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小馬智行 (ポニー・エーアイ)

小馬智行 / Pony.ai

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

主力製品・モデル
第7世代ロボタクシー (bZ4X、アルファT5、アイオンV の3車種)
上場
ナスダック、香港証券取引所 (証券コード2026) PONY
同業 4 社との比較 (企業データベースの同じ列)
企業 主力製品・モデル 評価額・時価総額 最新発表 / 確認日
文遠知行 (ウィーライド) ロボタクシー GXR (2024年10月発表、5人乗り) — 2026-10-01
滴滴自動運転 (ディディ) Robotaxi R2 (広汽埃安と共同開発したロボタクシ… — 2026-10-01
白犀牛 (Rino.ai) RX (鑫源汽車と開発した無人配送車の量産車、2026年1… — 2026-09-28
ウェイブ Wayve AI Driver (自動車メーカーに供給する… 86億ドル (2026年2月のシリーズD、資金… 2026-10-01
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 公式発表・SEC/EDINET 等の一次資料と自社記事を突合 出典 29 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
ロボタクシーとロボトラックを手がける中国の自動運転企業で、2016年に設立した。米ナスダック (PONY) と香港証券取引所 (証券コード2026) に上場する。北京、上海、広州、深圳の4都市で、運転席が無人のロボタクシーを有料で運行している。ロボタクシーは2026年6月末に1,975台で、会社は年末に3,500台超へ増やす目標を掲げる。2025年12月期の連結売上高は9,000万ドル、営業損失は2億6,090万ドルだった。トヨタ自動車は発行済み株式の9.8%を持つ株主である (2026年3月末)。bZ4X を基にしたロボタクシーは、小馬智行と広汽トヨタが共同で生産している。
🔗 公式サイト

Postation の入口

📦 製品・商品 (10)

🧠 第7世代ロボタクシー モデル

Gen-7 (2025年4月に発表した車両の世代)

レベル4の自動運転システムを載せたロボタクシーで、3つの車種がある。部品はすべて車載用の規格を満たす。自動運転キット (ADK) の部品の費用は、前の世代より70%減らした。2025年7月に量産を始め、同年11月から広州、深圳、北京で有料の運行に使っている。
発表
2025年4月 (上海モーターショー)
車種
トヨタ自動車 bZ4X、アークフォックス アルファT5、広汽アイオン アイオンV
センサー
LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー) 9個、カメラ14個、ミリ波レーダー4個
設計上の寿命
最長60万キロメートル
第7世代の台数
667台 (ロボタクシー全体は961台。2025年11月23日時点)
検知できる距離
最長650メートル

対象: 自社の配車サービス、配車会社、車両を保有する協業先

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926046406/pony-20251231x20f.htm

🧠 bZ4X ロボタクシー モデル

トヨタ自動車の電気自動車 bZ4X を基にした第7世代の車両

小馬智行、トヨタ自動車 (中国) 投資、広汽トヨタ自動車の3社が共同で開発した。生産は小馬智行と広汽トヨタが担い、トヨタ生産方式を取り入れた。2026年2月に量産の1台目が完成した。
公道試験
広州で許可を取得 (2026年4月に会社が発表)
生産の計画
2026年に1,000台超
運行の計画
北京、上海、広州、深圳へ順次
量産の開始
2026年2月

対象: 中国の大都市のロボタクシー

出典: prnewswire.com/news-releases/ponyai-and-toyota-advance-robotaxi-commercialization-with-mass-produced-bz4x-robotaxis-302682255.html

🧠 アークフォックス アルファT5 ロボタクシー モデル

北京汽車集団の電気自動車を基にした第7世代の車両 (ARCFOX Alpha T5)

北京汽車集団と共同で開発した第7世代の車両。2025年10月に300台目を生産した。会社は当時、年内に北京と深圳で運行に使うと説明していた。
有料の運行
2025年11月に開始
300台目の生産
2025年10月

対象: 中国の大都市のロボタクシー

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925101951/tm2528864d1_ex99-1.htm

🧠 アイオンV ロボタクシー モデル

広州汽車集団の電気自動車を基にした第7世代の車両 (GAC AION V)

広州汽車集団と共同で開発した第7世代の車両。2026年3月に、配車サービスのオンタイム・モビリティの運営会社へ最初の100台超を納めた。車両は運営会社が保有し、小馬智行は技術のライセンス料を受け取る。
最初の納入
2026年3月、100台超
有料の運行
2025年11月に開始

対象: 中国の大都市のロボタクシー、配車会社

出典: blog.pony.ai/pony-ai-and-chenqi-mobility-launch-joint-robotaxi-fleet-with-initial-delivery-of-over-100-gen-7-vehicles/

🛠️ PonyPilot サービス

ポニーパイロット (ロボタクシーの配車アプリ)

ロボタクシーを呼ぶための自社のアプリ。乗車の場所と行き先を指定し、運賃はスマートフォンの決済で払う。微信 (ウィーチャット) のミニプログラム、高徳地図、アリペイからも予約できる。
運賃
主に走行距離で決まる
登録した利用者
中国で150万人超 (2026年8月16日時点)

対象: 中国の利用者

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926098113/tm2623382d1_ex99-1.htm

🧠 第4世代ロボトラック モデル

Gen-4 (大型の自動運転トラック)

第7世代のロボタクシーと同じ車載コンピューターを使う大型の電気トラック。会社は、自動運転キットの部品の費用が前の世代より約70%減ると説明している。2026年に量産を始め、深圳の媽湾港で無人の車両が稼働した。
発表
2025年11月
設計上の寿命
2万時間、最長100万キロメートル
車両の協業先
三一集団、東風柳州汽車、広州汽車集団の商用車部門
二重にした装置
操舵、制動、通信、電源、計算機、センサー
ロボトラックの台数
210台 (2026年3月末。運転支援の車両を含む)

対象: 物流会社、港湾

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925113836/tm2531673d1_ex99-1.htm

🧠 レベル4の小型トラック モデル

寧徳時代 (CATL) の車台を使う都市配送用の電気トラック

2026年4月の北京モーターショーで公開した小型の電気トラック。第7世代のロボタクシーと同じ技術基盤を使い、操舵や制動などの装置を二重にした。会社は、人が運転する輸送に比べて1キロメートル当たりの輸送費が40〜50%下がると説明している。
公開
2026年4月
荷室の容積
18立方メートル
1回の充電で走る距離
320〜450キロメートル

対象: 都市の配送を担う物流会社

出典: blog.pony.ai/pony-ai-drives-commercialization-at-scale-with-lower-cost-robotaxis-and-new-l4-light-truck/

📦 自動運転ドメインコントローラー 製品

車載コンピューター (製品名 Fangzai)

