Sakana AIの企業・官庁向けの受託開発(金融・防衛・情報分析) Sakana AI Applied AI solutions
金融・防衛・インテリジェンス (情報分析) の分野で、顧客の業務に合わせたAIを共同で開発するサービス。三菱UFJ銀行の融資稟議書の下書きを作る「AI融資エキスパート」、三井住友銀行の提案書の自動作成、大和証券の資産管理の相談業務の支援がある。防衛省と防衛装備庁からも研究や実証の契約を受注した。応用チームが担い、契約額と料金は公表されていない。
詳細解説
- 事業開発本部の設立
- 2025年3月4日に約20人で立ち上げた。研究と合わせた人員は約50人になった sakana.ai
- 三菱UFJ銀行
- 2025年5月19日に3年超の契約を結んだ。2025年7月からの半年を試行期間とし、行内外の文書作成を自動化する sakana.ai
- AI融資エキスパート
- 国内の法人向け融資で概念実証を終え、一部の支店・部門から実案件で検証し、全国の営業店への段階的な展開をめざす (2026年3月6日) sakana.ai
- 大和証券
- 大和証券グループ本社傘下の大和証券と2025年9月に長期の契約を結んだ (10月3日発表)。2026年8月1日に本格導入に向けた本番の開発段階に入り、資産管理の相談業務を支えるAIの開発を始めた (8月5日発表) sakana.ai
- 三井住友フィナンシャルグループ
- 2025年5月に契約を結び、複数のAIエージェントで提案書を作るアプリを共同開発した。三井住友銀行で実務への適用を始める (2026年4月30日) sakana.ai
- 北國フィナンシャルホールディングス
- 2025年6月10日に地域金融向けAIの覚書を結び、2025年秋以降の試行開始をめざした sakana.ai
- 防衛装備庁
- 防衛イノベーション科学技術研究所と、複数のAI技術を組み合わせて観測から資源配分までを速める研究の複数年の委託契約を結んだ (2026年3月13日発表) sakana.ai
- 防衛省
- 2026年7月29日、情報本部の総合分析業務に要るAI機能の調査・実証の契約を結んだ sakana.ai
- 総務省
- 偽・誤情報対策の開発・実証事業 (2025年度) で、交流サイト (SNS) で広がる偽・誤情報の可視化から、対策案の立案までを支えるシステムを作り終えた (2026年4月7日) sakana.ai
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- AIエージェント
- 情報収集、分析、仮説作り、論旨の組み立て、品質評価、事実の確認を、役割の違う複数のエージェントが分担する (三井住友銀行の案件) sakana.ai
- 研究成果の転用
- 大和証券との検証では、The AI ScientistとAB-MCTSを市場情報の収集・分析に使った sakana.ai
- 暗黙知の取り込み
- 熟練の行員の明文化しにくい経験知をAIに組み込む手法を融資の案件で探った sakana.ai
- 小規模の視覚言語モデル
- 防衛装備庁向けに、ドローンや携帯端末で速く動く小規模の視覚言語モデル (SVLM) を開発する sakana.ai
- サイバー防御
- Fugu Cyberと専門家の検証の流れを組み合わせ、脆弱性の自動検証などを国内の大手機関と作っている (2026年7月21日) sakana.ai
主要諸元
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1課題の具体化と設計Sakana AIが顧客と業務を分析し、AIを前提に業務を組み直す企業: Sakana AI
- 2組み込み既存システムとの連携、情報セキュリティー、運用をSCSKが担う (提携の案件)企業: SCSK
- 3産業への展開住友商事が事業の構想と幅広い産業への展開を担う企業: 住友商事
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1技術検証大和証券の案件では、まず技術検証の段階で市場情報の収集・分析の有用性を確かめた設備・企業: Sakana AI・大和証券
- 2試行・概念実証三菱UFJ銀行の案件では半年の試行で、行員が下書きを確認・修正する前提で有用性を評価した設備・企業: Sakana AI・三菱UFJ銀行
- 3段階的な展開一部の支店・部門の実案件から広げる設備・企業: 三菱UFJ銀行
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 受託開発・共同開発 | 公表していない。案件ごとの契約 | 2026-11-06 | sakana.ai |
🛒 購入方法
🛠️ アフターサービス・保守サービス
🌏 海外輸出
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年〜 | 売上高・契約額 | 公表されていない | 2025年に企業向けAI事業を育てたとする (会社発表) | sakana.ai |
💰 金額
解析 — 部品・製造・販売の特徴
Sakana AIの公表された顧客は、三菱UFJ銀行、三井住友フィナンシャルグループ、大和証券、防衛省、防衛装備庁と、国内の大手金融機関と官庁に集まる。三菱UFJと三井住友のグループは出資者でもある。
融資の案件は、試行を経て一部の支店・部門の実案件での検証に進み、全国の営業店へ段階的に広げることをめざす。大和証券の案件は技術検証を終え、本格導入に向けた本番の開発に入った。実務への適用の開始を発表したのは、三井住友銀行の提案書アプリ (2026年4月) だ。
防衛では、指揮統制システムの高度化に向けた委託研究 (防衛装備庁) と、情報本部の総合分析業務のAIの調査・実証 (防衛省) を受注した。Sakana AIは防衛事業の基本方針を公表し、自律型致死兵器と自国民の大規模な監視を対象外とした。契約額はいずれも示していない。
公表されていないこと
- 案件ごとの契約額と、受託開発の売上高
- 各案件で使う言語モデルと計算資源
- 北國銀行との試行が始まったかどうか
- 海外の顧客の有無
出所
- Sakana AI「事業開発本部」を立ち上げ (2025-03-04)
- 三菱UFJ銀行と包括的パートナーシップ契約締結 (2025-05-19)
- AI融資エキスパート、実案件での検証フェーズへ (2026-03-06)
- 北國フィナンシャルホールディングスと戦略提携 (2025-06-10)
- 大和証券グループと総資産コンサルティング高度化AIの開発へ (2025-10-03)
- 大和証券グループとの共同AIプロジェクトを本格展開フェーズへ (2026-08-05)
- SMBCグループと提案書自動生成アプリケーションを開発 (2026-04-30)
- 防衛イノベーション科学技術研究所からの委託研究を開始 (2026-03-13)
- 防衛省から総合分析業務に必要なAI機能の調査・実証を受注 (2026-08-24)
- 総務省事業で偽・誤情報対策の技術を開発 (2026-04-07)
- SCSK、住友商事との包括業務提携 (2026-09-10)
- 防衛事業に対する基本方針 (2026-11-06)
- Applied Team紹介 (2025-10-30)
出所との照合日: 2026年11月6日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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