📦 製品の詳細 電池・蓄電

パワーエックスMega Power 2700A(20フィート空冷式蓄電システム) PowerX Mega Power 2700A

パワーエックスの20フィートコンテナ型の大型蓄電システムで、公称容量は2,742kWh、定格容量は2,468kWh である。電池はリン酸鉄リチウムイオン電池 (LFP) で、冷却は空冷式だ。2023年12月に量産初号機を納入し、2026年8月24日に累計生産500台に達した。岡山県玉野市の岡山第2工場 (三井E&S 玉野事業所内) で受注生産する。電池モジュールは中国の仕入先から輸入している。系統用蓄電所を中心に、太陽光発電所への併設や、工場・物流施設への設置にも使われている。

🏢 パワーエックス の企業ページ

詳細解説

製造・販売
株式会社パワーエックス (本店: 岡山県玉野市田井6-9-1、東証グロース 485A) の蓄電システム (BESS) 事業の主力製品である。 power-x.jp
受注の開始
2022年8月に大型定置用蓄電システム「PowerX Mega Power」の受注を始めた。 contents.xj-storage.jp
量産の開始
2023年12月に量産初号機を納入した。全国の系統用蓄電所を中心に、太陽光発電所への併設や、工場・物流施設のエネルギー管理にも使われている。 power-x.jp
製品名の変遷
2025年7月までの発表では「Mega Power」と呼び、1台あたり2.7MWh・定格2,468kWh とした。2025年8月の発表から「Mega Power 2700A」の名称を使っている。2026年6月の海外向け受注の発表では「PowerX Mega Power 2700」の名称を使った。 power-x.jp
製品群の中の位置
2025年9月時点で、定置用蓄電システムは20フィートの「Mega Power 2700A」と中型の「PowerX Cube」の2シリーズだった。2026年10月に10フィートの「Mega Power 2500」の出荷が始まった。20フィートの高容量機「Mega Power 4000」シリーズは2027年5月に量産を始める予定である。 power-x.jp
累計生産
2026年8月24日に累計生産500台に達した。容量にすると約1.37GWh (公称値) となる。 power-x.jp
2026年12月期分の生産
2026年12月期の出荷計画に対応する 2700A の生産は10月25日までに終えた。会社全体の機器販売の生産進捗率 (出荷計画の売上高に対して生産済みの在庫が占める割合) は同日時点で99.4%、8月13日時点では60%だった。 contents.xj-storage.jp
用途
系統用蓄電所、発電所への併設、産業・商業施設のピークカット、事業継続計画 (BCP) 向けの非常用電源に使える。電力系統側 (FOM) と需要家側 (BTM) の両方を対象にする。 power-x.jp
セキュリティーの適合ラベル
2025年10月6日、情報処理推進機構 (IPA) が運用する IoT (ネットにつながる機器) 向けのセキュリティー制度「JC-STAR」の適合ラベル (レベル1) を、系統用蓄電システムとして Mega Power 2500 とともに取得した。 power-x.jp
採用実績 (製品群全体)
製品群全体の採用実績は2026年7月8日時点で3,033MWh、5月時点では2,952MWh・162拠点 (2700A・2500・Cube の合計) だった。型番ごとの内訳は公表されていない。 power-x.jp

🏭 製造工場

この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。

工場所在地役割備考出所
岡山第2工場 (提携工場)岡山県玉野市 (三井E&S 玉野事業所の敷地内)Mega Power 2700A を受注生産で作る。提携工場の年間生産能力は400台 (1,096MWh、2025年12月末)。受注生産と三井E&S 内の所在は2026年8月24日の適時開示contents.xj-storage.jp
岡山第2工場 (提携工場の特徴)岡山県玉野市造船業のノウハウを持つ提携工場が大型蓄電池を作り、重量物の扱いに慣れた現場に生産ラインを組んだとパワーエックスは説明している。power-x.jp
本社工場 Power Base (第1工場)岡山県玉野市田井6-9-12700A の製造拠点ではない。2025年12月末時点の対象製品は Hypercharger と PowerX Cube である。Power Base の設備には、外部の委託先に置いたパワーエックス保有の設備も含まれるcontents.xj-storage.jp

