、車種は16超 (公式サイト)
車両の実績
100トン級以上のダンプトラック500台超 (2024年11月時点、会社の説明)

対象: 露天掘りの炭鉱、鉄鉱山、非鉄金属の鉱山、セメント用の石灰石の鉱山

出典: web.archive.org/web/20260418095208/http://www.waytous.com/solve/open-pit-mine.html

🛠️ 坑内掘り鉱山向けの無人運搬システム サービス

坑内の補助運搬車の無人化

坑内で人や資材を運ぶ車両を無人で走らせる。運行管理、無人運転、遠隔監視、路側の検知、坑内の測位の各システムを5Gでつなぐ。陝西煤業化工集団の小保当炭鉱に導入し、2022年12月に検収を終えた。
受注
2021年の坑内掘り向けの受注は9,000万元 (同年8月の会社発表)
構成
運行管理、無人運転、遠隔監視と緊急対応、路側の検知、作業支援、坑内の測位 (UWB)

対象: 坑内掘りの炭鉱、非石炭の鉱山、トンネル

出典: web.archive.org/web/20260418101232/http://www.waytous.com/solve/mine.html

🛠️ 工場敷地内の物流向けの無人運搬システム サービス

閉鎖空間の構内物流の無人化

敷地内で荷物を運ぶ車両を無人で走らせる。管理用のクラウド、無人の物流車、路側の検知、遠隔監視で構成する。航天科工グループの貴州天馬機電の敷地に導入した (2021年3月に協業を開始)。
導入の実績
貴州天馬機電 (貴州省遵義市)

対象: 工場や物流の敷地を持つ企業

出典: web.archive.org/web/20260418102720/http://www.waytous.com/solve/Park_logistics_full_stack_solution.html

🛠️ 車両と運用の一括貸し出し サービス

車両、無人運転システム、運用をまとめて貸す事業

車両と無人運転システム、運用と保守をまとめて貸す。2024年5月に勝利西三号露天炭鉱 (内モンゴル自治区) の入札で落札し、2025年3月に通常の運行に入ったと発表した。会社は、この形の契約は業界で初めてと説明している。
車両
徐工集団のXGI110型16台
生産量
原炭で月平均50万トン、累計450万トン (2025年3月時点)
炭鉱の生産能力
年600万トン

対象: 初期の投資を抑えたい鉱山会社

出典: cehome.com/news/20240520/311159.shtml

🧠 載山 CarMo モデル

カーモ (運転席のない鉱山用の電動運搬車)

運転席を設けず、設計の段階から無人運転を組み込んだ電動の運搬車。近くからの遠隔操縦、管制室からの遠隔運転、無人運転の3つを切り替えて使える。会社は、1台あたり年1,200トンの二酸化炭素を減らせると説明している。
充電
充電ガン2本による急速充電
寸法
全長8,980ミリ、全幅3,550ミリ、全高3,420ミリ
積載
60トン
定格出力
450キロワット (モーター2基)
最高時速
40キロメートル
登坂能力
35%
電池の容量
525キロワット時

対象: 露天掘りの金属鉱山と非金属鉱山、ばら積み貨物の埠頭

出典: web.archive.org/web/20260418102447/http://www.waytous.com/product-zaishan-carmo.html

📦 Avatar Driver 製品

アバター・ドライバー (遠隔運転システム)

5Gの通信網を使い、管制室から車両を監視して操作する。無人運転中の車両に異常が起きたときは、管制室の担当者が運転を引き継ぐ。鉱山のほか、工場の敷地、港湾、路線バスで使った実績がある。
操作
1人が複数の車両を切り替えて受け持つ
機能
日常の監視、緊急時の引き継ぎ、遠隔での作業
通信
5G、4G、専用線

対象: 鉱山会社、建設機械メーカー、自動車メーカー、通信会社

出典: web.archive.org/web/20260606173414/http://waytous.com/product/Remote_driving_system.html

📦 玄武 製品

げんぶ (無人運転用の車載コンピューター)

認識、位置の推定、経路の計画、制御の計算を受け持つ車載コンピューター。安全を監視する機能を備え、異常の際は機能を絞って動かし続ける。会社は、複数の鉱山で長期間の運行試験を終えたと説明している。
電源
直流9〜36ボルト
半導体
エヌビディアの Jetson AGX Xavier を2基、安全用のマイコン
保存容量
64ギガバイトと1テラバイト
演算能力
64TOPS

対象: 無人運転に改造するダンプトラック

出典: web.archive.org/web/20260418095021/http://www.waytous.com/product/domain_controller.html

