ホンダの全方位安全運転支援システムHonda SENSING 360・360+ Honda SENSING 360 / 360+
ホンダが量産車に載せる全方位の安全運転支援システム。Honda SENSING 360は5台のミリ波レーダーで車の周囲360度を検知し、2022年に中国のCR-Vから載せ始めた。360+は運転者を見守るカメラと高精度地図を加え、高速道路でハンドルから手を離せる運転支援を備える。日本では2025年5月30日、アコードの最上位グレード (税込599万9,400円) に初めて載せた。
詳細解説
- Honda SENSING 360の開始
- 2022年に中国で売ったCR-Vから搭載を始めた。前と四隅に計5台のミリ波レーダーを置き、目で確かめにくい車の周囲の死角を検知する。 global.honda
- Honda SENSING 360+の発表
- 2023年11月17日に発表した。2024年に中国のアコードから載せ始め、その後世界に広げる計画と発表した。 global.honda
- 日本での初搭載
- 2025年5月30日に発売したアコードの新グレード「e:HEV Honda SENSING 360+」に、日本向けのモデルとして初めて載せた。ホンダは、量販モデルで初めてハンズオフ (手放し) 機能を載せたと説明する。 global.honda
- 普及の目標
- ホンダは先進国で売る四輪車でのHonda SENSING 360の搭載率を、2031年3月期に100%にする目標を掲げる。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
- 元になった技術
- ホンダは、2021年発売のレジェンドの自動運転技術 (Honda SENSING Elite) の開発で得た知見を360に生かしたと説明する。 global.honda
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 搭載車の生産工場 | 公表されていない | Honda SENSING 360・360+を載せる車種ごとの生産工場と、システムを組み立てる場所は公表されていない。 | global.honda |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- 全方位の検知
- 前と各コーナーの計5台のミリ波レーダーで周囲360度を検知し、他の車や歩行者との衝突の回避を支援する。 global.honda
- ハンズオフ機能付高度車線内運転支援 (360+)
- 高速道路と自動車専用道路で、システムがアクセル・ブレーキ・ハンドルを操作する。高精度地図と衛星測位システム (GNSS) で自車の位置を特定し、カーブの曲がり具合を前もって読んで加減速する。 global.honda
- レコメンド型車線変更支援 (360+)
- 遅い先行車を検知して追い越せると判断すると運転者に知らせ、運転者がスイッチで承認すると追い越しと車線への復帰を支援する。この機能はハンドルを握って使う。 global.honda
- ドライバー異常時対応システム (360+)
- 運転者が操作の要求に応じないと、警告音を強め、ハザードランプとホーンで周囲に知らせながら同じ車線で減速・停車を支援する。緊急サポートセンターへもつなぐ (別の契約が要る)。 global.honda
- カーブ路外逸脱早期警報・降車時車両接近警報 (360+)
- 速すぎるカーブの進入を表示と警告音で知らせて減速を促す。駐停車中に後ろから来る車を検知し、ドアを開けるときに警報を出す。 global.honda
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| ミリ波レーダー (360) | 前と四隅に計5台 (会社発表) | global.honda |
| 360+で加えた装備 | 運転者を見守るカメラ・高精度地図 (会社発表) | global.honda |
| ハンズオフを使える道路 | 高速道路と自動車専用道路 (国・地域で機能が違う) | global.honda |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミリ波レーダー | ミリ波レーダー 5台 (前と四隅) |
公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
ホンダは台数と配置だけを公表している A |
| 運転者を見守るカメラ (360+) | ドライバーモニタリングカメラ | 公表されていない | — | 公表されていない 公表されていない |
ホンダは装備の有無だけを公表している A |
| 高精度地図 (360+) | 高精度地図 | 公表されていない | — | 公表されていない 該当しない |
ホンダは高精度地図を使うとだけ公表している A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1開発ホンダがHonda SENSINGの一連の技術として開発する。部品の調達先は公表されていない。企業: ホンダ
- 2販売搭載車をホンダの販売店で売る。企業: ホンダの販売店
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1車両への組み込み搭載車の生産ラインで組み込む。工程の詳細は公表されていない。設備・企業: 公表されていない
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| アコード e:HEV Honda SENSING 360+ (日本) | 599万9,400円 (メーカー希望小売価格) | 2025-05-30 | global.honda |
| アコード e:HEV (Honda SENSING 360を標準搭載、日本) | 559万9,000円 (メーカー希望小売価格) | 2025-05-30 | global.honda |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 販売店 | 搭載車の装備として売る。システム単体では売らない。 | global.honda |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 緊急通報 | ドライバー異常時対応システムが緊急サポートセンターへつなぐには別の契約が要る。 | global.honda |
| 保証・更新 | システムの保証の年限とソフトウエアの更新の扱いは公表されていない。 | global.honda |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 中国・日本・先進国 | 360は中国のCR-Vから始めた。360+は中国のアコードから載せ始める計画を発表し、日本のアコードに載せた。ホンダは先進国の四輪車で360の搭載率100%を目指す。輸出管理の扱いは公表されていない。 | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2031年3月期 (目標) | 先進国の四輪車でのHonda SENSING 360の搭載率 | 100 | % | 現在の搭載率は公表されていない | disclosure2dl.edinet-fsa.go… |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 日本のアコードで360+を選ぶ差額 | 40万400円 (税込のメーカー希望小売価格の差) | global.honda |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
Honda SENSING 360は5台のミリ波レーダーで周囲を見る仕組みで、2022年の中国のCR-Vから始まった。360+は運転者を見守るカメラと高精度地図を加え、高速道路でハンドルから手を離せるようにした。日本では2025年5月にアコードの最上位グレードへ初めて載せた。その価格は税込599万9,400円で、360を標準で載せるグレードとの差は40万400円だ。ホンダは2031年3月期までに、先進国で売る四輪車すべてに360を載せる目標を掲げる。ハンズオフは高速道路と自動車専用道路に限られる。一般道までの支援は、2028年に発売する予定の次世代の先進運転支援システム (ADAS) が受け持つ計画だ。レーダーやカメラの供給元は明かしていない。
公表されていないこと
- レーダーとカメラの供給元
- 車種ごとの現在の搭載率
- 360+を載せる日本の車種の広がり
出所
- ホンダ「全方位安全運転支援システムHonda SENSING 360+を発表」 (2023-11-17)
- ホンダ「ACCORD」に新グレード「e:HEV Honda SENSING 360+」を設定し発売 (2025-05-29)
- 本田技研工業 有価証券報告書 第102期 (2026-06-18)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
本田技研工業 のほかの製品
🧰 ツール・特集の入口
一次データで動く 14 本 — 銘柄の絞り込み・供給網・比較・一次データの台帳・解説・規制レンズ (すべて無料)