EV・自動運転 🤖 自動運転専業
A

オーロラ・イノベーション

Aurora Innovation

🗓 事実の最終確認: 関連記事の更新: 出典: 当サイト企業データベース (一次資料・自社記事の解剖に基づく)

主力製品・モデル
Aurora Driver (大型トラック向けの自動運転システム)
上場
NASDAQ AUR
同業 4 社との比較 (企業データベースの同じ列)
企業 主力製品・モデル 評価額・時価総額 最新発表 / 確認日
小馬智行 (ポニー・エーアイ) 第7世代ロボタクシー (bZ4X、アルファT5、アイオンV… — 2026-10-01
文遠知行 (ウィーライド) ロボタクシー GXR (2024年10月発表、5人乗り) — 2026-10-01
滴滴自動運転 (ディディ) Robotaxi R2 (広汽埃安と共同開発したロボタクシ… — 2026-10-01
白犀牛 (Rino.ai) RX (鑫源汽車と開発した無人配送車の量産車、2026年1… — 2026-09-28
執筆・監修: (編集長・アナリスト) 最終確認: — 公式発表・SEC/EDINET 等の一次資料と自社記事を突合 出典 16 件 更新: 記事→企業行は日次、一次情報の再確認は週次の自動運用 編集方針
自動運転システム「Aurora Driver」を開発する米国企業で、ナスダックに上場している (ティッカー AUR)。2025年4月、テキサス州のダラス〜ヒューストン間で、運転席に人を乗せない大型トラックの商用運行を始めた。無人で走った距離は累計50万マイルを超えた (2026年9月23日時点)。いまは自社でトラックを持って顧客の貨物を運び、対価を得ている。2027年からは、顧客が車両を持ち、同社が走行距離に応じた利用料を受け取る形へ移す計画だ。2025年12月期の連結売上高は300万ドル、最終損失は8億1,600万ドル。無人トラックの運行台数は、2026年末に200台超、2030年に3万台超を目標に掲げる。
🔗 公式サイト

Postation の入口

📦 製品・商品 (11)

📦 Aurora Driver 製品

オーロラ・ドライバー (自動運転システム)

機器、ソフトウェア、運行を支えるサービスを組み合わせた自動運転システム。特定の条件のもとで人が乗らずに走るレベル4に当たる。2025年4月に大型トラックで商用の無人運行を始めた。
二重化
ブレーキ、ステアリング、電源
センサー
LiDAR、レーダー、カメラ
商用走行の累計
600万マイル超 (2026年6月末時点。保安要員が乗る運行を含む)
無人走行の累計
50万マイル超 (2026年9月23日時点)
自動運転のレベル
レベル4

対象: 運送会社、荷主、車両メーカー

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/aur-20251231.htm

🛠️ Aurora Driver for Freight サービス

大型トラック向けの運行サービス (旧称 Aurora Horizon)

大型トラックで貨物を運ぶサービス。2025年4月27日にダラス〜ヒューストン間で無人の定期運行を始めた。最初の顧客はウーバー・フレイトとハーシュバックだった。
開始
2025年4月27日
売上高
300万ドル (2025年12月期)
無人運行の路線
10路線 (2026年7月時点)
無人運行の顧客
7社 (2026年5月時点)

対象: 運送会社、荷主

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810825000083/aurora1q25shareholderlet.htm

🛠️ Transportation as a Service (TaaS) サービス

自社のトラックで貨物を運ぶ契約の形

同社がトラックを保有または賃借し、顧客の貨物を運んで対価を得る。会社は、商用化の初期に Aurora Driver の価値を実際に示すための形と位置づけている。
料金
1マイル当たり約2ドル (燃料の追加料金を含む。会社の説明資料)
車両の保有
オーロラ
2026年末の計画
200台超、売上高は年換算で約8,000万ドル
1台の年間走行距離
約20万マイル (会社の想定)

対象: 運送会社、荷主

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000082/auroraanalystinvestorday.htm

📦 第2世代の商用ハードウェアキット 製品

センサーと車載コンピューターの一式 (2026年7月に投入)

無人運行の車両に載せる機器の一式。受託製造のファブリネットがつくる。会社は、第1世代に比べて費用が50%以上減ると説明している。
投入
2026年7月
製造
ファブリネット
対応する台数
1,500台まで (会社の説明資料)
LiDARの検知距離
1,000メートル
設計上の使用距離
100万マイル

対象: 自社の運行車両、ボルボの車両

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000075/aurora26q2shareholderlet.htm

📦 第3世代の商用ハードウェアキット 製品

アウモビオが量産する機器の一式 (開発中)

数万台の規模に対応する量産用の機器で、開発中である。アウモビオが製造から廃棄までを受け持ち、オーロラは走行距離に応じて対価を払う。試作品の試験を2026年に始めた。
工場
米テキサス州ニューブラウンフェルズ (アウモビオ)
状態
開発中 (2026年9月時点)
生産の開始
2027年後半の計画
車載半導体
エヌビディア DRIVE Thor を2個

対象: ボルボ、パッカーの量産車両

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000050/aurora26q1shareholderlet.htm

📦 FirstLight 製品

ファーストライト (長距離用のLiDAR)

自社で開発した長距離用のLiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー)。物体までの距離と速度を同時に測る。日光やほかのLiDARの光の干渉を受けにくい。
方式
周波数変調連続波 (FMCW)
反応の余裕
高速道路の速度で34秒超 (会社の説明)
検知距離 (第1世代)
暗闇で450メートル超
検知距離 (第2世代)
1,000メートル

対象: Aurora Driver の機器

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/aur-20251231.htm

🧠 インターナショナル LTシリーズの無人トラック モデル

第2世代の機器を載せた運行車両

インターナショナルの大型トラックに、第2世代の機器と二重化した装置を後付けした車両。2026年7月に無人運行を始めた。改造はラウシュが専用の施設で担う。
改造の能力
2026年10月に週20台 (年1,000台) の計画
無人運行の開始
2026年7月
2026年9月末の計画
20〜25台

対象: 自社の運行

出典: ir.aurora.tech/news-events/press-releases/detail/144/aurora-launches-second-generation-driverless-trucks-in-u-s-to-meet-customer-demand

🧠 Volvo VNL Autonomous モデル

ボルボの自動運転向け大型トラック

ボルボが自動運転向けに設計した大型トラックで、Aurora Driver を工場の組み立てラインで載せる。2026年9月時点では保安要員が乗って貨物を運んでいる。
顧客
DSV、AVI-SPL
組み立て
米バージニア州ニューリバーバレー工場
台数の計画
2027年末に300台超 (ボルボ)
無人運行の開始
2027年1〜3月期の計画 (ボルボ)

対象: ボルボ・オートノマス・ソリューションズの運行

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000075/aurora26q2shareholderlet.htm

🧠 シエナを基にした試験車両 モデル

トヨタ自動車のミニバンに Aurora Driver を載せた車両

トヨタ自動車の北米法人と1年かけて仕様を詰めた試験車両。2022年3月にテキサス州で公開し、高速道路と郊外の一般道で試験走行をした。商用化はしていない。
公開
2022年3月23日
状態
試験車両
基になる車両
トヨタ シエナ (自動運転の移動サービス向けの仕様)

対象: 配車サービス向けの試験

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810822000020/pressrelease-32322.htm

🛠️ Aurora Driver Live サービス

無人運行の様子を流す動画配信

無人トラックが走る様子を公開する動画配信。2025年7月30日に開始を発表した。ダラス〜ヒューストン間と、フォートワース〜エルパソ間の運行を映している。
視聴時間
6,000時間超 (2025年10月時点)
開始の発表
2025年7月30日

対象: 一般、顧客、投資家

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810825000155/a25q3shareholderletter_f.htm

🏢 オーロラ・オペレーションズ 子会社・関連

Aurora Operations, Inc. (事業を担う子会社)

米デラウェア州の法律に基づく連結子会社。年次報告書が名前を挙げる子会社は、この会社と持ち株会社のオーロラ・イノベーション・ホールディングスの2社である。
時点
2025年12月末
設立の準拠法
米デラウェア州

