アセンテックのResalio Connect(閉域網の遠隔接続サービス) Resalio Connect
アセンテックがResalio Lynxと組み合わせて売る遠隔接続サービス。closipの技術「LTE over IP」で、手元のPCとオフィスのPCを閉域網で1対1につなぎ、仮想私設網 (VPN) の装置を置かずに接続する。2022年2月に発売した。料金はLynxと組み合わせて年9,300円 (税込1万230円)。
詳細解説
- 発売
- アセンテックは2022年2月、安全に遠隔接続できるResalio Connectの販売を始めた。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- 製品の型
- USB型のシンクライアントResalio Lynx 300に、ネット上の基地局へ接続する機能を組み合わせた遠隔接続のサービス。Resalio Lynxで起動した手元のPCから、オフィスなどに置いたリモートPCアレイなどにリモートデスクトップ接続する。 ascentech.co.jp
- 対応する製品
- Resalio Connectは単独では使えず、Resalio Lynxが要る。Lynx 300 (v5.2以降) とLynx 700 (v2.4.2以降) のどちらでも使える。 ascentech.co.jp
- 共同の提供
- アセンテックはclosipに出資し、Resalio Connectを共同で提供している。 ascentech.co.jp
- 韓国での販売
- アセンテックは2026年6月29日、韓国パイオリンクがリモートPCアレイとResalio Connectを組み合わせた遠隔接続の仕組みを韓国で売ると発表した。 ascentech.co.jp
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| サービスの基盤 | 公表されていない | 接続に使う基地局はクラウド上にあり、運用はアセンテックが担う。基地局を置くデータセンターの所在地は公表されていない。 | ascentech.co.jp |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- LTE over IP
- closipが開発した技術で、携帯電話の通信規格 (LTE) と第5世代 (5G) の個体認証と暗号の仕組みを使い、既存のネット回線の上に閉域網を作る。 ascentech.co.jp
- ソフトウエアのSIM
- 接続元と接続先に、対になったソフトウエアのSIM (契約者を識別する情報) を入れ、クラウド上の基地局を経由して1対1で接続する。1対多の接続はできない。 ascentech.co.jp
- 個体の認証
- アセンテックは、複製できる電子証明書と違い、LTEの仕組みで複製されない個体の認証ができると説明する。 ascentech.co.jp
- 端末の安全
- 手元のPCはResalio Lynxで起動し、メモリーの上だけで動くファイルシステムを使うため、ウイルスに感染しても安全だとアセンテックは説明する。データのダウンロードも制御する。 ascentech.co.jp
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 接続先のPC | Windows 10・11 (リモートデスクトップが使える版。Homeとサーバー用のOSは不可)。closip SIM Agentを入れる | ascentech.co.jp |
| 接続元 | Resalio Lynx 300 (v5.2以降) またはLynx 700 (v2.4.2以降) で起動したPC | ascentech.co.jp |
| 接続の形 | ソフトウエアのSIMの対どうしで1対1 | ascentech.co.jp |
| 契約の単位 | 1年単位。初回は10以上、追加は1から (既存の契約の期限に合わせて月割り) | ascentech.co.jp |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 閉域網の技術 | LTE over IP 未上場。アセンテックが出資 |
closip | — | 日本 | 製品ページ (closipが開発したLTE over IP) A |
| 接続先のソフト | closip SIM Agent (Windows版) | closip | — | 日本 | よくある質問のページ (納品物に含まれる) A |
| 接続元の端末ソフト | Resalio Lynx 300・Resalio Lynx 700 | アセンテック | 3565 | 日本 | よくある質問のページ (Resalio Lynxが必要) A |
| USBメモリー (Lynx 300と組み合わせる場合) | Resalio Lynx 300の専用USBメモリー | 公表されていない | — | 公表されていない |
製品ページの料金表 (USBデバイス費用) A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1技術LTE over IPと接続先のソフトを提供する企業: closip
- 2端末と運用Resalio Lynxを開発し、サービスを運用する企業: アセンテック
- 3韓国での販売リモートPCアレイと組み合わせて韓国で売るとした企業: パイオリンク
