アセンテックとclosipのSapiaBox(オンプレミス生成AIの導入サービス) SapiaBox
アセンテックが出資先のclosipと組み、2026年4月22日に始めたオンプレミス生成AIの導入サービス。closipが大規模言語モデル (LLM) の選定と業務アプリの開発・研修を担い、アセンテックが機器の調達・保守と窓口を受け持つ。機器はエヌビディアのDGX Sparkかその同等品、またはEdge AI Arrayで、料金は公表されていない。
詳細解説
- 提供開始
- アセンテックは2026年4月22日、closipと提携してSapiaBoxの提供を始めたと発表した。 ascentech.co.jp
- 開発元
- SapiaBoxはclosipが開発した。closipは、携帯電話の通信規格 (LTE) の仕組みで閉域網を作る技術「LTE over IP」を持つ。 ascentech.co.jp
- 資本関係
- アセンテックはclosipに出資し、遠隔接続サービスResalio Connectを共同で提供している。出資額と比率は公表されていない。 ascentech.co.jp
- 製品の型
- アセンテックは、SapiaBoxを特定の機器に縛られる製品ではなく、聞き取りからLLMの選定・アプリ開発・導入までを一貫して請け負うサービスと位置づける。 ascentech.co.jp
- 想定する顧客
- 医療機関、行政機関、金融機関、士業の事務所など、機密性の高い情報を扱う組織を挙げる。 ascentech.co.jp
- 位置づけ
- アセンテックは半期報告書で、AI事業の製品を強める取り組みとしてSapiaBoxの提供を挙げた。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 機器の製造 | 公表されていない | SapiaBoxは導入サービスで、アセンテックは機器を調達して納める。小規模向けの機器はエヌビディアのDGX Sparkかその同等品、大規模向けはEdge AI Array。 | ascentech.co.jp |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- LLMの選定
- 顧客の業務の課題に合わせてLLMを選ぶ。 ascentech.co.jp
- 業務アプリ
- 検索拡張生成 (RAG) や文字認識 (OCR) を組み合わせ、顧客の業務に合わせたアプリを作る。汎用の対話ツールを入れるだけの形はとらない。 ascentech.co.jp
- 閉域網での運用
- クラウドにデータを送らない閉域網で完結させる。利用人数が増えても料金が増えない仕組みだとする。 ascentech.co.jp
- 導入の手順
- 聞き取り、アプリ開発と環境構築、ネットワークとセキュリティーの設定、内製化の研修 (希望に応じて)、運用開始の5段階で導入する。 ascentech.co.jp
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 中小規模・試験導入向けの機器 | エヌビディアのDGX Sparkかその同等品 | ascentech.co.jp |
| 大規模・多人数向けの機器 | Edge AI Array (2Uの筐体に最大5基のエヌビディアのGPU) | ascentech.co.jp |
| 希望に応じた研修 | 顧客がAIアプリを自ら開発・改良できるようにする実践形式の研修 | ascentech.co.jp |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小型のAI用計算機 | NVIDIA DGX Spark (と同等品) 同等品のメーカーは公表されていない |
エヌビディア | — | 米国 公表されていない |
会社発表のハードウエアの品ぞろえ A |
| 大規模向けのAI基盤 | Edge AI Array 台湾のアトラストが同じ構成の機種を自社サイトに載せている |
アセンテックの自社製品 製造元は公表されていない |
3565 | 日本 公表されていない |
会社発表のハードウエアの品ぞろえ (「当社オリジナル製品」) A |
| LLM | 顧客ごとに選ぶ | 公表されていない | — | 会社発表 (モデル名の記載なし) A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1聞き取り・アプリ開発・導入設定・研修ソフトウエアの面のサービスを担う企業: closip
- 2機器の調達・保守・窓口ハードウエアの調達と保守、サポートの窓口を担う企業: アセンテック
- 3機器の供給DGX Sparkはエヌビディアの製品企業: エヌビディア
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1聞き取り (要件定義)業務の課題を聞き、Edge AI Arrayを含む機器とLLMを選ぶ設備・企業: closip
- 2アプリ開発・環境構築業務に合わせたAIアプリを作り、オンプレミスの環境を組む設備・企業: closip
- 3導入設定顧客のネットワークに合わせて接続とセキュリティーを設定し、すぐ使える状態で納める設備・企業: closip
- 4研修 (希望に応じて)顧客がアプリを自ら開発・改良できるよう研修する設備・企業: closip
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 全構成 | 公表していない | 2026-11-08 | ascentech.co.jp |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 直販・問い合わせ | アセンテックが窓口となって受け付ける | ascentech.co.jp |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 機器の保守 | アセンテックがハードウエアの保守とサポート窓口を担う。保守の年限と条件は公表されていない | ascentech.co.jp |
| 内製化の支援 | 希望に応じた研修で、導入後も顧客がアプリを改良できるようにする | ascentech.co.jp |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 国内 | 国内の顧客を想定した発表で、海外での提供は公表されていない | ascentech.co.jp |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2027年1月期中間期 (2026年2〜7月) | 導入件数・売上高 | 公表されていない | アセンテックは導入件数と売上高を公表していない | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| closipへの出資額 | 公表されていない | ascentech.co.jp |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
SapiaBoxで、アセンテックはAIの中身を作らず、機器と保守を受け持つ。LLMの選定とアプリ開発はclosipの仕事で、アセンテックの収入は機器の販売代と、継続して入る保守料になる。大規模向けにEdge AI Arrayを据えたことで、自社製品の販路が1つ増えた。小規模向けはエヌビディアのDGX Sparkかその同等品で、ここではアセンテックは他社製品の売り手になる。料金と導入件数は公表されておらず、業績への寄与は開示から読み取れない。アセンテックが2026年8月に提携したレトリバもLLMとRAGの実装を担う会社で、SapiaBoxとの関係は示されていない。研修で顧客自身がアプリを直せるようにする点は、サービスの柱の1つだ。
公表されていないこと
- 料金と契約の形
- 導入件数と顧客名
- closipへの出資額と比率
- レトリバとの提携とSapiaBoxの関係
- 大規模向けに使うEdge AI Arrayの構成と台数
出所
- SapiaBox提供開始のお知らせ (2026-04-22)
- SapiaBox提供開始 (アットプレス配信) (2026-04-22)
- 半期報告書 (2026年2〜7月) (2026-09-14)
- レトリバとの業務提携 (2026-08-20)
- Edge AI Array 製品ページ (2026-11-08)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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