📦 製品の詳細 ソフトウエア

ホンダの次世代運転支援システム(ADAS・ヘルムAIと共同開発のAI) Honda next-generation ADAS

ホンダが開発する次世代の先進運転支援システム (ADAS)。一般道と高速道路を区別せず、目的地までの全ルートでアクセルとハンドルの操作を支援する。認識から車両の制御までを1つの人工知能 (AI) で処理するE2E (エンド・ツー・エンド) 構造で、米ヘルムAIと共同開発する。発売は2028年の予定で、5年間で15車種以上に載せる計画だ。価格は公表されていない。

🏢 本田技研工業 の企業ページ

詳細解説

位置づけ
ホンダは、目的地までの全ルートで一般道か高速道路かを問わずアクセルやハンドルの操作を高度に支援するADASを開発している。 global.honda
発売の時期
2025年10月15日の発表では「2027年頃に北米や日本で投入」としていた。三部敏宏社長は2026年5月14日の事業説明会で、2028年に発売する予定で開発は計画どおり進んでいると説明した。 global.honda
搭載の計画
5年間で15車種以上に載せる計画。日本では2028年以降に出す新型「ヴェゼル」から、次世代のハイブリッド車に載せる。 global.honda
開発の状況
ホンダは2025年10月29日、米国の公道で試験走行を行っていると説明した。電気自動車 (EV) だけでなくハイブリッド車にも載せる。 global.honda
ヘルムAIとの関係
ホンダは2019年に協業を始め、2021年12月に出資した。2025年7月に複数年の共同開発契約を結び、2025年10月15日に追加出資を決めたと発表した。出資額は公表されていない。 global.honda

🏭 製造工場

この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。

工場所在地役割備考出所
開発拠点日本・米国研究開発は本田技術研究所と米国の開発・生産子会社が中心となる。ホンダは2026年4月1日、SDV (ソフトウエアで機能を決める車) の研究開発機能を本田技術研究所へ移した。disclosure2dl.edinet-fsa.go…
搭載車の生産工場公表されていない搭載する車種と生産する工場は公表されていない。global.honda

⚙️ 技術・仕組み

どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。

E2E (エンド・ツー・エンド) の構造
周囲の認識から判断、車両の制御までを1つのAIの仕組みで担う。ホンダとヘルムAIは2025年7月、この構造で次世代の自動運転とADASを開発する契約を結んだ。 global.honda
ディープティーチング (Deep Teaching)
ヘルムAIの教師なし学習の手法。人手による大規模な注釈付けや、大量の車両を使わずにAIモデルを学習させる。ホンダはこの手法と生成AIで開発を早める。 global.honda
ヘルムAIが提供するソフトウエア
ヘルムAIは、認識のソフトウエア (Helm.ai Vision)、カメラの映像から進路を予測するAI (Helm.ai Driver)、生成AIで走行場面を作るシミュレーション用の基盤モデル (VidGen-2・GenSim-2・WorldGen-1など) を提供すると発表した。 helm.ai
自動化の区分
ヘルムAIは、ホンダの「Navigate on Autopilot (NOA)」を、運転者が常に注意を払う必要がある部分的な自動化のシステムと説明している。 helm.ai
運転の個人最適化
ホンダは、運転者の癖を学習して追い越しの仕方や車線内の位置を合わせる機能を構想する (2025年1月時点の技術解説)。 global.honda

主要諸元

項目値出所
支援の範囲目的地までの全ルート。一般道と高速道路を区別しない (会社発表)global.honda
操作の支援アクセルとハンドルの操作 (会社発表)global.honda
搭載車種の数5年間で15車種以上 (2026年5月14日の会社の計画。期間の起点は公表されていない)global.honda