📦 衝突防止システム 製品

有人の車両向けの接近警告

衛星測位と車両どうしの通信で、周りの車両の位置と速度をつかみ、衝突のおそれを運転手に知らせる。速度の超過と居眠りも警告する。新疆地区の天池能源の炭鉱2カ所に、1,200セット超を納めた (2023年8月時点)。
技術
衛星測位、V2X (車両と車両、車両と路側の通信)、ミリ波レーダー、画像認識
構成
車載の端末、車内の表示器、クラウド
納入の実績
1,200セット超 (2023年8月時点)

対象: 鉱山で働く有人のダンプトラックと工事用の車両

出典: web.archive.org/web/20260511061756/http://www.waytous.com/news/20230818-261.html

📦 V2X通信端末 製品

車両と路側の設備をつなぐ車載の通信機

車両どうし、車両と路側の設備、車両とクラウドの通信を受け持つ端末。衛星測位の機能を持ち、走行の記録と車両のデータをクラウドへ送る。補正情報を使えば、センチメートル単位の測位に対応する。
測位
衛星測位 (補正情報を使う高精度の測位に対応)
通信
4G、5G、V2X

対象: 鉱山の車両

出典: web.archive.org/web/20260519061335/http://waytous.com/product/V2X_terminal.html

📦 坑内車両向けの運転支援システム 製品

坑内の運搬車に後付けする安全装置

坑道を走る車両に載せる運転支援の装置。前方の車両や作業員を検知して警告し、自動で減速する。運転手の居眠りとわき見の検知、制限速度に合わせた速度の抑制、周囲360度の映像の表示を備える。
機能
衝突の警告と自動ブレーキ、運転手の監視、速度の制限、死角の監視

対象: 坑内掘りの鉱山の運搬車

出典: web.archive.org/web/20260418094428/http://www.waytous.com/product/L1_safety_assistant_tyred_vehicle.html

📦 愚公 YUKON 鉱山大規模AIモデル 製品

鉱山向けの大規模AIモデルと関連の製品群

鉱山の走行と運行のデータで学習させたAIモデル。2024年6月2日に、中国科学院自動化研究所、中国鉱業大学 (北京) と共同で発表した。同時に、対話型の助手「鉱宝」、学習用データを生成する「GenDS」、自動運転用の「GenAD」、知識検索用の「MineGPT」を出した。
発表
2024年6月2日
共同開発
中国科学院自動化研究所、中国鉱業大学 (北京)、武漢産業創新発展研究院の智能車研究所
最初の製品
鉱宝、GenDS、GenAD、MineGPT

対象: 鉱山会社の運行と管理の部門

出典: web.archive.org/web/20260418102146/http://www.waytous.com/dmx.html

🧪 技術・サービス (8)

🧰 愚公 (YuKon) 基盤

ぐこう (鉱山の運行を担う基本ソフト)。旧表記は YUGONG

鉱山の無人運搬に必要な6つのシステムをまとめた基本ソフト。車種、鉱物の種類、作業の場面を問わず使えるようにしたと会社は説明する。1.0版は2018年、2.0版は2020年に出した。
1.0版
2018年
2.0版
2020年
構成
配車と運行管理、無人運転、協調作業の管理、遠隔運転、路側の協調、シミュレーション

出典: web.archive.org/web/20260606160336/http://waytous.com/about.html

🧪 平行理論 技術

現実と仮想を並べて動かす制御の考え方

首席科学者の王飛躍氏が提唱した理論。現実の系と、コンピューター上の仮想の系を並べて動かし、仮想の側での実験と評価を現実の制御に生かす。会社は、愚公の設計の土台と説明している。
使い道
鉱山の再現、運行の検証、配車の計画
提唱者
王飛躍氏 (中科慧拓の首席科学者)

出典: web.archive.org/web/20260606160336/http://waytous.com/about.html

🧰 配車と運行管理のクラウド 基盤

鉱山の車両と機械を束ねる管制のシステム

採掘、運搬、排土の計画に合わせて、車両の行き先と経路を割り振る。無人の車両と有人の車両が混ざる現場に対応する。鉱山の全体を3次元で表示し、車両ごとの状態を監視する。
機能
配車、経路と交通の管理、運行の監視、地図の管理、生産の集計

出典: web.archive.org/web/20260418105557/http://www.waytous.com/core/Cloud_intelligent_dispatching.html

🧪 ダンプトラックの無人運転システム 技術

後付けで車両を無人化する車載の一式

センサー、車載コンピューター、電子制御への改造を組み合わせ、既存のダンプトラックを無人で走らせる。粉じんや低温の中での認識と、衛星の電波が弱い場所での測位に対応する。安全の設計は国際規格を参照している。
精度
走行経路からのずれ0.2メートル以下、停車の横方向の誤差0.15メートル以下 (2026年7月の発表)
センサー
LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー)、ミリ波レーダー、カメラ
改造の実績
徐工集団、北方股份、航天重工、コマツ、ボルボ、テレックス、三一、宇通、臨工、濰柴、同力の車両。16車種超
参照する規格
ISO 26262、ISO 21448、ISO 17757

