いすゞの商用車情報基盤GATEX(ゲーテックス・富士通と構築) GATEX
いすゞ、トランストロン、富士通の3社が構築し、2022年10月に運用を始めた商用車の情報基盤。車両の運行と状態のデータを集め、MIMAMORI・PREISM・SmartEVerなどのサービスの土台になる。いすゞとトランストロンがデータを預かるトラックは約80万台 (2026年3月末)。
詳細解説
- 運用の開始
- いすゞ・トランストロン・富士通は2022年10月4日、GATEXの運用を始めたと発表した。2021年2月から構築を進めていた。 isuzu-global.com
- 規模
- いすゞとトランストロンがデータを預かるトラック約80万台 (2026年3月末) の情報をもとにサービスを提供する。 isuzu-global.com
- SDVでの提携
- いすゞと富士通は2025年4月15日、ソフトウエアで機能を更新できる次世代の商用車 (SDV、ソフトウエア・デファインド・ビークル) の開発で提携し、GATEXをそのデータ基盤として発展させる方針を示した。 isuzu-global.com
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 生産設備は持たない | 公表されていない | 情報基盤で、富士通のクラウドの上で動く。データセンターの所在地は公表されていない。 | isuzu-global.com |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- サービスの統合
- いすゞのPREISMとMIMAMORI、トランストロンのクラウド型運行支援「ITP-WebService」を、富士通のクラウド「FJcloud」の上で連携させる。 isuzu-global.com
- 外部との連携
- 荷主・運送会社・倉庫会社の基幹システムや、業界横断のデータ基盤とデータを連携させる。 isuzu-global.com
- 充電量の計算
- SmartEVerでは、施設の電力の分析結果をもとに各車両に要る充電量を計算して指示する。 isuzu-global.com
- 海外の配置
- 北米を中核とし、各国のデータ保護の規制に合わせて段階的にサーバーを置く。 isuzu-global.com
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 対象の台数 | 約80万台 (いすゞとトランストロンがデータを預かるトラック、2026年3月末) | isuzu-global.com |
| GATEX上で動くサービス | MIMAMORI、PREISM、EVision、SmartEVer、ITP-WebService | isuzu-global.com |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| クラウド | FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud | 富士通 | 6702 | 日本 公表されていない |
3社の2022年10月4日の共同発表 A |
| 運行支援のサービス | ITP-WebService いすゞと富士通が共同出資する会社 |
トランストロン | — | 日本 公表されていない |
3社の2022年10月4日の共同発表 A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1構築いすゞ、トランストロン、富士通の3社で構築した。企業: いすゞ自動車・トランストロン・富士通
- 2利用運送会社と荷主がGATEX上のサービスを使う。企業: 運送会社・荷主
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1データの流れ車両から運行と状態のデータを集め、クラウドで各サービスに渡す。設備・企業: 富士通のクラウド
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| GATEX | 単体では販売していない。料金はGATEX上で動く各サービスで決まる | 2026-11-08 | isuzu-global.com |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 各サービスを通じて | 利用者はMIMAMORIやPREISMなどのサービスを通じて使う。 | isuzu-global.com |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 運用 | 保守と運用の体制は公表されていない。 | isuzu-global.com |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 北米ほか | 北米を海外展開の中核とし、地域ごとのサービスに使う計画。将来はいすゞとUDトラックスのサービスの統合を目指す。 | isuzu-global.com |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年10月 | サービスの対象台数 | 約50万 | 台 | いすゞとトランストロンが情報を預かる台数 | isuzu-global.com |
| 2025年4月 | GATEXをもとにサービスを提供する商用車 | 約57万 | 台 | isuzu-global.com | |
| 2026年3月30日時点 | PREISMで通信でつながるトラック・バス | 約44万 | 台 | PREISMの数字 | isuzu-global.com |
| 2026年3月末 | いすゞとトランストロンがデータを預かるトラック | 約80万 | 台 | 定義が違うため足し引きしない | isuzu-global.com |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 構築の費用 | 公表されていない | isuzu-global.com |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
GATEXはいすゞのコネクテッドサービスがすべて通る基盤で、データを預かる台数が事業の規模を決める。発表された台数は、2022年10月の約50万台、2025年4月の約57万台、2026年3月末の約80万台だ。数え方が発表ごとに違うため、伸びとしては比べられない。基盤は富士通のクラウドの上にあり、いすゞと富士通が共同出資するトランストロンの運行支援とも一体で動く。いすゞは富士通とソフトウエアで機能を更新する商用車 (SDV) の開発でも組み、GATEXをそのデータ基盤にする方針だ。海外では北米を中核に、各国のデータ保護の規制に合わせてサーバーを置く。いすゞは将来、UDトラックスのサービスもGATEXにまとめることを目指す。
公表されていないこと
- 構築と運用の費用、データセンターの所在地は公表されていない。
出所
- いすゞ・トランストロン・富士通、商用車情報基盤「GATEX」の運用を開始 (2022-10-04)
- 商用車情報基盤「GATEX」(いすゞ) (2026-11-08)
- コネクテッドサービスの展開 (いすゞ) (2026-11-08)
- いすゞと富士通、商用SDVの実現に向けたパートナーシップ契約を締結 (2025-04-15)
- いすゞ、高度純正整備「PREISM」の故障予兆検知機能を強化 (2026-03-30)
- いすゞ、商用BEV向けエネルギーマネジメントサービス「SmartEVer」の提供を開始 (2025-12-01)
- コネクテッドサービス (いすゞ) (2026-11-08)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
いすゞ自動車 のほかの製品
🧰 ツール・特集の入口
一次データで動く 14 本 — 銘柄の絞り込み・供給網・比較・一次データの台帳・解説・規制レンズ (すべて無料)