対象: グループの事業運営

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/a25q4ex211.htm

🧪 技術・サービス (11)

🧪 Verifiable AI 技術

検証できるAI (ルールと学習を組み合わせる方式)

人が定めたルールと、学習したAIを組み合わせる設計の考え方。車間距離などの安全の条件はルールで守り、その範囲の中の動きをAIが決める。
検証の試験
400万件超 (2026年2月のソフトウェア)
AIが担う部分
合流などの場面の自然な動き
ルールが担う部分
安全に必要な車間距離の確保など

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/aur-20251231.htm

🧪 FMCW方式のLiDAR 技術

周波数変調連続波を使う測距の技術

レーザー光の周波数を変えながら連続して出し、反射した光から距離と速度を同時に測る方式。同社は2019年にセンサー開発会社のブラックモアを買収した。2021年3月には、この方式のLiDARを開発する OURS Technology を買収した。
買収
ブラックモア (2019年)、OURS Technology (2021年3月)
測るもの
距離と、近づく・遠ざかる速度

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000119312521296332/d184562d424b3.htm

🧰 Aurora Atlas 基盤

オーロラ・アトラス (自動運転向けの高精度地図)

自動運転向けにつくった高精度地図。小さな区画に分けて管理し、区画ごとに数分で作り直して無線で配る。地図全体での位置の正確さより、車両の周囲にある物の位置を正確に示すことを優先している。
更新
無線で区画ごとに入れ替え
管理の単位
区画 (shard)

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/aur-20251231.htm

🧪 地図の自動生成 技術

走行データから地図をつくるクラウドの処理

1回走って集めたデータから、地図の中身の一部をクラウドの処理で自動でつくる。会社は、人の作業をほとんど介さずに済み、新しい路線を早く開けると説明している。
発表
2026年2月11日
路線の検証にかかる期間
最初の路線は6年、現在は6週間 (会社の説明資料)

出典: ir.aurora.tech/news-events/press-releases/detail/132/aurora-triples-driverless-network-to-10-routes-and-prepares-to-expand-across-u-s-sun-belt

🧰 Virtual Testing Suite 基盤

仮想の試験環境

過去の走行データや合成したデータで、自動運転システムの反応を試す環境。天候や交通量を変えた場面を大量につくれる。公道での試験走行を減らす狙いがある。
同時に再現できる走行
トラック12万5,000台分超 (会社の説明)

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/aur-20251231.htm

🧪 共通の設計 技術

車種をまたいで同じ機器とソフトウェアを使う設計

大型トラックと乗用車で、同じ機器とソフトウェアを使う設計。ソフトウェアが車両ごとの動きの違いに合わせる。シエナの試験車両は、走行試験を始めて6週間でトラックと同じ水準の機能に達した。
対応した車両
大型トラック、小型の商用車、乗用車

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810822000020/pressrelease-32322.htm

🏭 セーフティーケース 工程

安全性の根拠を体系立てて示す枠組み

公道を走っても安全と言える根拠を、主張と証拠の組にして積み上げる枠組み。柱は5つある。無人運行を始める前に、路線と車両ごとに全部の主張を満たす。
5つの柱
通常時の安全、故障時の安全、継続的な改善、想定外の事態への備え、組織の信頼性
外部の監査
テュフズード (2024年)、エッジ・ケース (2026年6月)

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810825000083/aurora1q25shareholderlet.htm

🧪 夜間と悪天候での無人運行 技術

運行できる条件を広げる検証

運行を始めた2025年4月は、昼間の晴天に限っていた。2025年7月に夜間、10月に砂嵐への対応、2026年2月に雨、霧、強風の中の無人運行を検証した。
夜間
2025年7月
雨、霧、強風
2026年2月のソフトウェア
強い雨と工事区間
次のソフトウェアで検証する計画 (2026年5月の株主への手紙)

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000014/finalaurora25q4sharehold.htm

🧪 Super Thor 技術

エヌビディアの車載半導体を2個使う構成 (開発中)

エヌビディアの車載半導体「DRIVE Thor」2個を1つの基盤にまとめる構成。オーロラ、アウモビオ、エヌビディアの3社で開発している。第3世代の機器に使う。
状態
開発中 (2026年5月時点)
3社の提携の発表
2025年1月6日

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000050/aurora26q1shareholderlet.htm

🧪 予備のシステム 技術

主系の故障に備える仕組み (開発中)

Aurora Driver の主系のシステムが故障したときに備える冗長化の仕組みの1つ。アウモビオが第3世代の機器に向けて開発しており、開発の基盤に米アマゾン・ウェブ・サービスのクラウドを選んだ。
状態
開発中 (2026年2月時点)
開発
アウモビオ

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000014/finalaurora25q4sharehold.htm

📐 運転台の警告灯 規格

三角表示板に代わる停車時の警告の方法

路上に止まったとき、人が三角表示板を置く代わりに、運転台に付けた点滅する灯火で後続の車に知らせる方法。会社によると、米運輸省が2025年10月に同社の使用を認めた。
承認
2025年10月 (米運輸省)
法案
米下院の運輸・インフラ委員会が2026年5月に可決した法案に、同じ内容の規定がある

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810825000155/a25q3shareholderletter_f.htm

🔭 構想 (2)

会社が将来の事業として掲げているが、まだ事業として存在しないもの。売上・契約の実績はない。

🔭 Driver as a Service (DaaS) 構想

顧客が車両を持つ契約の形 (2027年に始める構想)

顧客が車両を保有し、同社が自動運転システムを提供して利用料を得る構想。会社は2027年に始める計画だ。ハーシュバックとの500台の覚書に拘束力は無く、正式な契約は結んでいない (2026年9月23日時点)。
覚書
ハーシュバックが500台 (2026年4月30日発表)
開始
2027年の計画
利用料
1マイル当たり0.85ドル以上 (会社の説明資料)
1台の年間走行距離
約25万マイル (会社の想定)

対象: 運送会社

出典: ir.aurora.tech/news-events/press-releases/detail/136/leading-carrier-selects-aurora-to-scale-autonomous-fleet-to-500-trucks

🔭 Aurora Driver for Rides 構想

配車サービス向け (旧称 Aurora Connect、構想)

配車サービス向けに自動運転システムを提供する構想。年次報告書は、トラック事業を広げた後に始めるとし、協業先にトヨタ自動車とウーバーを挙げる。開始の時期は示していない。
状態
開始の時期は未公表 (2026年2月の年次報告書)
協業先
トヨタ自動車、ウーバー・テクノロジーズ

対象: 配車サービスの事業者

出典: sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/aur-20251231.htm

📊 開示データ (11)

会社が米証券取引委員会 (SEC) に出した書類と発表文から、業績と事業の進み具合を示す数字を表にまとめた。数字は出所の書類のままで、単位は表ごとに示す。△はマイナス (損失や資金の流出) を表す。

最終確認:

連結業績の推移 単位: 百万ドル

項目 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期 2025年1〜6月期 2026年1〜6月期
売上高 ― ― 3 1 3
売上原価 ― ― 17 5 13
研究開発費 716 676 745 372 406
販売費・一般管理費 119 110 142 65 94
営業損益 △835 △786 △901 △441 △510
デリバティブの評価損益 △20 △24 29 7 △17
その他の収益 (純額) 59 62 56 25 34
最終損益 △796 △748 △816 △409 △493
株式報酬費用 160 144 188 89 106
調整後EBITDA ― △621 △683 △341 △392
  • 米国会計基準の連結決算。
  • 会計年度は12月末に終わる。
  • 1〜6月期は監査を受けていない。
  • 売上高は、商用の無人運行を始めた2025年4〜6月期から計上している。
  • 2021年12月期と2022年12月期には、トヨタ自動車との共同開発の収益を8,200万ドルと6,800万ドル計上した。
  • デリバティブの評価損益は、ワラントなどの負債を時価で評価し直した差額で、資金の出入りを伴わない。
  • その他の収益は主に預金と有価証券の利息。
  • 株式報酬費用は研究開発費などに含まれる。
  • 調整後EBITDAは会社が示す指標で、最終損益から減価償却費、株式報酬費用、デリバティブの評価損益、その他の収益を除いたもの。
  • 2023年12月期の調整後EBITDAは、今回確かめた書類に無い。