出典: web.archive.org/web/20260418101916/http://www.waytous.com/core/Mine_car_driverless_system.html

🧪 協調作業の管理システム 技術

有人の機械と無人の車両を連携させる仕組み

人が操作する掘削機、工事用の機械、補助の車両に端末を載せ、無人のダンプトラックと位置や作業の状態をやり取りする。積み込みの位置への誘導や、故障の通報に使う。
対象
掘削の機械、工事用の機械、補助の車両
機能
通信、経路の計画、協調作業、故障の通報

出典: web.archive.org/web/20260418105311/http://www.waytous.com/core/Collaborative_work_management.html

🧪 路側の協調システム 技術

交差点や死角に置く検知と通信の設備

路側に置いたセンサーで車両や人を検知し、車両に知らせる。交差点、積み込み場、排土場、山の陰になる場所、破砕場で使う。車両のセンサーだけでは見えない範囲を補う。
機能
周囲の検知、交差点での通行の調整、道路の状態の監視
通信
V2X (車両と路側の通信)

出典: web.archive.org/web/20260418094233/http://www.waytous.com/core/Intelligent_roadside_collaborative.html

🧪 無人運搬の平行シミュレーション 技術

仮想の鉱山で運行を試す検証の仕組み

鉱山を3次元で再現し、仮想の車両で無人運転と配車を試す。車両の懸架装置やタイヤの変形まで計算に入れる。会社は、現場での調整にかかる時間を90%減らせると説明している。
規模
100台を超える仮想の車両を同時に走らせる
検証の対象
無人運転、V2Xと衝突防止、配車、積み込みの協調

出典: web.archive.org/web/20260418103016/http://www.waytous.com/core/Unmanned_Transportation_System.html

📐 GB/T 41862-2022 規格

土工機械と鉱山機械の自律運転の安全に関する中国の国家標準

自律や半自律で動く土工機械と鉱山機械について、安全の要求を定めた中国の国家標準。2022年10月12日に施行された。中科慧拓は編集に参加した。
所管
全国土方機械標準化技術委員会
施行
2022年10月12日

出典: web.archive.org/web/20240221010924/http://waytous.com/news/20221223-7.html

📊 開示データ (3)

会社は売上高と損益を公表していない。ここでは、会社の発表文と、顧客や研究機関の発表で確かめられた数字を表にまとめた。数字は発表のままで、時点は欄ごとに示す。

最終確認:

導入した鉱山と無人化した車両

鉱山 顧客 無人化した車両 (台) 時点 内容
宝日希勒露天炭鉱 国家能源集団 40 2024年8月 累計の台数。2020年5月に開始し、2023年1月に32台の改造を落札
黒岱溝露天炭鉱 国家能源集団 79 2026年7月 国家重点研究開発計画の実証に使われた台数。第1段階の18台は2024年11月までに検収
哈爾烏素露天炭鉱 国家能源集団 18 2024年11月 第1段階の検収
伊敏露天炭鉱 中国華能集団 8 2023年1月 172トン級4台と、60トン級の電動車4台
霍林河北露天炭鉱 国家電力投資集団 5 2023年2月 NTE200型3台を改造し、既存の無人車2台と編成する契約
田陽の石灰石鉱山 華潤水泥 5 2024年1月 電動車。ディーゼル車9台を置き換えた
朝陽露天炭鉱 国家能源集団 17 2024年10月 徐工集団の新車に無人運転システムを載せる契約
平朔東露天炭鉱 中国中煤能源集団 7 2024年11月 電気ショベルや補助の機械と編成で運行。追加の契約を落札
勝利西三号露天炭鉱 内蒙古能源発電投資集団 16 2025年3月 徐工集団のXGI110型。車両と運用の一括貸し出し
徳興銅鉱 江西銅業 8 2025年6月 NTE240型を無人化する契約。周辺の機械8台も改修
  • 台数は、それぞれの発表に書かれた数で、時点と数え方がそろっていない。
  • 契約の時点の数は、稼働した台数ではない。
  • 宝日希勒、黒岱溝、哈爾烏素、伊敏、霍林河、勝利西三号は内モンゴル自治区、朝陽は黒竜江省、田陽は広西チワン族自治区にある。
  • 黒岱溝と哈爾烏素は準能集団の炭鉱で、中科慧拓は2020年から航天重工とともに事業に加わったと説明している (2024年11月の発表)。
  • 準能集団と国家能源集団の発表に中科慧拓の名は無い。
  • 黒岱溝の79台は100トン級以上の車両で、中科慧拓が単独で改造した台数ではない。
  • 準能集団は2026年2月、累計124台に無人運転の機能を載せ、常時40台前後を動かしていると発表した。
  • 平朔東露天炭鉱と徳興銅鉱の数字は、中国工程機械工業協会のサイトに載った会社の発表文による。
  • 海外では、タイのサイアム・セメント・グループ (SCG) の鉱山で2022年12月に契約を結んだ。
  • タイでの台数は公表されていない。

