TOKIUM 664A上場予定
請求書支払・経費精算などの経理業務をAIと人で丸ごと受託
経費精算・請求書支払・文書管理などの経理業務を、自社開発のクラウド、AI、スキャンセンターのオペレーターを組み合わせて受け取りから記帳・保管まで代行する「経理AIエージェント」を提供。月額の基本利用料と処理量に応じた従量課金が売上の柱。 主力サービスは「TOKIUM経費精算 / TOKIUMインボイス」。
上場の条件 — 日程・株数・主幹事
- 上場日
- 2026年11月25日 (水)・東京証券取引所グロース市場
- 仮条件の決定
- 11月6日 (金)
- ブックビルディング
- 11月9日 (月) 〜 11月13日 (金)・公開価格の決定 11月16日 (月)
- 購入の申込期間
- 11月17日 (火) 〜 11月20日 (金)
- 想定発行価格
- 1,620円
- 公開価格
- 11月16日 (月)に決定予定
- 公募・売出
- 公募 617,300株・売出 1,100,100株・オーバーアロットメント 257,600株
公募+売出に占める売出の比率 64.1% (既存株主の売却が中心) - 吸収金額
- 32億円 (想定発行価格 × 公募+売出+オーバーアロットメント)
- 時価総額
- 168.4億円 (想定発行価格 × 上場時発行済株式数 10,395,620株)
- 会社の手取額
- 8.8億円 (差引手取概算額。公募分の払込金から発行の諸費用を引いた額で、売出の代金は会社に入らない)
- 主幹事
- SMBC日興証券
- 会社
- 2012年設立・代表 黒﨑 賢一・従業員 278人 (連結・2026年8月31日現在 (単体270名)。ほかに臨時雇用者155名 (年間平均・外数)。人材派遣社員は含まない)・5月決算・TOKIUM Inc.
引受証券会社と引受株数
有価証券届出書「株式の引受け」「株式の売出し」の表から。株数は公募分。一部の証券会社は「未定」。引受株数の多い証券会社ほど、配分を受けて申し込める株が多い。
| 証券会社 | 役割 | 引受株数 | 比率 |
|---|---|---|---|
| SMBC日興証券 | 主幹事 | 617,300株 | — |
| 野村證券 | 引受 | — | — |
| 大和証券 | 引受 | — | — |
| みずほ証券 | 引受 | — | — |
| SBI証券 | 引受 | — | — |
| 松井証券 | 引受 | — | — |
| 楽天証券 | 引受 | — | — |
| あかつき証券 | 引受 | — | — |
| 岩井コスモ証券 | 引受 | — | — |
| 極東証券 | 引受 | — | — |
| 東海東京証券 | 引受 | — | — |
| 東洋証券 | 引受 | — | — |
| マネックス証券 | 引受 | — | — |
事業の仕組みと売上の構成
売上の構成 (Ⅰの部・目論見書の「販売の実績」等。単位は百万円)
| 区分 | 期 | 売上高 | 構成比 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 経理AIエージェント事業 | 2026/5 | 5,849 | 98.0% | 前期比30.4%増 |
| その他 | 2026/5 | 117 | 2.0% | 重要性が乏しくセグメント開示は省略 |
事業の数字 — 目論見書に載っている指標
会社が目論見書で開示している事業指標。基準日は各行に記載。
| 指標 | 値 | 基準・補足 |
|---|---|---|
| 顧客数 | 2,327社 | 2026年8月末。うち上場企業278社。シリーズ累計導入社数は3,368社 |
| 平均月次解約率 | 0.27% | 経理AIエージェントの12か月平均・2026年8月末 |
| 最大顧客の売上構成比 | 1.19% | MRRベース・2026年8月末 |
| 中堅・大手企業のARR比率 | 80%以上 | 顧客のセグメント別 |
| 顧客あたり業務処理レーン利用数 | 1.45 | 2023年5月期末1.27から2026年8月末に上昇 |
| 売上総利益率 | 68.1% | 2026年5月期 |
業績の推移 — 売上高・営業利益・純利益
目論見書「主要な経営指標等の推移」から。単位は百万円、▲は損失。前期比は売上高。会社予想は上場時に公表した今期の見通し。
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022/5期 | 単体 | 811 | — | — | ▲742 | ▲745 |
| 2023/5期 | 単体 | 1,404 | +73.1% | — | ▲1,882 | ▲1,886 |