⚙️ 技術・仕組み

どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。

構成
20フィートコンテナ (ISO 規格) にリン酸鉄リチウムイオン電池 (LFP) を載せる。パワーコンディショナー (PCS)・変圧器・受変電設備は別の機器として組み合わせ、周辺機器 (商品) として蓄電システムと合わせて売る。 contents.xj-storage.jp
冷却方式
電池モジュールは空冷式である (有価証券報告書)。Mega Power 2500 は水冷式の電池モジュールを使う (有価証券報告書)。Mega Power 4000 シリーズの冷却は次の行のとおり。 contents.xj-storage.jp
Mega Power 4000 シリーズの冷却
Mega Power 4000 シリーズの冷却方式は製品ページで水冷と示されている。 power-x.jp
制御の階層
クラウド、現地の制御装置、エネルギー管理、電池システム・ラック・モジュールの各制御装置まで、6つの階層をパワーエックスが設計したと説明している。 power-x.jp
電池管理装置 (BMS)
自社開発の電池管理装置が過電圧・過放電・過電流・高温・低温・回路の短絡から電池を守る。 contents.xj-storage.jp
遠隔監視
自社開発のクラウド型の管理システム「PowerOS」で常時監視し、保守・保全に使う。電力の需給調整を束ねる事業者 (アグリゲーター) の制御システムと、外部連携の仕組み (WebAPI) でつなぐ例もある。 power-x.jp
セキュリティー設計
国際規格と米国の電力向けサイバーセキュリティー基準 (NERC CIP) に沿って制御装置を設計したとパワーエックスは説明している。 power-x.jp
調整力への対応
九電みらいエナジーの大村メガソーラー第4発電所では、ニシム電子工業のエネルギー管理システム (EMS)「TAMERBA」と組み合わせた。系統から充電する太陽光併設型として一次調整力の認定を受け、2026年2月5日に運用を始めた。 power-x.jp

主要諸元

項目値出所
公称容量 / 定格容量2,742kWh / 2,468kWh (1台あたり)power-x.jp
運転電圧範囲850〜1,241Vpower-x.jp
寸法幅2,438mm × 奥行き6,058mm × 高さ2,896mm (20フィートコンテナ、ISO 規格)power-x.jp
重量約29.6トンpower-x.jp
電池種別リン酸鉄リチウムイオン電池 (LFP)power-x.jp
冷却方式空冷power-x.jp
適応・準拠規格 (取得予定を含む)国際電気標準会議 (IEC) の IEC 62619・IEC 62933、日本産業規格 (JIS) の JIS C 8715-2・JIS C 4441、米国の安全規格 UL 9540A・UL 1973、JC-STAR★1 (レベル1)power-x.jp
JC-STAR の取得適合ラベル (レベル1) を2025年10月に取得済みpower-x.jp
高圧蓄電所の構成の例3台・公称8,226kWh・パワーコンディショナー (PCS) の出力1,999kW (北海道函館蓄電所、三栄産業の各蓄電所など)power-x.jp

🔩 各部品と部品メーカー

部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。

部品品名・型式メーカー銘柄国・製造拠点根拠
電池セル リン酸鉄リチウムイオン (LFP) セル
社名は公表されていない
公表されていない
中国のセルメーカー
— 中国
公表されていない
パワーエックスは、中国のセルメーカーから調達していると説明する。そのメーカーはセルの売上シェアで上位の上場企業で、欧州の自動車メーカーに車載用の納入実績がある A
電池モジュール LFP の電池モジュール (空冷式)
パワーエックスはセルとモジュールを自社で作らない
公表されていない
中国の仕入先
— 中国
公表されていない
パワーエックスは主要部品の電池モジュールを、中国の仕入先からドル建てで輸入している (2025年12月期の有価証券報告書) A
電池管理装置 (BMS)・コントローラー 自社開発の電池管理装置と制御装置
パワーエックスは東証グロース上場 (485A)。部品としての製造の委託先は公表されていない
パワーエックス
自社開発
— 日本
公表されていない
有価証券報告書と製品ページの制御階層の説明 A
パワーコンディショナー (PCS) 案件ごとに外部から調達
2026年8月、自社開発の PCS を載せた Grid Connector を発表した
案件により異なる。伊藤忠商事との「PowerX × Bluestorage」はドイツの SMA ソーラー・テクノロジー製。丸紅の三峰川伊那蓄電所は国内メーカー
社名は公表されていない
— ドイツ / 日本
公表されていない
パッケージと案件の発表 A
高圧受電設備・変圧器 案件ごとに調達 公表されていない
三峰川伊那蓄電所は国内メーカー
— 日本
公表されていない
三峰川伊那蓄電所の発表 A
エネルギー管理システム (EMS) PowerOS (自社) または他社の EMS パワーエックス。ニシム電子工業との高圧パッケージはニシム電子工業の EMS「TAMERBA」を使い、関西電力のオンサイト導入サービスでは、そのクラウド制御「SenaSon」と連携する — 日本
ソフトウエアのため対象外
各案件の発表 A

