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Allganize Holdings 656A本日上場

2026年11月4日 (水) 東京証券取引所グロース市場に上場 ・業種 情報・通信業 ・本社 東京都

企業向け生成AIアプリ基盤とAIエージェントを日米韓で売る会社

社内文書からの回答生成や議事録作成など100個以上の生成AIアプリをそろえた「Alli LLM App Market」と、対話だけで業務アプリを作る「Alli Coworker」を、クラウド (SaaS) と顧客の社内設置 (オンプレミス) の両方で提供する。日本・韓国・米国の金融機関、官公庁、製造業などが顧客。 主力サービスは「Alli LLM App Market / Alli Coworker / Alli Agent」。

生成AIAIエージェントRAGSaaSオンプレミス
公開価格1,260円 仮条件 1,250〜1,260円 (上限)
初値 1,351円 +7.2% 11月4日 09:13 成立・時価総額 257.7億円
吸収金額 (OA含む)52.4億円時価総額の 21.8%
時価総額 (公開価格)240.3億円発行済 19,073,388株
PER (今期予想)25.9倍公開価格 ÷ 予想EPS 48.65円
一次資料との照合: 2026年11月4日 (水)。初値・終値は表示した日時の値で、リアルタイムではありません。

上場の条件 — 日程・株数・主幹事

上場日
2026年11月4日 (水)・東京証券取引所グロース市場
仮条件の決定
10月16日 (金)
ブックビルディング
10月19日 (月) 〜 10月23日 (金)・公開価格の決定 10月26日 (月)
購入の申込期間
10月27日 (火) 〜 10月30日 (金)
想定発行価格
1,250円
仮条件
1,250〜1,260円
公開価格
1,260円
公募・売出
公募 658,100株・売出 2,954,900株・オーバーアロットメント 541,900株
公募+売出に占める売出の比率 81.8% (既存株主の売却が中心)
吸収金額
52.4億円 (公開価格 × 公募+売出+オーバーアロットメント)
時価総額
240.3億円 (公開価格 × 上場時発行済株式数 19,073,388株)・初値ベース 257.7億円
会社の手取額
6.2億円 (差引手取概算額。公募分の払込金から発行の諸費用を引いた額で、売出の代金は会社に入らない)
主幹事
SMBC日興証券
会社
2021年設立・代表 イ・チャンス・従業員 77人 (連結・2026年8月31日現在。Ⅰの部に臨時従業員の記載なし。持株会社単体は2名。設立年は持株会社の2021年で、グルー)・9月決算・Allganize Holdings, Inc.

引受証券会社と引受株数

有価証券届出書「株式の引受け」「株式の売出し」の表から。株数は公募分。引受株数の多い証券会社ほど、配分を受けて申し込める株が多い。

証券会社役割引受株数比率
SMBC日興証券主幹事 487,000株 74.0%
大和証券主幹事 164,500株 25.0%
SBI証券引受 6,600株 1.0%

事業の仕組みと売上の構成

2017年に米国で創業した Allganize Inc. が始まりで、韓国 (2018年) と日本 (2019年) に拠点を設け、2021年に管理機能を日本に移すため持株会社の当社を設立した。主力の「Alli LLM App Market」は、社内文書を参照して回答を作る独自の RAG 技術などを使った100個以上の生成AIアプリを用意し、利用企業は目的に合うアプリを選ぶだけで使い始められる。2026年4月には対話の指示だけで業務アプリやAIエージェントを作る「Alli Coworker」を始めた。売上はクラウド版の月額課金・定期定額契約 (SaaS) と、クラウドを使いにくい金融機関や官公庁向けに顧客の社内に設置するオンプレミス版の契約からなり、2025年9月期はSaaSが63.7%、オンプレミスが36.2%。地域別では日本が6割、韓国が3割強で、韓国はオンプレミスの大型案件が多い。売上の10%以上を占める顧客はいない。日本では大手システム会社と組んだ閉じた環境での提供も行う。オンプレミスの大型案件は顧客の要件定義や検収が延びると売上の計上が翌四半期・翌期にずれる。

売上の構成 (Ⅰの部・目論見書の「販売の実績」等。単位は百万円)

区分期売上高構成比補足
SaaS2025/9 851 63.7% 月額課金または定期定額の契約。単一セグメント「AIソリューション事業」の提供形態別
オンプレミス2025/9 484 36.2% 韓国の金融機関・公的機関向けが中心の大型契約

事業の数字 — 目論見書に載っている指標

会社が目論見書で開示している事業指標。基準日は各行に記載。

指標値基準・補足
契約社数240社2026年6月末。2025年9月末は223社
ARPA (1社当たり平均売上高)6.8百万円2026年9月期第3四半期時点。2025年9月期は5.4百万円
オンプレミスの受注単価115百万円2026年9月期第3四半期時点。2025年9月期は44百万円
地域別の売上日本804・韓国448・米国84百万円2025年9月期
売上の10%以上を占める販売先なし最近2期と2026年9月期の中間・第3四半期累計