出典: 年次報告書 Form 10-K (2025年12月期、2026年2月11日提出) 、四半期報告書 Form 10-Q (2026年4〜6月期、2026年7月29日提出) 、株主への手紙 2026年4〜6月期 (2026年7月29日) 、株主への手紙 2025年10〜12月期 (2026年2月11日) 、年次報告書 Form 10-K (2022年12月期、2023年2月21日提出)

四半期ごとの業績と資金の使用 単位: 百万ドル

項目 2025年4〜6月期 2025年7〜9月期 2025年10〜12月期 2026年1〜3月期 2026年4〜6月期
売上高 1 1 1 1 2
売上原価 5 6 6 6 7
研究開発費 190 179 194 195 211
販売費・一般管理費 36 38 39 44 50
営業損益 △230 △222 △238 △244 △266
最終損益 △201 △201 △206 △223 △270
営業活動で使った資金 144 149 146 159 225
設備投資 7 8 8 25 31
随時売り出しの手取り額 331 460 15 14 215
  • 開示は百万ドル単位に丸めてあり、売上高の増減は表の数字から正確には計算できない。
  • 会社は売上高の前四半期比を、2025年7〜9月期が12%増、10〜12月期が25%増、2026年1〜3月期が10%増と説明している。
  • 営業活動で使った資金は、会社が株主への手紙で示した概数。
  • 2026年4〜6月期の2億2,500万ドルには、賞与の現金払い6,300万ドルを含む。
  • 随時売り出しは、証券会社を通じて市場で株式を少しずつ売る方式 (ATM)。

出典: 株主への手紙 2026年4〜6月期 (2026年7月29日) 、株主への手紙 2026年1〜3月期 (2026年5月6日) 、株主への手紙 2025年10〜12月期 (2026年2月11日) 、株主への手紙 2025年7〜9月期 (2025年10月28日) 、株主への手紙 2025年4〜6月期 (2025年7月30日)

連結の財政状態 単位: 百万ドル

項目 2023年12月末 2024年12月末 2025年12月末 2026年3月末 2026年6月末
現金及び現金同等物 501 211 221 273 136
短期投資 699 1,012 1,055 952 1,081
長期投資 148 ― 183 52 ―
上の3つの合計 1,348 1,223 1,459 1,277 1,217
総資産 2,235 2,138 2,343 2,185 2,167
負債合計 250 263 203 221 214
株主資本 1,985 1,875 2,140 1,964 1,953
累積損失 △3,610 △4,358 △5,174 △5,397 △5,667
発行済み株式 (百万株) 1,529 1,733 1,943 1,956 1,998
  • 「上の3つの合計」は編集部の計算。
  • 現金及び現金同等物は主にマネー・マーケット・ファンド、投資は主に米国債、社債、コマーシャルペーパー。
  • 拘束性預金 (2026年6月末に1,800万ドル) は含まない。
  • 負債はその他の流動負債、リース負債、デリバティブ負債などで、借入金の科目は無い。
  • 総資産のうち6億1,700万ドルは、買収で得た無形資産である。
  • 発行済み株式はクラスA株とクラスB株の合計。
  • 会社は四半期報告書で、手元の資金は提出日から少なくとも12か月の必要額を賄えると説明している。

出典: 年次報告書 Form 10-K (2024年12月期、2025年2月14日提出) 、年次報告書 Form 10-K (2025年12月期、2026年2月11日提出) 、株主への手紙 2026年1〜3月期 (2026年5月6日) 、四半期報告書 Form 10-Q (2026年4〜6月期、2026年7月29日提出)

資金の出入り 単位: 百万ドル

項目 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期 2026年1〜6月期
営業活動による資金 △598 △611 △581 △384
有形固定資産の取得 △15 △34 △31 △56
株式の発行による収入 840 497 916 247
財務活動による資金 831 492 834 203
  • 連結キャッシュフロー計算書の数字。
  • 株式の発行による収入には、従業員の新株予約権の行使を含む。
  • 2023年は私募と公募、2024年は公募、2025年からは随時売り出し (ATM) が中心。
  • 随時売り出しの枠は、2025年2月の5億ドルから同年7月に14億2,100万ドルへ広げた。
  • 会社は2026年の資金の使用を、四半期の平均で1億9,000万〜2億2,000万ドルと見込む。
  • 設備投資は通期で約1億5,000万ドルの計画である。

出典: 年次報告書 Form 10-K (2025年12月期、2026年2月11日提出) 、年次報告書 Form 10-K (2024年12月期、2025年2月14日提出) 、四半期報告書 Form 10-Q (2026年4〜6月期、2026年7月29日提出) 、株主への手紙 2026年4〜6月期 (2026年7月29日)

無人運行の実績

時点 無人走行の累計 (マイル) 商用走行の累計 (マイル) 無人トラック (台) 出来事
2025年5月1日 1,200超 ― ― 4月27日にダラス〜ヒューストン間で無人の定期運行を開始
2025年5月8日 4,000超 300万超 2 昼間の晴天に限って運行
2025年6月末 2万超 ― 3 フェニックスに拠点を開設。7月に夜間の無人運行を検証
2025年10月 10万超 380万超 5 フォートワースからエルパソへの無人運行を開始
2025年12月 ― ― 10 2026年初めに、路線の検証と新しい車両の準備のため台数を減らした
2026年1月 25万超 450万超 ― 雨、霧、強風の中の無人運行を検証
2026年4月 37万超 530万超 ― 無人運行の顧客は7社
2026年6月末 約44万 600万超 ― 7月に第2世代の機器を載せた車両を投入
2026年9月23日 50万超 ― ― 年末に200台とする計画の全量に、運ぶ相手が決まった
  • 無人走行は、会社が無人 (driverless) として数える走行。
  • 2025年5月からは、車両を供給するパッカーの求めで、運転に関わらない監視員が運転席に乗っている (2026年7月に投入した新しい車両は乗せない)。
  • 商用走行は、保安要員が乗る運行を含む顧客の貨物の輸送で、2021年9月からの累計。
  • 商用走行の時点は、順に2025年5月7日、9月30日、2026年1月31日、4月30日、6月30日。
  • 無人トラックの台数は、会社が株主への手紙で示した数で、2026年の台数は開示が無い。
  • 会社は、2026年9月末までに第2世代の機器を載せた車両を20〜25台運行する計画を示している。
  • 会社は、自動運転システムに原因のある衝突は無人運行の開始から0件で、定時の到着率は100%と説明している。
  • 50万マイルは約80万キロメートル (編集部の換算)。

出典: 発表文 商用の無人運行を開始 (2025年5月1日) 、株主への手紙 2025年1〜3月期 (2025年5月8日) 、発表文 夜間の無人運行とフェニックスの拠点 (2025年7月30日) 、株主への手紙 2025年7〜9月期 (2025年10月28日) 、株主への手紙 2025年10〜12月期 (2026年2月11日) 、株主への手紙 2026年1〜3月期 (2026年5月6日) 、株主への手紙 2026年4〜6月期 (2026年7月29日) 、投資家向け説明会の発表文 (2026年9月23日) 、オーロラの発表 無人運行の変更 (2025年5月16日)