🔩 各部品と部品メーカー

部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。

部品品名・型式メーカー銘柄国・製造拠点根拠
AIのソフトウエア E2EのAIソフトウエア・ディープティーチングの技術
ヘルムAIは未上場
ヘルムAI (米国) とホンダの共同開発 — 米国
該当しない
ホンダの2025年10月15日の発表とヘルムAIの2025年8月20日の発表 A
演算用の半導体 公表されていない
ルネサスと共同開発する半導体 (SoC) は2020年代後半のHonda 0シリーズの将来のモデル向けと発表された
公表されていない — 公表されていない
公表されていない
次世代ADASにどの半導体を使うかをホンダは発表していない A
カメラ・レーダーなどのセンサー 公表されていない 公表されていない — 公表されていない
公表されていない
ホンダはセンサーの構成と調達先を公表していない A

🔗 部品製造サプライチェーン

材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。

  1. 1AIソフトウエアの開発
    ホンダとヘルムAIが複数年の共同開発契約を結んでいる。
    企業: ホンダ・ヘルムAI
  2. 2出資
    ホンダの子会社ホンダ・イノベーションズが運営する投資の枠組み「Honda Xcelerator Ventures」を通じて協業先を探す。ヘルムAIとは2019年に協業を始めた。
    企業: ホンダ・イノベーションズ
  3. 3車両への組み込み
    ホンダが自社の車種に載せる。部品の調達先は公表されていない。
    企業: ホンダ

🏗️ 製造ライン

工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。

  1. 1生産
    発売前で、生産の工程は公表されていない。
    設備・企業: 公表されていない

💴 販売価格

型番・グレード税込価格 (円)時点出所
次世代ADAS公表されていない (発売前)2026-11-08global.honda

🛒 購入方法

経路内容出所
搭載車の購入車両の装備として売る予定。単体での販売や追加料金の有無は公表されていない。global.honda

🛠️ アフターサービス・保守サービス

項目内容出所
ソフトウエアの更新ホンダは車載OS「ASIMO OS」を通じて通信でソフトウエアを更新する方針を示している。次世代ADASの更新の扱いは公表されていない。global.honda

🌏 海外輸出

仕向け地内容出所
北米・日本2025年10月の発表では北米と日本に投入する計画とした。仕向け地ごとの時期と輸出管理の扱いは公表されていない。global.honda

📈 販売の実績

期間指標値単位備考出所
2026年3月期研究開発支出 (四輪事業)1兆292億円次世代ADAS単独の額は公表されていないdisclosure2dl.edinet-fsa.go…

💰 金額

項目値備考出所
ソフトウエアへの投資2029年3月期までの3年間で1兆円 (会社の計画)global.honda
ヘルムAIへの出資額公表されていないglobal.honda

解析 — 部品・製造・販売の特徴

ホンダは発売の目標を、2025年10月の「2027年頃」から2026年5月に「2028年」へ遅らせた。日本で最初に載るのは、2028年以降に出す新型ヴェゼルから始まる次世代のハイブリッド車だ。ホンダは5年間で15車種以上に載せる計画を示し、EVだけでなくハイブリッド車も対象にした。AIのソフトウエアはヘルムAIと共同で開発し、ヘルムAIは認識・進路予測・シミュレーション用の基盤モデルを提供する。ヘルムAIは、このシステムを運転者が常に注意を払う部分的な自動化と位置づける。ホンダは3年間でソフトウエアに1兆円を投じる計画を持つ。演算用の半導体とセンサーの構成、ヘルムAIへの出資額は公表されていない。

公表されていないこと

  • 搭載する半導体とセンサーの構成
  • ヘルムAIへの出資額と持ち分
  • ハンズオフや目を離す運転を認めるかどうか
  • 日本での搭載車の価格

出所

  1. ホンダ「次世代AD・ADASの開発強化に向け、米国Helm.ai社に追加出資」 (2025-10-15)
  2. Summary of 2026 Honda Business Briefing (2026-05-14)
  3. ホンダ Japan Mobility Show 2025 出展概要 (2025-10-29)
  4. ヘルムAI Helm.ai and Honda Motor Co. Agree to Multi-Year ADAS Joint Development (2025-08-20)
  5. ホンダ「ソフトウェア技術の開発強化に向け、米国Helm.ai社に出資」 (2022-01-20)
  6. Honda Vision for Software-Defined Vehicles (SDV) (2025-01)
  7. 本田技研工業 有価証券報告書 第102期 (2026-06-18)

出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。

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