オムロンの現場データ活用サービスi-BELT(i-BELT Hub) i-BELT
オムロンの制御機器事業が工場向けに売る、現場データを生かすための導入支援サービス。生産設備のデータとITシステムをデータ基盤「i-BELT Hub」でつなぎ、予兆保全や不良の削減、省エネに使う。料金は個別に見積もる。欧州・北米・アジア太平洋でも展開する。
詳細解説
- 位置づけ
- オムロンは、現場データを使い、ライン・工場の単位で予兆保全や不良品を出さない生産、省エネルギーを実現してきたサービスと説明する (2026年3月期の有価証券報告書)。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- i-BELT Hub
- ITとOT (工場の制御技術) をつなぐ基盤。既存のシステムを置き換えず、工程間・部門間のデータの時刻をそろえてつなぐ。 fa.omron.co.jp
- 導入の段取り
- アセスメント、要件定義、実装と定着、継続と拡張の4段階で進める。 fa.omron.co.jp
- 提携
- オムロンは2025年4月8日、米ITサービス大手のコグニザントと、製造業向けにITとOTを統合する分野で戦略提携した。 omron.com
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 生産設備は持たない | 公表されていない | サービスのため専用の工場はない。オムロン ヘルスケアの松阪事業所など自社工場での改善の知見を使う。 | fa.omron.co.jp |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- エッジとクラウド
- i-BELT Hubはクラウドにも工場側の計算機 (エッジ) にも置ける。エッジでデータを即時に処理し、必要なデータだけをクラウドへ送る。 fa.omron.co.jp
- 時刻のそろったデータ
- センサー、PLC (機械の動きを制御する装置)、ロボットなどオムロンの機器から、装置間で時刻を合わせたデータを集める。 fa.omron.co.jp
- 他社の機器との連携
- PLCや他社の工場自動化 (FA) の機器、製造実行システム (MES)、基幹システムとつなぐ。 fa.omron.co.jp
- コグニザントとの組み合わせ
- オムロンの機器で集めた現場データを、コグニザントの設備の稼働を分析するアプリ基盤「APEx」で分析する構想を示した。 omron.com
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 提供地域 | 日本のほか欧州・北米・アジア太平洋 | fa.omron.co.jp |
| 配置 | クラウドにも工場側の計算機 (エッジ) にも置ける | fa.omron.co.jp |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1提供オムロンの制御機器事業が顧客と課題を決め、実装まで担う。企業: オムロン
- 2提携先提携企業やシステム構築の会社と組み、複数のITシステムをデータでつなぐ。2026年7月の展示会はSAPジャパンと共同で出展した。企業: SAPジャパン・コグニザント
- 3利用者導入例にYKK AP、島津製作所の中国・蘇州の生産拠点、オムロン ヘルスケアの松阪事業所がある。企業: YKK AP・島津製作所 (蘇州の生産拠点)
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1導入投資の優先度と目標を重要業績評価指標 (KPI) で決め、データ活用の筋書きとシステムを設計し、実装して改善を定着させる。設備・企業: オムロン
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| i-BELT | 公表していない。課題の規模に応じて見積もる | 2026-11-07 | fa.omron.co.jp |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 問い合わせ | オムロン制御機器のサイトの問い合わせと資料請求の窓口から相談する。 | fa.omron.co.jp |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 保守 | 導入後の保守サービスを用意する。内容は問い合わせに応じて示す。 | fa.omron.co.jp |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 欧州・北米・アジア太平洋 | 海外の拠点への導入にも対応する。 | fa.omron.co.jp |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 | 売上高に占めるデータサービスの比率 (会社全体) | 9 | % | i-BELT単体の売上高は公表されていない | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 導入例の成果 (島津製作所の蘇州の生産拠点) | リードタイムを最大5日短縮、生産性12.5%向上 (導入事例) | fa.omron.co.jp | |
| 導入例の成果 (YKK AP) | 1人が受け持つ設備を4台から6台に増やした (導入事例) | fa.omron.co.jp |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
i-BELTは、制御機器の販売の後に現場データで収益を得る事業の入り口になる。オムロンは自社の機器で装置間の時刻をそろえたデータを集められる点を、特長に挙げる。経営側のITシステムとの統合は、コグニザントやSAPジャパンと組んで進める。i-BELT Hubは既存のシステムを置き換えず、工程と部門のデータをつなぐ役に絞った。導入例の成果は生産性12.5%向上や受け持ち台数の増加で、いずれも顧客ごとの値だ。海外では欧州・北米・アジア太平洋で展開し、島津製作所の蘇州の生産拠点のような中国の工場にも導入例がある。オムロンは2028年3月期にデータサービス売上高1,000億円超を掲げる。料金は課題の規模に応じた見積もりで、導入件数も公表されていない。
公表されていないこと
- i-BELTの導入件数と売上高
- 料金の体系
- i-BELT Hubの提供開始日
出所
- 現場データ活用サービス i-BELT (オムロン制御機器) (2026-11-07)
- オムロンとコグニザントの戦略的パートナーシップ (2025-04-09)
- オムロン 有価証券報告書 2026年3月期 (2026-06-22)
出所との照合日: 2026年11月7日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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