自動運転の計算を担う車載コンピューターで、社外にも販売する。エヌビディアの車載半導体を使う。2025年の納入は前年の約6倍に増えた。会社は、これが同じ区分の売上高が増えた主な理由だと説明している。
納入
2025年は前年の約6倍 (年次報告書)
半導体
エヌビディア DRIVE AGX Orin
顧客の所在地
ドイツ、英国、韓国、日本、スイスなど (会社の説明)

対象: 低速の配送ロボット、清掃車、物流、人型ロボットのメーカー

出典: blog.pony.ai/pony-ai-announces-new-generation-autonomous-driving-compute-platform-built-on-nvidia-drive-hyperion/

🏢 サイアントロン 子会社・関連

Cyantron (中国外運との合弁会社)

ロボトラックで貨物を運ぶ連結子会社。運転支援の車両とレベル4の車両を組み合わせ、中国外運の貨物を運んで輸送料を受け取る。2025年12月期に、小馬智行が中国外運から得た売上高は2,960万ドルだった。
設立
2022年2月
車両
140台超 (2025年12月末)
出資比率
小馬智行51.0%、中国外運49.0%

対象: 中国外運などの物流会社

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926046406/pony-20251231x20f.htm

🏢 騅豊智能科技 (広州) 子会社・関連

Zhuifeng Intelligent Technology (トヨタ自動車、広汽トヨタとの合弁会社)

ロボタクシーの車両を保有する合弁会社。広汽トヨタから車両を、小馬智行から自動運転キットを買い、車両を小馬智行に貸し出す。小馬智行は持分法を適用している。
登記
2024年4月
出資比率
小馬智行50%、トヨタ自動車 (中国) 投資32.77%、広汽トヨタ自動車17.23%
合弁の契約
2023年8月
小馬智行の払い込み
2024年に420万ドル、2025年9月に5,250万ドル

対象: 小馬智行、配車会社

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925100645/tm2527562d1_ex99-1.htm

🧪 技術・サービス (7)

🧰 Virtual Driver 基盤

バーチャルドライバー (自動運転システム)

ソフトウェア、センサーと車載コンピューター、運行の支援を組み合わせた自社開発の自動運転システム。特定の車種に依存せず、ロボタクシー、ロボトラック、小型トラックに載せる。
共用
技術の80%をロボタクシーとロボトラックで共用 (会社の説明)
水準
レベル4
累計の走行距離
6,500万キロメートル超 (2026年3月末、ロボタクシー)

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926046406/pony-20251231x20f.htm

🧰 PonyWorld 基盤

ポニーワールド (学習に使う世界モデル)

AIが走行の場面とセンサーのデータを生成し、その中で自動運転システムに運転を練習させる仕組み。場面の生成、シミュレーション、評価の指標の3つでできている。2026年4月の PonyWorld 2.0 は、苦手な場面を自ら見つけて学習する機能を加えた。
導入
2020年
現行の版
PonyWorld 2.0 (2026年4月)
シミュレーション
週に100億キロメートル超 (2026年8月、会社の説明)

出典: blog.pony.ai/pony-ai-launches-ponyworld-2-0-a-self-improving-physical-ai-engine-for-autonomous-driving/

🧪 自動運転キット 技術

ADK (センサーと車載コンピューターを一式にした装置)

車両に自動運転の機能を加える装置とソフトウェアの一式。第7世代は部品の費用を前の世代より70%減らした。内訳は、車載コンピューターが80%減、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」が68%減である。
部品の費用
前の世代より70%減 (2025年4月発表)
2026年生産分
2025年の水準からさらに20%減 (2025年11月発表)
車両全体の目標
車両本体を含めて23万元未満 (中国向け、2027年半ば)

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925037724/tm2512980d1_ex99-1.htm

🧪 エンドツーエンド方式の運転モデル 技術

E2E (1つのAIが認識から操作までを担う方式)

認識、予測、計画と制御を別々に処理する構成に、1つのAIがまとめて担う方式を組み合わせた。会社は、地図への依存が減り、新しい都市へ低い費用で広げられると説明している。
併用する手法
数式に基づく最適化、ゲーム理論、強化学習
新しい都市への対応
通常2週間未満 (会社の説明)

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926046406/pony-20251231x20f.htm

🧪 故障しても走行を続ける設計 技術

フェイルオペレーショナル (装置を二重にする安全の設計)

センサー、計算機、電源、操舵、制動を二重にし、一部が故障しても安全な場所まで走って止まる設計。通常の走行、安全を優先する走行、最小限の危険で止まる走行の3段階を持つ。
段階
通常、安全優先、最小限の危険での停止
通信の途絶
通信や衛星測位が途切れても走行を続ける

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926066016/tm2615604d1_ex99-1.htm

🧪 遠隔支援システム 技術

リモートアシスタンス (遠隔の担当者による支援)

遠隔の担当者が車両を見守り、道路の閉鎖やひどい渋滞の場面で、迂回や停車を指示する。担当者は車両を直接は操作しない。1人が複数の車両を受け持つ。
担当者の役割
経路の指示だけ。運転の操作はしない

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926046406/pony-20251231x20f.htm

🧪 トラックの隊列走行 技術

先頭だけ人が運転し、後続を無人にする走行

先頭のトラックに保安要員が乗り、後ろのトラックは運転席を無人にして続く。2024年12月に、北京、天津、河北省を結ぶ高速道路で試験の許可を得た。会社は、中国で初めての許可だと説明している。
許可
2024年12月
会社の試算
先頭1台と無人4台の隊列で、1キロメートル当たりの輸送費が29%減

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925113836/tm2531673d1_ex99-1.htm

📊 開示データ (8)

会社が米証券取引委員会と香港証券取引所に出した書類と会社の発表から、業績と事業の進み具合を示す数字を表にまとめた。金額は米ドルで、円には換算していない。△はマイナス (損失や資金の流出) を表す。

最終確認:

連結業績の推移 単位: 百万ドル

項目 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期 2025年1〜6月 2026年1〜6月
売上高 71.9 75.0 90.0 35.4 70.5
売上総利益 16.9 11.4 14.2 5.8 11.9
研究開発費 122.7 240.2 217.4 96.5 104.1
販売費・一般管理費 37.4 56.7 57.6 26.6 31.9
株式報酬費用 3.8 127.0 30.8 16.2 13.6
営業損益 △143.2 △285.5 △260.9 △117.3 △124.1
保有株式の評価損益 △4.7 △21.3 128.0 △6.2 25.7
純損益 △125.3 △275.0 △76.8 △90.6 △98.9
最終損益 △124.8 △274.1 △134.0 △96.1 △110.3
営業キャッシュフロー △115.4 △110.8 △165.0 △79.6 △118.2
設備投資 5.1 11.4 43.9 14.5 44.6
  • 米国会計基準の連結決算。
  • 会計年度は12月末に終わる。
  • 1〜6月の数字は監査を受けていない。
  • 株式報酬費用は、研究開発費と販売費・一般管理費に含まれる額の合計。
  • 2024年12月期は、米国での上場に伴って株式報酬費用1億2,070万ドルを一度に計上した。
  • 保有株式の評価損益は、売買目的で持つ上場株式の時価の変動。
  • 純損益は非支配株主の持ち分を含む。
  • 最終損益は小馬智行の株主に帰属する純損益。
  • 2025年12月期は、評価益の一部が非支配株主に帰属したため、最終損失が純損失より大きい。
  • 2026年4〜6月期には、長期投資の前払い金2,500万ドルの減損を計上した。

