日産のプロパイロット(高速道路の同一車線の運転支援) ProPILOT
日産が2016年から売る高速道路の運転支援。車間を保つ速度の制御と、車線の中央を保つハンドル操作の支援を組み合わせる。カメラの画像処理で前の車と白線をとらえる。ナビと連携する版や、渋滞時に手を放せる版もある。単体では売らず、車両の装備かオプションとして載せる。
詳細解説
- 発売
- 2016年から販売する (2026年3月期の有価証券報告書)。高速道路の単一車線で、渋滞走行と長時間の巡航の2つの場面を支援する。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- 機能
- 設定した車速で走り、先行車に合わせて加速・減速・停止し、停止したまま待つ。直線とカーブで車線の中央付近を走るようハンドル操作を支援する。 nissan-global.com
- ナビリンク機能付
- ナビの道路情報と標識の検知で、制限速度が変わると設定速度を切り替え、カーブの大きさに応じて先に減速する。 nissan-global.com
- 渋滞時ハンズオフモード
- 2026年7月16日発売のエルグランドで、時速50キロ以下の渋滞時に手を放して走れる版を設けた。時速60キロ以上では、ウインカー操作で車線変更も支援する。 global.nissannews.com
- 採用車種の方針
- 日産はプロパイロットを軽自動車まで幅広い車種に載せる方針を示す (2026年3月期の有価証券報告書)。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- 軽自動車
- 2022年5月20日に発表した軽の電気自動車サクラにプロパイロットを採用した。 global.nissannews.com
- 米国の名称
- 米国ではプロパイロット アシストと呼び、車間制御とハンドル支援、停止保持を組み合わせる。 nissanusa.com
- 区分
- 運転操作を支援する仕組みで、自動運転ではない。安全運転の責任はドライバーにある (日産の技術解説)。 nissan-global.com
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 搭載車の車両工場 | 日本・海外の日産の車両工場 | プロパイロットは車両の装備で、搭載車を組み立てる工場で取り付ける。制御装置やセンサーの製造拠点は公表されていない。 | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- 単眼カメラの画像処理
- 画像処理ソフトを載せた単眼カメラで、前方の車両と白線を瞬時に3次元でとらえ、アクセル・ブレーキ・ハンドルを制御する。 nissan-global.com
- カメラとレーダー
- ナビリンク機能付の版は、前方のカメラとレーダーで白線と前の車をとらえる。 nissan-global.com
- ナビとの連携
- カメラで読んだ速度標識とナビの道路情報から設定速度を切り替える。分岐や出口の近くで別の道路が並ぶ場合も、ルート案内中は走る道の情報を制御に使う。 nissan-global.com
- 操作
- ハンドルのスイッチで起動・設定し、専用の表示でシステムの状態を示す。停止後はレジュームスイッチかアクセルで追従を再開する。 nissan-global.com
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 使える道路 | 高速道路と自動車専用道路 | nissan-global.com |
| 渋滞時のハンズオフ | 時速50キロ以下 (エルグランドの渋滞時ハンズオフモード付の版) | global.nissannews.com |
| 車線変更の支援 | 時速60キロ以上で、ドライバーのウインカー操作で行う (同上) | global.nissannews.com |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前方カメラ | 画像処理ソフトを載せた単眼カメラ | 公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
日産の技術解説は部品の供給元を示していない A |
| 前方レーダー | フロントレーダー | 公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
日産の技術解説 (ナビリンク機能付) A |
| ナビゲーション | 地図と道路情報 エルグランドの車載情報システムはグーグルの機能を載せる |
公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
日産の技術解説 (ナビリンク機能付) A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1開発日産が開発し、自社の車種に載せる。研究開発は日産テクニカルセンター (神奈川県厚木市) が中心。企業: 日産自動車
- 2部品カメラ・レーダー・制御装置の供給元は公表されていない。企業: 公表されていない
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1車両への組み付け搭載車の組み立て工程で取り付ける。工程の詳細は公表されていない。設備・企業: 公表されていない
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| エルグランド X e-4ORCE・G e-4ORCE | 単体の価格は設定していない。プロパイロットを標準装備し、上位の版をオプションに設ける | 2026-07-16 | global.nissannews.com |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 日産の販売会社 | 搭載車を日産の販売会社で買う。グレードにより標準装備かメーカーオプション。 | global.nissannews.com |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 点検・修理 | 車両の保守として日産の販売会社が受け持つ。運転支援に固有の保証の年限は公表されていない。 | global.nissannews.com |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 米国など | 米国ではプロパイロット アシストとしてローグなどに載せる。海外の採用車種の数は公表されていない。 | nissanusa.com |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 | 日産のグローバル小売台数 (全車種) | 315万1,000 | 台 | プロパイロット搭載車の台数は公表されていない | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 運転支援の売上高 | 公表されていない (車両の売上に含まれる) | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
プロパイロットは2016年の発売から10年の間、高速道路の同一車線の支援という役割を変えていない。日産は版を分けて機能を足してきた。ナビの情報で速度を変える版を加え、2026年のエルグランドでは渋滞時に限って手を放せる版を設けた。この版は、高速道路の同じ車線の中で手を放せるプロパイロット2.0と、従来版の間に入る。同じ車でもグレードとオプションで3段階を選ばせる売り方になった。2027年度に一般道を含む次世代版が加わると、支援の段階は4つになる。日産は軽の電気自動車サクラにも載せ、軽自動車まで広げる方針を示している。搭載車の台数は公表されていない。エルグランドでは、X e-4ORCEにプロパイロット、G e-4ORCEに渋滞時に手を放せる版を標準で載せる。
公表されていないこと
- カメラ・レーダー・制御装置の供給元
- プロパイロットを載せた車の累計台数と装着率
- 運転支援のオプション単体の価格
出所
- 日産 技術ライブラリー「プロパイロット」 (2026-11-08)
- 日産 技術ライブラリー「プロパイロット (ナビリンク機能付)」 (2026-11-08)
- 日産 ニュースリリース (新型エルグランドを発表) (2026-07-16)
- 日産自動車 有価証券報告書 (2026年3月期) (2026-06)
- 米国日産 プロパイロット アシストの案内 (2026-11-08)
- 日産 ニュースリリース (日産サクラを発表) (2022-05-20)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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