🔗 部品製造サプライチェーン

材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。

  1. 1セル・モジュール
    中国のセルメーカーのセルを使い、電池モジュールも中国の仕入先から輸入する。2026年1月以降、リチウム価格の上昇と、中国が増値税 (付加価値税) の輸出還付を段階的に廃止することでモジュール価格が上がるとした。中国以外を含む調達先の拡大を課題に挙げる
    企業: 公表されていない
  2. 2組立・試験
    部品を国内へ運び、玉野市の提携工場で組み立てて安全試験をする。完成品を輸入する海外メーカーより輸送費で有利だとパワーエックスは説明している
    企業: パワーエックス・岡山第2工場 (三井E&S 玉野事業所内)
  3. 3周辺機器
    PCS・変圧器・受変電設備・監視盤は商品として仕入れ、蓄電システムと合わせて売る
    企業: 案件ごとに異なる
  4. 4輸送
    パワーエックスは累計500台の発表で、製造パートナーや部品の供給元、輸送会社の協力で出荷していると述べた。輸送会社の名前は公表されていない
    企業: 公表されていない
  5. 5廃棄・回収
    2024年10月28日に廃棄物処理法に基づく広域認定を取得し、蓄電システムと部品の処理体制を敷いた
    企業: パワーエックス

🏗️ 製造ライン

工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。

  1. 1受注生産
    岡山第2工場で受注に応じて作る。提携工場の年間生産能力は400台 (1,096MWh、2025年12月末)
    設備・企業: 岡山第2工場 (三井E&S 玉野事業所内)
  2. 2完成後の試験
    全製品に動作検証と性能試験をし、製品ごとに保証書を出す
    設備・企業: パワーエックス
  3. 3後継機への切り替え
    岡山第2工場は2026年9月から Mega Power 2500 の生産に入った。2700A の2026年12月期分の生産は10月までに終えた
    設備・企業: 岡山第2工場
  4. 42027年の生産体制
    岡山第2工場の2交代制と、2027年1月に動く予定の本社工場の新設ラインで、2027年から2025年実績の3倍の生産量に対応できる見通しとした (2026年10月22日)
    設備・企業: 岡山第2工場・Power Base
  5. 5工程の構成・自動化率
    組立工程の構成、タクトタイム、自動化率は公表されていない
    設備・企業: 公表されていない

💴 販売価格と補助金

型番・グレード税込価格 (円)時点出所
Mega Power 2700A (1台)公表していない。見積もり (問い合わせ窓口から依頼)2026-11-07power-x.jp
項目額 (円)備考出所
経済産業省・資源エネルギー庁 令和6年度 再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金金額は公表されていない大和ハウス工業の福岡鞍手系統用蓄電所 (4台) が採択されたpower-x.jp
環境省 令和6年度補正 民間企業等による再エネの導入及び地域共生加速化事業 (新手法による建物間融通モデル創出事業)金額は公表されていない豊通物流のみよし第3センター (1台) が採択されたpower-x.jp
東京都 令和5年度 系統用蓄電池設備導入促進事業金額は公表されていないオリンピアの OLY Power Storage 三室町 (群馬県伊勢崎市、3台) が採択されたpower-x.jp
経済産業省 再生可能エネルギー導入拡大に向けた分散型エネルギーリソース導入支援等事業費補助金 (地域独立系統の構築支援事業)金額は公表されていない2026年春に運用を始めた地域マイクログリッド2事業が採択されたpower-x.jp

🛒 購入方法

経路内容出所
直販 (問い合わせ)製品ページの問い合わせ窓口から見積もりを依頼できる。用地取得から系統接続の手続きまで一体で請け負う「蓄電所建売」もあり、INPEX 向けが初めての案件だったpower-x.jp
支払いの条件 (会社全体)代表的な入金条件は契約時30%、納入時65%、稼働試験の完了時5%で、引き渡し後の支払期限は1か月後。工場で検収・引き渡しをする特約か補助金案件に当たる正式受注残は92.3%contents.xj-storage.jp
伊藤忠商事との共同ブランド「PowerX × Bluestorage」として 2700A または 2500 に SMA ソーラー・テクノロジー製の PCS を組み合わせ、伊藤忠商事の販売網で売る (2025年9月19日開始)power-x.jp
ニシム電子工業との高圧パッケージニシム電子工業の EMS「TAMERBA」と組み合わせた高圧蓄電所パッケージで、丸紅の三峰川伊那蓄電所に初めて納入したpower-x.jp
電力会社のサービス経由関西電力の「蓄電池オンサイト導入サービス」で採用され、顧客は初期投資なしで導入できるpower-x.jp
子会社経由連結子会社の海上パワーグリッドが港湾・離島向けの蓄電システムの販売を担うpower-x.jp