出典: 年次報告書 Form 20-F (2025年12月期、2026年4月22日提出) 、2026年4〜6月期の決算発表 (2026年8月18日、Form 6-K)

四半期の売上高と営業損益 単位: 百万ドル

項目 2025年1〜3月 2025年4〜6月 2025年7〜9月 2025年10〜12月 2026年1〜3月 2026年4〜6月
ロボタクシー 1.7 1.5 6.7 6.7 8.6 12.1
ロボトラック 7.8 9.5 10.2 13.1 10.2 13.3
インテリジェントソリューション 4.5 10.4 8.6 9.4 15.5 10.8
売上高の合計 14.0 21.5 25.4 29.1 34.3 36.2
研究開発費 47.5 49.0 60.4 60.5 47.9 56.2
営業損益 △56.0 △61.3 △69.7 △73.9 △58.3 △65.7
最終損益 △43.0 △53.1 △61.3 23.4 △50.4 △59.8
  • いずれも監査を受けていない四半期の数字。
  • インテリジェントソリューションは、2025年までの名称が「ライセンスと応用」。
  • 2025年10〜12月期の最終損益は、保有株式の評価益1億3,250万ドルを計上して黒字になった。
  • 会社は、ロボタクシーの運賃の売上高が2026年1〜3月期に前年同期比456.5%、4〜6月期に849.3%増えたと説明している。
  • 運賃の売上高の金額は開示していない。

出典: 2026年4〜6月期の決算発表 (2026年8月18日、Form 6-K) 、2026年1〜3月期の決算発表 (2026年5月26日、Form 6-K) 、2025年10〜12月期と通期の決算発表 (2026年3月26日、Form 6-K) 、2025年7〜9月期の決算発表 (2025年11月25日、Form 6-K)

事業別の売上高 単位: 百万ドル

事業 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期 構成比 (2025年12月期) 2025年1〜6月 2026年1〜6月
ロボタクシー 7.7 7.3 16.6 18.5% 3.3 20.6
ロボトラック 25.0 40.4 40.6 45.1% 17.3 23.5
インテリジェントソリューション 39.2 27.4 32.8 36.4% 14.9 26.3
合計 71.9 75.0 90.0 100.0% 35.4 70.5
  • ロボタクシーは、運賃のほかに、自動車メーカーや配車会社への技術支援の対価と技術のライセンス料を含む。
  • ロボトラックは、物流会社から受け取る輸送料が中心。
  • インテリジェントソリューションは、車載コンピューターの販売と運転支援ソフトの提供など。
  • 2025年12月期の売上高のうち、中国本土の事業会社の分は8,760万ドル、海外の事業会社の分は240万ドルだった。
  • 同じ期に、関連当事者の中国外運から得た売上高は2,960万ドル、トヨタ自動車から得た売上高は7万5,000ドルだった。
  • 端数処理のため、内訳の合計は合計欄と一致しない場合がある。

出典: 年次報告書 Form 20-F (2025年12月期、2026年4月22日提出) 、2026年4〜6月期の決算発表 (2026年8月18日、Form 6-K)

資金と財政の状態 単位: 百万ドル

項目 2024年12月末 2025年9月末 2025年12月末 2026年3月末 2026年6月末
現金及び現金同等物 536.0 99.0 293.5 327.1 327.1
短期投資 209.0 345.7 872.2 740.3 787.0
長期投資 130.8 267.6 454.9 464.6 375.7
会社が示す資金の合計 ― 587.7 1,514.8 1,435.5 1,390.5
資産の合計 1,050.8 900.7 1,812.8 1,755.2 1,738.6
負債の合計 82.1 88.7 103.8 85.7 93.0
純資産 968.7 812.0 1,709.0 1,669.5 1,645.6
  • 現金及び現金同等物、短期投資、長期投資は貸借対照表の科目。
  • 短期投資は主に資産運用の商品で、売買目的で持つ上場株式を含む。
  • 「会社が示す資金の合計」は、現金及び現金同等物、短期投資、拘束性預金、資産運用のための長期の債券を足した額で、会社が決算発表で示す。
  • 2024年12月末は同じ定義の数字が無い。
  • 純資産は非支配株主の持ち分を含む。
  • 貸借対照表に借入金の科目は無い。
  • 2025年11月の香港での上場について、年次報告書の財務諸表は株式の発行による収入を8億2,940万ドルとしている。
  • 年次報告書の本文は、手取りを約64億5,440万香港ドルとしている。

出典: 2026年4〜6月期の決算発表 (2026年8月18日、Form 6-K) 、2026年1〜3月期の決算発表 (2026年5月26日、Form 6-K) 、2025年10〜12月期と通期の決算発表 (2026年3月26日、Form 6-K) 、2025年7〜9月期の決算発表 (2025年11月25日、Form 6-K) 、年次報告書 Form 20-F (2025年12月期、2026年4月22日提出)

事業の指標

指標 数字 時点
ロボタクシーの台数 270台超 2025年4月10日
ロボタクシーの台数 961台 (うち第7世代667台) 2025年11月23日
ロボタクシーの台数 1,400台超 2026年3月末
ロボタクシーの台数 1,975台 2026年6月末
ロボタクシーの台数の目標 3,500台超 2026年末
運行する都市の数の目標 20以上 2026年末
ロボトラックの台数 190台超 2025年4月10日
ロボトラックの台数 210台 2026年3月末
累計の自動運転の走行距離 3,920万キロメートル超 2025年4月10日
累計の自動運転の走行距離 6,500万キロメートル超 2026年3月末
登録した利用者 (中国) 約100万人 2026年3月下旬
登録した利用者 (中国) 150万人超 2026年8月16日
1台の1日当たりの純収入 (深圳) 338元 (注文23件) 2026年2月の平均
従業員 1,460人 2024年12月末
従業員 1,669人 2025年12月末
従業員 1,793人 2026年6月末
法人の顧客 213社 2025年12月期
  • ロボタクシーの台数は会社の発表による。
  • 2026年3月25日と5月24日の時点では、生産した台数として1,446台、1,776台を公表している。
  • ロボトラックは、運転支援の車両とレベル4の車両の合計。
  • 走行距離はロボタクシーの累計。
  • 深圳の純収入は第7世代の車両の数字で、1日の最高は2026年3月22日の394元 (注文25件) だった。
  • 2025年12月末の従業員のうち、研究開発は745人、運行は481人、技術の導入と生産は255人、販売と管理は188人。
  • 法人の顧客は2023年12月期が52社、2024年12月期が111社だった。

