清水建設のGeoLoc(高精度GNSS動態観測システム・レンタル) GeoLoc
清水建設がレンタルのニッケンと共同で貸し出す、衛星測位システム(GNSS)で地盤や構造物の小さな動きを観測するシステム。東京海洋大学と共同開発した独自の測位アルゴリズムで、樹木や建物で空が遮られる場所でも誤差数ミリ〜1センチで測る。2025年6月20日にレンタル事業の開始を発表した。料金は公表されていない。
詳細解説
- レンタル事業の開始
- 清水建設は2025年6月20日、レンタルのニッケンと共同でGeoLocのレンタル事業を始めたと発表した。営業窓口はレンタルのニッケン。 shimz.co.jp
- 用途
- 工事中の切土・盛土やトンネルの坑口の監視、インフラ構造物の動きの観測への適用を見込む。 shimz.co.jp
- これまでの使用
- 測位の技術は清水建設の複数の建設現場で使われ、国土交通省の新技術情報提供システム (NETIS) に「QuartetS」の名で登録されている (登録番号 KT-230280-A)。 shimz.co.jp
- 2026年3月期の研究開発の成果
- 清水建設は2026年3月期のAI・デジタルサービスの研究開発の成果に、GeoLocの開発とレンタル事業の開始を挙げた。 disclosure2dl.edinet-fsa.go…
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 観測機器の製造拠点 | 公表されていない | 観測機器とモバイルルーターはレンタルのニッケンが用意する。機器の製造元と製造地は公表されていない。 | shimz.co.jp |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- RTK方式の衛星測位
- 位置の分かった基準点と観測点の2か所で衛星の信号を受け、観測点の位置を常に求めて変化を追う。RTK (リアルタイム・キネマティック) と呼ぶ方式。 shimz.co.jp
- 誤差の大きい信号の除去
- 複数の衛星信号のうち、基準点の既知の3次元座標との誤差が大きい信号を見つけて除く。樹木や建物で信号が遮られたり反射したりする場所でも精度を保つ。 shimz.co.jp
- 共同開発
- 測位のアルゴリズムは清水建設と東京海洋大学が共同で開発した。 shimz.co.jp
- 閲覧と警報
- 観測データはウェブブラウザーで複数の利用者がいつでも見られる。変位が管理値を超えると、登録先へ警報のメールを即時に送る。 shimz.co.jp
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 測位の誤差 | 数ミリ〜1センチ (上空が開けていない場所を含む。会社発表) | shimz.co.jp |
| 一般のGNSSとの比較 | 清水建設は、一般の衛星測位の精度はセンチメートル単位だと説明する | shimz.co.jp |
| 国の新技術の登録 (NETIS) | QuartetS (KT-230280-A) | shimz.co.jp |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 観測機器 | GNSSの観測機器 (基準点・観測点) | 公表されていない レンタルのニッケンが用意 |
— | 公表されていない 公表されていない |
清水建設は、レンタルのニッケンが観測機器を提供すると発表したが、機器のメーカーは明らかにしていない A |
| 通信機器 | モバイルルーター | 公表されていない レンタルのニッケンが用意 |
— | 公表されていない 公表されていない |
清水建設は、レンタルのニッケンがモバイルルーターを提供すると発表した A |
| 測位のアルゴリズム | 独自のRTK-GNSS測位アルゴリズム | 清水建設・東京海洋大学 共同開発 |
1803 | 日本 公表されていない |
清水建設は東京海洋大学と共同開発したと発表した A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1技術の開発清水建設と東京海洋大学が測位のアルゴリズムを開発した。企業: 清水建設・東京海洋大学
- 2機器の提供と営業レンタルのニッケンが観測機器とモバイルルーターを提供し、営業の窓口になる。企業: レンタルのニッケン
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1設置観測機器とモバイルルーターを任意の基準点と観測点に置くだけで使い始められる。設備・企業: レンタルのニッケン
- 2観測と解析測位データの変化を追い、誤差の大きい信号を除いて変位を求める。設備・企業: 清水建設のアルゴリズム
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| GeoLocのレンタル | 公表していない。レンタルのニッケンが個別に案内する | 2026-11-08 | shimz.co.jp |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| レンタル | レンタルのニッケンを窓口に借りる。売り切りの販売は案内されていない。 | shimz.co.jp |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 保守 | 機器の保守と交換の条件は公表されていない。 | shimz.co.jp |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 日本 | 日本でレンタルのニッケンを通じて貸し出す。海外での提供は公表されていない。 | shimz.co.jp |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
GeoLocは、清水建設が自社の現場で使ってきた測位の技術を、他社の工事にも貸し出す形にしたものだ。観測の対象の周りに木や建物があると、衛星の信号が遮られたり反射したりして精度が落ちる。清水建設は誤差の大きい信号を選んで外し、こうした場所でも誤差数ミリ〜1センチで測ると説明する。機器の調達と営業はレンタルのニッケンに任せ、清水建設は技術を受け持つ。測位の技術は国土交通省のNETISに登録済みだ。機器を基準点と観測点に置くだけで始められる点を打ち出し、切土・盛土やトンネルの坑口の監視を狙う。GeoLocはAIの機能をうたっていない。料金と貸し出しの件数は公表されていない。清水建設は2026年3月期の研究開発の成果にもGeoLocを挙げた。
公表されていないこと
- レンタルの料金
- 貸し出した件数と売上高
- 観測機器のメーカー
出所
- 清水建設 ニュースリリース「宇宙衛星データを活用した高精度動態観測システム「GeoLoc」をレンタル展開」 (2025-06-20)
- 清水建設 有価証券報告書 (2026年3月期) (2026-06-22)
出所との照合日: 2026年11月8日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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