🛠️ アフターサービス・保守サービス

項目内容出所
遠隔監視PowerOS で24時間監視し、不具合を早く把握するcontents.xj-storage.jp
保証売買契約により、検収後一定期間の無償保証や最長20年の容量保証を付ける。保証費用に備えて保証会社と契約している。電池モジュールなど一部の原材料は、サプライヤーの保証が20年より短いcontents.xj-storage.jp
現地の保守全国のパートナー企業と組んで点検・部品交換をする。パワーエックスは系統用蓄電所の案内で、47都道府県・電気主任技術者約1,700人の定期点検体制と24時間365日の受付を示しているpower-x.jp
蓄電所の運用大和ハウス工業の鞍手 (2026年9月16日運転開始) では、パワーエックスが電力市場での運用を代行する事業者 (リソースアグリゲーター) として運用を担うpower-x.jp
運用の契約 (運転開始前)ちゅうぎんエナジーの松江市宍道蓄電所 (2026年度中に運転開始の予定) でも、運転開始後の保守と運用を担う契約を2026年4月20日に結んだpower-x.jp

🌏 海外輸出

仕向け地内容出所
ベトナム2026年6月19日、豊田通商グループのエレマテックからベトナム向けの「Mega Power 2700」と周辺機器を約17億円で受注した。初めての海外向けの供給で、売上高は2026年12月期に計上する予定。8月25日、商流の変更で受注先がベトナムのエネルギー関連事業者 (社名は公表されていない) に変わった。最終の事業者は変わらないcontents.xj-storage.jp
輸出管理外為法や米国の輸出管理規則 (EAR) の対象かどうかは公表されていないcontents.xj-storage.jp

📈 販売の実績

期間指標値単位備考出所
2025年1〜12月定置用蓄電池の販売高 (2700A と Cube を含む製品群)175億3,900万円円前期の4.2倍。主に Mega Power の納品が進んだため (有価証券報告書)。型番ごとの売上は公表されていないcontents.xj-storage.jp
2025年1〜12月定置用蓄電池の受注高 / 期末の受注残高485億200万円 / 368億9,300万円円正式受注の金額contents.xj-storage.jp
2025年1〜12月主な販売先エネルギーパワー 26億4,100万円 (総販売実績の13.7%)円2025年4月に系統用蓄電システムを発注した会社contents.xj-storage.jp
2023年12月〜2026年8月24日累計生産台数500台 (約1.37GWh、公称値)台power-x.jp
2026年7月15日エネルギー関連事業者 (社名は公表されていない) から大口受注約45億円 (2700A と周辺機器)円売上高への計上は2027年12月期の予定contents.xj-storage.jp
2024年10月丸紅の三峰川伊那蓄電所 (長野県伊那市) が運転開始3台・8.1MWh・PCS 2.0MW台発表時の製品名は「Mega Power」。パワーエックスの機器を使う高圧蓄電所で初めて運転を始めたpower-x.jp
2025年6月5日バンプージャパンから福島県・宮崎県の特別高圧蓄電所2か所向けに受注80台・219MWh台発表時の製品名は「Mega Power」power-x.jp
2025年4月7日東京センチュリーと JFE エンジニアリングから北海道芽室町の蓄電所向けに受注32台・定格78.9MWh台発表時の製品名は「Mega Power」。2027年度に運転開始の予定power-x.jp
2026年5月27日上組の加西メガパワー蓄電所 (兵庫県加西市) が竣工20台・公称54.84MWh・PCS 13MW台パワーエックスの機器を使う初めての特別高圧蓄電所。売上は2025年12月期に計上済みpower-x.jp
2026年9月18日ENEOS Power の静岡市清水区の特別高圧蓄電所向けに、大和エネルギーから受注40台・公称109.7MWh・PCS 50MW台2028年度内に運転開始の予定power-x.jp
2026年9月16日大和ハウス工業の福岡鞍手系統用蓄電所が運転開始4台・定格9.8MWh・PCS 1.9MW台power-x.jp
2026年6月19日三栄産業から西日本の4か所向けに追加受注12台・公称32.9MWh台玉野市内の案件が初めて含まれるpower-x.jp
2026年10月27日豊通物流のみよし第3センターに納入1台・公称2,742kWh・PCS 650kW台運転開始は2027年2月の予定power-x.jp