出典: 年次報告書 Form 20-F (2025年12月期、2026年4月22日提出) 、年次報告書 Form 20-F (2024年12月期、2025年4月25日提出) 、2026年4〜6月期の決算発表 (2026年8月18日、Form 6-K) 、2026年1〜3月期の決算発表 (2026年5月26日、Form 6-K) 、2025年10〜12月期と通期の決算発表 (2026年3月26日、Form 6-K) 、2025年7〜9月期の決算発表 (2025年11月25日、Form 6-K) 、2026年中間報告書 (2026年9月23日、Form 6-K) 、会社の発表「深圳で第7世代の収支が均衡」(2026年3月2日)

運行と走行試験の都市

都市 状況 協業先と時期
北京 運転席が無人の有料運行 第7世代は2025年11月に運行開始
上海 運転席が無人の有料運行 2025年7月に浦東新区で許可
広州 運転席が無人の有料運行 第7世代は2025年11月に運行開始。2026年に海珠区、天河区など市の中心部へ拡大
深圳 運転席が無人の有料運行 2025年10月に市の全域の許可。2026年に宝安国際空港などへ拡大
杭州、長沙 2026年3月に進出 ―
ザグレブ (クロアチア) 保安要員が乗る有料運行。無人の試験乗車 ベルヌ、ウーバーテクノロジーズ。有料運行は2026年4月、無人の試験乗車は9月に開始
ドーハ (カタール) 保安要員が乗る有料の試験運行 モワサラート。2025年12月に開始
シンガポール 一般の利用者がアプリで予約できる運行 コンフォートデルグロ。2026年6月22日に開始
ドバイ (アラブ首長国連邦) 無人の走行試験。有料運行は2026年中の計画 道路交通庁。2025年9月に試験の許可
ソウル (韓国) 江南区で公道の走行試験。一般向けの運行を開始 現地の協業先。一般向けの運行は2026年5月24日時点の会社の説明
ルクセンブルク 走行試験の許可を取得。ボルト、ステランティスとの試験は準備中 エミール・ウェーバー。2025年3月に試験の許可。ボルト、ステランティスとの試験の計画は2026年6月に発表
米カリフォルニア州 保安要員が乗る走行試験の許可だけを保有 無人の走行試験の許可は2021年の事故の後に停止。車両は運行していない
  • 中国の4都市 (北京、上海、広州、深圳) の状況は年次報告書と決算発表による。
  • 会社は、4都市が設ける24種類の許可を2025年12月末までにすべて取得したと説明している。
  • 海外の状況は会社の発表による。
  • ウーバーテクノロジーズとは2026年8月、欧州の5都市に2,000台超を置く計画を発表した。
  • カリフォルニア州の状況は、同州車両管理局の一覧 (2026年9月17日時点) と年次報告書で確かめた。

出典: 年次報告書 Form 20-F (2025年12月期、2026年4月22日提出) 、2026年4〜6月期の決算発表 (2026年8月18日、Form 6-K) 、2026年1〜3月期の決算発表 (2026年5月26日、Form 6-K) 、2025年7〜9月期の決算発表 (2025年11月25日、Form 6-K) 、会社の発表「ウーバーとの協業の拡大」(2026年8月14日、Form 6-K) 、会社の発表「ザグレブで無人の試験乗車を開始」(2026年9月10日) 、会社の発表「ドーハの運行の進み具合」(2026年9月9日) 、会社の発表「シンガポールでアプリからの予約を開始」(2026年6月22日) 、会社の発表「ドバイで無人の走行試験を開始」(2026年4月20日) 、会社の発表「ルクセンブルクでの走行試験の計画」(2026年6月9日) 、会社の発表「韓国政府の訪問団」(2026年3月) 、米カリフォルニア州車両管理局 自動運転車の試験許可の保有者一覧 (2026年9月17日時点)

主な株主

株主 クラスA株 クラスB株 持ち株比率 議決権の比率
彭軍氏 (CEO) ― 60,000,000 13.8% 51.6%
トヨタ自動車 42,453,831 ― 9.8% 3.6%
紅杉中国 (HongShan) 系 22,615,083 ― 5.2% 1.9%
楼天城氏 (CTO) 191,025 21,088,770 4.9% 18.1%
取締役と執行役員の合計 3,615,088 81,088,770 19.5% 70.0%
  • 2026年3月31日時点。
  • 年次報告書による。
  • 発行済みの株式は4億3,354万1,553株で、クラスAが3億5,245万2,783株、クラスBが8,108万8,770株。
  • クラスB株は1株に10個の議決権があり、創業者の2人だけが持つ。
  • トヨタ自動車の株数は、トヨタ自動車が2025年2月に米証券取引委員会へ出した報告書による。
  • 2026年6月末の中間報告書は、クラスA株に占める比率を挙げている。
  • トヨタ自動車が12.02%、ゴールドマン・サックス・グループが6.98%、オンタリオ州教職員年金基金が6.13%である。

出典: 年次報告書 Form 20-F (2025年12月期、2026年4月22日提出) 、2026年中間報告書 (2026年9月23日、Form 6-K)

主な協業先

相手 分野 内容
トヨタ自動車、広汽トヨタ自動車 車両の量産 bZ4X を基にした第7世代の車両。2026年2月に量産開始、同年に1,000台超を生産する計画
北京汽車集団 車両の量産 アークフォックス アルファT5 を基にした第7世代の車両。2025年10月に300台目を生産
広州汽車集団 車両の量産 アイオンV を基にした第7世代の車両。商用車部門とは大型のロボトラックを開発
オンタイム・モビリティ 配車、車両の保有 2026年3月に第7世代の車両100台超を納入。小馬智行はライセンス料を受け取る
ウーバーテクノロジーズ 配車 2025年5月に提携。2026年8月に欧州の5都市へ2,000台超を置く計画を発表
中国外運 ロボトラック 合弁会社サイアントロン (小馬智行51.0%、中国外運49.0%) で貨物を輸送
三一集団、東風柳州汽車 ロボトラック 第4世代のロボトラックの車両を共同で開発
寧徳時代 (CATL) 小型トラック 車台を使うレベル4の小型トラックを2026年4月に公開
エヌビディア 半導体 車載コンピューターに DRIVE AGX Orin を採用。次世代は DRIVE AGX Thor
ステランティス、ボルト 欧州の走行試験 2026年6月にルクセンブルクでの試験の計画を発表
  • 会社の発表と年次報告書による。
  • 量産済みの相手と、開発や試験の段階の相手を分けて読む必要がある。
  • 第7世代のロボタクシーは3社の車両とも量産に入った。
  • ロボトラックは第4世代が2026年に量産へ移った。
  • ステランティスの車両を使う走行試験と、ウーバーテクノロジーズとの欧州の計画は、これから始まる。