運行の路線と開始の時期

路線 距離 状態 時期と内容
ダラス〜ヒューストン ― 無人 2025年4月27日に開始。7月に夜間へ拡大。2026年5月にマクレーン向けも無人に
フォートワース→エルパソ 約600マイル 無人 2025年10月に開始。顧客はハーシュバック、ラッセル・トランスポートなど
エルパソ→フォートワース 約600マイル 無人 2026年2月のソフトウェアで検証
エルパソ〜フェニックス 約400マイル 無人 2026年2月のソフトウェアで検証。フォートワース〜フェニックスは1,000マイル超
ダラス〜ラレド 400マイル超 無人 2026年2月に保安要員が乗る運行を開始、3月末に無人運行を検証
ミッドランド〜モナハンズ 約60マイル 無人 デトマー向けに砂を運ぶ。顧客の施設と採掘場を直接結ぶ
ダラス〜オクラホマシティー 約200マイル 保安要員が乗る 2026年5月に開始。ボルボの車両で週5日運行
ダラス〜アトランタ ― 計画 2025年10月に計画を公表。開始の時期は示していない
  • 会社は無人運行の路線を10と数える (2026年2月と7月の発表文)。
  • ダラス〜ヒューストン、フォートワース〜エルパソ、エルパソ〜フェニックス、フォートワース〜フェニックス、ダラス〜ラレドの往復である。
  • 保安要員が乗る路線を含めると12路線 (2026年5月時点)。
  • 矢印は片方向の検証を表す。
  • デトマー向けの路線は会社の路線の数に含まれるかどうか、開示からは分からない。
  • カリフォルニア州では、保安要員が乗る試験を申請した (2026年7月時点)。

出典: 株主への手紙 2025年1〜3月期 (2025年5月8日) 、発表文 夜間の無人運行とフェニックスの拠点 (2025年7月30日) 、株主への手紙 2025年7〜9月期 (2025年10月28日) 、株主への手紙 2025年10〜12月期 (2026年2月11日) 、発表文 無人運行を10路線に (2026年2月11日) 、株主への手紙 2026年1〜3月期 (2026年5月6日) 、発表文 ボルボとオクラホマシティーへの路線 (2026年5月4日) 、発表文 マクレーンと無人運行 (2026年5月6日) 、株主への手紙 2026年4〜6月期 (2026年7月29日) 、発表文 第2世代の無人トラックを投入 (2026年7月22日)

会社が示す予想と目標

項目 数字 説明
2026年12月期の売上高 1,400万〜1,600万ドル 会社予想。10〜12月期が通期の半分超を占める見通し
2026年末の無人トラック 200台超 運ぶ相手は全量が決まっている。売上高は年換算で約8,000万ドル
2026年の資金の使用 四半期平均1.9億〜2.2億ドル 設備投資は通期で約1億5,000万ドル
粗利益の収支均衡 2027年前半 約500台で、年換算で達成する目標 (説明会の資料)。2026年2月の株主への手紙では2026年末
2027年の売上高 2億ドル 顧客が車両を持つ契約 (DaaS) を始める計画
2027年末の無人トラック 1,000台超 ボルボは自社の車両を300台超にする計画
フリーキャッシュフロー 2028年末に黒字 年換算で達成する計画
2030年の無人トラック 3万台超 2030年の売上高は50億ドル超、粗利益率は約60%の目標
利用料 1マイル0.85ドル以上 DaaSの場合。自社で運ぶ場合は約2ドル (燃料の追加料金を含む)
1マイル当たりの総費用 約2.00ドル 会社の試算。人が運転する場合は約2.50ドル
  • 2026年9月23日の投資家向け説明会と、2026年7月29日の株主への手紙による。
  • いずれも会社の予想と目標で、実績ではない。
  • 会社は資料の注意事項で、拘束力のない覚書が正式な契約にならない場合があると断っている。
  • 1マイル当たりの総費用は、米国トラック輸送研究所の2025年の数字を基に会社が試算したもので、顧客の施設で生じる作業費は含まない。

出典: 投資家向け説明会の資料 (2026年9月23日) 、投資家向け説明会の発表文 (2026年9月23日) 、株主への手紙 2026年4〜6月期 (2026年7月29日) 、株主への手紙 2025年10〜12月期 (2026年2月11日)

主な協業先と内容

協業先 区分 内容
パッカー (米国) 車両 2021年1月に提携。最初に無人運行に使った車両の基になった。第3世代の機器を組み立てラインで載せる形を協議中
ボルボ・グループ (スウェーデン) 車両 2021年3月に提携。2027年1〜3月期に自社の車両で無人運行を始める計画
インターナショナル 車両 LTシリーズを基にした車両で2026年7月に無人運行を開始
ラウシュ 改造 専用の施設で機器を後付け。2026年10月に週20台へ増やす計画
アウモビオ 機器 第3世代の機器を2027年後半から生産する計画。対価は走行距離に応じて払う
ファブリネット 機器 第2世代の機器を受託製造
エヌビディア 半導体 第3世代の機器に車載半導体 DRIVE Thor を2個使う
ハーシュバック 顧客 (無人) 最初の顧客。500台を保有する覚書 (拘束力なし)、納車は2027年から
ウーバー・フレイト 顧客 (無人) 最初の顧客。同社のデジタル貨物仲介網との接続を進めている
ワーナー・エンタープライゼズ 顧客 (無人) 無人トラックは週4,000マイル超を走行 (2026年5月時点)
マクレーン 顧客 (無人) 2023年から試験運行。2026年5月に無人へ切り替え
デトマー・ロジスティクス 顧客 (無人) 採掘場と施設の間で砂を運ぶ。2025年12月に契約を発表
ラッセル・トランスポート 顧客 (無人) フォートワースからエルパソへの路線 (2025年10月)
バリュー・トラック 顧客 ダラス〜ラレド、フォートワース〜フェニックス (2026年7月に契約)
チャージャー・ロジスティクス 顧客 ダラス〜ラレド (2026年7月に契約)
フェデックス、シュナイダー 顧客 (保安要員が乗る) 試験運行
DSV、AVI-SPL ボルボの顧客 ボルボの車両がテキサス州で貨物を運ぶ
ライダー・システム 保守 拠点での保守を試験
マクラウド・ソフトウェア 運行管理 運行管理ソフトとの接続を2026年1月に完了
ウーバー・テクノロジーズ 株主、配車 走行の需要のデータを提供
トヨタ自動車、デンソー 配車向けの車両 2021年2月に協業を発表。2022年に試験車両を公開
  • 区分の「顧客 (無人)」は、無人運行で貨物を運んだことを会社が公表した相手。
  • バリュー・トラックとチャージャー・ロジスティクスは2026年7月に契約を発表した相手で、運行の開始は確かめられていない。
  • ボルボの計画は、ボルボ・グループが2026年の投資家向け説明会で示したものを、オーロラが株主への手紙で紹介した。

出典: 年次報告書 Form 10-K (2025年12月期、2026年2月11日提出) 、株主への手紙 2026年4〜6月期 (2026年7月29日) 、株主への手紙 2026年1〜3月期 (2026年5月6日) 、株主への手紙 2025年10〜12月期 (2026年2月11日) 、株主への手紙 2025年7〜9月期 (2025年10月28日) 、投資家向け説明会の発表文 (2026年9月23日) 、発表文 ハーシュバックが500台を保有する計画 (2026年4月30日) 、発表文 マクレーンと無人運行 (2026年5月6日) 、発表文 バリュー・トラックが導入 (2026年7月27日) 、発表文 チャージャー・ロジスティクスが導入 (2026年7月28日) 、発表文 マクラウド・ソフトウェアが接続を完了 (2026年1月15日) 、発表文 コンチネンタル、エヌビディアと提携 (2025年1月6日) 、オーロラの発表 トヨタ、デンソーとの協業 (2021年2月9日) 、発表文 シエナを基にした試験車両を公開 (2022年3月23日) 、オーロラの発表 無人運行の変更 (2025年5月16日)