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1設定Resalio Lynxの設定ツールでUSBメモリーにアセンテック独自の形式のSIMを入れ、接続先のPCにはclosip SIM AgentとSIMを入れる。SIMは納品物に含まれる設備・企業: アセンテック・closip
- 2無効化SIMの無効化と利用状況の確認は、顧客が専用のサイトで自ら行える設備・企業: アセンテック (サイトの運営者は公表されていない)
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| Resalio Lynx 300またはLynx 700とResalio Connect (年額) | 1万230円 (税抜き9,300円) | 2026-11-08 | ascentech.co.jp |
| Resalio Connectの分 (年額) | 4,620円 (税抜き4,200円)。Resalio Lynxが必要で、既存のLynx利用者が足す場合はLynxの契約期間に合わせる | 2026-11-08 | ascentech.co.jp |
| USBメモリーの初期費用 (Lynx 300と組み合わせる場合とConnectだけの場合。Lynx 700と組み合わせる場合はかからない) | 6,490円 (税抜き5,900円) | 2026-11-08 | ascentech.co.jp |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 年額の契約 | Resalio Lynxと同時に買う。初回は10ライセンス単位 | ascentech.co.jp |
| 追加の購入 | 既存のLynx利用者はConnectだけを1ライセンスから追加でき、期間はLynxの契約に合わせて月割りにする | ascentech.co.jp |
| 無料の試用 | 1か月間、評価用の検証機を無償で貸し出す。ウェブの申し込みフォームで受け付ける | ascentech.co.jp |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 運用 | 閉域網、インターネットVPNと比べた表で、運用の担当をアセンテックとする。顧客が設備を導入・運用する必要はない | ascentech.co.jp |
| 定期の保守 | 保守は毎月1回で、日程はclosipの状況ページで事前に告知する | ascentech.co.jp |
| 接続先のソフトの更新 | Windows用のAgentは2023年4月3日にv2.0.2を出した | ascentech.co.jp |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 韓国 | パイオリンクが韓国で売るとした (2026年6月29日発表)。販売の実績は公表されていない | ascentech.co.jp |
| 国内 | 国内では、アセンテックがResalio Lynxと組み合わせて売る | ascentech.co.jp |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 発売から (時点は公表されていない) | 契約数・売上高 | 公表されていない | アセンテックは製品ごとの売上高を公表していない | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| closipへの出資額 | 公表されていない | ascentech.co.jp |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
Resalio Connectは、端末の側をResalio Lynxで固め、通り道をclosipの閉域網で固める組み合わせのサービスだ。会社にVPNの装置を置かずに済み、接続元と接続先を対のSIMで1対1に結ぶ。料金はLynxと合わせて年1万230円 (税込み) で、Lynx単体との差額は年4,620円になる。接続先はリモートPCアレイなどのWindows PCで、アセンテックの自社製品どうしを結ぶ使い方を想定する。2026年6月には、パイオリンクがリモートPCアレイと組み合わせて韓国で売ると発表した。アセンテックとclosipの関係は、この製品の共同提供から生成AIのSapiaBoxへ広がった。契約数と売上高は公表されておらず、規模は分からない。
公表されていないこと
- 契約数と売上高
- 基地局を置くデータセンターの所在地
- 韓国での販売の実績
- closipへの出資額と比率
出所
- Resalio Connect 製品ページ (2026-11-08)
- Resalio Connect よくある質問 (2026-11-08)
- Resalio Connect サポート (2026-11-08)
- 有価証券報告書 (2026年1月期) (2026-04-27)
- パイオリンクとの業務提携と販売代理店契約 (2026-06-29)
- SapiaBox提供開始のお知らせ (2026-04-22)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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