出典: 年次報告書 Form 20-F (2025年12月期、2026年4月22日提出) 、会社の発表「bZ4X ロボタクシーの量産開始」(2026年2月9日) 、会社の発表「ウーバーとの協業の拡大」(2026年8月14日、Form 6-K) 、2026年4〜6月期の決算発表 (2026年8月18日、Form 6-K) 、会社の発表「広州汽車集団の商用車部門と開発したロボトラック」(2026年9月14日) 、会社の発表「ルクセンブルクでの走行試験の計画」(2026年6月9日)

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
自動運転システム「Virtual Driver」を自社で開発し、乗用車とトラックの両方に載せる。ソフトウェアに加え、センサーと車載コンピューターを一式にした自動運転キット (ADK) も自社で設計する。2025年4月に発表した第7世代は、部品をすべて車載用の規格を満たすものにした。ADK の部品の費用は、前の世代より70%減らした。車両は自社で生産せず、トヨタ自動車、北京汽車集団、広州汽車集団の車両に組み込む。学習には、AIがつくった場面で運転を練習させる世界モデル「PonyWorld」を使う。車載コンピューターは、配送ロボットのメーカーなど他社にも販売している。
コア技術
人の運転を手本にして学ぶだけでは、人を大きく上回る安全性に届かないと同社は説明する。このため2020年から、AIが生成した場面の中で試行を繰り返す強化学習を取り入れた。学習、シミュレーション、評価を担うのが世界モデル「PonyWorld」である。2026年4月に公開した PonyWorld 2.0 は、苦手な場面を自ら見つけ、その場面のデータを重点的に集めて学習する。車両は、センサー、計算機、電源、制動などを二重にした。一部が故障しても、安全な場所まで走って止まる。システムは特定の車種に依存しない。同社は、技術の80%をロボタクシーとロボトラックで共用すると説明している。
事業セグメント
売上高の区分は3つある。「ロボタクシーサービス」は乗客から受け取る運賃のほか、自動車メーカーや配車会社への技術支援の対価と、技術のライセンス料を含む。「ロボトラックサービス」は物流会社から受け取る輸送料が中心で、中国外運との合弁会社サイアントロンが担う。「インテリジェントソリューション」は、車載コンピューターの販売と運転支援ソフトの提供である。この区分は2025年まで「ライセンスと応用」と呼んでいた。2025年12月期の構成比は、順に18.5%、45.1%、36.4%だった。2026年1〜6月は29.3%、33.4%、37.3%で、ロボタクシーの比率が上がった (編集部の計算)。
主力製品・モデル
第7世代ロボタクシー (bZ4X、アルファT5、アイオンV の3車種)
パフォーマンス

業績・市場

前年比成長
20.00%
営業利益率
-289.80%
R&D 投資率
241.60%
ガバナンス

経営陣・組織

CEO
彭軍
創業者
彭軍氏、楼天城氏 (2016年に設立)
役員
CFO (最高財務責任者) 王皓俊、副社長 張寧 (北京研究開発センター長)、副社長 莫璐怡 (広州と深圳の拠点、ロボタクシーの運行)、非常勤取締役 張斐、非常勤取締役 ハマダ・タケオ (トヨタ自動車 (中国) 投資の執行副総経理。開示は英字表記)、独立取締役 戴国良、邱子磊、アスマウ・アーメド
子会社
連結子会社: ポニー・エーアイ (Pony.AI, Inc.、米デラウェア州、100%)、ホンコン・ポニー・エーアイ (Hongkong Pony AI、香港、100%)、サイアントロン (Cyantron、中国、51.0%。残りは中国外運)、ポニー・エーアイ・ヨーロッパ (ルクセンブルク、100%)、PONY.AI 株式会社 (日本、100%)。ほかに中国の各都市、アラブ首長国連邦、サウジアラビアに事業会社がある。持分法を適用する合弁会社: 騅豊智能科技 (広州) (50%。残りはトヨタ自動車 (中国) 投資と広汽トヨタ自動車)
専門指標

業界別スペック

主要製品
第7世代ロボタクシー・bZ4X ロボタクシー・アークフォックス アルファT5 ロボタクシー・アイオンV ロボタクシー・PonyPilot・第4世代ロボトラック・レベル4の小型トラック・自動運転ドメインコントローラー・サイアントロン・騅豊智能科技 (広州)
主力モデル
第7世代ロボタクシー (bZ4X、アルファT5、アイオンV の3車種)
自動運転レベル
レベル4 (北京・上海・広州・深圳で無人の有料運行)
事業の内容
レベル4のロボタクシーとロボトラック
自動運転システム
Virtual Driver (自社開発の自動運転システム)
半導体の調達先
エヌビディア (第7世代は DRIVE AGX Orin を4個)
開発と運行の段階
ロボタクシー1,975台 (2026年6月末)。会社の目標は2026年末に3,500台超
研究開発費
2億1,740万ドル (2025年12月期、株式報酬費用を含む)
資金調達の累計
上場前の累計は約13億ドル (香港上場の申請書類)
直近の資金調達
2024年11月に米ナスダック、2025年11月に香港へ上場
上場の状況
上場済み (ナスダック 2024年11月27日、香港 2025年11月6日)
主な出資者
持ち株比率は、創業者の彭軍氏が13.8%、トヨタ自動車が9.8%。紅杉中国 (HongShan) 系のファンドは5.2%、創業者の楼天城氏は4.9%である。いずれも2026年3月末の数字で、年次報告書による。出資した自動車メーカーには、トヨタ自動車のほか、第一汽車集団、北京汽車集団、広州汽車集団がある。ファンドでは、五源資本 (5Y Capital) が上場前から出資している。会社は、ウーバーテクノロジーズとボルトも株主だと説明している (2025年11月の決算発表)。

⭐ 強み・特徴

  1. ①中国4都市で無人運行の許可 北京、上海、広州、深圳のすべてで、運転席が無人のロボタクシーを有料で運行している。4都市が設ける24種類の許可は、2025年12月末までにすべて取得した
  2. ②量産で下げた車両の費用 第7世代では、自動運転キットの部品にかかる費用を前の世代より70%減らした。会社は、車両1台当たりの収支が均衡したと、広州について2025年11月に、深圳について2026年3月 (2月の実績) に発表した
  3. ③自動車メーカー3社との量産 トヨタ自動車、北京汽車集団、広州汽車集団の車両で第7世代を量産している。ロボタクシーは2025年4月の270台超から、2026年6月末に1,975台へ増えた
  4. ④手元の資金 現金と短期投資などの合計は、2026年6月末に13億9,050万ドルだった (会社の定義による)。負債の合計は9,300万ドルで、貸借対照表に借入金の科目は無い

