トヨタ bZ4X Toyota bZ4X
トヨタ初のBEV専用車で、SUBARUと共同開発した中型SUV。2025年10月9日の一部改良で電池を57.72kWhと74.69kWhの2種類にし、Z (FWD) のWLTC航続は746kmになった。価格は480万〜600万円で、元町工場と高岡工場で生産する。
概要
- 発売日 (改良型)
- 2025年10月9日 (一部改良・同日発売) global.toyota
- 発売日 (初代)
- 2022年5月12日。初年度5,000台の生産・販売を予定し、個人はKINTO、法人はリースの販売方式だった global.toyota
- 詳細公表
- 2021年10月29日に詳細を公表。電池71.4kWh (355V)、eAxleとESUをトヨタとして初採用 global.toyota
- 生産工場
- トヨタ自動車 元町工場 (愛知県豊田市元町1番地) と高岡工場 (愛知県豊田市)。2026年8月4日時点の生産拠点一覧 global.toyota
- 生産工場 (2022年発売時)
- 元町工場。購入電力は再生可能エネルギー由来100%とトヨタは説明している global.toyota
- 車両区分
- 電気自動車 (BEV)・5人乗りSUV。全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,650mm、ホイールベース2,850mm。型式 ZAA-XEAM11 (FWD) / ZAA-XEAM15 (4WD) toyota.jp
- プラットフォーム
- e-TNGAの考え方に基づくBEV専用プラットフォーム。SUBARUと共同開発し、トヨタとして初採用 global.toyota
- 改良の内容 (2025年10月)
- 電池のセル数を96個から104個 (74.7kWh仕様) に増やし、eAxleのエネルギー損失を約40%削減。4WDのシステム最大出力は160kWから252kWへ。0-100km/h加速は6.9秒から5.1秒。バッテリープレコンディショニングを搭載 global.toyota
- 月販目標
- 1,700台/月 (改良型) global.toyota
- 価格の考え方
- 補助金反映後の価格を同等車格のHEV (ハリアー、現行RAV4など) と同程度にするとトヨタは説明している global.toyota
- 派生車
- bZ4X Touring を2026年2月25日に発売。Z (FWD) 575万円、Z (4WD) 640万円。生産はSUBARU 矢島工場、月販基準台数920台 global.toyota
価格と補助金
| グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| G (FWD) 57.72kWh | 4,800,000 | 2025-10 | toyota.jp |
| Z (FWD) 74.69kWh | 5,500,000 | 2025-10 | toyota.jp |
| Z (4WD) 74.69kWh | 6,000,000 | 2025-10 | toyota.jp |
| bZ4X Touring Z (FWD) ※派生車 | 5,750,000 | 2026-02 | global.toyota |
| bZ4X Touring Z (4WD) ※派生車 | 6,400,000 | 2026-02 | global.toyota |
| (参考) 初代 Z (FWD) | 6,000,000 | 2022-05 | global.toyota |
| (参考) 初代 Z (4WD) | 6,500,000 | 2022-05 | global.toyota |
| 項目 | 額 (円) | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| CEV補助金 (令和7年度補正・登録日 2026年4月1日〜2026年12月31日) | 1,300,000 | G (FWD)・Z (FWD)・Z (4WD)・Touring Z とも130万円。保有義務4年。列は見出し行「登録日:R8.4.1〜R8.12.31/登録日:R9.1.1以降/自家用車両/貸自動車業用車両」で確認 | cev-pc.or.jp |
| CEV補助金 (令和7年度補正・登録日 2027年1月1日以降) | 780,000 | 経済産業省が2026年10月21日に補助額の見直しを発表し、別表1の2027年1月1日以降の列が130万円から78万円に変わった。全グレード同額 | cev-pc.or.jp |
| CEV補助金 (令和7年度補正・登録日 2026年1月1日〜3月31日) | 1,300,000 | 全グレード130万円 | cev-pc.or.jp |