出典: 中科慧拓の寄稿 雁宝能源の公式アカウントの転載 (2024年8月9日) 、中科慧拓 発表 宝日希勒露天炭鉱の落札 (2023年1月14日) 、中科慧拓の寄稿 国家重点研究開発計画の評価の通過 (2026年7月15日) 、中科慧拓 発表 準能集団の第1段階の検収 (2024年11月5日、中国能源産業発展網の掲載) 、中科慧拓 発表 伊敏露天炭鉱の2期の検収 (2023年1月29日) 、中科慧拓 発表 霍林河北露天炭鉱の落札 (2023年2月2日) 、中科慧拓の寄稿 華潤水泥の田陽の鉱山 (2024年1月5日) 、中科慧拓 発表 朝陽露天炭鉱 (2024年10月30日、中国工程機械工業協会の掲載の写し) 、中科慧拓の寄稿 勝利西三号露天炭鉱の落札 (2024年5月20日) 、中科慧拓の寄稿 会社の紹介 (2025年7月30日) 、国家能源集団 準能集団の無人運搬システム (2026年2月5日)

会社が公表した事業の規模

時点 導入した鉱山 車両 受注 資料
2021年8月 20余り ― 2021年1〜7月に3億5,000万元 B1ラウンドの発表
2022年1月 30余り 納入の累計200台超 2021年末の総額5億元 Cラウンドの発表
2024年1月 40余り ― ― 伊敏露天炭鉱の検収の発表
2024年11月 40余り 100トン級以上が500台超 ― 会社の寄稿
2026年4月 国内の50近く ― ― 武漢産業創新発展研究院の記事
  • 数字はすべて会社の説明で、監査を受けた開示ではない。
  • 鉱山の数は、無人運転のほか、運行管理や衝突防止だけを納めた鉱山を含むかどうかが書かれていない。
  • 会社は2025年3月の発表で「世界の50余りの鉱山」と説明した。
  • 公式サイトは運営中の車両を300台超とするが、時点を書いていない。
  • 2022年以降の受注額は公表されていない。
  • 再発注の比率は、2021年8月の発表で50%超、2022年1月の発表で70%超だった。

出典: B1ラウンドの発表を伝える36Krの記事 (2021年8月23日) 、中科慧拓 発表 Cラウンド (2022年1月13日、阿里雲創新中心の掲載) 、中科慧拓の寄稿 伊敏露天炭鉱の検収 (2024年1月15日) 、中科慧拓の寄稿 中国智能車未来挑戦賽 (2024年11月28日) 、武漢産業創新発展研究院の記事 (2026年4月8日) 、中科慧拓 公式サイト 会社概要 (2026年6月の写し)

国家重点研究開発計画の実証の結果

項目 数字 説明
実証の車両 100台 黒岱溝露天炭鉱に79台、勝利露天炭鉱に25台 (発表のまま)
作業効率 110% 鉱山の総合の作業効率。会社の説明
走行経路からのずれ 0.2メートル以下 無人運搬車の走行の制御
停車の横方向の誤差 0.15メートル以下 積み込み地点と荷降ろし地点
平均無故障時間 1,000時間超 無人運転の認識と制御のシステム
同時に管理できる機械 1,000台級 配車と運行管理のシステムの設計上の能力
団体標準 10件 事業の中で定めた標準
  • 事業の名前は「大型露天鉱のロボット化による自律運搬・積み降ろしシステムの重要技術の応用実証」。
  • 第14次5カ年計画の国家重点研究開発計画で、2022年に始まった。
  • 国家能源集団が主導し、中国鉱業大学 (北京)、中科慧拓などが参加した。
  • 工業情報化省の産業発展促進センターが専門家の評価を行い、会社は2026年7月15日に通過を発表した。
  • 発表は実証の車両を100台とするが、内訳の2つの数を足すと104台になる。

出典: 中科慧拓の寄稿 国家重点研究開発計画の評価の通過 (2026年7月15日)