📝 現状分析

売上高は伸びているが、営業損失は売上高の2倍を超える。2025年12月期は売上高9,000万ドルに対し、研究開発費が2億1,740万ドル、営業損失が2億6,090万ドルだった。最終損失は1億3,400万ドルだった。保有する上場株式の評価益は1億2,800万ドルで、このうち小馬智行の株主に帰属するのは7,560万ドルだった。2026年1〜6月の売上高は7,050万ドルで、前年同期から98.9%増えた (編集部の計算)。営業損失は1億2,410万ドルだった。営業活動による現金の流出は1億1,820万ドルで、前年同期の7,960万ドルから増えた。売上高の97.3%は中国本土の事業会社が計上した (2025年12月期)。同じ期に、上位3社の顧客が売上高の59.4%を占めた。ロボトラックは、関連当事者である中国外運向けの売上高が2,960万ドルあった。米国では研究開発だけを続けており、車両は運行していない。

🧭 ビジョン・戦略

会社は、中国と海外の両方で事業を伸ばす方針を「2つのエンジン」と呼ぶ。中国では大都市の台数と運行区域を広げ、海外では現地の協業先と組む。車両を自社で持たない「共同展開モデル」も広げる。協業先が車両の資金や現地の運行を担い、小馬智行は技術と運行の支援を出して、運行の収益を分け合う。中国では、配車サービスのオンタイム・モビリティと、北京でビジネス客の送迎を手がける ATBB が相手である。海外では、ウーバーテクノロジーズ、ボルト、クロアチアのベルヌ、シンガポールのコンフォートデルグロと組む。費用の面では、中国向けの車両について、車両本体を含む部品の費用を23万元未満に下げる目標を掲げる。時期は2027年半ばとしている。

🔮 今後の展望

会社は2026年末までに、ロボタクシーを3,500台超、運行する都市を世界で20以上に増やす目標を掲げる。台数の目標は2026年5月に3,000台から引き上げた。トヨタ自動車とは、bZ4X を基にした車両を2026年に1,000台超生産する計画である。ウーバーテクノロジーズとは、欧州の5都市に2,000台超を置く計画を発表した。ドバイでは2026年中に有料の運行を始める計画である。第4世代のロボトラックについて、会社は2026年8月の決算発表で量産に入ったと説明した。次に確かめる点は、7〜9月期の決算と、年末の台数である。前年の7〜9月期の決算は、2025年11月25日に発表した。

📊 詳細ビジネスデータ

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

認識、予測、経路の計画と制御を順に処理する構成を土台にしている。そこへ、1つのAIが認識から操作までを担うエンドツーエンド (E2E) 方式を取り入れた。認識では、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」、カメラ、ミリ波レーダーの情報を1つのモデルで処理する。AIが学んだ判断が物理の法則に沿うよう、数式に基づく最適化の手法も組み合わせる。運転の判断には、周囲の車や歩行者との駆け引きを扱うゲーム理論を使う。学習の中心は、AIがつくった場面で試行を繰り返す強化学習である。会社は、週に100億キロメートル超のシミュレーションができると説明している (2026年8月)。大規模言語モデルの知識を、車載用の小さなモデルへ移す手法も使う。

🏗️ システム基盤構成

第7世代の車両は、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」を9個載せる。カメラは14個、ミリ波レーダーは4個で、最長650メートル先まで検知する。車載コンピューターは自社で設計し、エヌビディアの車載半導体 DRIVE AGX Orin を4個使う。2026年4月には、次の世代の DRIVE AGX Thor を使う車載コンピューターを発表した。本社は広州市南沙区で、北京、上海、深圳にも拠点を置く。米国では、カリフォルニア州フリーモントに研究開発の拠点がある。2026年4〜6月期の設備投資は3,220万ドルで、第7世代の車両の量産とデータセンターに充てた。2026年7月には京東集団 (JDドットコム) の自動車整備部門と、車両の整備網をつくる契約を結んだ。

💰 売上の見込み

会社は、売上高と損益の全体の予想を公表していない。公表しているのはロボタクシーの目標だけである。2026年12月期のロボタクシーの売上高は、前期 (1,660万ドル) の3.5倍超を目指す。当初は3倍としていたが、2026年5月に引き上げた。3.5倍は約5,810万ドルに当たる (編集部の計算)。2026年1〜6月の実績は2,060万ドルだった。会社は8月の決算発表で、通期の目標を上回る自信があると説明した。年末の台数の目標は3,500台超、都市の数は20以上である。

💸 売上の出どころ

ロボタクシーは乗客が払う運賃が基本で、運賃は主に走行距離で決まる。自社のアプリ「PonyPilot」では運賃を直接受け取る。配車会社のアプリを通す場合は、配車会社が集めた運賃から手数料を引いた額を受け取る。協業先が車両を持つ場合は、車両の販売代金と技術のライセンス料が入る。ロボトラックは、物流会社から距離や重量に応じた輸送料を受け取る。車載コンピューターなどの製品は、販売時に売上高を計上する。2026年4〜6月期は、サービスの売上高が1,950万ドル、製品の売上高が1,680万ドルだった。

👤 経営者履歴

CEO — 彭軍

彭軍氏 (英語名ジェームズ・ペン) は共同創業者で、取締役会長とCEO (最高経営責任者) を兼ねる。年齢は51歳 (2026年4月の年次報告書)。清華大学を卒業し、米スタンフォード大学で博士号を取得した。2005年から2011年まで、米グーグルでソフトウェア技術者として働いた。2011年から2016年までは百度 (バイドゥ) の主任アーキテクトで、自動運転部門の研究開発を率いた。2016年に楼天城氏と小馬智行を設立した。1株に10個の議決権があるクラスB株を持ち、議決権の51.6%を握る (2026年3月末)。

CTO / 主席科学者 — 楼天城

楼天城氏は共同創業者で、取締役とCTO (最高技術責任者) を兼ねる。年齢は40歳 (2026年4月の年次報告書)。清華大学でコンピューター科学の学士号と博士号を取得した。米グーグルには2012年から2016年まで勤め、最後の1年は自動運転部門に属した。百度 (バイドゥ) でも働き、会社は最年少の主任技術者だったと説明している。プログラミング競技の Google Code Jam で2回優勝した。議決権の18.1%を持つ (2026年3月末)。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

トヨタ自動車 (7203) は株主で、車両の量産の協業先でもある。2019年に提携し、2020年3月に約4億ドルで優先株を引き受けた。保有は4,245万3,831株で、発行済み株式の9.8%、議決権の3.6%に当たる (2026年3月末、年次報告書)。トヨタ自動車 (中国) 投資の執行副総経理が、小馬智行の取締役を務める。2024年4月には、トヨタ自動車 (中国) 投資、広汽トヨタ自動車と合弁会社を登記した。出資比率は小馬智行が50%、トヨタ側の2社が計50%。合弁会社は車両を保有し、小馬智行に貸し出す。bZ4X を基にした第7世代の車両は、2026年2月に量産が始まった。生産は小馬智行と広汽トヨタが共同で担う。2025年11月には、全額出資の日本法人 PONY.AI 株式会社を設立した。日本での運行の計画は、開示では確認できない。会社は、車載コンピューターの顧客が日本にもいると説明している。

