GMOインターネットのお名前.com(ドメイン登録とAIの集客支援) Onamae.com
お名前.comはGMOインターネットのドメイン名の登録サービスだ。累計4,200万件以上を登録し、約630種類のトップレベルドメイン(TLD)を扱う(2026年9月28日の会社発表)。2026年2月にグループのAI集客ツールとの連携を始めた。同じブランドの「お名前.com デスクトップクラウド」は2026年10月に不正アクセスを受け、全プランのサーバーを止めた。
詳細解説
- サービスの位置
- ドメイン事業でレジストラ(登録事業者)としてお名前.comを営む。2025年1月に親会社GMOインターネットグループから承継した disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- 規模
- 累計4,200万件以上を登録し、約630種類のTLDを扱う。ICANN(ドメイン名を管理する国際団体)認定のアジア初のレジストラとGMOインターネットは説明する(2026年9月28日) internet.gmo
- 国内の順位
- 国内シェア1位とGMOインターネットは示す(ICANNの公表数値をもとに集計、2026年4月時点) internet.gmo
- 大口契約の増加
- 2025年7〜12月にドメインの契約件数が急増した。法人・事業者によるドメイン売買や、検索エンジン最適化(SEO)・AI検索対策(AIO)の検証目的などの大口契約が主因。1年契約のため2026年後半に一定の減少を想定し、大口は単価が低く業績への影響は限られると説明した internet.gmo
- AIとの連携
- 2026年2月25日、GMO NIKKOのAI集客ツール「GMO AIかんたん集客」との連携を始めた。AIによる記事作成の支援や検索順位の確認ができ、お名前.comの利用者は初月無料・月額30%引きで使える internet.gmo
- AIを使うホームページ作成
- 専門知識がなくてもホームページを作れるレンタルサーバー「AIホームページパック」を用意する internet.gmo
- パスキーのログイン
- 2026年9月28日、端末の生体認証などでパスワードなしにログインできるパスキーを無料で導入した internet.gmo
- デスクトップクラウドの不正アクセス
- 2026年10月20日、「お名前.com デスクトップクラウド」の一部の利用者のサーバーに不正なプログラムが置かれているのを確認し、10月21日午前4時から全プランのサーバーを順次止めた。影響を受けた可能性のあるサーバーは2万6,739件 internet.gmo
- 不正アクセスへの対応
- 利用者全員に一律5,000円の見舞金、不正な取引で実際に生じた損失の補償、別基盤の代替サービスの6か月無償を決めた(10月24日)。攻撃者からの約80億円の要求には応じないと表明した(金額は11月6日の案内) internet.gmo
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| ドメインの登録システム(所在地は公表されていない) | 公表されていない | 登録を受け付け、レジストリ(各TLDの管理団体)へ取り次ぐ。主要な設備は本社だけを開示し、サーバーの所在地は公表されていない | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- 登録の取り次ぎ
- .comと.netはベリサインとの契約、co.jpなどのJPドメインは日本レジストリサービス(JPRS)との業務委託契約に基づいて登録申請を取り次ぐ disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- 認証
- パスキー(端末の生体認証・PIN・画面ロック)に対応する。Windows・macOS・iOS 16以降・Android 9以降で使える internet.gmo
- AIによる集客支援
- GMO AIかんたん集客はAIで記事の作成と修正を助け、キーワード調査やX(旧ツイッター)の投稿予約もできる。AIチャットボットで疑問に答える internet.gmo
- 脆弱性の診断
- ウェブサイトの脆弱性をボタン1つで診断する「ネットde診断」を提供する internet.gmo
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 累計登録件数 | 4,200万件以上(2026年9月28日の会社発表) | internet.gmo |
| 扱うTLD | 約630種類 | internet.gmo |
| 独自ドメインのメール | お名前メールは月額約95円(税込)から | internet.gmo |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| レジストリとの接続(.com・.net) | レジストリ・レジストラ契約(.comと.netの登録業務の契約) 2012年7月からの契約を5年ごとに延長 |
ベリサイン | — | 米国 公表されていない |
有価証券報告書の重要な契約 A |
| レジストラの資格 | ICANNのレジストラ認定契約 2014年1月からの契約を5年ごとに延長 |
ICANN | — | 米国 公表されていない |
有価証券報告書の重要な契約 A |
| JPドメインの取り次ぎ | JPドメイン名登録申請等の取次に関する業務委託契約 1年ごとの自動延長 |
日本レジストリサービス | — | 日本 公表されていない |
有価証券報告書の重要な契約 A |
| AI集客ツール | GMO AIかんたん集客 GMOインターネットの連結子会社 |
GMO NIKKO | — | 日本 公表されていない |
2026年2月25日の会社発表 A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1レジストリ各TLDの管理団体(ベリサイン、日本レジストリサービスなど)に登録を取り次ぐ企業: ベリサイン・日本レジストリサービス