主な株主

株主 クラスA株 (株) クラスA株の比率 クラスB株 (株) 議決権の比率
クリス・アームソン氏 5,755,752 1%未満 140,831,739 29.9%
インデックス・ベンチャーズ 500,000 1%未満 37,911,648 8.0%
ドリュー・バグネル氏 577,652 1%未満 37,059,994 7.9%
スターリング・アンダーソン氏 9,320,058 1%未満 35,229,430 7.7%
アマゾンの子会社 ― ― 35,239,761 7.5%
ウーバーの子会社 325,973,411 19.7% ― 6.9%
ティー・ロウ・プライス 257,919,419 15.6% ― 5.5%
モルガン・スタンレー 143,446,433 8.7% ― 3.0%
ベイリー・ギフォード 82,132,074 5.0% ― 1.7%
  • 2026年3月23日時点 (委任状説明書)。
  • 発行済み株式はクラスA株が16億5,282万9,317株、クラスB株が3億733万9,183株。
  • クラスB株は1株に10個の議決権があり、上場していない。
  • ウーバーの子会社はネーベン・ホールディングス、アマゾンの子会社はアマゾン・ドット・コムNVインベストメント・ホールディングス。
  • その後の大量保有報告で、2社の保有が増えた (2026年6月30日時点)。
  • ティー・ロウ・プライスは2億9,952万3,229株で、クラスA株の18.1%。
  • モルガン・スタンレーは1億8,224万1,523株で、同11.0%。
  • 2026年3月31日時点の報告では、2社が新たに5%以上の保有を届けた。
  • バンガード・ポートフォリオ・マネジメントが8,887万3,519株 (同5.41%)。
  • キャピタル・リサーチが8,273万9,454株 (同5.0%)。
  • ベイリー・ギフォードは同じ時点で7,983万9,760株 (同4.8%) に減った。

出典: 委任状説明書 DEF 14A (2026年4月2日提出) 、ティー・ロウ・プライスの大量保有報告 Schedule 13G/A (2026年8月14日提出) 、モルガン・スタンレーの大量保有報告 Schedule 13G/A (2026年8月13日提出) 、バンガード・ポートフォリオ・マネジメントの大量保有報告 Schedule 13G (2026年4月28日提出) 、キャピタル・リサーチの大量保有報告 Schedule 13G (2026年5月14日提出) 、ベイリー・ギフォードの大量保有報告 Schedule 13G/A (2026年5月7日提出)

日本企業との関係

時期 相手 内容
2019年7月 トヨタ自動車、デンソー、ソフトバンク・ビジョン・ファンド ウーバーの自動運転部門に計10億ドルを出資。トヨタ4億ドル、ソフトバンク3億3,300万ドル、デンソー2億6,700万ドル
2021年1月 トヨタ自動車 オーロラがウーバーの自動運転部門を買収。トヨタと協業の枠組み契約を結んだ
2021年2月9日 トヨタ自動車、デンソー 協業を発表。ミニバンのシエナに Aurora Driver を載せる。デンソーとは部品の量産を検討
2021年〜2022年 トヨタ自動車 2021年8月に結んだ共同開発の計画の対価として計1億5,000万ドルを受領 (2021年に5,000万ドル、2022年に1億ドル)。2022年末までに全額を収益に計上
2021年10月 トヨタ自動車の関係会社 合併後の保有の見込みは4,781万8,553株、クラスA株の6.5% (償還が無い場合)
2022年3月23日 トヨタ自動車の北米法人 シエナを基にした試験車両をテキサス州で公開
2022年4月 トヨタ自動車 クラスA株4,756万1,589株 (7.4%)、クラスB株37万3,891株
2023年4月 トヨタ自動車 クラスA株4,764万1,829株 (6.2%)
2025年2月14日 トヨタ自動車 クラスA株4,734万8,178株 (3.5%)。5%を下回ったことによる最後の報告
2026年4月 ― 委任状説明書の大株主の欄と、関連当事者との取引の欄に、日本企業の記載は無い
  • 保有株の時点は、委任状説明書と大量保有報告の提出の時期。
  • 2025年2月の報告の比率は、2024年10月23日時点の発行済みのクラスA株13億5,155万5,176株に対するもの。
  • トヨタの保有株数は2022年からほぼ変わらず、比率は新株の発行で下がった。
  • 5%を下回ると報告の義務がなくなるため、2025年2月より後の保有株数は確認できない。
  • ソフトバンク・ビジョン・ファンドの保有は3,941万7,358株で、比率は2022年4月に6.1%、2023年4月に5.1%だった。
  • 2024年4月の委任状説明書の大株主の欄には、トヨタもソフトバンク・ビジョン・ファンドも載っていない。
  • デンソーの保有株数は、確かめた書類に個別の記載が無い。
  • 年次報告書 (2026年2月) は、配車向けサービスの協業先にトヨタを挙げ、将来の進出先の候補に日本を含めている。

出典: トヨタ自動車の発表文 (2019年4月19日) 、合併の目論見書 Form 424B3 (2021年10月12日提出) 、オーロラの発表 トヨタ、デンソーとの協業 (2021年2月9日) 、年次報告書 Form 10-K (2022年12月期、2023年2月21日提出) 、発表文 シエナを基にした試験車両を公開 (2022年3月23日) 、委任状説明書 DEF 14A (2022年4月7日提出) 、委任状説明書 DEF 14A (2023年4月6日提出) 、委任状説明書 DEF 14A (2024年4月5日提出) 、トヨタ自動車の大量保有報告 Schedule 13G/A (2025年2月14日提出) 、委任状説明書 DEF 14A (2026年4月2日提出) 、年次報告書 Form 10-K (2025年12月期、2026年2月11日提出)

沿革

時期 出来事
2017年 クリス・アームソン氏、スターリング・アンダーソン氏、ドリュー・バグネル氏が設立
2019年 センサー開発会社のブラックモアを買収
2021年1月 ウーバーの自動運転部門を買収。ウーバーが4億ドルを出資。パッカーと提携
2021年3月 ボルボが技術の提供元に選定。LiDARを開発する OURS Technology を買収
2021年11月 特別買収目的会社との合併が3日に完了。4日にナスダックで取引を開始
2023年4月 独コンチネンタル (現アウモビオ) と、量産用の機器で独占の提携
2025年1月 コンチネンタル、エヌビディアとの3社の提携を発表
2025年4月 27日にダラス〜ヒューストン間で無人の商用運行を開始
2025年6月〜8月 アンダーソン氏が6月1日に最高製品責任者を、8月31日に取締役を退任
2025年7月 夜間の無人運行を検証
2025年10月 フォートワースからエルパソへの無人運行を開始。無人走行が10万マイル超に
2026年2月 雨、霧、強風の中の無人運行を検証。無人運行を10路線に拡大
2026年4月 ハーシュバックが500台を保有する計画を覚書にまとめた
2026年7月 第2世代の機器を載せた車両で無人運行を開始
2026年9月 投資家向け説明会で、2030年に3万台超とする目標を公表
  • 商用の無人運行の開始は、会社の発表文の日付では2025年5月1日、年次報告書では2025年4月。
  • 株主への手紙は、定期運行を始めた日を4月27日と書く。
  • バグネル氏は2026年4月時点で従業員として在籍している。

出典: 年次報告書 Form 10-K (2025年12月期、2026年2月11日提出) 、合併の目論見書 Form 424B3 (2021年10月12日提出) 、臨時報告書 Form 8-K 合併の完了 (2021年11月4日提出) 、発表文 コンチネンタル、エヌビディアと提携 (2025年1月6日) 、株主への手紙 2025年1〜3月期 (2025年5月8日) 、発表文 商用の無人運行を開始 (2025年5月1日) 、臨時報告書 Form 8-K 役員の異動 (2025年5月8日提出) 、株主への手紙 2025年7〜9月期 (2025年10月28日) 、発表文 無人運行を10路線に (2026年2月11日) 、発表文 ハーシュバックが500台を保有する計画 (2026年4月30日) 、発表文 第2世代の無人トラックを投入 (2026年7月22日) 、投資家向け説明会の発表文 (2026年9月23日) 、委任状説明書 DEF 14A (2026年4月2日提出)

