コマツのKomVision(周囲カメラ・人検知の衝突軽減システム) KomVision
コマツが建設機械に載せる安全装置の系列。機械の周囲を映すカメラシステムと、人や物を検知して注意を促し、危険度が高いと旋回停止や減速・停止を自動で行う衝突検知ブレーキがある。13トン級と30トン級ではカメラとレーダーで検知する。PC200i-12では周囲を360度映す。単体の価格は公表されていない。
詳細解説
- 位置づけ
- コマツは安全対応として「KomVision人検知衝突軽減システム」と「衝突検知警報システム」を挙げる。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- PC200i-12への標準装備
- 周囲を360度 (従来機は270度) 映すKomVision機械周囲カメラシステムと、KomVision衝突検知ブレーキシステムを標準で載せた (2024年12月発売)。 komatsu.jp
- 搭載機種の広がり
- コマツは2025年度の実績 (2026年9月のコマツレポート) として、周囲カメラをWA470〜485-11、D175AX-10、HM460-6、PC128US/USi-12、PC138US/USi-12に、衝突検知ブレーキをPC128US/USi-12とPC138US/USi-12に載せたと示した。13トン級の日本での発売は2026年6月。 komatsu.jp
- 遠隔操作での利用
- PC200i-12遠隔システム仕様では、周囲カメラと衝突検知ブレーキを遠隔操作の下でも使える。 komatsu.jp
- 30トン級
- 2026年11月発売のPC300-12・PC300i-12も、周囲の人や物を検知する衝突検知ブレーキを採用した。 komatsu.jp
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 部品の製造 | 公表されていない | カメラ・レーダー・制御装置をどこで造るかは公表されていない。 | komatsu.jp |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- 検知
- 13トン級と30トン級では、機体のカメラとレーダーで周囲の人や物を検知し、ブザーなどでオペレーターと周囲の作業者に注意を促す。 komatsu.jp
- 自動の停止
- 危険度が高いと判断すると、旋回の停止や走行の減速と停止を自動で行う。 komatsu.jp
- 検知の対象
- 人のほかに物を検知するのは、自動車やフォークリフトなどレーダーを反射する物を対象にするモードを選んだときに限る。 komatsu.jp
- 転倒の警報
- 機体の重心を感知し、転倒のおそれがある姿勢になるとブザーなどで知らせる機能を併せて載せる。 komatsu.jp
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 周囲カメラの視野 (PC200i-12) | 360度 (従来機270度) | komatsu.jp |
| 検知の方式 (13トン級・30トン級) | カメラとレーダー | komatsu.jp |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| カメラ | 公表されていない | 公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
コマツの発表はカメラの供給元を示していない A |
| レーダー | 公表されていない | 公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
コマツの発表はレーダーの供給元を示していない A |
| モニター・コントローラー | 公表されていない | コマツ 湘南工場に生産設備 |
6301 | 日本 神奈川県平塚市 |
有価証券報告書が湘南工場をコントローラーとモニターの生産設備と記す。KomVisionへの搭載は明示していない A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1開発コマツが開発し、建設機械に載せる。企業: コマツ
- 2部品の調達カメラとレーダーの調達先は公表されていない。企業: 公表されていない
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1搭載機械の生産時に標準またはオプションで載せる。工程の詳細は公表されていない。設備・企業: コマツ
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| KomVision (単体) | 公表していない。PC200i-12などは標準装備で本体価格に含む | 2026-11-08 | komatsu.jp |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 機械の購入 | 対応機種の購入・レンタルに含む。国内の窓口はコマツカスタマーサポート。 | kcsj.komatsu |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 保守 | 機械の保守の一部として扱う。KomVisionだけの保証や更新は公表されていない。 | komatsu.jp |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 対応機種の販売先 | 対応機種とともに各地域に出る。国別の搭載状況は公表されていない。 | komatsu.jp |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 | 搭載台数 | 公表されていない | 搭載機種の一覧だけを開示 | komatsu.jp |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
KomVisionは自動運転そのものではないが、人と機械が混ざる現場で、機械が周囲の人や物を検知して止まる、自動化の手前の機能にあたる。コマツは製品安全の重要業績評価指標 (KPI) に安全装置の市場導入を掲げ、周囲カメラをホイールローダー・ブルドーザー・ダンプ・油圧ショベルに広げたと示した。PC200i-12では遠隔操作の下でも働き、遠隔施工の安全を補う。アーティキュレートダンプHM460-6には転倒予防システムを載せ、転倒を防ぐ機能も加えた。13トン級と30トン級では検知にカメラとレーダーを使い、物はレーダーを反射するものだけを検知するモードがある。搭載台数と部品の調達先は公表されていない。単体の価格も示されず、多くの機種で本体価格に含まれる。
公表されていないこと
- KomVisionの搭載台数
- カメラ・レーダーの供給元
- 検知の距離と精度
- 単体の価格
出所
- 有価証券報告書 第157期 (2026-06-18)
- 新世代油圧ショベルPC200i-12を新発売 (2024-11-27)
- 13トンクラスの後方超小旋回油圧ショベルを新発売 (2026-06-17)
- PC300-12/PC300i-12を新発売 (2026-10-30)
- PC200i-12遠隔システム仕様と遠隔操作システムの販売を開始 (2026-06-16)
- コマツレポート2026 社会課題解決KPI (2026-09-11)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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