パワーエックスMega Power 2700A(20フィート空冷式蓄電システム) PowerX Mega Power 2700A
パワーエックスの20フィートコンテナ型の大型蓄電システムで、公称容量は2,742kWh、定格容量は2,468kWh である。電池はリン酸鉄リチウムイオン電池 (LFP) で、冷却は空冷式だ。2023年12月に量産初号機を納入し、2026年8月24日に累計生産500台に達した。岡山県玉野市の岡山第2工場 (三井E&S 玉野事業所内) で受注生産する。電池モジュールは中国の仕入先から輸入している。系統用蓄電所を中心に、太陽光発電所への併設や、工場・物流施設への設置にも使われている。
詳細解説
- 製造・販売
- 株式会社パワーエックス (本店: 岡山県玉野市田井6-9-1、東証グロース 485A) の蓄電システム (BESS) 事業の主力製品である。 power-x.jp
- 受注の開始
- 2022年8月に大型定置用蓄電システム「PowerX Mega Power」の受注を始めた。 contents.xj-storage.jp
- 量産の開始
- 2023年12月に量産初号機を納入した。全国の系統用蓄電所を中心に、太陽光発電所への併設や、工場・物流施設のエネルギー管理にも使われている。 power-x.jp
- 製品名の変遷
- 2025年7月までの発表では「Mega Power」と呼び、1台あたり2.7MWh・定格2,468kWh とした。2025年8月の発表から「Mega Power 2700A」の名称を使っている。2026年6月の海外向け受注の発表では「PowerX Mega Power 2700」の名称を使った。 power-x.jp
- 製品群の中の位置
- 2025年9月時点で、定置用蓄電システムは20フィートの「Mega Power 2700A」と中型の「PowerX Cube」の2シリーズだった。2026年10月に10フィートの「Mega Power 2500」の出荷が始まった。20フィートの高容量機「Mega Power 4000」シリーズは2027年5月に量産を始める予定である。 power-x.jp
- 累計生産
- 2026年8月24日に累計生産500台に達した。容量にすると約1.37GWh (公称値) となる。 power-x.jp
- 2026年12月期分の生産
- 2026年12月期の出荷計画に対応する 2700A の生産は10月25日までに終えた。会社全体の機器販売の生産進捗率 (出荷計画の売上高に対して生産済みの在庫が占める割合) は同日時点で99.4%、8月13日時点では60%だった。 contents.xj-storage.jp
- 用途
- 系統用蓄電所、発電所への併設、産業・商業施設のピークカット、事業継続計画 (BCP) 向けの非常用電源に使える。電力系統側 (FOM) と需要家側 (BTM) の両方を対象にする。 power-x.jp
- セキュリティーの適合ラベル
- 2025年10月6日、情報処理推進機構 (IPA) が運用する IoT (ネットにつながる機器) 向けのセキュリティー制度「JC-STAR」の適合ラベル (レベル1) を、系統用蓄電システムとして Mega Power 2500 とともに取得した。 power-x.jp
- 採用実績 (製品群全体)
- 製品群全体の採用実績は2026年7月8日時点で3,033MWh、5月時点では2,952MWh・162拠点 (2700A・2500・Cube の合計) だった。型番ごとの内訳は公表されていない。 power-x.jp
🏭 製造工場
この製品を作る工場と、それぞれの役割。会社の発表・有価証券報告書・官公庁の資料で確かめた拠点だけを載せた。
| 工場 | 所在地 | 役割 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 岡山第2工場 (提携工場) | 岡山県玉野市 (三井E&S 玉野事業所の敷地内) | Mega Power 2700A を受注生産で作る。提携工場の年間生産能力は400台 (1,096MWh、2025年12月末)。 | 受注生産と三井E&S 内の所在は2026年8月24日の適時開示 | contents.xj-storage.jp |
