アドバンテスト Velocity(設計データからテストプログラムを生成) AllianceATE Velocity Design-to-Test EDA Platform
半導体の設計データを起点に V93000 用のテストプログラムを自動生成する EDA ソフト。2025年9月に買収した米アライアンスATE (AllianceATE) の製品。2026年5月のユーザー会議 VOICE 2026 で V93000 との統合を紹介した。設計ファイルを大規模並列処理でテスターに直接流し込み、従来は数週間かかったカスタムコードやツールの開発を減らす (会社説明)。アームが長年の利用者として統合を評価した。価格は公表していない。
詳細解説
- 製品の区分
- ソフトウエア。アライアンスATEの主力 EDA 基盤で、設計からテストまでの工程 (Design to Test) を自動化する advantest.com
- 買収と統合
- アドバンテストは2025年9月に アライアンスATEを買収。両社は20年以上協業しており、Velocity の機能を V93000 のソフトウエア環境に統合している (2026年5月18日発表) advantest.com
- 仕組み
- V93000 向けに専用設計され、大規模な並列処理で設計ファイルを直接テスターに送る。発表文は REPLAY 技術を備えるとするが、中身の説明はない advantest.com
- 利用者の声
- アームのラグダール・マダリ氏 (製品・テスト担当シニアディレクター) が、Velocity と V93000 の統合でテスト内容の生成が簡素化されたとコメント advantest.com
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 開発拠点 | 米国 (アライアンスATE)。都市は公表されていない | ソフトウエア製品で工場はない。開発は アライアンスATEのチームとアドバンテストが連携 | advantest.com |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- 設計データからの直接生成
- 設計データをもとにテストプログラムへ変換する工程で、従来は数週間かかるカスタムコードや専用ツールの開発を減らす advantest.com
- 並列処理とストリーミング
- 大規模な並列処理で設計ファイルをアドバンテストのテスターに直接流す。REPLAY 技術 advantest.com
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 対応テスター | V93000 (専用設計) | advantest.com |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソフトウエア | Velocity | アライアンスATE アドバンテスト子会社 |
6857 | 米国 | 発表文 A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1開発アライアンスATEとアドバンテストのチームが V93000 の環境への統合を進める企業: アライアンスATE
- 2販売製品ページは アライアンスATEの外部サイトへ案内する。アドバンテストの販売網で扱うかは公表されていない企業: アライアンスATE・アドバンテスト
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1開発ソフトウエア製品で製造ラインはない
💴 販売価格
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| Velocity | 公表していない。見積もり | 2026-11-01 | advantest.com |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| アライアンスATEのサイト | 製品ページから アライアンスATEの外部サイトに進む | advantest.com |
| 直販・販売子会社 | テスターと同じ販売網 (買収後の販売体制の詳細は公表されていない) | advantest.com |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 保守 | Velocity 固有の保守条件は公表されていない。装置のサポートパッケージにソフトウエア更新が含まれる | advantest.com |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 海外全般 | 2026年3月期の海外売上比率は97.8%。地域別の売上高は日本251億円、日本以外のアジア1兆359億円、米州445億円、欧州231億円。アジアの伸びは台湾でのSoC半導体用試験装置の販売が主因と有価証券報告書は説明する | advantest.com |
| 輸出管理 | 輸出管理の最高責任者は代表取締役兼経営執行役員社長。米国の輸出管理規則 (EAR) の域外適用に備え、特定顧客との取引では米国原産品目の含有率と直接製品規制の該当を確認し、用途に懸念があれば確約書を取る運用。製品分野ごとの一覧ページに該当・非該当判定書の発行窓口がある | advantest.com |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 | Velocity の売上高 | 非開示 | アライアンスATEの買収額は公表されていない | advantest.com |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| アライアンスATEの買収 | 2025年9月。金額は公表されていない | advantest.com |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
Velocity は、SiConic と並んで設計工程とテスト工程をつなぐ製品だ。設計データから直接テストプログラムを作れれば、テストエンジニアが数週間かけていた変換作業が減り、顧客は V93000 で試験を始めるまでの時間を縮められる。
アドバンテストは20年以上協業してきた アライアンスATEを2025年9月に買収し、Velocity を V93000 専用の環境に組み込んだ。アーム が長年の利用者として統合を評価しており、CPU 設計企業の工程に入り込む足場になる。
買収額、売上、導入件数はいずれも公表されていない。製品ページも アライアンスATEの外部サイトへの案内が中心で、アドバンテスト本体の資料で確かめられる事実は少ない。
公表されていないこと
- アライアンスATEの買収額
- Velocity の売上高と導入件数
- アライアンスATEの所在地と人員
- 料金の形態と価格
出所
- Velocity 統合の発表 (2026-05-18)
- Velocity のページ (2026-11-01)
- VOICE 2026 開催報告 (2026-06-24)
- 有価証券報告書 第84期 (2026年3月期) (2026-06-26)
- 保守契約のページ (2026-11-01)
出所との照合日: 2026年11月1日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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