| CEV補助金 (登録日 2025年9月25日〜12月31日) | 900,000 | 全グレード90万円。令和6年度補正の別表1 (https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R6ho/R6ho_meigaragotojougen_2.pdf) と令和7年度補正の別表1 (登録日2025年12月16〜31日) の両方に載る。トヨタの資料も「2025年12月以前は90万円、2026年1月1日以降登録車は130万円」としている | cev-pc.or.jp |
| エコカー減税・グリーン化特例 (2026年1月時点) | 48,500 | エコカー減税 約3万円+グリーン化特例 約1.85万円。トヨタの資料の優遇額合計 約94.85万円はCEV補助金90万円を含めた値 | global.toyota |
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 電池容量 (総電力量) | Z: 74.69kWh (3.76V・191Ah・104個・総電圧391.0V)、G: 57.72kWh (3.7V・200Ah・78個・総電圧288.6V)。種類はリチウムイオン電池 | toyota.jp |
| WLTC航続 (国土交通省審査値) | Z (FWD) 746km、Z (4WD) 687km、G (FWD) 544km。20インチタイヤ装着時はZ (FWD) 673km、Z (4WD) 622km | toyota.jp |
| 電費 (交流電力量消費率・WLTC) | Z (FWD) 113Wh/km、Z (4WD) 121Wh/km、G 111Wh/km。20インチ時はZ (FWD) 125、Z (4WD) 135Wh/km | toyota.jp |
| モーター出力 | フロント 2XM 交流同期電動機: Z 167kW (227PS)・268N·m、G 124kW (169PS)・268N·m。リヤ 3XM (4WDのみ): 88kW (120PS)・169N·m。4WDのシステム最大出力252kW (トヨタの資料) | toyota.jp |
| 急速充電 | 150kW (350A) の急速充電器で約10%から約80%まで約28分 (常温)。CHAdeMO | toyota.jp |
| 急速充電 (低温時) | バッテリープレコンディショニングにより外気温−10℃でも150kWで約28分 (トヨタの資料。カーウオッチも同じ値を報じた) | global.toyota |
| V2H | V2H (外部給電) に対応 (主要装備一覧表) | toyota.jp |
| 普通充電 | 200V・6kWのトヨタ6kW充電器でZは約13時間、Gは約10時間 | toyota.jp |
| 車両重量 | Z (FWD) 1,880kg、Z (4WD) 1,990kg、G 1,830kg | toyota.jp |
| トランスミッション・減速比 | eAxle、減速比13.817 (4WDリヤは13.754) | toyota.jp |
| ブレーキ | 前後ベンチレーテッドディスク、油圧・回生ブレーキ協調式。諸元表は「回生ブレーキ調整機能付」と記載 | toyota.jp |
| 回生ブレーキの段数 | パドルスイッチで回生の減速度を4段階に切り替える (トヨタの資料) | global.toyota |
| タイヤ | 235/60R18 (標準)、235/50R20 (メーカーオプション 88,000円) | toyota.jp |
| 0-100km/h加速 (4WD) | 5.1秒 (改良前6.9秒) | global.toyota |
🏭 部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは自動車メーカーか部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 駆動用電池セル | BEV用角形リチウムイオン電池 (新機種)。Z: 3.76V・191Ah×104個、G: 3.7V・200Ah×78個 PPESは2025年10月9日、姫路工場の新ラインで新機種の量産を始めたと発表した。搭載先は改良新型bZ4X、レクサスRZ改良新型、ソルテラ改良新型だとレスポンスが報じた。量産開始は2025年1月。セルサイズは従来機種と同等のまま容量を増やしたと説明している。GとZの両方の電池がPPES製かは公表されていない。初代の電池供給元については一次資料を確認できていない。PPESはトヨタ51%・パナソニック49%の合弁 |
プライムプラネットエナジー&ソリューションズ PPES |
— | 日本 姫路工場 (兵庫県姫路市) 新ライン |
部品メーカーの発表 (報道経由) B |