📋 詳細情報

技術・事業

技術概要
主な製品は自動運転システム「Aurora Driver」である。センサーと車載コンピューターからなる機器、走行を担うソフトウェア、運行を支えるサービスで構成する。センサーは3種類を使う。レーザー光で距離を測る「LiDAR (ライダー)」、レーダー、カメラである。長距離用のLiDAR「FirstLight」は自社で開発した。同じ機器とソフトウェアを、大型トラックにも乗用車にも載せられる設計にしている。地図は自社の高精度地図「Aurora Atlas」を使い、開発では仮想の試験環境を多用する。
コア技術
設計の中心は、会社が「Verifiable AI (検証できるAI)」と呼ぶ考え方である。車間距離の確保のように安全にかかわる部分は、人が定めたルールで守る。合流のような場面の自然な動きは、手本となる運転をAIに学ばせる。会社は、この組み合わせによって安全性を検証できると説明している。FirstLight は、レーザー光で距離を測るセンサー「LiDAR (ライダー)」の一種である。周波数変調連続波 (FMCW) と呼ぶ方式を使い、物体までの距離と速度を同時に測る。第2世代の機器では検知距離を1,000メートルに延ばした。
事業セグメント
事業は単一で、柱は大型トラック向けの「Aurora Driver for Freight」である。2025年4月に商用運行を始め、2025年4〜6月期から売上高を計上している。配車サービス向けの「Aurora Driver for Rides」は、トラック事業を広げた後に始める計画で、開始の時期は示していない。地域内の配送向けは、さらにその後とする。2つのサービスは、2024年12月期の年次報告書から現在の名前になった。以前の名前は、トラック向けが Aurora Horizon、配車向けが Aurora Connect だった。
主力製品・モデル
Aurora Driver (大型トラック向けの自動運転システム)
ガバナンス

経営陣・組織

CEO
クリス・アームソン
創業者
クリス・アームソン氏、スターリング・アンダーソン氏、ドリュー・バグネル氏 (2017年設立)
役員
CFO (最高財務責任者) デビッド・マデイ (David Maday)、社長 オッサ・フィッシャー (Ossa Fisher)、最高法務責任者 シェリー・ウェッブ (Shelley Webb)、最高安全責任者 ナット・ビューズ (Nat Beuse)。社外取締役 リード・ホフマン (リンクトイン共同創業者)、ミケランジェロ・ボルピ (インデックス・ベンチャーズ)、ブリタニー・バグリー (アクソン・エンタープライズ)、グロリア・ボイランド (フェデックス出身)、ジョン・ドナホー (ナイキの前最高経営責任者)、デビッド・ウェーナー (メタ・プラットフォームズ)、ララ・カイミ (2026年5月に選任)
子会社
連結子会社: オーロラ・イノベーション・ホールディングス (Aurora Innovation Holdings、米デラウェア州)、オーロラ・オペレーションズ (Aurora Operations、米デラウェア州)。年次報告書は、ほかの子会社の名前を重要性が低いとして載せていない (2025年12月末時点)
専門指標

業界別スペック

主要製品
Aurora Driver・Aurora Driver for Freight・Transportation as a Service (TaaS)・第2世代の商用ハードウェアキット・第3世代の商用ハードウェアキット・FirstLight・インターナショナル LTシリーズの無人トラック・Volvo VNL Autonomous・シエナを基にした試験車両・Aurora Driver Live・オーロラ・オペレーションズ
主力モデル
Aurora Driver (大型トラック向けの自動運転システム)
自動運転レベル
レベル4 (米国南部の公道で無人の商用運行)
事業の内容
自動運転トラック向けシステムの開発と運行
自動運転システム
Aurora Driver
半導体の調達先
エヌビディア (第3世代の機器に DRIVE Thor を2個使う計画)
開発と運行の段階
無人の商用運行は10路線 (2026年7月時点)。無人走行は累計50万マイル超 (2026年9月23日時点)
研究開発費
7億4,500万ドル (2025年12月期。株式報酬1億5,300万ドルを含む)
資金調達の累計
2025年に株式の随時売り出しで8億7,400万ドルを調達 (手取り額)
直近の資金調達
株式の随時売り出し (ATM)。2026年1〜6月の手取り額は2億2,900万ドル
上場の状況
上場済み (2021年11月4日、ナスダック。特別買収目的会社との合併による)
主な出資者
主な株主 (2026年3月23日時点、委任状説明書): ウーバー・テクノロジーズの子会社 (クラスA株の19.7%)、ティー・ロウ・プライス・インベストメント・マネジメント (同15.6%)、モルガン・スタンレー (同8.7%)、ベイリー・ギフォード (同5.0%)。クラスB株は1株に10個の議決権がある。保有者はクリス・アームソン氏 (クラスB株の45.8%)、インデックス・ベンチャーズ (12.3%)、ドリュー・バグネル氏 (12.1%)、スターリング・アンダーソン氏 (11.5%)、アマゾン・ドット・コムの子会社 (11.5%)

⭐ 強み・特徴

  1. ①無人の商用運行の実績 2025年4月に運転席に人を乗せない運行を始め、無人走行は累計50万マイルを超えた (2026年9月23日時点)。会社は、自動運転システムに原因のある衝突は無く、定時の到着率は100%と公表している (2026年6月末時点)。2025年5月からは、パッカーの求めで運転しない監視員を運転席に乗せている (2026年7月投入の新しい車両は乗せない)
  2. ②車両メーカーと部品大手との分業 車両は米パッカー、スウェーデンのボルボ・グループと開発している。量産用の機器は、独コンチネンタルから分かれたアウモビオが2027年後半に生産を始める計画だ
  3. ③長距離を見通すセンサー 自社開発のLiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー)「FirstLight」は、第2世代の機器で1,000メートル先の物体を検知する。会社は、高速道路の速度で34秒超の反応時間を確保できると説明している
  4. ④手元の資金 現金及び現金同等物と短期投資の合計は12億1,700万ドル (2026年6月末、編集部の計算)。貸借対照表に借入金の計上は無い

📝 現状分析

売上高は小さく、損失が続いている。2025年12月期は売上高300万ドルに対し、研究開発費が7億4,500万ドル、営業損失が9億100万ドルだった。最終損失は8億1,600万ドル。2026年1〜6月期も、売上高300万ドルに対して営業損失が5億1,000万ドル、最終損失が4億9,300万ドルだった。同じ期間に、営業活動で3億8,400万ドルの資金を使った。資金は株式の発行で賄っている。証券会社を通じて市場で随時売り出す方式 (ATM) で、2025年に8億7,400万ドルを調達した。2026年1〜6月の調達は2億2,900万ドル (いずれも手取り額)。発行済み株式は、2024年末の17億3,300万株から2026年6月末に19億9,800万株へ増えた。会社は年次報告書で、部品の調達や車両の改造に、1社または少数の会社に頼るものがあると説明している。最初の無人運行に使ったパッカーの車両は試作の部品を含むため、2025年5月からはパッカーの求めで、運転しない監視員を運転席に乗せている (会社のサイト)。監視員を乗せない運行は、2026年7月に投入したインターナショナルの車両で始めた。運送会社のハーシュバック・モーター・ラインズが500台を保有する計画は、拘束力のない覚書の段階である (2026年9月23日時点)。

🧭 ビジョン・戦略

事業の形を2段階で変える。第1段階は「Transportation as a Service (TaaS)」で、自社がトラックを保有または賃借し、顧客の貨物を運ぶ。第2段階は「Driver as a Service (DaaS)」で、顧客が車両を持つ。同社は自動運転システムを提供し、走行距離に応じた利用料を受け取る。会社はDaaSを2027年に始める計画である。運行の地域は、米国南部のサンベルトと呼ばれる一帯から広げる。車両は特定のメーカーに絞らず、トラックメーカーのインターナショナル、ボルボ、パッカーの車種に対応させる。量産用の機器の製造と保守はアウモビオに任せ、走行距離に応じて対価を払う。

🔮 今後の展望

会社は無人トラックの運行台数について、2026年末に200台超、2027年末に1,000台超、2030年に3万台超の目標を掲げる。売上高は2027年に2億ドル、2030年に50億ドル超を見込む (2026年9月23日の投資家向け説明会)。粗利益の収支均衡は、約500台になる2027年前半に年換算で達成する目標だ (同説明会の資料)。2026年2月の株主への手紙では「2026年末」としていた。フリーキャッシュフローは、2028年末に年換算で黒字にする計画である。次に確かめる点は3つある。1つ目は2026年7〜9月期の決算で、2025年は10月28日に発表した。2つ目は、運送会社のハーシュバック・モーター・ラインズとの正式な契約。3つ目は、ボルボの車両による2027年1〜3月期の無人運行の開始である。

