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トグルホールディングス 652A上場済み

2026年10月30日 (金) 東京証券取引所グロース市場に上場 ・業種 不動産業 ・本社 東京都

AIで再開発用地を探し出し、まとめて売る不動産会社

地図・法規制のデータと建築規模を計算する独自の仕組みで、市場に出ていない土地から隣地とまとめると価値が上がる候補地を探し、地権者との合意形成、権利調整、解体を経て開発用地としてデベロッパーに売る「Land Creation」が売上のほぼ全て。社内の業務自動化の仕組みを「Agentic Platform」として外販する。 主力サービスは「Land Creation / デベNAVI / VCプロ / Gate.」。

不動産テック再開発用地AIエージェントM&A
公開価格4,040円 仮条件 4,030〜4,040円 (上限)
初値 3,760円 −6.9% 10月30日 09:12 成立・時価総額 555.1億円
終値 (11月2日 (月))3,745円 公開価格比 −7.3%・初値比 −0.4%
吸収金額 (OA含む)156.5億円時価総額の 26.2%
時価総額 (公開価格)596.4億円発行済 14,762,285株
PER (今期予想)14.7倍公開価格 ÷ 予想EPS 274.50円
一次資料との照合: 2026年11月4日 (水)。初値・終値は表示した日時の値で、リアルタイムではありません。

上場の条件 — 日程・株数・主幹事

上場日
2026年10月30日 (金)・東京証券取引所グロース市場
仮条件の決定
10月14日 (水)
ブックビルディング
10月15日 (木) 〜 10月21日 (水)・公開価格の決定 10月22日 (木)
購入の申込期間
10月23日 (金) 〜 10月28日 (水)
想定発行価格
4,030円
仮条件
4,030〜4,040円
公開価格
4,040円
公募・売出
公募 2,244,600株・売出 1,124,900株・オーバーアロットメント 505,400株
公募+売出に占める売出の比率 33.4%
吸収金額
156.5億円 (公開価格 × 公募+売出+オーバーアロットメント)
時価総額
596.4億円 (公開価格 × 上場時発行済株式数 14,762,285株)・初値ベース 555.1億円
会社の手取額
41.1億円 (差引手取概算額。公募分の払込金から発行の諸費用を引いた額で、売出の代金は会社に入らない)
主幹事
SMBC日興証券
会社
2020年設立・代表 伊藤 嘉盛・従業員 239人 (連結・2026年8月31日現在。臨時雇用者19名 (最近1年間の平均) は外数。提出会社単体は141名)・9月決算・toggle holdings, Inc.

引受証券会社と引受株数

有価証券届出書「株式の引受け」「株式の売出し」の表から。株数は公募分。引受株数の多い証券会社ほど、配分を受けて申し込める株が多い。

証券会社役割引受株数比率
SMBC日興証券主幹事 1,205,400株 53.7%
UBS証券主幹事 635,200株 28.3%
SBI証券主幹事 404,000株 18.0%

事業の仕組みと売上の構成

主力の Land Creation は、東京23区を中心とする一都三県 (大阪・福岡にも拠点) で、隣り合う複数の小さな土地をまとめると建てられる床面積が増える場所を探し、地権者と合意した後に土地を一括で取得し、賃借人との権利調整や既存建物の解体を済ませて、マンション・ホテル・オフィス用地として不動産デベロッパーなどに売る事業で、売却額が売上になる。取得から販売までは概ね6か月程度。候補地の抽出には公図・道路幅員・用途地域などを統合した地図データと、日影規制や天空率を踏まえて建築可能な規模を計算する独自の仕組みを使う。2025年9月期は東急不動産 (19.2%)、リアルゲイト、JA三井リース建物、日建ハウジング、東レ建設、プロバンクホームの6社がそれぞれ売上の10%以上を占め、1件の金額が大きい。期末にかけて物件を持ち続けて商談を重ねるため、第4四半期に売上と利益が偏る。Agentic Platform は社内で使う業務の可視化・自動化の仕組みを外部に月額課金で提供するもので、2025年10月に不動産価値分析の「Gate.」を持つリーウェイズを子会社化した。

売上の構成 (Ⅰの部・目論見書の「販売の実績」等。単位は百万円)

区分期売上高構成比補足
Land Creation2025/9 12,288 99.5% 再開発用地の創出・販売、不動産売買。単一セグメント「産業変革事業」のサービス別
Agentic Platform2025/9 64 0.5% デベNAVI・VCプロ・Gate. などの月額課金のソフトと業務効率化支援

事業の数字 — 目論見書に載っている指標

会社が目論見書で開示している事業指標。基準日は各行に記載。

指標値基準・補足
稼働パイプライン2,174件2026年6月末。営業が提案中の取りまとめ案件の数。2025年9月末は1,441件
稼働営業人員数82人2026年6月末 (期中平均64人)。2025年9月末は63人
実行プロジェクト数27件2025年9月期の Land Creation の実行件数
Land Creation の売上比率99.5%2025年9月期。Agentic Platform の外部売上は6,442万円
最大販売先 東急不動産19.2%2025年9月期の総販売実績に対する割合。10%以上の販売先が6社
仕入れの借入比率 (LTV)90〜100%2025年4月以降の48件中43件で90%以上