| 電動アクスル (eAxle) | フロント167kW・リヤ88kWのeAxle。フロント443×492×420mm、リヤ470×426×318mm 2025年10月10日にブルーイーネクサス・アイシン・デンソーの3社が共同開発品の搭載を発表。アイシンの発表はフロント167kW・リヤ88kWと記載 (https://www.aisin.com/jp/news/2025/010396.html)。eAxle全体で約40%の損失低減はトヨタの資料とカーウオッチの報道 (https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2054262.html)。日経クロステックは第2世代eAxleと表現している。ブルーイーネクサスはアイシン45%・デンソー45%・トヨタ10%の出資 |
ブルーイーネクサス | — | 日本 公表されていない (本社は愛知県安城市) |
部品メーカーの「採用」発表 A |
| 駆動用モーター・トランスアクスル | 交流同期電動機 2XM (フロント)・3XM (リヤ)。ギヤ歯面の超仕上げとケーシング内部形状の最適化で損失低減 トランスアクスルとモーターをアイシンが担当とカーウオッチが報じた。2022年の初代でもモーターはアイシン担当と説明会で示された (https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1402659.html) |
アイシン | 7259 | 日本 公表されていない |
報道 (部品メーカー発表の解説) B |
| インバーター (eAxle内蔵)・SiCパワー半導体 | SiCパワー半導体を使う平置き両面冷却構造の新型インバーター。第3世代SiCパワー半導体 (独自の3次元構造) を搭載し、Si IGBT比で損失約70%減。出力密度85kW/L (従来50kW/L)、コアモジュール約30%小型化 デンソーの2025年10月10日発表。カーウオッチ (https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2054196.html) も報じた。ブルーイーネクサスとアイシンの発表もSiC・両面冷却の新型インバーターと記載。第3世代SiCパワー半導体は2026年5月の人とくるまのテクノロジー展で展示したとMONOistが報じた (https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2605/28/news072.html)。日経クロステックはSiCで損失を約7割低減、インバーター出力密度85kW/Lと報じた (https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nmc/18/00011/00330/)。SiCウエハーの供給元は公表されていない |
デンソー | 6902 | 日本 公表されていない |
部品メーカーの「採用」発表 A |
| 電池セル監視回路 | 28chセル電圧監視IC搭載の監視回路 (従来25ch)。監視回路の搭載数を20%削減 デンソーの2025年10月10日発表。カーウオッチ (https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2054196.html) も報じた |
デンソー | 6902 | 日本 公表されていない |
部品メーカーの「採用」発表 A |
| 電流センサー (BMS用) | シャント抵抗方式の電流センサー (従来は磁気式)。検出誤差は従来比で半減 デンソーの2025年10月10日発表。カーウオッチ (https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2054196.html) も報じた |
デンソー | 6902 | 日本 公表されていない |
部品メーカーの「採用」発表 A |
| 車載電源ユニット (ESU: 車載充電器・DC-DCコンバーター・電力分配・給電) | Electricity Supply Unit。普通/急速充電・外部給電・DC-DC電圧変換・電力分配を一体化。急速充電用DCリレーとPDUを内蔵。7〜22kWの6種類、単相と三相に1回路で対応、NACS対応品あり。単位出力当たりの容積は単相11kW仕様に比べ26%小さい 2025年10月10日発表。カーウオッチによるとAC給電は室内約1.5kW級・外部約7.2kW級、DC充電415A、補機充電210A (https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2054251.html)。2022年型は充電器とDC-DC一体ユニットを豊田自動織機が供給し、ESU全体はデンソーが手掛けた (https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/12623/) |