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
中核の製品は、鉱山の運行を担う基本ソフト「愚公 (YuKon)」である。配車と運行管理のクラウド、ダンプトラックの無人運転、積み込み機械との協調、遠隔操作、路側の通信設備、シミュレーションの6つのシステムで構成する。車に載せる制御用コンピューター、通信端末、衝突防止システムも自社で開発した。2024年6月には、鉱山向けの大規模AIモデル「愚公 YUKON」を発表した。運転席のない電動運搬車「載山 CarMo」も持つ。
コア技術
設計の土台は、首席科学者の王飛躍氏が提唱した「平行理論」である。現実の鉱山と、コンピューター上に再現した仮想の鉱山を並べて動かし、仮想の側で試した結果を現場の運行に生かす。会社は、この理論を基に「愚公」を開発したと説明している。車両のメーカーを問わず、後付けで無人化できる点を特徴に挙げる。電子制御に改造した実績として11のブランドを挙げ、車種は16を超える (公式サイト)。露天掘りと坑内掘りの両方に対応する。
事業セグメント
会社は事業別の売上高を公表していない。公表している事業の形は4つある。無人化システムの納入、新車に組み込む無人運転キットの販売、運用と保守、無人運搬の運営受託である (2024年5月の発表)。同じ発表で、車両と無人運転システム、運用をまとめて貸す事業を加えた。対象は露天掘りの鉱山が中心で、坑内掘りの鉱山と工場の敷地内の物流にも広げている。顧客の業種は石炭、冶金、非鉄金属、セメントの4つ。
主力製品・モデル
載山 CarMo (運転席のない鉱山用の電動運搬車、積載60トン)
ガバナンス

経営陣・組織

CEO
陳龍 (共同創業者、CEO)
創業者
王飛躍氏 (首席科学者)、陳龍氏 (共同創業者、CEO)、王健氏 (共同創業者、CSO)
役員
首席科学者 王飛躍、共同創業者・CSO (最高戦略責任者) 王健、副総裁・董事会秘書 白朕、中科慧拓 (湖北) 科技の法定代表者 李霊犀 (登記情報の写し)
子会社
グループには2つの会社がある (登記情報の写しによる)。中科慧拓 (湖北) 科技は2014年11月の設立で、旧社名は青島慧拓智能機器。2026年1月に社名を改め、登記上の所在地を青島市から武漢市へ移した。中科慧拓 (北京) 科技は2019年1月の設立で、法定代表者は陳龍氏。公式サイトを運営している。2社の出資関係は確認できていない。
専門指標

業界別スペック

主要製品
露天掘り鉱山向けの無人運搬システム・坑内掘り鉱山向けの無人運搬システム・工場敷地内の物流向けの無人運搬システム・車両と運用の一括貸し出し・載山 CarMo・Avatar Driver・玄武・衝突防止システム・V2X通信端末・坑内車両向けの運転支援システム・愚公 YUKON 鉱山大規模AIモデル
主力モデル
載山 CarMo (運転席のない鉱山用の電動運搬車、積載60トン)
自動運転レベル
保安要員が乗らない無人運転 (鉱山の閉鎖空間)
事業の内容
鉱山向けの無人運搬システム
自動運転システム
愚公 (YuKon、鉱山の運行を担う基本ソフト)
半導体の調達先
エヌビディア (Jetson AGX Xavier を2基)
開発と運行の段階
国内の50近い鉱山に導入 (2026年4月時点)。100トン級以上の車両は500台超 (2024年11月時点)
資金調達の累計
累計5億元超 (2021年8月時点、会社発表)。2022年1月に約3億元を追加
直近の資金調達
Cラウンド (2022年1月)。その後、武漢産業創新発展研究院などが出資 (2026年4月の同研究院の記事。時期と額は非公表)
上場の状況
未上場 (香港取引所の申請の一覧に名前は無い、2026年9月28日時点)
主な出資者
Cラウンド (2022年1月): 中金資本の中金上汽新興産業基金、越秀産業基金、中銀国際の渤海中盛基金。 B1ラウンド (2021年8月): 国新央企運営投資基金、中自投資 (中国科学院自動化研究所の投資会社)、子今投資、善金資本、日出安盛資本、賽富投資基金。 それ以前: 国科嘉和、凱輝基金、方和資本、漢能創投、海創母基金。 登記上の株主 (2026年6月時点の写し): 王飛躍氏、武漢武創院投資、武漢光谷産業発展基金など27者。

⭐ 強み・特徴

  1. ①大型車の後付けの無人化 参加した国家重点研究開発計画の実証では、準能集団の黒岱溝露天炭鉱で100トン級以上の無人ダンプトラック79台が使われた (2026年7月の発表)。積載300トン級の車両を含
  2. ②寒冷地での実績 内モンゴル自治区の宝日希勒露天炭鉱では、氷点下42度の環境で無人の運行を続けた。積載220トンの車両を5台の編成で動かし、2021年9月に中国煤炭工業協会の評価を通過した
  3. ③車両のメーカーを問わない 電子制御に改造した実績として11のブランドを挙げ、車種は16を超える。徐工集団、北方股份、コマツ、ボルボなどの車両を含む (公式サイト)
  4. ④研究機関とのつながり 中国科学院自動化研究所から生まれた。国家重点研究開発計画の事業に加わり、同事業は2026年7月に評価を通過した

