コマツとアプライド・インチュイションの鉱山機械向けSDV・自動化車両基盤 SDV architecture and autonomy platform for mining (with Applied Intuition)
コマツが米アプライド・インチュイションと2025年9月に共同開発を始めた、次世代の鉱山機械の制御を担う基盤。ソフトウエア定義車両 (SDV、ソフトウエアの更新で機能を加えられる車両)の電子・ソフトウエアの構成と、操作の補助から完全自動化までを扱う自動運転の基盤を作る。人工知能 (AI) と機械学習で現場ごとに制御を最適化する。搭載の時期と価格は公表されていない。
詳細解説
- 発表
- 2025年9月10日、アプライド・インチュイション (米国カリフォルニア州) と、次世代の鉱山機械の「SDVアーキテクチャと自動化車両プラットフォーム」の開発で協業を始めたと発表した。 komatsu.jp
- 狙い
- アプライド・インチュイションのAIとシミュレーションの技術に、コマツの自動運転技術を組み合わせ、「思考・学習・進化する鉱山機械」を開発する。 komatsu.jp
- 位置づけ
- コマツは鉱山分野の新たな顧客価値に向けた「重要な成長投資」と位置づける。 komatsu.jp
- 進捗
- コマツは統合報告書 (2026年9月) で共同開発を進めていると記した。量産の車両に載せる時期は公表されていない。 komatsu.jp
- 鉱山の基盤
- 次世代の鉱山機械と、現場の状況をリアルタイムで把握して採掘計画や鉱山設計に反映する「鉱山プラットフォーム」をつなぐ構想を示す。 komatsu.jp
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 開発拠点 | 公表されていない | 共同開発の拠点と体制は公表されていない。 | komatsu.jp |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- SDVアーキテクチャ
- 車両の機能をソフトウエアで決める新しい設計を採り、それに合わせたサイバーセキュリティとデータ管理の技術を載せる。機械を使い続ける間、必要なときに機能を更新する。 komatsu.jp
- 拡張できる自動化
- 基盤を載せた機種どうしでシステムを連携させる。自動化の水準はオペレーターの操作補助から完全な自動化まで対応する。 komatsu.jp
- AIと機械学習
- 鉱山の特性や状況の変化を学習し続け、現場ごとに最適な制御や機能の改善を行う。 komatsu.jp
- 更新と停止時間
- ソフトウエアを柔軟に更新できるようにし、機械を止める時間を抑えながら性能を上げる基盤を目指す。 komatsu.jp
- センサー
- 自律走行の鉱山機械の今後の製品には、オウスターの3次元LiDAR (レーザー光で距離を測るセンサー) を載せる契約を2025年5月に結んだ。新しい基盤との関係と搭載の時期は公表されていない。 komatsu.com
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 対象 | 次世代の鉱山機械 (対象の機種は公表されていない) | komatsu.jp |
| 自動化の範囲 | 操作の補助から完全な自動化まで | komatsu.jp |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 自動化ソフトウエア・シミュレーション | 公表されていない 未上場 |
アプライド・インチュイション | — | 米国 公表されていない |
コマツの発表が、アプライド・インチュイションのAI・シミュレーション技術を組み合わせると明記する A |
| 自動運転技術・車両 | 公表されていない | コマツ | 6301 | 日本 公表されていない |
コマツの発表が、コマツの自動運転技術を組み合わせると明記する A |
| 車載の演算装置 | 公表されていない | 公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
コマツの発表は演算装置の供給元を示していない A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1共同開発コマツの自動運転技術とアプライド・インチュイションのAI・シミュレーション技術を合わせる。企業: コマツ・アプライド・インチュイション
- 2車両基盤を載せる車両をどの工場で造るかは公表されていない。企業: コマツ
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1開発開発段階で、生産ラインの計画は公表されていない。設備・企業: コマツ・アプライド・インチュイション
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 基盤を載せた鉱山機械 | 公表していない | 2026-11-08 | komatsu.jp |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 未発売 | 販売の開始時期と方法は公表されていない。 | komatsu.jp |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| ソフトウエアの更新 | 機械を使い続ける間、必要なときに機能を更新できることを狙う。更新の提供形態と料金は公表されていない。 | komatsu.jp |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 世界の鉱山 | 提供する国は公表されていない。輸出管理の対象かどうかも公表されていない。 | komatsu.jp |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 共同開発の投資額 | 公表されていない | komatsu.jp |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
コマツは自前で積み上げたAHSの自動運転に、外部のAIとシミュレーションの技術を足す道を選んだ。両社は、共同開発する基盤の機能をSDV、拡張できる自動化、AIと機械学習の3つに分けた。中心は、出荷後もソフトウエアで機能を加えられる車両の構成だ。コマツは統合報告書で、鉱山機械が現場の特性を学び続け、制御を自ら改める姿を目標に掲げた。2026年4月の発表では、SDVの開発でAHSダンプの自動化を進め、無人散水車など自律型と遠隔操作の車両を増やす方針も示した。対象機種、搭載の時期、投資額はいずれも公表されていない。自律走行の今後の製品にはオウスターの3次元LiDARを載せる契約もあるが、新しい基盤との関係は公表されていない。既存のAHSの車両と新しい基盤との互換性も、まだ示されていない。
公表されていないこと
- 基盤を載せる最初の機種と時期
- 共同開発の投資額と費用の分担
- 既存のAHS車両との関係
- オウスターのLiDARとの組み合わせ
出所
- Applied Intuition社との協業を開始 (2025-09-10)
- コマツレポート2026 特集1 (2026-09-11)
- 超大型自動運転ダンプトラック累計導入台数1,000台を達成 (2026-04-22)
- Ouster to supply lidar sensors (2025-05-13)
- 有価証券報告書 第157期 (2026-06-18)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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