豊田自動織機 | 6201 | 日本 公表されていない (2022年型の充電ユニットは安城工場で月6,000台と日経クロステックが報じた) |
部品メーカーの「採用」発表 A |
| ADASセンサー (ミリ波レーダー+単眼カメラ) (2022年型で採用報道、現行型での継続は未公表) | 第3世代センサー Global Safety Package 3。カメラの水平視野角約2倍・画素数約5倍、レーダーの水平検知角約2倍 2022年4月に日経クロステックが報じた。改良型のToyota Safety Senseもミリ波レーダー+単眼カメラ方式だが、改良型での供給元は公表されていない |
デンソー | 6902 | 日本 公表されていない |
報道 B |
| 電池保護部材 (ロッカーEA材) (2022年型で採用発表、現行型での継続は未公表) | ロッカーEA材 (アルミニウム合金・はしご状断面)。電池ケース左右に取り付け側突エネルギーを吸収 2022年4月13日のアイシン発表を日経クロステックが報じた。改良型での継続は公表されていない |
アイシン | 7259 | 日本 公表されていない |
部品メーカーの発表 (報道経由) B |
| タイヤ (18インチ標準) (2022年型で採用発表、現行型での継続は未公表) | ADVAN V61 235/60R18 103H 2022年5月13日に新車装着用の納入開始を発表。改良型の標準タイヤも235/60R18だが、改良型向けの納入発表は確認できていない |
横浜ゴム | 5101 | 日本 公表されていない |
部品メーカーの「採用」発表 A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から車両の組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
-
1
正極材・負極材・電解液・セパレーター
公表されていない企業: 公表されていない
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2
電池セル
BEV用角形リチウムイオン電池の新機種。姫路工場の新ラインで2025年1月に量産開始 (レスポンスの報道)企業: プライムプラネットエナジー&ソリューションズ (姫路工場・兵庫県姫路市)
-
3
電池セル (生産能力)
新棟 (2023年着工・2025年9月完成) で極板を増産し、PPESが2025年10月31日に新棟の増築を発表。一連の増強後の工場全体の年間生産規模は30GWh (ロジスティクストゥデイの報道)企業: プライムプラネットエナジー&ソリューションズ
-
4
SiCパワー半導体・インバーター
第3世代SiCモジュールと平置き両面冷却インバーター企業: デンソー
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5
モーター・トランスアクスル
交流同期電動機とトランスアクスル企業: アイシン
-
6
電動アクスル (ユニット)
モーター・トランスアクスル・インバーターを一体化したeAxleを3社で共同開発企業: ブルーイーネクサス (愛知県安城市)
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7
車載電源ユニット (ESU)
充電・給電・電圧変換・電力分配を一体化したユニット企業: 豊田自動織機
-
8
電池パック (組立)
公表されていない企業: 公表されていない
-
9
車両組み立て
元町工場 (愛知県豊田市元町1番地) と高岡工場 (愛知県豊田市)。2026年8月4日時点企業: トヨタ自動車
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10
車両組み立て (派生車 bZ4X Touring)
SUBARU 矢島工場で生産企業: SUBARU
-
11
販売
全国のトヨタ販売店。初代はKINTO (個人) とリース (法人) のみだった。店舗数は本調査では確認していない企業: トヨタ自動車・トヨタ販売店・KINTO
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12
充電サービス
トヨタ/レクサス店の150kW級急速充電器を使う「TEEMO」(基本料金0円)。改良型の購入者は1年間充電料金無料 (月2回・1回30分まで)企業: トヨタ自動車
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年10月 | 新規登録台数 (乗用車ブランド通称名別順位・40位) | 1,106 | 台 | 前年対比1301.2%。自販連の順位表は登録車の上位50通称名のみ | jada.or.jp |
| 2025年11月 | 新規登録台数 (30位) | 1,580 | 台 | 前年対比3038.5% | jada.or.jp |