| 2024/5期 | 単体 | 3,356 | +139.0% | — | ▲606 | ▲611 |
| 2025/5期 | 連結 | 4,601 | +37.1% | ▲779 | ▲772 | ▲785 |
| 2026/5期 | 連結 | 5,966 | +29.7% | 75 | 45 | 30 |
| 2027/5期 会社予想 | 連結 | — | — | — | — | — |
2026年11月4日時点で会社の業績予想は見つからなかった (届出書・Ⅰの部に記載なし、会社サイトのニュースにも無い)。参考に1Q (2026年6〜8月) 実績は売上高1,744・営業利益251・経常利益255・純利益254百万円。2022〜2024年5月期は連結の数値が開示されておらず単体、営業利益は推移表に無く null。
主要株主とロックアップ — 上場後に誰が売れるか
上場前の株主構成 (目論見書「株主の状況」、潜在株式を含む比率)。ロックアップは主幹事との約束で、期間中は原則売れません。「1.5倍解除」は公開価格の1.5倍以上なら期間中でも売れる条件です。
| 株主 | 区分 | 持株比率 | ロックアップ・売出 |
|---|---|---|---|
| 黒﨑 賢一 (代表取締役) | 創業者・経営陣 | 12.79% | 売出なし・180日 |
| 株式会社96 | 資産管理会社 | 12.79% | 黒﨑氏の資産管理会社。180日 |
| ニッセイ・キャピタル6号投資事業有限責任組合 | ベンチャーキャピタル | 9.48% | OA の貸株人。90日 (公開価格の1.5倍以上で解除) |
| ジャフコSV6投資事業有限責任組合 | ベンチャーキャピタル | 8.74% | 売出221,200株・90日 (1.5倍解除) |
| TGVest Asia Partners II (Taiwan), L.P. | ベンチャーキャピタル | 7.28% | 売出184,200株・90日 (1.5倍解除) |
| ニッセイ・キャピタル9号投資事業有限責任組合 | ベンチャーキャピタル | 7.15% | 90日 (1.5倍解除) |
| 株式会社リロクラブ | corp | 6.08% | 90日 (1.5倍解除) |
| JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 | ベンチャーキャピタル | 6.02% | 売出152,200株・90日 (1.5倍解除) |
ベンチャーキャピタルが主要株主に居ます。ファンドは償還期限があるため、ロックアップ明けや1.5倍解除の水準で売り手になりやすい点を織り込んで読んでください。
公募資金の使い道
目論見書「新規発行による手取金の使途」から。売出の代金は株主に入り、会社には入りません。
注目点 — 編集部はここを見る
- 2026年5月期に売上高59.66億円 (前期比29.7%増) で創業以来初の黒字 (営業利益0.75億円)。1Q (6〜8月) だけで営業利益2.51億円を計上した。
- 平均月次解約率0.27%、最大顧客の比率1.19%と、解約が少なく顧客が分散したストック型の収益構造。売上総利益率は68.1%。
- 公開株の約6割が VC の売出しで、VC 等の保有は上場前の58.9%。VC の多くは90日・1.5倍解除のロックアップ。税務上の繰越欠損金47.9億円がある。
リスク — 目論見書「事業等のリスク」から
会社自身が開示しているリスクのうち、この会社に特徴的なものを抜き出しました。全文は目論見書をご確認ください。
- 資本力や知名度の高い企業、画期的なサービスを持つ新規参入で競争が激しくなれば業績に影響する。技術革新への対応の遅れも挙げている。
- 外部の大規模言語モデルを使っており、提供事業者の障害・仕様変更・値上げや為替でコストが増える可能性がある。
- VC 等の保有比率が58.9%と高く、上場後の売却で需給が崩れる可能性がある。創業者への依存、情報漏えいなどのセキュリティリスクも挙げている。
前後の上場と、同じテーマの銘柄
出典
- JPX 新規上場会社概要 TOKIUM (2026年10月16日)
- 新規上場申請のための有価証券報告書 (Ⅰの部)
- EDINET 有価証券届出書 (新規公開時・2026年10月16日)
- TOKIUM 会社サイト
「どんな会社?」「主な事業」「注目点」は目論見書の記載を編集部が要約した意見で、会社の公式な説明ではありません。吸収金額・時価総額・PER は本ページに書いた式で当サイトが計算しており、株数の前提が異なる証券会社の資料と小数点以下がずれることがあります。
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