📊 詳細ビジネスデータ

⚙️ アルゴリズム・メカニズム

周囲の認識には3種類のセンサーの情報を組み合わせる。レーザー光で距離を測るLiDAR (ライダー)、レーダー、カメラである。走行経路を決める機能は、2つの方法を重ねている。安全に必要な車間距離などは、人が定めたルールで確保する。その範囲の中で、合流などの自然な動きを、手本となる運転から学んだAIが決める。会社はこの方式を「Verifiable AI」と呼ぶ。砂嵐などに遭うと速度を落とし、認識の性能が大きく落ちたと判断すれば、路肩に止まるか高速道路を降りる設計だ。2026年2月に発表したソフトウェアでは、雨、霧、強風の中での無人運行を検証した。会社によると、2025年は悪天候のため、テキサス州で無人運行が制約された時間が約40%あった。

🏗️ システム基盤構成

開発では、仮想の試験環境「Virtual Testing Suite」を使う。会社は、トラック12万5,000台分を超える走行を同時に再現できると説明している。高精度地図「Aurora Atlas」は小さな区画に分けて管理し、区画ごとに無線で更新する。新しい路線の地図は、1回走って集めたデータから、クラウドの処理でほぼ自動でつくる。機器は3世代ある。第1世代は2025年4月の運行開始に使った。第2世代は受託製造のファブリネットがつくり、2026年7月に投入した。第3世代は、アウモビオが米テキサス州ニューブラウンフェルズの工場で2027年後半に生産を始める計画だ。車載コンピューターには、エヌビディアの車載半導体「DRIVE Thor」を2個使う。本社はピッツバーグで、フェニックスなどに運行の拠点を置く。

💰 売上の見込み

2026年12月期の売上高は1,400万〜1,600万ドルを見込む。会社は、中央値で前期比約400%増と説明している。10〜12月期が通期の半分超を占める見通しだ。1〜6月期の売上高は300万ドルで、予想の中央値の20%に当たる (編集部の計算)。会社は、年末に無人トラックが200台を超えると、売上高は年換算で約8,000万ドルになるとしている。2026年の資金の使用は、四半期の平均で1億9,000万〜2億2,000万ドルを見込む。設備投資は通期で約1億5,000万ドルの計画である。利益の予想は公表していない。

💸 売上の出どころ

いまの収益は、自社のトラックで顧客の貨物を運ぶ対価である。会社はこの形を「Transportation as a Service (TaaS)」と呼ぶ。無人の運行と、保安要員が乗る運行の両方を含む。会社の説明資料によると、料金は燃料の追加料金を含めて1マイル当たり約2ドル。2027年には、顧客が車両を持つ「Driver as a Service (DaaS)」を始める計画だ。1マイル当たり0.85ドル以上の利用料を見込む。年次報告書は、車両の製造やリース、保守などを提携先が担うとしている。会社は1台の年間走行距離を、TaaSで約20万マイル、DaaSで約25万マイルと想定している。2021年と2022年には、トヨタ自動車との共同開発で計1億5,000万ドルの収益を計上した。

👤 経営者履歴

CEO — クリス・アームソン

クリス・アームソン (Chris Urmson) 氏は共同創業者で、2017年の設立からCEO (最高経営責任者) と取締役を務める。取締役会の議長を兼ねる。2009年から2016年まで米グーグルの自動運転の開発部門に在籍し、CTO (最高技術責任者) を務めた。米カーネギーメロン大学では、米国防高等研究計画局 (DARPA) の自動運転車の競技会に出たチームで技術の責任者だった。チームは2007年の大会で優勝した。同大学でロボット工学の博士号を取得した。保有するクラスB株は1億4,083万1,739株で、議決権の29.9%を持つ (2026年3月23日時点)。自動運転の安全性を評価するエッジ・ケースの取締役も務める。

🇯🇵 日本企業との取引・関係

トヨタ自動車 (7203) とデンソー (6902) は2019年、米ウーバー・テクノロジーズの自動運転部門に出資した。出資額はトヨタが4億ドル、デンソーが2億6,700万ドル。オーロラは2021年1月にこの部門を買収し、翌2月にトヨタ、デンソーとの協業を発表した。トヨタのミニバン「シエナ」を基にした試験車両を、2022年3月にテキサス州で公開した。トヨタからは共同開発の対価として2021年に5,000万ドル、2022年に1億ドルを受け取り、2022年末までに全額を収益に計上した。トヨタは2025年2月の大量保有報告で、クラスA株4,734万8,178株 (3.5%) の保有を届けた。5%を下回ったことによる最後の報告で、その後の保有数は確認できない。ソフトバンクグループ (9984) のソフトバンク・ビジョン・ファンドも2019年に同じ部門へ3億3,300万ドルを出資した。同ファンドはクラスA株3,941万7,358株を持っていた (2023年4月の委任状説明書で5.1%)。2024年4月の委任状説明書の大株主の欄には載っていない。2026年4月の委任状説明書の大株主の欄に、日本企業の名前は無い。年次報告書は、配車向けサービスの協業先にトヨタを挙げ、将来の進出先の候補に日本を含めている。日本の部品メーカーや素材メーカーとの取引を示す開示は確認できない。

🚗 モデルラインナップ

自動運転システムを載せる車両は3系統ある。1つ目は、インターナショナルのLTシリーズを基にした車両。第2世代の機器を載せ、2026年7月に無人運行を始めた。改造はラウシュが担い、年1,000台の能力へ増やす計画だ。2つ目は、ボルボの「Volvo VNL Autonomous」。ボルボが米バージニア州の工場で組み立てており、2027年1〜3月期に無人運行を始める計画である。3つ目はパッカーの車両で、第3世代の機器を組み立てラインで載せる形を両社で詰めている。2025年4月に始めた最初の無人運行も、パッカーの車両を基にしている。乗用車では、トヨタ自動車のミニバン「シエナ」を基にした試験車両を2022年に公開した。

🛡️ 安全機能

無人運行の車両は、ブレーキ、ステアリング、電源を二重化している。運行の前に、安全性の根拠を体系立てて示す「セーフティーケース」を、路線と車両ごとにまとめる。2024年には、独テュフズードが組織の体制を監査した。オーロラは2026年1〜3月期に、エッジ・ケースにセーフティーケースの監査を依頼した。エッジ・ケースは3か月かけて調べ、2026年6月25日に、業界の標準に沿っているとの結果を公表した。クリス・アームソンCEO (最高経営責任者) は、エッジ・ケースの取締役を兼ねている。会社によると、米運輸省は2025年10月、路上に止まるときの三角表示板の代わりに、運転台の警告灯を使うことをオーロラに認めた。

🤝 主要パートナーシップ

車両: 米パッカー (2021年1月に提携)、スウェーデンのボルボ・グループ (2021年3月)、インターナショナルのLTシリーズ (改造はラウシュ)。
機器と半導体: アウモビオ (2023年4月に独コンチネンタルと提携。2025年9月の事業の分離で現社名)、エヌビディア、ファブリネット。
無人運行の顧客: ハーシュバック・モーター・ラインズ、ウーバー・フレイト、ワーナー・エンタープライゼズ、マクレーン、デトマー・ロジスティクス、ラッセル・トランスポート。
保安要員が乗る運行の顧客: フェデックス、シュナイダー、ボルボ・オートノマス・ソリューションズ。
そのほか: ライダー・システム (保守)、マクラウド・ソフトウェア (運行管理ソフト)、ウーバー・テクノロジーズ (走行の需要のデータ)、トヨタ自動車とデンソー (配車向けの車両)

🌏 輸出先・市場

運行は米国内だけである。無人の商用運行は、テキサス州を中心に、ニューメキシコ州とアリゾナ州を通る10路線 (2026年7月時点)。保安要員が乗る運行は、オクラホマ州にも広げた。カリフォルニア州が自動運転トラックの運行を認めたことを受け、同社は保安要員が乗る試験を申請した (2026年7月の株主への手紙)。年次報告書は、将来の進出先の候補にカナダ、欧州、日本、オーストラリア、ニュージーランドを挙げている。