🚗 モデルラインナップ

ロボタクシーは、2025年4月に発表した第7世代の3車種が中心である。トヨタ自動車の bZ4X、北京汽車集団のアークフォックス アルファT5、広州汽車集団のアイオンV を基にしている。1つ前の第6世代は、トヨタ自動車のシエナを基にした車両で、2023年7月から一般向けの運行に使っている。ロボトラックは第4世代で、三一集団、東風柳州汽車、広州汽車集団の商用車部門の電気トラックを使う。2026年4月には、寧徳時代 (CATL) の車台を使う都市配送用の小型トラックを公開した。欧州では、ステランティスの中型バンで走行試験をする計画である。

🛡️ 安全機能

第7世代の車両は、センサー、計算機、電源、操舵、制動を二重にしている。故障を検知すると、安全を優先する走行に切り替え、安全な場所まで走って止まる。それでも対処できない故障では、車線の中で止まる。通信や衛星測位が一時的に途切れても、走行を続けられる。遠隔の担当者は車両を直接は操作せず、道路の閉鎖などの場面で経路の指示を出す。2021年10月には米カリフォルニア州フリーモントで、無人の試験車両が中央分離帯と標識に接触した。けが人は無かった。同州の車両管理局は、無人の走行試験の許可を停止した。米運輸省の道路交通安全局は、2025年1月に調査を終えた。

🤝 主要パートナーシップ

車両の量産: トヨタ自動車と広汽トヨタ自動車 (bZ4X)、北京汽車集団 (アークフォックス アルファT5)、広州汽車集団 (アイオンV)。上海汽車集団とも車両を共同で開発している。
ロボトラック: 中国外運 (合弁会社サイアントロン)、三一集団、東風柳州汽車、広州汽車集団の商用車部門、招商局港口、寧徳時代 (CATL)。
配車: ウーバーテクノロジーズ、ボルト、オンタイム・モビリティ、高徳地図、アリペイ、騰訊控股 (テンセント) の移動サービス。
海外の運行: ベルヌ (クロアチア)、モワサラート (カタール)、コンフォートデルグロ (シンガポール)、エミール・ウェーバー (ルクセンブルク)、ステランティス。
半導体と整備: エヌビディア、京東集団 (JDドットコム) の自動車整備部門。

🌏 輸出先・市場

売上高の97.3%は、中国本土の事業会社が計上した (2025年12月期)。海外の事業会社の売上高は240万ドルだった。ロボタクシーは北京、上海、広州、深圳で運行し、2026年3月に杭州と長沙へ進出した。海外は9カ国に拠点や協業先がある。このうちクロアチア、カタール、シンガポール、韓国で、一般向けの運行を始めた (2026年5月24日時点)。米国では車両を運行していない。カリフォルニア州では、保安要員が乗る走行試験の許可だけを持つ (2026年9月17日時点、同州車両管理局)。米商務省は2025年1月、中国企業が関わる自動運転のソフトウェアなどを規制する規則を公表した。会社は年次報告書で、規制が強まれば米国の研究開発を見直すか、やめる可能性があると説明している。

基本情報

上場・財務

本社
中国・広東省広州市南沙区 (登記はケイマン諸島)
創業
2016
従業員
1,793人 (2026年6月末)
上場
ナスダック、香港証券取引所 (証券コード2026)
銘柄コード
PONY
上場ステータス
上場済
売上高 (最新期)
9,000万ドル (2025年12月期・連結、前期比20.0%増)
IPO 日
2024-11-27
コンプライアンス

信用・米制裁

銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
なし
グローバル

海外進出

資金流出
なし
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅰 一次情報
最終確認
2026-10-01 17:48:44
検証者
claude+primary-sources

海外子会社・拠点

会社役割所在地出資比率
ポニー・エーアイ (Pony.AI, Inc.)研究開発。2016年11月設立。米国では車両を運行していない米国デラウェア州 (拠点はカリフォルニア州フリーモント)100%
ホンコン・ポニー・エーアイ (Hongkong Pony AI Limited)中国本土と中東の事業会社を持つ中間の持ち株会社。2016年12月設立香港100%
ポニー・エーアイ・ヨーロッパ (PONY.AI EUROPE S.à r.l.)欧州の研究開発と走行試験の拠点。2024年9月設立ルクセンブルク100%
ポニー・エーアイ FZCO (Pony AI - FZCO)中東の事業。2025年4月設立アラブ首長国連邦100% (ホンコン・ポニー・エーアイが保有)
カンパニー・ポニー・エーアイ (Company Pony AI)中東の事業。2025年5月設立サウジアラビア100% (ホンコン・ポニー・エーアイが保有)
PONY.AI 株式会社2025年11月設立。事業の中身は開示していない日本100%

資金調達と資本提携の履歴

内容時期相手
1,500万ドル2017年3月シリーズAの優先株
7,780万ドル2017年12月シリーズBの優先株
1億60万ドル2018年6月、2019年11月シリーズB+の優先株
6,830万ドル2019年4月シリーズB2の優先株
5億4,550万ドル。うちトヨタ自動車が2020年3月に約4億ドル2020年3月、2021年6月シリーズCの優先株 (トヨタ自動車など)
2億5,000万ドル2020年11月、2021年1月シリーズC+の優先株
2億9,090万ドル2022年2月〜2023年11月シリーズDの優先株
調達の総額は4億3,000万ドル超 (追加の売り出しと私募を含む)2024年11月米ナスダックへの上場 (公募と同時の私募)
4,824万9,000株を発行。手取りは約64億5,440万香港ドル2025年11月香港証券取引所への上場 (公募)