💰 金額

項目値備考出所
大口受注 (2700A と周辺機器、2026年7月15日)約45億円contents.xj-storage.jp
ベトナム向け受注 (2700 と周辺機器)約17億円contents.xj-storage.jp
提携工場の年間生産能力 (2025年12月末)400台 (1,096MWh)contents.xj-storage.jp

解析 — 部品・製造・販売の特徴

2700A はパワーエックスの売上を3年で立ち上げた主力機である。2025年12月期の定置用蓄電池の販売高175億円は、主にこの機種の納品による。電池モジュールは中国から輸入し、玉野市の提携工場で組み立てる分業をとる。工場の投資を抑えた代わりに、モジュール価格と為替の変動の影響を直接受ける。

2026年12月期分の生産は10月に終わり、岡山第2工場の主力は10フィートの 2500 に移った。20フィートの新機種は 4000 シリーズで、2027年5月に量産を始める予定である。空冷の 2700A は、水冷の2機種に比べ面積あたりの容量で劣る。それでも7月に約45億円の大口受注を得て、ENEOS Power 向けの40台 (2028年度運転開始予定) も控える。初の輸出案件のベトナム向けも 2700 と周辺機器である。

公表されていないこと

  • セルとモジュールのメーカー名は公表されていない。中国の売上上位の上場セルメーカーとだけ説明されている
  • 型番ごとの売上高・台数の内訳と、1台あたりの販売価格は公表されていない
  • 2026年7月15日の約45億円の受注と、9月18日の ENEOS Power 向け40台が同じ案件かどうかは公表されていない
  • 後継機の量産後に 2700A の受注を続けるかどうかは公表されていない
  • ベトナム向けの台数、最終の事業者名、設置場所は公表されていない
  • 規格の取得済みと取得予定の区別、保護等級 (IP)、標準の保証年数は公表されていない

出所

  1. Mega Power 2500/2700A 製品ページ (2026-11-07)
  2. Mega Power 2700A 累計生産500台の発表 (2026-08-24)
  3. 累計生産500台と生産進捗の適時開示 (2026-08-24)
  4. Mega Power 2500 出荷開始・生産進捗・受注状況の適時開示 (2026-10-26)
  5. 大口受注に関するお知らせ (適時開示) (2026-07-15)
  6. 一部報道への補足説明 (生産状況と苫小牧工場) (2026-10-22)
  7. IR に関するよくあるご質問とご回答 (2026-10-28)
  8. 有価証券報告書 第5期 (2025年12月期) (2026-03-25)
  9. 半期報告書 第6期中 (2026年1〜6月) (2026-08-13)
  10. 海外市場向け大型蓄電システムの初受注 (適時開示) (2026-06-19)
  11. 海外市場向け初受注の受注先変更 (適時開示) (2026-08-25)
  12. 2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 (2026-05-14)
  13. Made in Japan Promise (セル・モジュールの調達の説明) (2026-11-07)
  14. Power Base (本社工場と提携工場) (2026-11-07)
  15. JC-STAR 適合ラベル取得の発表 (2025-10-06)
  16. 蓄電システムの採用100拠点の発表 (2025-09-29)
  17. 伊藤忠商事との PowerX × Bluestorage の発表 (2025-09-19)
  18. 丸紅 三峰川伊那蓄電所への納入 (2024-11-19)
  19. オリンピア 三室町蓄電所への納入 (2025-02-13)
  20. INPEX 向け蓄電所建売の受注 (2025-10-28)
  21. ちゅうぎんエナジーとの販売・運用契約 (2026-04-20)
  22. ENEOS Power 向け受注 (2026-09-18)
  23. 加西メガパワー蓄電所の竣工 (2026-05-27)
  24. 大和ハウス工業 鞍手の蓄電所への納入 (2026-10-02)
  25. 豊通物流向け納入 (2026-10-27)
  26. 系統蓄電所ソリューション (2026-11-07)
  27. Mega Power 4000 シリーズ 製品ページ (2026-11-07)