基本情報

上場・財務

本社
米国ペンシルベニア州ピッツバーグ
創業
2017
従業員
約1,900人 (2025年12月末)
上場
NASDAQ
銘柄コード
AUR
上場ステータス
上場済
売上高 (最新期)
300万ドル (2025年12月期・連結。商用運行を始めた2025年4〜6月期から計上)
IPO 日
2021-11-04
コンプライアンス

信用・米制裁

銀行信用
健全
🇺🇸 米制裁
なし
グローバル

海外進出

資金流出
なし
出典・検証

📚 信頼性メタデータ

信頼度
🅰 一次情報
最終確認
2026-10-01 16:59:36
検証者
claude+primary-sources

資金調達と資本提携の履歴

内容時期相手
ウーバーの自動運転部門を買収。同時にウーバーが4億ドルを出資2021年1月ウーバー・テクノロジーズ
2021年8月に結んだ共同開発の計画に基づき、対価として計1億5,000万ドルを受領 (2021年に5,000万ドル、2022年に1億ドル)。出資ではない2021年〜2022年トヨタ自動車
合併してナスダックに上場。合併と同時に、機関投資家などが1億株を計10億ドルで引き受けた2021年11月特別買収目的会社 Reinvent Technology Partners Y
私募で2億2,222万2,216株を発行、総額6億ドル (手取り5億8,400万ドル)2023年7月ウーバーの子会社、ティー・ロウ・プライスなど
約8,400万株を発行、手取り2億4,400万ドル (8月に引受会社へ追加で発行した1,100万株を含む)2023年7〜8月公募
約1億3,400万株を発行、手取り4億6,600万ドル2024年8月公募
約1億5,100万株を発行、手取り8億7,400万ドル。売り出しの枠は2025年7月に5億ドルから14億2,100万ドルへ広げた2025年2月〜12月株式の随時売り出し (ATM)
3,300万株を発行、手取り2億2,900万ドル2026年1〜6月株式の随時売り出し (ATM)

出典 URL

  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000016/aur-20251231.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000077/aur-20260630.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000075/aurora26q2shareholderlet.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000050/aurora26q1shareholderlet.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000014/finalaurora25q4sharehold.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810825000155/a25q3shareholderletter_f.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000082/businesswire-aurora2026ana.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000082/auroraanalystinvestorday.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810826000044/aur-20260402.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000094787125000146/primary_doc.xml
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000119312521296332/d184562d424b3.htm
  • https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1828108/000182810823000020/aur-20221231.htm
  • https://ir.aurora.tech/news-events/press-releases
  • https://aurora.tech/newsroom/mobility-for-all-launching-the-aurora-driver-on-ride-hailing
  • https://aurora.tech/newsroom/updating-our-driverless-operations
  • https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/27833045.html

最新動向

業績 2026年7月29日、2026年4〜6月期の決算を発表した。売上高は200万ドル、営業損失は2億6,600万ドル、最終損失は2億7,000万ドルだった。営業活動で使った資金は約2億2,500万ドル、設備投資は3,100万ドル。株式の随時売り出しで3,000万株を発行し、2億1,500万ドルを調達した (手取り額)。6月末の現金及び現金同等物と短期投資の合計は12億1,700万ドル (編集部の計算)。2026年12月期の売上高の予想 (1,400万〜1,600万ドル) は据え置いた。

事業 2026年7月、トラックメーカーのインターナショナルの「LTシリーズ」を基にした新しい車両で、無人運行を始めた。パッカーの求めで運転席に乗せていた監視員を乗せない運行である。決算の発表では、9月末までに20〜25台を運行する計画を示した。7月27日に運送会社のバリュー・トラック、28日に同業のチャージャー・ロジスティクスとの運行の契約を発表した。4月30日には、運送会社のハーシュバック・モーター・ラインズが500台を保有する計画を発表した。両社で覚書にまとめた。納車は2027年からの予定で、覚書に拘束力は無い。5月には、流通大手のマクレーン向けの運行を無人に切り替えた。9月23日の投資家向け説明会で、2030年に3万台超を運行する目標を示した。

技術 2026年2月のソフトウェアで、雨、霧、強風の中の無人運行を検証した。フォートワース〜フェニックス間の約1,000マイルの路線も対象に加えた。3月末にはダラス〜ラレド間の無人運行を検証した。保安要員が乗る運行を始めてから6週間だった。第2世代の機器は100万マイルの使用に耐える設計で、会社は費用が50%以上減ると説明している。

経営陣 2026年2月27日、クレア・ヒューズ・ジョンソン氏が取締役を辞任し、メタ・プラットフォームズのデビッド・ウェーナー氏が就いた。5月21日の株主総会で、ララ・カイミ氏を取締役に選んだ。取締役のシャイレン・バット氏は、この総会で再任を求めずに退いた。

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小馬智行 (ポニー・エーアイ)

ロボタクシーとロボトラックを手がける中国の自動運転企業で、2016年に設立した。米ナスダック (PONY) と香港証券取引所 (証券コード2026) に上場する。北京、上海、広州、深圳の4都市で、運転席が無人のロボタクシーを有料で運行している。ロボタクシーは2026年6月末に1,975台で、会社は年末に3,500台超へ増やす目標を掲げる。2025年12月期の連結売上高は9,000万ドル、営業損失は2億6,090万ドルだった。トヨタ自動車は発行済み株式の9.8%を持つ株主である (2026年3月末)。bZ4X を基にしたロボタクシーは、小馬智行と広汽トヨタが共同で生産している。

🤖 自動運転専業

文遠知行 (ウィーライド)

ロボタクシー、ロボバス、無人の清掃車、運転支援システムを手がける中国の自動運転企業。2017年に景馳科技として創業し、2018年10月に文遠知行 (WeRide) へ社名を改めた。米ナスダック (WRD) と香港証券取引所 (証券コード0800) に上場する。車両の販売と、運行や技術の支援の対価で収益を得る。レベル4の車両は約3,400台で、うちロボタクシーは1,800台を超える (2026年7月末)。アブダビとドバイでは米ウーバーテクノロジーズと組み、保安要員を乗せない有料運行をしている。2025年12月期の売上高は6億8,459万元、最終損失は16億5,490万元。ルノー、日産自動車、三菱自動車の投資会社が株主で、日産自動車の幹部が取締役を務める。

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滴滴自動運転 (ディディ)

中国の配車アプリ大手、滴滴出行 (ディディ) の自動運転部門で、レベル4のロボタクシーを開発し運行する。2016年に開発を始め、2019年8月に独立した会社になった。持ち株会社はケイマン諸島籍のボイジャー・グループ (Voyager Group) で、滴滴が70.2%を持つ (2026年4月時点)。ソフトバンクグループ傘下のファンドなどが出資し、2024年末までの調達額は累計11億2,300万ドル。広州汽車集団傘下の広汽埃安 (アイオン) と共同開発した専用車「R2」は、2026年1月に納車が始まった。8月には広州市と北京市の指定区域で、無人の試験運行に入った。部門単体の売上高と損益は開示されていない。

🤖 自動運転専業

白犀牛 (Rino.ai)

無人の配送車を開発、製造、販売する中国の未上場企業。百度 (バイドゥ) の自動運転部門の出身者が、2019年4月に北京市で設立した。宅配の営業所と中継拠点の間の輸送を主な用途とし、宅配大手の順豊 (SFエクスプレス) や中国郵政に車両を納めている。運用中の車両は2,000台を超え、170を超える都市で走る (2025年12月の会社発表)。2026年1月には、商用車メーカーの鑫源汽車と開発した量産車「RX」を発表し、4月に合弁会社の設立を発表した。資金は2025年に3回の調達で1億ドル超を集め、2026年5月にも調達した。売上高と損益は公表していない。

🧰 ツール・特集の入口

一次データで動く 14 本 — 銘柄の絞り込み・供給網・比較・一次データの台帳・解説・規制レンズ (すべて無料)

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