| 岡山第2工場 (提携工場の特徴) | 岡山県玉野市 | 造船業のノウハウを持つ提携工場が大型蓄電池を作り、重量物の扱いに慣れた現場に生産ラインを組んだとパワーエックスは説明している。 | power-x.jp | |
| 本社工場 Power Base (第1工場) | 岡山県玉野市田井6-9-1 | 2700A の製造拠点ではない。2025年12月末時点の対象製品は Hypercharger と PowerX Cube である。 | Power Base の設備には、外部の委託先に置いたパワーエックス保有の設備も含まれる | contents.xj-storage.jp |
⚙️ 技術・仕組み
どう動くか。方式・構造・制御・材料を、会社の技術資料と特許・論文で確かめた範囲で書いた。
- 構成
- 20フィートコンテナ (ISO 規格) にリン酸鉄リチウムイオン電池 (LFP) を載せる。パワーコンディショナー (PCS)・変圧器・受変電設備は別の機器として組み合わせ、周辺機器 (商品) として蓄電システムと合わせて売る。 contents.xj-storage.jp
- 冷却方式
- 電池モジュールは空冷式である (有価証券報告書)。Mega Power 2500 は水冷式の電池モジュールを使う (有価証券報告書)。Mega Power 4000 シリーズの冷却は次の行のとおり。 contents.xj-storage.jp
- Mega Power 4000 シリーズの冷却
- Mega Power 4000 シリーズの冷却方式は製品ページで水冷と示されている。 power-x.jp
- 制御の階層
- クラウド、現地の制御装置、エネルギー管理、電池システム・ラック・モジュールの各制御装置まで、6つの階層をパワーエックスが設計したと説明している。 power-x.jp
- 電池管理装置 (BMS)
- 自社開発の電池管理装置が過電圧・過放電・過電流・高温・低温・回路の短絡から電池を守る。 contents.xj-storage.jp
- 遠隔監視
- 自社開発のクラウド型の管理システム「PowerOS」で常時監視し、保守・保全に使う。電力の需給調整を束ねる事業者 (アグリゲーター) の制御システムと、外部連携の仕組み (WebAPI) でつなぐ例もある。 power-x.jp
- セキュリティー設計
- 国際規格と米国の電力向けサイバーセキュリティー基準 (NERC CIP) に沿って制御装置を設計したとパワーエックスは説明している。 power-x.jp
- 調整力への対応
- 九電みらいエナジーの大村メガソーラー第4発電所では、ニシム電子工業のエネルギー管理システム (EMS)「TAMERBA」と組み合わせた。系統から充電する太陽光併設型として一次調整力の認定を受け、2026年2月5日に運用を始めた。 power-x.jp
主要諸元
| 項目 | 値 | 出所 |
|---|---|---|
| 公称容量 / 定格容量 | 2,742kWh / 2,468kWh (1台あたり) | power-x.jp |
| 運転電圧範囲 | 850〜1,241V | power-x.jp |
| 寸法 | 幅2,438mm × 奥行き6,058mm × 高さ2,896mm (20フィートコンテナ、ISO 規格) | power-x.jp |
| 重量 | 約29.6トン | power-x.jp |
| 電池種別 | リン酸鉄リチウムイオン電池 (LFP) | power-x.jp |
| 冷却方式 | 空冷 | power-x.jp |
| 適応・準拠規格 (取得予定を含む) | 国際電気標準会議 (IEC) の IEC 62619・IEC 62933、日本産業規格 (JIS) の JIS C 8715-2・JIS C 4441、米国の安全規格 UL 9540A・UL 1973、JC-STAR★1 (レベル1) | power-x.jp |
| JC-STAR の取得 | 適合ラベル (レベル1) を2025年10月に取得済み | power-x.jp |
| 高圧蓄電所の構成の例 | 3台・公称8,226kWh・パワーコンディショナー (PCS) の出力1,999kW (北海道函館蓄電所、三栄産業の各蓄電所など) | power-x.jp |
🔩 各部品と部品メーカー