📝 現状分析

未上場で、売上高も損益も公表していない。香港取引所の上場申請の一覧に、中科慧拓の名前は無い (2026年9月28日時点)。同業の希迪智駕 (CiDi) と易控智駕 (EACON) は香港取引所に上場し、踏歌智行は2026年5月に申請した。踏歌智行の申請書は、2025年の中国の鉱山向け無人運搬の市場を40億元と記す。売上高の上位5社が89.8%を占める。調査会社の灼識諮詢の集計で、申請した会社以外の社名は伏せてある。中科慧拓の順位は確認できない。会社が公表した受注の数字は、確認できる範囲では2021年末時点の総額5億元が最後である。会社は2023年1月に業界で首位のシェアと説明したが、第三者の統計による裏づけは確認できない。顧客は国有の大手エネルギー会社に偏る。公式サイトの発表文は2023年9月で更新が止まっている。

🧭 ビジョン・戦略

会社が公表している方針は3つある。1つ目は、システムを納めて終わる契約から、運用を含めて対価を得る契約へ広げること。勝利西三号露天炭鉱では、車両と無人運転システム、運用をまとめて貸す契約を結んだ。2つ目は海外への進出である。タイのセメント大手サイアム・セメント・グループ (SCG) の鉱山に導入し、2024年4月にはオーストラリアで鉱山会社向けの説明会を開いた。3つ目はAIの活用で、鉱山向けの大規模AIモデルを運行管理と安全管理に使う。

🔮 今後の展望

武漢産業創新発展研究院は2026年4月の記事で、光谷金控、光谷交通と共同で出資し、中科慧拓の本社の武漢光谷への移転を後押ししたと記した。登記上の所在地は2026年1月に山東省青島市から武漢市東湖新技術開発区へ移っている (登記情報の写し)。同じ記事は、中科慧拓が上場の準備を進め、同研究院が深圳証券取引所と香港取引所への橋渡しを支援したと記す。上場の時期と市場は公表されていない。次に見るべきは、取引所への申請の有無と、申請書に載る業績である。

📊 詳細ビジネスデータ

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

周囲の認識には、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」、ミリ波レーダー、カメラを組み合わせる。粉じん、雨や雪、激しい振動、低温の中でも、周囲の車両や障害物を検出して追跡する。位置の推定は、衛星測位と慣性センサーを組み合わせる。衛星の電波が届きにくい深い採掘場でも、位置を見失わないようにした。走行の制御では、車種ごとの応答の違いを補正する。国家重点研究開発計画の実証では、走行経路からのずれが0.2メートル以下だった。積み降ろしの地点に停車する際の横方向の誤差は0.15メートル以下だった (2026年7月の発表)。安全の設計は、国際規格の ISO 26262、ISO 21448、ISO 17757 を参照している。

🏗️ システム基盤構成

車載のコンピューターは自社で設計した。米エヌビディアの Jetson AGX Xavier を2基と、安全を監視するマイコンを組み合わせる。演算能力は64TOPSで、TOPSは1秒間にこなせる演算の回数を兆の単位で表す (公式サイト)。通信には5Gと、車両どうしや車両と路側の設備をつなぐV2Xを使う。導入の前には、鉱山を3次元で再現したシミュレーションで検証する。100台を超える仮想の車両を同時に走らせられる。研究開発では、武漢産業創新発展研究院と2023年に智能車研究所を設けた。登記上の所在地は武漢市東湖新技術開発区にある。公式サイトは北京市海淀区の住所を載せている。

💰 売上の見込み

会社は業績予想を公表していない。売上高と損益の実績も公表していない。公表済みの数字は受注に関するものだけである。2021年は7月末までの受注が3億5,000万元、同年末時点の受注総額が5億元だった (会社発表)。2022年以降の受注額は公表されていない。

💸 売上の出どころ

対価を得る形は、会社の発表によると5つある。無人化システムの納入、新車に組み込む無人運転キットの販売、運用と保守、無人運搬の運営受託、車両を含めた一括の貸し出しである。納入の契約では、既存のダンプトラックの改造と、管制センター、通信、遠隔操作の設備を一式で請け負う。徳興銅鉱の契約 (2025年6月) は、ダンプトラック8台の無人化を含む。電気ショベルやブルドーザーなど周辺の機械8台の改修も請け負った。単価と契約額は公表されていない。衝突防止システムは単体でも販売している。新疆地区の炭鉱2カ所には、1,200セット超を納めた (2023年8月時点)。