出所との照合日: 2026年11月7日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。

パワーエックス のほかの製品

パワーエックスEnergy Blade(データセンター向けラック型蓄電システム) パワーエックスEVチャージステーションとPowerXアプリ(超急速充電網) パワーエックスEV充電法人プラン(社用車向けの超急速充電サービス) パワーエックスGrid Connectorシリーズ(系統接続設備のパッケージ) パワーエックスHypercharger Pro(施設にも給電できる蓄電池型EV充電器) パワーエックスHypercharger(蓄電池型の超急速EV充電器) パワーエックスMega Power 2500(10フィート水冷式蓄電システム) パワーエックスMega Power 4000シリーズ(20フィート高容量蓄電システム) パワーエックスMega Power DC(蓄電池を積めるコンテナ型データセンター) パワーエックスPowerOS(クラウド型のエネルギー管理システム) パワーエックスPowerX Cube 360(PCS内蔵の産業用中型蓄電池) パワーエックスPowerX Energy(法人向け電力小売) パワーエックスX-PPA(蓄電池を使うオフサイト電力購入契約・アドバンスプラン) パワーエックスの蓄電所運用代行(アグリゲーション・蓄電所トーリング) パワーエックスの電気運搬船Power Ark・Power Barge(海上パワーグリッド)

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一次データで動く 14 本 — 銘柄の絞り込み・供給網・比較・一次データの台帳・解説・規制レンズ (すべて無料)

銘柄スキャナー 日本株 563 社を有報の連結実数・空売り残高・逆日歩・信用残・自社株買い・大株主の増減で絞り込む (無料・登録不要) 型: 成長株に空売りが厚い ほか 6 種開く → 注目IPO一覧 直近の新規上場を上場日順に。どんな会社か一言・主な事業・注目テーマ・公開価格・初値と騰落率・吸収金額・売上の推移を目論見書と JPX 新規上場会社情報から確かめて 1 社 1 行で 公開価格・初値・売上の推移開く → サプライチェーン3Dマップ 日本株と、エヌビディア・インテルなど米国の半導体・AI 企業、SMIC・BYD など中国企業のつながりを 3D ネットワークで俯瞰。銘柄をクリックして供給網をたどる 日本株×世界の供給網開く → AI企業 比較ツール オープンAI・アンソロピック・グーグル等の主要 AI 企業を、開示の実数と主力モデルで横並び比較 横並び比較開く → 半導体企業 比較ツール エヌビディア・TSMC・ASML から東京エレクトロン・ディスコまで、工程・製品・日本企業との取引で横並び比較 横並び比較開く → 系統用蓄電所ランキング 上場48社 送電網に直結した系統用蓄電所のうち、稼働中の設備に一次ソースで名前が出る上場企業 48 社を蓄電容量の企業別合算で順位付け 一次ソースの台帳 (2026-09-12 時点)開く → 世界のデータセンター一覧 世界 169 か国 5,875 拠点のデータセンターを日本語で一覧化。運営事業者・所在都市・接続ネットワーク数・回線事業者数から設置先を比較 施設データベース開く → AI計算資源・大規模モデル 体系解説 トークン化・注意機構・自己回帰・MoE の仕組みから、FLOPS・トークン原価・GPU クラウドの収支・冷却まで、設計理由を投資家視点で 体系解説開く → 蓄電事業 体系解説 系統用蓄電池の基礎、設備と系統接続、3つの市場と長期オークションの収支、日本と米国・G7の市場、投資前の確認表。収支シミュレーター付き 体系解説開く → 蓄電池の補助金一覧 産業用蓄電池と系統用蓄電池の国の補助金を、補助率・上限・公募期間・要件で比較。受付中の事業と補助額の概算 補助金開く → Postation AIアカデミー IPA の DX 推進スキル標準 6 類型 17 ロールを、理論・アルゴリズム・メカニズムの 3 視点で書き下ろした教科書 教科書開く → 半導体 用語辞典 半導体の技術用語を「とは」から引く索引。1 行定義と、基礎・高級・投資者視点の 3 段深度で 1 語 1 ページ 「とは」から引く開く → イラン制裁×中国製油所×日本株 イラン産原油禁輸の復活、中国独立系製油所 5 社への OFAC 制裁、ホルムズ海峡の戦争保険料を、規制タイムラインと日本株マップで 対中規制レンズ開く → 中国の対日輸出規制リスト×影響銘柄 中国商務部が 2026 年 2 月・6 月に指定した対日輸出規制の管理リスト 40 団体・注視リスト 40 団体と、リスト入りした日本企業・影響銘柄 対中規制レンズ開く →
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