- 2相互送客お名前.comの利用者向けの割引で、インターネット広告・メディア事業のGMO NIKKOのツールへ送客する企業: GMO NIKKO
- 3業界の連携国内のセキュリティー事故の窓口であるJPCERT/CCとの連携やICANNの会合への参加を続けると説明する企業: JPCERT/CC・ICANN
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1登録利用者がサイトでドメイン名を申し込み、レジストリへ取り次いで登録する。管理画面「お名前.com Navi」で更新や転送を設定する設備・企業: GMOインターネット
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| ドメインの登録料 | TLDごとに異なる | 2026-11-07 | internet.gmo |
| GMO AIかんたん集客(お名前.comの利用者向け・単月) | 月2,948円(通常は4,224円)、初月無料 | 2026-02-25 | internet.gmo |
| GMO AIかんたん集客(お名前.comの利用者向け・年間) | 年2万6,136円(通常は3万9,490円) | 2026-02-25 | internet.gmo |
| パスキーのログイン | 無料 | 2026-09-28 | internet.gmo |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| オンラインの直販 | お名前.comのサイトで申し込み、会員ページお名前.com Naviで管理する | internet.gmo |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 問い合わせ | デスクトップクラウドの不正アクセスについては、問い合わせフォームと24時間受け付けの電話(土日・祝日を含む)を設けた | internet.gmo |
| 不正取引の補償 | 2026年11月6日から、契約者に補償の個別の連絡を始めた。証券会社やFX会社などから返金があれば、その額を差し引いた残りを支払う | internet.gmo |
| 特別見舞金 | 情報が公開されたと確かめた利用者に、区分ごとに1万〜2万5,000円、1回の公開につき上限300万円を支払う(10月27日決定) | internet.gmo |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 日本中心 | 国内の利用者向けの日本語のサービス。海外ではGMOインターネットの子会社がZ.comのブランドでドメインなどを扱う | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年1〜6月 | ドメイン・レンタルサーバー事業の売上高 | 115 | 億円 | ConoHaとGPUクラウドを含む。お名前.com単独の売上高は公表されていない | internet.gmo |
| 2026年6月末 | 国内契約件数(ドメイン・サーバー・接続の合計) | 1,370 | 万件 | 2025年12月末は1,263万件(有価証券報告書) | internet.gmo |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| デスクトップクラウドの見舞金・補償の総額 | 算定できていない(2026年11月6日時点) | internet.gmo | |
| 攻撃者からの要求額 | 約80億円(脅迫メール、応じないと表明) | internet.gmo | |
| 犯人の特定につながる情報への懸賞金(親会社が負担) | 総額100万ドル(約1億5,000万円)が上限 | internet.gmo |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
お名前.comはAIの製品ではないが、AI検索への対策を試す大口の登録で契約の中身が変わった。2025年後半の契約の急増は、ドメイン売買やAI検索対策の検証を狙う大口の買いが主因だった。GMOインターネットは、大口は単価が低く業績への影響は限られ、2026年後半に一定の減少を見込むと説明する。AIの集客ツールとの連携で、お名前.comの利用者は初月無料・月額30%引きで使える。最大の論点はデスクトップクラウドの不正アクセスで、全プランのサーバーを止めた。影響を受けた可能性のあるサーバーは2万6,739件と開示した。補償額は11月6日時点で算定できていない。11月13日の決算説明会で、補償の申請状況と、業績への影響の算定に関する見通しを説明する予定だ。
公表されていないこと
- お名前.com単独の登録件数(有効なもの)と売上高は公表されていない
- デスクトップクラウドの不正アクセスの侵入経路と、補償の総額は公表されていない
- デスクトップクラウドの代替サービスの開始時期は公表されていない
出所
- お名前.comにパスキーログイン機能導入 (2026-09-28)
- お名前.comとGMO AIかんたん集客が連携 (2026-02-25)
- 有価証券報告書 第27期 (2026-03-18)
- 2026年12月期 第2四半期決算説明資料 (2026-08-14)
- 当社の提供サービスへの不正アクセスに関するお知らせ (2026-10-23)
- お見舞金のお支払いおよび損失の補償に関するお知らせ (2026-10-24)
- 不正アクセスへの対応方針に関するお知らせ (2026-10-28)
- 補償の対応状況に関するお知らせ (2026-11-06)
- お名前.com デスクトップクラウドへの不正アクセスに関するご案内(11月6日) (2026-11-06)
出所との照合日: 2026年11月7日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
GMOインターネット のほかの製品
🧰 ツール・特集の入口
一次データで動く 14 本 — 銘柄の絞り込み・供給網・比較・一次データの台帳・解説・規制レンズ (すべて無料)