出典 URL

  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926046406/pony-20251231x20f.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926098113/tm2623382d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926098113/tm2623382d1_ex99-2.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926109772/tm2625374d1_ex99-1.pdf
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926066016/tm2615604d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926034888/tm269906d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925115594/tm2532036d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925100645/tm2527562d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000141057825000895/pony-20241231x20f.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925037724/tm2512980d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925113836/tm2531673d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465925101951/tm2528864d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926096218/tm2623123d1_ex99-1.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465926069822/tm2616773d1_ex99-1.htm
  • https://www.prnewswire.com/news-releases/ponyai-and-toyota-advance-robotaxi-commercialization-with-mass-produced-bz4x-robotaxis-302682255.html
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-drives-commercialization-at-scale-with-lower-cost-robotaxis-and-new-l4-light-truck/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-launches-ponyworld-2-0-a-self-improving-physical-ai-engine-for-autonomous-driving/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-announces-new-generation-autonomous-driving-compute-platform-built-on-nvidia-drive-hyperion/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-and-chenqi-mobility-launch-joint-robotaxi-fleet-with-initial-delivery-of-over-100-gen-7-vehicles/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-advances-global-deployment-with-launch-of-europes-first-commercial-robotaxi-service-in-zagreb/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-and-verne-kick-off-fully-driverless-robotaxi-test-rides-in-zagreb/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-and-comfortdelgro-expand-singapore-autonomous-mobility-service-with-consumer-facing-app-access/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-highlights-progress-of-doha-robotaxi-commercial-operations-at-aemob-forum/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-advances-dual-engine-strategy-with-dubai-driverless-robotaxi-deployment-eyes-commercial-service-in-2026/
  • https://blog.pony.ai/bolt-pony-ai-and-stellantis-to-launch-autonomous-mobility-testing-program-in-luxembourg/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-unveils-new-gen-4-robotruck-in-collaboration-with-gac-commercial-vehicle/
  • https://blog.pony.ai/pony-ai-expands-robotaxi-operations-infrastructure-with-jd-coms-auto-services-unit/
  • https://blog.pony.ai/scaling-autonomous-freight-inside-pony-ais-robotruck-business/
  • https://www.dmv.ca.gov/portal/vehicle-industry-services/autonomous-vehicles/autonomous-vehicle-testing-permit-holders/

最新動向

業績 2026年8月18日に、2026年4〜6月期の決算を発表した。売上高は前年同期比68.8%増の3,620万ドルだった。ロボタクシーは691.2%増の1,210万ドル、ロボトラックは40.0%増の1,330万ドルだった。インテリジェントソリューションは1,080万ドルで、ほぼ横ばいだった。営業損失は6,570万ドル、最終損失は5,980万ドル。長期投資の前払い金2,500万ドルは回収できないと判断し、減損を計上した。2025年12月期は売上高が20.0%増の9,000万ドル、最終損失が1億3,400万ドルだった。

上場 2025年11月6日に香港証券取引所へ上場した (証券コード2026)。新たに4,824万9,000株を発行した。会社は、手取りが約64億5,440万香港ドルだったと説明している。2026年6月4日には、上海と香港の株式相互取引の対象に加わった。中国本土の投資家が売買できるようになった。

事業 2025年11月に、第7世代の車両の有料運行を広州、深圳、北京で始めた。2026年2月には、トヨタ自動車の bZ4X を基にした車両の量産が始まった。3月には杭州と長沙へ進出した。海外では4月8日に、クロアチアのザグレブで保安要員が乗る有料の運行を始めた。会社は、欧州で初めての商用のロボタクシーだと説明している。6月22日には、シンガポールでコンフォートデルグロのアプリから予約できるようになった。8月14日には、ウーバーテクノロジーズと欧州の5都市に2,000台超を置く計画を発表した。9月10日には、ザグレブで運転席が無人の試験乗車を始めた。ロボトラックでは、第4世代の無人車両が深圳の媽湾港で商用の運用を始めた。

技術 2026年4月に、世界モデルの新版 PonyWorld 2.0 を公開した。同じ月に、エヌビディアの DRIVE AGX Thor を使う次世代の車載コンピューターを発表した。寧徳時代 (CATL) の車台を使うレベル4の小型トラックも公開した。9月14日には、広州汽車集団の商用車部門と開発した大型のロボトラックを、独ハノーバーの展示会で公開した。

経営陣 創業者の彭軍氏が取締役会長とCEO (最高経営責任者) を、楼天城氏がCTO (最高技術責任者) を務める。2026年4月2日の臨時株主総会で、新しい株式報酬制度を決めた。6月8日の定時株主総会では、非常勤取締役の張斐氏と、トヨタ自動車 (中国) 投資の執行副総経理のハマダ・タケオ氏を再任した。

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🤖 自動運転専業

文遠知行 (ウィーライド)

ロボタクシー、ロボバス、無人の清掃車、運転支援システムを手がける中国の自動運転企業。2017年に景馳科技として創業し、2018年10月に文遠知行 (WeRide) へ社名を改めた。米ナスダック (WRD) と香港証券取引所 (証券コード0800) に上場する。車両の販売と、運行や技術の支援の対価で収益を得る。レベル4の車両は約3,400台で、うちロボタクシーは1,800台を超える (2026年7月末)。アブダビとドバイでは米ウーバーテクノロジーズと組み、保安要員を乗せない有料運行をしている。2025年12月期の売上高は6億8,459万元、最終損失は16億5,490万元。ルノー、日産自動車、三菱自動車の投資会社が株主で、日産自動車の幹部が取締役を務める。

🤖 自動運転専業

滴滴自動運転 (ディディ)

中国の配車アプリ大手、滴滴出行 (ディディ) の自動運転部門で、レベル4のロボタクシーを開発し運行する。2016年に開発を始め、2019年8月に独立した会社になった。持ち株会社はケイマン諸島籍のボイジャー・グループ (Voyager Group) で、滴滴が70.2%を持つ (2026年4月時点)。ソフトバンクグループ傘下のファンドなどが出資し、2024年末までの調達額は累計11億2,300万ドル。広州汽車集団傘下の広汽埃安 (アイオン) と共同開発した専用車「R2」は、2026年1月に納車が始まった。8月には広州市と北京市の指定区域で、無人の試験運行に入った。部門単体の売上高と損益は開示されていない。

🤖 自動運転専業

白犀牛 (Rino.ai)

無人の配送車を開発、製造、販売する中国の未上場企業。百度 (バイドゥ) の自動運転部門の出身者が、2019年4月に北京市で設立した。宅配の営業所と中継拠点の間の輸送を主な用途とし、宅配大手の順豊 (SFエクスプレス) や中国郵政に車両を納めている。運用中の車両は2,000台を超え、170を超える都市で走る (2025年12月の会社発表)。2026年1月には、商用車メーカーの鑫源汽車と開発した量産車「RX」を発表し、4月に合弁会社の設立を発表した。資金は2025年に3回の調達で1億ドル超を集め、2026年5月にも調達した。売上高と損益は公表していない。

🤖 自動運転専業

ウェイブ

1つのAIが認識から操作までを担うエンドツーエンド (E2E) 方式の自動運転AIを開発する、英国の未上場企業。2017年にロンドンで設立し、自動運転AI「Wayve AI Driver」を自動車メーカーに供給する。高精度地図を使わず、車載のカメラやレーダーの情報から運転を判断する。日産自動車は、このAIを使う次世代の運転支援技術「プロパイロット」の搭載車を、2027年度に日本で発売する計画だ。2026年2月のシリーズDでは12億ドルを調達し、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2などが主導した。同年9月には米ウーバー・テクノロジーズとロンドンで、保安要員が乗る自動運転の配車を始めた。2024年8月期の連結最終損失は6,175万ポンドで、会社は重要な収益がまだ無いと説明している。

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