| 2025年12月 | 新規登録台数 (40位) | 762 | 台 | 前年対比4233.3% | jada.or.jp |
| 2026年1月 | 新規登録台数 (28位) | 1,651 | 台 | 前年対比6604.0% | jada.or.jp |
| 2026年2月 | 新規登録台数 (30位) | 2,070 | 台 | 前年対比9000.0% | jada.or.jp |
| 2026年3月 | 新規登録台数 (26位) | 3,377 | 台 | 前年対比9127.0%。通称名「bZ4X」には2026年2月25日発売のbZ4X Touringを含むとみられる。日本経済新聞が報じた3月の内訳 (bZ4X 2,820台、Touring 560台、計3,380台) は自販連の3,377台とほぼ一致する (https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD216I90R20C26A4000000/) | jada.or.jp |
| 2026年4月 | 新規登録台数 (32位) | 1,867 | 台 | 前年対比3660.8% | jada.or.jp |
| 2026年5月 | 新規登録台数 (25位) | 2,036 | 台 | 前年対比4627.3% | jada.or.jp |
| 2026年6月 | 新規登録台数 (26位) | 2,776 | 台 | 前年対比は表に記載なし | jada.or.jp |
| 2026年7月 | 新規登録台数 (25位) | 2,766 | 台 | 前年対比は表に記載なし | jada.or.jp |
| 2026年8月 | 新規登録台数 (30位) | 1,772 | 台 | 前年対比は表に記載なし | jada.or.jp |
| 2026年9月 | 新規登録台数 (25位) | 3,231 | 台 | 前年対比8284.6% | jada.or.jp |
| 2025年度 (2025年4月〜2026年3月) | 新規登録台数 (42位) | 10,710 | 台 | 前年対比1453.2% | jada.or.jp |
| 2026年1〜6月 | 新規登録台数 (27位) | 13,777 | 台 | 前年対比6958.1% | jada.or.jp |
| 2026年4〜9月 | 新規登録台数 (27位) | 14,448 | 台 | 前年対比8809.8% | jada.or.jp |
| 2025年10月9日〜2026年1月末 | 累計受注台数 | 14,000 | 台 (超) | トヨタの資料。受注1万台突破は2025年12月20日。2025年10月〜2026年1月は日本国内登録車 (BEV) で4か月連続No.1と記載 | global.toyota |
| 2025年10月〜2026年3月 | bZ4Xシリーズ販売台数 (報道) | 10,500 | 台 (約) | 日本経済新聞 (2026年4月21日)。2025年度下期の国内EV販売首位と報じた。自販連の月次合計は10,546台 | nikkei.com |
| 2025年1〜12月 | トヨタ (レクサス含む) 国内BEV販売台数 (全車種) | 4,227 | 台 | 国内販売1,501,263台のうちBEV。トヨタのBEV FAQ (2026年3月18日更新) | global.toyota |
| 2025年1〜12月 | トヨタ (レクサス含む) 世界BEV販売台数 (全車種) | 199,137 | 台 | 世界販売10,536,807台の約1.9% | global.toyota |
| 2026年3月期 (2025年4月〜2026年3月) | トヨタ・レクサスの小売販売台数のうちBEV (全車種) | 243,000 | 台 | 前期145千台から168.4%。2027年3月期見通しは598千台。決算説明会資料 (2026年5月8日) | global.toyota |
月間の新車販売台数 (直近9か月)
| 年月 | 台数 | 前年同月比 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 2026-09 | 3,231 | 8284.6% | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-08 | 1,772 | — | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-07 | 2,766 | — | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-06 | 2,776 | — | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-05 | 2,036 | 4627.3% | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-04 | 1,867 | 3660.8% | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-03 | 3,377 | 9127.0% | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-02 | 2,070 | 9000.0% | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