👤 経営者履歴

CEO — 陳龍 (共同創業者、CEO)

陳龍氏は共同創業者で、CEO (最高経営責任者) を務める。武漢大学でリモートセンシングを学んで学士号と修士号を取得し、シンガポール国立大学で博士号を得た。独ミュンヘン工科大学で博士研究員を務めた。中山大学では教授として無人車研究センターを率いた。中国科学院の人材招致制度「百人計画」の研究員でもある。2010年の自動運転の競技会「中国智能車未来挑戦賽」では、総合テスト区間で優勝した。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

日本企業との資本関係や取引を示す開示は確認できない。競合に当たるのは、鉱山向けの無人ダンプトラックを手がけるコマツ (6301) と日立建機 (6305) である。コマツは2008年に無人ダンプトラック運行システムを商用化した。2026年4月には、超大型の無人ダンプトラックの導入が累計1,000台に達したと発表した。日立建機は、鉱山用ダンプトラックの自律走行システム (AHS) の導入を進めている。中科慧拓は、電子制御への改造を手がけた車両のブランドにコマツを挙げている (公式サイト)。国家能源集団の準能集団は、黒岱溝露天炭鉱で積載290トンの「930E」型を無人運転に改造した。930Eはコマツの電気駆動式ダンプトラックの型式である。準能集団の発表は、共同開発の相手に中国の航天重工を挙げる。中科慧拓は、2020年からこの事業に加わったと説明している。コマツがこの改造に関与したとする開示は確認できない。

🚗 モデルラインナップ

自社の車両は、運転席のない電動運搬車「載山 CarMo」である。積載は60トン、電池の容量は525キロワット時、最高時速は40キロメートル (公式サイト)。ほかの事業では、他社の車両に無人運転システムを載せる。勝利西三号露天炭鉱では、徐工集団のXGI110型16台を無人で運行している (2025年3月時点)。徳興銅鉱では、NTE240型8台を無人化する契約を結んだ。

🛡️ 安全機能

遠隔操作システム「Avatar Driver」は、無人運転中の車両を管制室から監視し、異常の際に運転を引き継ぐ。1人が複数の車両を受け持てる。路側には、交差点や積み込み場の死角を補う検知設備を置く。有人の車両向けには衝突防止システムがある。衛星測位と車両どうしの通信を使い、接近する車両を運転手に警告する。会社は2025年7月、工事用の車両600台余りにAIの危険予知システムを載せたと説明した。警告の回数は2,000回余りという。

🤝 主要パートナーシップ

顧客: 国家能源集団、中国華能集団、国家電力投資集団、中国大唐集団、中国宝武鋼鉄集団、中国中煤能源集団、金隅集団、華潤水泥 (公式サイト)。
車両と改造: 徐工集団 (2017年に戦略提携)、航天重工、鄭州宇通鉱用装備。
通信: 華為技術 (ファーウェイ)、タイの通信大手AIS。
研究: 中国科学院自動化研究所、中国鉱業大学 (北京)、武漢産業創新発展研究院。
海外: タイのサイアム・セメント・グループ (SCG)、中国科学院バンコク創新協力センター (2023年1月に戦略協定)。

🌏 輸出先・市場

中国が中心で、石炭、冶金、非鉄金属、セメントの鉱山に導入した。寒冷地の内モンゴル自治区から、標高4,000メートルの青海省の銅鉱山、雨の多い雲南省まで及ぶ。海外はタイが最初である。2022年12月、サイアム・セメント・グループ (SCG) のサラブリ県の鉱山で導入の契約を結んだ。事業の投資額は1,000万ドル。電動の無人ダンプトラックの第1陣は、2024年に現地へ入った (会社の説明)。2024年4月には、オーストラリアで鉱山会社向けの説明会を開いた。タイ以外の国での導入は、会社の発表文では確認できない。

基本情報

上場・財務

本社
中国・湖北省武漢市 (登記上の所在地。北京市海淀区にも拠点)
創業
2014
上場ステータス
未上場
コンプライアンス

信用・米制裁

銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
なし
グローバル

海外進出

資金流出
なし
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅱 専門メディア
最終確認
2026-10-01 18:31:00
検証者
claude+primary-sources