業績の推移 — 売上高・営業利益・純利益

目論見書「主要な経営指標等の推移」から。単位は百万円、▲は損失。前期比は売上高。会社予想は上場時に公表した今期の見通し。

決算期区分売上高前期比営業利益経常利益純利益
2024/9期 連結 9,914
— 538 412 145
2025/9期 連結 12,353
+24.6% 1,137 926 564
2027/9期 会社予想 連結 43,034 +248.4% 6,280 5,851 4,005
EPS 274.50円

上場日 (2026年10月30日) に公表した会社予想。EPS は会社の開示値 (公募株数を含む期中平均株式数で算出)。直前の2026年9月期は売上高25,560・営業利益2,798・純利益1,674百万円の予想に対し、第3四半期累計の実績は売上高13,179・営業利益871百万円で、第4四半期に利益が偏る見通し。連結の経営指標は2024年9月期からの2期分しか開示がない。

主要株主とロックアップ — 上場後に誰が売れるか

上場前の株主構成 (目論見書「株主の状況」、潜在株式を含む比率)。ロックアップは主幹事との約束で、期間中は原則売れません。「1.5倍解除」は公開価格の1.5倍以上なら期間中でも売れる条件です。

株主区分持株比率ロックアップ・売出
伊藤 嘉盛 (代表取締役) 創業者・経営陣 37.96% 売出760,000株・OA の貸株人。180日 (価格による解除なし)
Funi株式会社 資産管理会社 34.55% 伊藤氏が全株を持つ資産管理会社で当社の親会社。180日 (価格による解除なし)
ブーストキャピタル1号投資事業有限責任組合 ベンチャーキャピタル 3.06% 180日。公開価格の1.5倍以上の売却は対象外
SMBC信託銀行 (特定運用金外信託 未来創生3号ファンド) ベンチャーキャピタル 3.05% 180日。公開価格の1.5倍以上の売却は対象外
三鬼 紘太郎 その他 1.54% 売出11,300株。180日・1.5倍以上の売却は対象外
日本郵政キャピタル1号投資事業有限責任組合 ベンチャーキャピタル 1.53% 届出書のロックアップの段落に名前の記載なし
株式会社レアゾン・ホールディングス corp 1.38% 売出75,000株。180日・1.5倍以上の売却は対象外
ロックアップ: 伊藤嘉盛氏、資産管理会社 Funi、役員・従業員ら株主と新株予約権者は上場日から180日目の2027年4月27日まで、価格による解除のない売却制限。HERO Impact Capital、レアゾン・ホールディングス、PKSHA アルゴリズム2号などの売出人とブーストキャピタル、未来創生3号ファンドなどの株主は同じ期間だが、公開価格の1.5倍以上での売却は対象外。いずれも共同主幹事会社 (SMBC日興・UBS・SBI) の裁量で解除できる。上場時の比率は株主の状況の表 (潜在株式を含む) による。

ベンチャーキャピタルが主要株主に居ます。ファンドは償還期限があるため、ロックアップ明けや1.5倍解除の水準で売り手になりやすい点を織り込んで読んでください。

公募資金の使い道

目論見書「新規発行による手取金の使途」から。売出の代金は株主に入り、会社には入りません。

国内募集の差引手取概算額41.07億円に、海外募集分42.43億円とOA に伴う第三者割当増資の上限18.88億円を合わせた最大102.39億円を、M&A の資金とM&A に伴う借入金の返済に2028年9月期までに80億円、子会社つくる地所の土地仕入れ借入金の返済に17.06億円 (2027年9月期12億円・2028年9月期5.06億円)、営業人員を中心とする採用・育成に5.33億円 (2027年9月期2.6億円・2028年9月期2.73億円) に充てる。M&A の具体的な案件は届出書の時点で未定。

注目点 — 編集部はここを見る

リスク — 目論見書「事業等のリスク」から

会社自身が開示しているリスクのうち、この会社に特徴的なものを抜き出しました。全文は目論見書をご確認ください。

前後の上場と、同じテーマの銘柄

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出典

  1. 東京証券取引所 新規上場会社概要 トグルホールディングス
  2. 新規上場申請のための有価証券報告書 (Ⅰの部)
  3. EDINET 有価証券届出書 (新規公開時・2026年9月28日)
  4. EDINET 訂正有価証券届出書 (仮条件・2026年10月14日)
  5. EDINET 訂正有価証券届出書 (発行価格の決定・2026年10月22日)
  6. 東京証券取引所グロース市場への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ (2026年10月30日)
  7. 株探 トグルHDの初値は3760円 (午前9時12分)
  8. Yahoo!ファイナンス 652A 時系列

「どんな会社?」「主な事業」「注目点」は目論見書の記載を編集部が要約した意見で、会社の公式な説明ではありません。吸収金額・時価総額・PER は本ページに書いた式で当サイトが計算しており、株数の前提が異なる証券会社の資料と小数点以下がずれることがあります。

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