| 2026-01 | 1,651 | 6604.0% | 自販連 乗用車ブランド通称名… |
💴 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 車両本体価格 (改良型) | 480万〜600万円 (税込、2025年10月時点) | toyota.jp | |
| 改良による値下げ | Z (FWD) は600万円から550万円へ、Z (4WD) は650万円から600万円へ (初代の2022年5月価格との比較) | global.toyota | |
| CEV補助金 | 2026年1月1日〜12月31日の登録は130万円、2027年1月1日以降は78万円 (2026年10月21日の見直し後の別表1)。2025年9月25日〜12月31日の登録は90万円 (令和6年度補正・令和7年度補正の両方の別表1) | 90万円の期間は令和6年度補正の別表1 (https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R6ho/R6ho_meigaragotojougen_2.pdf) と令和7年度補正の別表1 (https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen.pdf) で確認。2026年1月1日〜3月31日の130万円は別表1の第2版で確認 (R7ho_meigaragotojougen_2.pdf) | cev-pc.or.jp |
| 補助金後の実質価格 (計算) | 2026年12月31日までの登録: G 350万円、Z (FWD) 420万円、Z (4WD) 470万円。2027年1月1日以降の登録: G 402万円、Z (FWD) 472万円、Z (4WD) 522万円 (CEV補助金を引いた編集部の計算。自治体補助は含まない) | cev-pc.or.jp | |
| 駆動用電池の保証 | 10年または20万kmまで無償修理。新車時に比べ充電量が70%以下になった場合は無償交換 | toyota.jp | |
| KINTO月額 | 64,570円〜 (税込、7年契約・初期費用0円・G BEV 2WD 標準装備の場合) | toyota.jp | |
| 充電サービス | TEEMOは基本料金0円。改良型の購入者は充電料金1年間無料 (月2回・1回30分まで) | toyota.jp | |
| メーカーオプション | 20インチタイヤ&ホイール 88,000円、ソーラー充電システム 341,000円、ルーフレール 33,000円 (税込) | toyota.jp | |
| リサイクル料金 | 16,690円 (2025年10月時点) | toyota.jp | |
| 電池への投資 (トヨタ) | 日米で最大7,300億円 (2022年8月31日発表)。日本分は約4,000億円でPPES姫路工場とトヨタの工場・所有地が対象。日米合計で最大40GWhを増強し2024〜2026年に生産開始 | global.toyota | |
| 部品の価格・原価 | 絶対額は公表されていない。2022年型の充電ユニットについて豊田自動織機は個別ユニット比で約30%のコスト低減と説明したと日経クロステックが報じた | xtech.nikkei.com |
解析 — 部品と供給網の特徴
bZ4Xの改良型は、電池・駆動・電源の主要ユニットをすべてトヨタグループの会社から調達している。電池セルはトヨタとパナソニックの合弁PPESが姫路工場の新ラインで量産を始めた新機種である。eAxleはアイシン・デンソー・トヨタが出資するブルーイーネクサスが供給する。インバーターとSiC半導体はデンソー、充電・電力分配を一体化したESUは豊田自動織機が供給する。採用発表はいずれも製造拠点を明かしていない。初代の電池供給元については一次資料を確認できていない。