資金調達と資本提携の履歴

内容時期相手
B1ラウンドより前の出資者 (会社発表)。各回の時期と額は非公表2017年〜2021年国科嘉和、賽富投資基金、凱輝基金、方和資本、漢能創投、海創母基金
B1ラウンド。2億元超。会社は累計の調達額を5億元超と説明2021年8月国新央企運営投資基金 (主導)、中自投資、子今投資、善金資本、日出安盛資本、賽富投資基金
Cラウンド。約3億元。会社は半年で2回、計5億元超を調達したと説明2022年1月中金上汽新興産業基金 (主導)、越秀産業基金、渤海中盛基金
同研究院が共同で出資し本社の武漢への移転を後押ししたと記す。登録資本金は3,213万元余りから3,311万元余りへ増加 (登記情報の写し)。出資額は非公表非公表 (登録資本金の変更の登記は2026年3月24日)武漢産業創新発展研究院、光谷金控、光谷交通 (2026年4月の同研究院の記事)

出典 URL

  • https://web.archive.org/web/20260606160336/http://waytous.com/about.html
  • https://web.archive.org/web/20260511060455/http://www.waytous.com/en/companyProfile.html
  • https://web.archive.org/web/20260418101916/http://www.waytous.com/core/Mine_car_driverless_system.html
  • https://web.archive.org/web/20260418103320/http://www.waytous.com/case.html
  • https://web.archive.org/web/20260609080350/http://www.waytous.com/news/20230114-242.html
  • https://www.cehome.com/news/20260715/387647.shtml
  • https://www.cehome.com/news/20250730/349684.shtml
  • https://www.cehome.com/news/20240520/311159.shtml
  • https://www.cehome.com/news/20241128/319347.shtml
  • https://www.ccedia.com/storage_detail/c-_detailId=1853722924840243200.html
  • https://startup.aliyun.com/info/104928.html
  • https://auto-time.36kr.com/p/1367290662585475
  • https://www.ceic.com/gjnyjtww/newCE0302/202602/3b132ad0370544458314319035c47e28.shtml
  • https://www.ceic.com/gjnyjtww/chnjcxw/202108/6ab39bd2c4a74ca5b956e85856f669d6.shtml
  • https://www.whiiid.com.cn/portal/article/index/id/893/cid/49.html
  • https://www.qichamao.com/orgcompany/searchitemdtl/7d6034e764ba874cb2dd1fd18b6159d4.html
  • https://www.ceic.com/gjnyjtww/chnjcxw/202008/f7d7d142ac0348b5a3feba4064e0d3f3.shtml
  • https://www1.hkexnews.hk/app/appindex.html
  • https://www1.hkexnews.hk/app/sehk/2026/108557/a133120/sehk26052001731_c.pdf
  • https://www.komatsu.jp/en/newsroom/2026/20260422
  • https://www.hitachicm.com/global/ja/solutions/solution-linkage/ahs/

最新動向

業績 会社は売上高と損益を公表していない。香港取引所の上場申請の一覧にも名前は無い (2026年9月28日時点)。

事業 2025年3月、勝利西三号露天炭鉱 (内モンゴル自治区) で、車両と無人運転システム、運用をまとめて貸す事業が通常の運行に入ったと発表した。徐工集団のダンプトラック16台を使い、原炭の生産量は月平均50万トン。2025年6月には、江西銅業の徳興銅鉱と、電気駆動式のダンプトラック8台を無人化する契約を結んだ。2026年2月、超大型露天炭鉱の無人運搬システムが、国家能源局の2025年度の「エネルギー業界の十大科学技術成果」に選ばれた (準能集団の発表)。国家能源集団が主導し、準能集団が主な開発を担った事業である。準能集団は累計124台に無人運転の機能を載せ、常時40台前後を動かしている。中科慧拓は、2020年から航天重工とともにこの事業に加わったと説明している (2024年11月の発表)。準能集団の発表に中科慧拓の名は無い。

技術 2026年7月、国家重点研究開発計画の事業が、工業情報化省の機関による評価を通過したと発表した。露天掘りの鉱山で、運搬と積み降ろしを無人化する技術を実証する事業である。国家能源集団が主導し、中国鉱業大学 (北京) や中科慧拓が参加した。実証の規模は無人の車両100台。黒岱溝露天炭鉱の79台と、勝利露天炭鉱の25台が使われた (台数は発表のまま)。会社は、鉱山の作業効率が110%に上がったと説明している。

経営陣と本社 2026年1月6日、登記上の社名を青島慧拓智能機器から中科慧拓 (湖北) 科技へ改めた。同じ日に登記上の所在地も山東省青島市から移り、現在は武漢市東湖新技術開発区にある。同年3月24日には、登録資本金を3,213万元余りから3,311万元余りへ増やした (いずれも登記情報の写し)。武漢産業創新発展研究院は同年4月の記事で、光谷金控、光谷交通と共同で出資し、本社の武漢への移転を後押ししたと記した。出資の時期と額は公表されていない。

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