業績の推移 — 売上高・営業利益・純利益

目論見書「主要な経営指標等の推移」から。単位は百万円、▲は損失。前期比は売上高。会社予想は上場時に公表した今期の見通し。

決算期区分売上高前期比営業利益経常利益純利益
2024/9期 連結 684
— ▲719 ▲790 ▲746
2025/9期 連結 1,336
+95.3% ▲206 ▲5 9
2027/9期 会社予想 連結 3,195 +139.1% 1,049 1,128 925
EPS 48.65円

上場日 (2026年11月4日) に公表した会社予想。EPS は会社の開示値 (公募株数を含む期中平均株式数で算出)。直前の2026年9月期は売上高2,018・営業利益341・経常利益557・純利益448百万円の予想で、第3四半期累計は売上高1,398・営業利益237・経常利益482百万円 (為替差益187百万円を含む)。連結の経営指標は2024年9月期からの2期分しか開示がない。

主要株主とロックアップ — 上場後に誰が売れるか

上場前の株主構成 (目論見書「株主の状況」、潜在株式を含む比率)。ロックアップは主幹事との約束で、期間中は原則売れません。「1.5倍解除」は公開価格の1.5倍以上なら期間中でも売れる条件です。

株主区分持株比率ロックアップ・売出
イ・チャンス (代表取締役・創業者) 創業者・経営陣 36.61% 売出370,100株・OA の貸株人。180日 (価格による解除なし)
Atinum Growth Fund 2020 ベンチャーキャピタル 11.09% 売出224,300株。180日
KDDI Open Innovation Fund 3号 ベンチャーキャピタル 5.17% 売出627,400株。180日
Intervest Deep-Tech Fund ベンチャーキャピタル 4.89% 売出なし。180日
佐藤 康雄 (取締役) 役員・従業員 4.79% 売出109,000株。180日。うち潜在株式 (新株予約権) 3.71%
Sparklabs Ventures Ignition Fund, LP ベンチャーキャピタル 3.76% 売出151,900株。180日
Murex Wave No.3 Fund ベンチャーキャピタル 3.13% 売出なし。180日
SK TELECOM INNOVATION FUND, L.P. ベンチャーキャピタル 3.08% 売出311,000株。180日
ロックアップ: 貸株人のイ・チャンス氏、売出人の KDDI Open Innovation Fund 2号・3号、SK TELECOM INNOVATION FUND、Atinum Growth Fund 2020、Sparklabs、KB の3ファンド、取締役の佐藤康雄氏・シン・キビン氏ら、売出しのない Intervest Deep-Tech Fund や Murex Wave No.3 Fund などの株主、新株予約権者を含む計100名超が、上場日から180日目の2027年5月2日まで売却しない。公開価格の1.5倍で解除する条項はなく、共同主幹事会社 (SMBC日興・大和) の裁量でのみ解除できる。比率は株主の状況の表 (潜在株式を含む) による。

ベンチャーキャピタルが主要株主に居ます。ファンドは償還期限があるため、ロックアップ明けや1.5倍解除の水準で売り手になりやすい点を織り込んで読んでください。

公募資金の使い道

目論見書「新規発行による手取金の使途」から。売出の代金は株主に入り、会社には入りません。

国内募集の差引手取概算額6.17億円に、海外募集分1.31億円とOA に伴う第三者割当増資の上限6.25億円を合わせた最大13.73億円を、子会社への投融資として営業・マーケティング・開発・管理人材の人件費9.86億円 (2027年9月期3.98億円・2028年9月期5.88億円) とプロダクトの機能強化のシステム投資3.56億円 (2027年9月期1.8億円・2028年9月期1.76億円)、持株会社の管理部門の人件費0.31億円 (2027年9月期) に充てる。

注目点 — 編集部はここを見る

リスク — 目論見書「事業等のリスク」から

会社自身が開示しているリスクのうち、この会社に特徴的なものを抜き出しました。全文は目論見書をご確認ください。

前後の上場と、同じテーマの銘柄

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出典

  1. 東京証券取引所 新規上場会社概要 Allganize Holdings (2026年10月26日訂正)
  2. 新規上場申請のための有価証券報告書 (Ⅰの部)
  3. EDINET 有価証券届出書 (新規公開時・2026年9月30日)
  4. EDINET 訂正有価証券届出書 (仮条件・2026年10月16日)
  5. EDINET 訂正有価証券届出書 (発行価格の決定・2026年10月26日)
  6. 東京証券取引所グロース市場への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ (2026年11月4日・TDnet)
  7. 株探 オルガナイズの初値は1351円 (午前9時13分)
  8. Yahoo!ファイナンス 656A

「どんな会社?」「主な事業」「注目点」は目論見書の記載を編集部が要約した意見で、会社の公式な説明ではありません。吸収金額・時価総額・PER は本ページに書いた式で当サイトが計算しており、株数の前提が異なる証券会社の資料と小数点以下がずれることがあります。

当サイトの数表は EDINET (金融庁) の開示原文からの機械抽出、買い推奨・売り推奨などの見解は Postation 編集部の分析に基づく意見です。いずれも不特定多数の読者に無償で公開する一般的な 情報提供であり、金融商品取引法上の投資助言・代理業 (報酬を伴う契約に基づく助言) として 提供するものではありません。将来の株価や成果を保証するものではなく、最終的な投資判断は ご自身の責任で行ってください。数値の正確な内容は必ず各社の開示原文をご確認ください。

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