改良の中身は「電池を増やす」より「損失を減らす」ことに重心がある。セル数は96個から104個へ8%増にとどまるのに対し、WLTC航続は559kmから746kmへ33%伸びた (編集部の計算)。電費は128Wh/kmから113Wh/kmへ12%改善し、トヨタはeAxleの損失約40%減を理由に挙げている。デンソーはインバーターの出力密度を50kW/Lから85kW/Lへ高め、電力損失をSi製比で約70%減らしたとしている。日経クロステックはSiC採用で電費が1割改善したと報じた。容量と電費の改善だけでは航続の伸びを説明しきれず、残りの要因は公表されていない。
価格は電池が大きくなったのに下がった。Z (FWD) は600万円から550万円、Z (4WD) は650万円から600万円で、57.72kWhのGを480万円で加えた。トヨタはCEV補助金130万円を引いた実質価格をハリアーやRAV4のHEVと同程度にする方針を明示しており、G (FWD) は350万円になる。2026年10月21日の見直しで2027年1月1日以降の登録は補助金が78万円に減り、G (FWD) の実質価格は402万円になる (編集部の計算)。部品の原価は公表されていないため価格構成は追えない。豊田自動織機は2022年型の一体型ユニットで、個別ユニット比約30%のコスト低減を示した。2025年型のESUでは出力7〜22kWの6種類を同時に展開する量産効果でコストを下げると説明している。
販売は改良後に急増した。自販連の登録台数は2025年10月1,106台、11月1,580台、2026年3月には3,377台だった。トヨタの国内BEV販売は2025年暦年で4,227台 (レクサス含む・全車種) で、このうち改良型bZ4Xの10〜12月の登録が3,448台を占める。2026年4〜9月の半年だけで14,448台と、2025年度1年分の10,710台を上回った。これは2025年暦年の国内BEV販売の3.4倍に当たる (編集部の計算)。一方、受注は2026年1月末で14,000台超に対し、同時点までの登録は約5,100台で、納車待ちが積み上がっていた。2026年2月からはSUBARUの矢島工場で作るbZ4X Touringが加わり、生産を2社3工場 (元町・高岡・矢島) に分けている。
残る不明点は電池パックの組立場所と、GとZで電池セルの仕様 (3.7V・200Ahと3.76V・191Ah) が違う理由である。各セルの製造元、回生ブレーキ・電動パワーステアリング・ワイヤーハーネスの供給元も分からない。分解調査の報道は見つからなかったため、採用発表のない部品は供給元を「公表されていない」としている。
公表されていないこと
- 駆動用電池パックの組立場所と組立会社 (公表されていない)
- GとZで電池セルの仕様が異なる理由 (G: 3.7V・200Ah×78個、Z: 3.76V・191Ah×104個)。それぞれのセルの製造元 (PPESの発表は改良新型bZ4Xへの搭載としか述べていない)
- 正極材・負極材・電解液・セパレーターの供給元
- SiCウエハーの供給元。2023年のレクサスRZ向けインバーターではレゾナックのエピタキシャルウエハーと日経クロステックが報じたが、2025年型bZ4Xについては公表されていない
- eAxle・インバーター・ESUの製造拠点 (採用発表に記載なし)
- 回生協調ブレーキの加圧ユニットの供給元
- 電動パワーステアリングの供給元
- ワイヤーハーネスの供給元
- ヒートポンプ・輻射ヒーター・ADASセンサーを改良型に供給する会社 (採用発表は2022年型のみ)
- 改良型の主要装備一覧表には輻射ヒーターの記載がある。ヒートポンプ式かどうかは改良型では公表されていない。デンソーは2022年4月13日に初代向けのヒートポンプ空調・輻射ヒーター・電池監視ECU・BEV ECUの採用を発表した
- 車体材料 (高張力鋼板・アルミ) の供給元
- 改良型bZ4Xの輸出台数 (トヨタの月次実績は車種別の輸出を開示していない)
- トヨタのBEV関連の売上高・セグメント数字 (有価証券報告書・決算説明資料はBEV台数のみで金額は開示していない)
- 改良型の分解調査の報道 (日経クロステック、米マンロー・アンド・アソシエイツとも見つからなかった)
- トヨタ販売店の店舗数 (本調査では確認していない)
出所
- トヨタ自動車 ニュースリリース「bZ4Xを一部改良」 (2025-10-09)
- トヨタ bZ4X 主要諸元表・主要装備一覧表 (2026年1月版) (2026-10-20)
- トヨタ bZ4X グレード別主な標準装備比較表 (価格、2025年11月版) (2026-10-20)
- トヨタ 新型bZ4X 日本国内登録車No.1 資料 (2026年1月末時点) (2026-10-20)
- トヨタ 電気自動車 (BEV) に関するよくある質問 (台数データ) (2026-03-18)
- トヨタ 2026年3月期決算説明会資料 (2026-05-08)
- トヨタ ニュースリリース「新型BEV、bZ4Xを5月12日に発売」 (2022-05-12)
- トヨタ ニュースリリース「新型BEV、bZ4Xの詳細を公表」 (2021-10-29)
