DMPのZIA SAFE・ZIA Cloud SAFE(安全運転支援のAI) ZIA SAFE / ZIA Cloud SAFE
ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)の、ドライブレコーダーなどのカメラ映像から危険な運転や周囲の危険を見つけるAIのソフトウエア群。機器の中で動くライブラリのZIA SAFEと、クラウドで解析するZIA Cloud SAFEを組み合わせる。デンソーテンの通信を使う車両管理(テレマティクス)のサービス「Offseg」と、JVCケンウッドの通信型ドライブレコーダーに採用された。
詳細解説
- 構成
- ZIA SAFEはスマートインフラ、先進運転支援システム(ADAS)、ドライバー監視システム(DMS)向けのAIライブラリ。ZIA Cloud SAFEはドライブレコーダーの映像を解析するSaaS(ネット経由で使うソフト) dmprof.com
- 採用例
- デンソーテンの安全運転管理のテレマティクスサービス「Offseg」の車室内のドライバー監視機能に採用された(2023年6月19日発表) dmprof.com
- 採用例(JVCケンウッド)
- JVCケンウッドのテレマティクスサービス向け通信型ドライブレコーダー(型番STZ-DR00)に採用された(2021年2月9日発表) dmprof.com
- 前身の採用例
- DMPは製品ページの採用事例に住友三井オートサービスも挙げる。採用されたのは前身の画像分類エンジン「ZIA Classifier」(2017年) dmprof.com
- 長期の協業
- 山本達夫会長兼社長は、デンソーテンとDMSやADASの分野で長く協業していると説明した(2025年11月) dmprof.com
- 開発受託
- 安全運転支援システムを短期間で作るための受託開発サービス「ZIA SAFE安全運転支援開発向けサービス」もある dmprof.com
- 直近の収益
- 2026年3月期と2026年4〜6月に、安全運転支援向けの既存の案件から継続課金型(リカーリング)の収益を得た dmprof.com
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| なし(ソフトウエアとクラウドのサービス) | 東京都中野区(開発拠点) | AIモデルの開発と更新 | dmprof.com |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- DMSの機能
- 居眠り、脇見、スマートフォンの通話・操作、ハンドルを握っているか、シートベルトの着用を検知し、顔認証もできる dmprof.com
- ADASの機能
- 前方・後方・側方の衝突、前の車の発進遅れ、信号無視、一時不停止、車線の逸脱を検知し、ナンバーや人物にモザイクをかける dmprof.com
- エッジとクラウドの分担
- 実時間の認識が要る機能はドライブレコーダーの側で、それ以外はクラウドで処理する dmprof.com
- 人流の解析
- 人の検知と追跡で人数を数え、年齢・性別を推定する。複数のカメラをまたいで同じ人を追える dmprof.com
- 道路の構造物の認識
- Cloud SAFEは画素ごとの領域分けで自車線・歩道・塀・ポールを見分け、構造物に接触しそうかを判定する dmprof.com
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 課金 | ZIA Cloud SAFEはサブスクリプション(継続課金)のサービス。DMPは顧客のクラウドサービスの利用件数に応じた収入と説明する | dmprof.com |
| 評価の環境 | エッジAIカメラモジュール、実演用のアンドロイド端末向けアプリ | dmprof.com |
| 認識の精度の数値 | 公表されていない | dmprof.com |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| カメラ機器 | 顧客のドライブレコーダー・車載カメラ | 公表されていない 顧客の機器 |
— | 公表されていない 公表されていない |
会社の製品ページ A |
| クラウドの基盤 | AWS(アマゾン・ウェブ・サービス) 米ナスダック上場 |
アマゾン・ドット・コム | — | 米国 公表されていない |
ZIA Cloud SAFEの製品ページの概要(AWS上で利用できる) A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1開発DMPがAIライブラリとクラウドのサービスを作る企業: ディジタルメディアプロフェッショナル
- 2採用先デンソーテンが通信型ドライブレコーダーのサービスに組み込む企業: デンソーテン(デンソーのグループ)
- 3採用先JVCケンウッドがテレマティクスサービス向けの通信型ドライブレコーダーに組み込む企業: JVCケンウッド(6632)
- 4実演の協業展示会「オートモーティブワールド2025」で、アイキャッチのCR5にZIA SAFEを載せたデモを展示すると2025年1月17日に発表した企業: アイキャッチ・テクノロジー
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1製造ソフトウエアのため製造ラインは持たない設備・企業: なし
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| ZIA SAFE・ZIA Cloud SAFE | 公表されていない(個別の見積もり) | 2026-11-07 | dmprof.com |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 直接の契約 | 必要な機能を選んでパッケージにし、ライブラリとして提供する。クラウドは定額課金 | dmprof.com |
| 開発ツールでの試用 | モデルベース開発ツールRTMapsのAIストアでライブラリを試用でき、購入はDMPに問い合わせる | dmprof.com |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| モデルの更新 | クラウドのAI認識モデルはDMPが常に更新し、顧客は精度の保守をしなくてよい | dmprof.com |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 海外 | 海外での提供は公表されていない | dmprof.com |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 | ロボティクス・セーフティ分野の売上高 | 2億8,100万円(ZIA SAFE関連の額は開示されていない) | 円 | カンブリアンのビジョンシステム、FA製品、受託開発を含む | dmprof.com |
| 2026年3月期 | プロフェッショナルサービス事業の売上高 | 7,400万円。安全運転支援向けのサービスが減った | 円 | dmprof.com |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| ZIA SAFEを含むロボティクス・セーフティ分野の売上高の推移(2026年3月期に旧セーフティ・ロボティクスの2分野を統合。2026年3月期はFA事業の新規分を含む) | 2022年3月期4億円、2025年3月期2億700万円、2026年3月期2億8,100万円 | dmprof.com |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
ZIA SAFEはDMPのAIソフトウエアの中で量産品への採用を公表している製品だ。デンソーテンのOffsegとJVCケンウッドの通信型ドライブレコーダーに採用された。安全運転支援向けの既存の案件からは、継続課金型の収益を毎期得ている(顧客別は公表されていない)。ただ2026年3月期は安全運転支援向けの受託開発が減り、プロフェッショナルサービス事業は7,400万円に縮んだ。DMPは2025年9月、安全分野の新製品としてVision-LLM Insightを売り出した。山本達夫会長兼社長は2025年11月、デンソーテンと取り組むDMSやADASの分野にも触れた。大規模言語モデル(LLM)で事故の予兆を捉えられるようになってきたと説明した。クラウド版はアマゾンのAWSの上で動く。
公表されていないこと
- ZIA SAFEとZIA Cloud SAFEの売上高と契約台数
- 2021年以降の新しい採用先
出所
- ZIA SAFE 製品ページ (2026-11-07)
- ZIA Cloud SAFE 製品ページ (2026-11-07)
- ZIA SAFE 安全運転支援開発向けサービス (2026-11-07)
- デンソーテン「Offseg」への採用 (2023-06-19)
- Automotive World 2025 でのアイキャッチとの実演 (2025-01-17)
- 有価証券報告書(第24期) (2026-06-22)
- 事業計画及び成長可能性に関する事項 (2026-06-22)
- 2026年3月期第2四半期決算説明会の書き起こし (2025-11-13)
- 2027年3月期第1四半期決算短信 (2026-08-12)
- JVCケンウッドのドライブレコーダーへの採用 (2021-02-09)
出所との照合日: 2026年11月7日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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