- トヨタ 国内生産拠点一覧 (2026年8月4日時点) (2026-08-04)
- トヨタ ニュースリリース「新型車 bZ4X Touring を発売」 (2026-02-25)
- toyota.jp 新型bZ4X 紹介ページ (保証・TEEMO・補助金) (2026-10-20)
- toyota.jp bZ4X 商品ページ (急速充電) (2026-10-20)
- toyota.jp bZ4X グレード・価格ページ (KINTO月額) (2026-10-20)
- KINTO bZ4X 主要装備&オプション一覧 (2025-10-09)
- 次世代自動車振興センター 令和6年度補正CEV補助金 別表1 (登録日 2025年9月25日〜12月31日) (2026-10-20)
- 次世代自動車振興センター 令和7年度補正CEV補助金 別表1 (登録日 2025年12月16〜31日) (2026-10-20)
- 次世代自動車振興センター 同 別表1 (登録日 2026年1月1日〜3月31日) (2026-10-20)
- 次世代自動車振興センター 同 別表1 (登録日 2026年4月1日以降) (2026年10月21日見直し後、10月23日取得) (2026-10-21)
- ブルーイーネクサス「新開発のeAxleがTOYOTA新型bZ4Xに採用」 (2025-10-10)
- アイシン「新開発のeAxleがTOYOTA新型bZ4Xに採用」 (2025-10-10)
- デンソー「新開発のeAxleがTOYOTA新型bZ4Xに採用」 (2025-10-10)
- デンソー「デンソーの電動化製品がTOYOTA新型bZ4Xに採用」 (2025-10-10)
- 豊田自動織機「バッテリーEV向け車載電源ユニットESUを新開発」 (2025-10-10)
- 横浜ゴム「ADVANがトヨタ初のBEV bZ4Xに新車装着」 (2022-05-13)
- デンソー プレスリリース「電動化製品がトヨタbZ4X・SUBARUソルテラに採用」(日本経済新聞 配信) (2022-04-13)
- トヨタ ニュースリリース「日米での車載用電池生産に最大7,300億円を投資」 (2022-08-31)
- 自販連 乗用車ブランド通称名別順位 (2025年1〜12月) (2026-04-03)
- 自販連 乗用車ブランド通称名別順位 (2026年1〜9月) (2026-10-05)
- カーウオッチ「ブルーイーネクサス、新開発のeAxleがトヨタの改良型bZ4Xに搭載」 (2025-10-10)
- カーウオッチ「トヨタ新型bZ4X、デンソーが新開発したインバータ・セル監視回路・シャント電流センサーを採用」 (2025-10-10)
- カーウオッチ「豊田自動織機、バッテリEV向け車載電源ユニットESUを新開発」 (2025-10-10)
- カーウオッチ「トヨタ、bZ4Xを一部改良しハンマーヘッドデザインに」 (2025-10-09)
- カーウオッチ「ブルーイーネクサス、アイシン、デンソー 3社共同開発のeAxle オンライン説明会」 (2022-04-14)
- レスポンス「トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサスRZやスバルソルテラに搭載」 (2025-10-10)
- ロジスティクストゥデイ「PPES 姫路工場に新棟」 (2025-11-06)
- 日経クロステック「トヨタがEVでSiCの採用を拡大、bZ4X国内最長の航続746kmに」 (2025-11-28)
- 日本経済新聞「トヨタのEV bZ4X、パワー半導体変更で電費1割改善 航続距離746km」 (2025-11-06)
- 日本経済新聞「トヨタ bZ4Xツーリング、3月販売560台」 (2026-04-21)
- MONOist「新型bZ4Xの走行距離が伸びた理由、デンソーの世界初と世界最高が貢献」 (2026-05-28)
- 日経クロステック「トヨタ bZ4Xに小型軽量の充電ユニット、豊田織機が開発」 (2022-04-13)
- 日経クロステック「EVの実用性向上へ、デンソーが4製品開発」 (2022-04-13)
- 日経クロステック「トヨタの新型EV bZ4X、デンソーの最新ADASセンサー搭載」 (2022-04-15)
- 日経クロステック「EV電池を側突から守る、アイシンがトヨタbZ4X向け部材」 (2022-04-15)
- カーウオッチ「トヨタ、新型bZ4Xが3か月連続で登録車バッテリEVトップ 12月末までで1万1000台の受注」 (2026-01-09)
出所との照合日: 2026年10月20日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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