部品は諸元表と発表で存在を確かめたものを並べ、メーカーは会社か部品メーカーの発表、有価証券報告書、分解調査の報道で供給元を確かめられたときだけ社名を書いた。確かめられない部品は「公表されていない」。載っていない会社は「関与していない」ではなく「公表資料で確かめられていない」。確度 A は会社の一次資料、B は報道。
| 部品 | 品名・型式 | メーカー | 銘柄 | 国・製造拠点 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電池セル | リン酸鉄リチウムイオン (LFP) セル 社名は公表されていない |
公表されていない 中国のセルメーカー |
— | 中国 公表されていない |
パワーエックスは、中国のセルメーカーから調達していると説明する。そのメーカーはセルの売上シェアで上位の上場企業で、欧州の自動車メーカーに車載用の納入実績がある A |
| 電池モジュール | LFP の電池モジュール (空冷式) パワーエックスはセルとモジュールを自社で作らない |
公表されていない 中国の仕入先 |
— | 中国 公表されていない |
パワーエックスは主要部品の電池モジュールを、中国の仕入先からドル建てで輸入している (2025年12月期の有価証券報告書) A |
| 電池管理装置 (BMS)・コントローラー | 自社開発の電池管理装置と制御装置 パワーエックスは東証グロース上場 (485A)。部品としての製造の委託先は公表されていない |
パワーエックス 自社開発 |
— | 日本 公表されていない |
有価証券報告書と製品ページの制御階層の説明 A |
| パワーコンディショナー (PCS) | 案件ごとに外部から調達 2026年8月、自社開発の PCS を載せた Grid Connector を発表した |
案件により異なる。伊藤忠商事との「PowerX × Bluestorage」はドイツの SMA ソーラー・テクノロジー製。丸紅の三峰川伊那蓄電所は国内メーカー 社名は公表されていない |
— | ドイツ / 日本 公表されていない |
パッケージと案件の発表 A |
| 高圧受電設備・変圧器 | 案件ごとに調達 | 公表されていない 三峰川伊那蓄電所は国内メーカー |
— | 日本 公表されていない |
三峰川伊那蓄電所の発表 A |
| エネルギー管理システム (EMS) | PowerOS (自社) または他社の EMS | パワーエックス。ニシム電子工業との高圧パッケージはニシム電子工業の EMS「TAMERBA」を使い、関西電力のオンサイト導入サービスでは、そのクラウド制御「SenaSon」と連携する | — | 日本 ソフトウエアのため対象外 |
各案件の発表 A |
🔗 部品製造サプライチェーン
材料から部品・組み立て・販売までを、上流から下流の順に並べた。
- 1セル・モジュール中国のセルメーカーのセルを使い、電池モジュールも中国の仕入先から輸入する。2026年1月以降、リチウム価格の上昇と、中国が増値税 (付加価値税) の輸出還付を段階的に廃止することでモジュール価格が上がるとした。中国以外を含む調達先の拡大を課題に挙げる企業: 公表されていない
- 2組立・試験部品を国内へ運び、玉野市の提携工場で組み立てて安全試験をする。完成品を輸入する海外メーカーより輸送費で有利だとパワーエックスは説明している企業: パワーエックス・岡山第2工場 (三井E&S 玉野事業所内)
- 3周辺機器PCS・変圧器・受変電設備・監視盤は商品として仕入れ、蓄電システムと合わせて売る企業: 案件ごとに異なる
- 4輸送パワーエックスは累計500台の発表で、製造パートナーや部品の供給元、輸送会社の協力で出荷していると述べた。輸送会社の名前は公表されていない企業: 公表されていない
- 5廃棄・回収2024年10月28日に廃棄物処理法に基づく広域認定を取得し、蓄電システムと部品の処理体制を敷いた企業: パワーエックス
🏗️ 製造ライン
工場の中でこの製品がどう作られるか。工程の順に、ラインの構成・設備・自動化・検査・生産能力を、会社の発表と工場見学の記録で確かめた範囲で書いた。
- 1受注生産岡山第2工場で受注に応じて作る。提携工場の年間生産能力は400台 (1,096MWh、2025年12月末)設備・企業: 岡山第2工場 (三井E&S 玉野事業所内)
- 2完成後の試験全製品に動作検証と性能試験をし、製品ごとに保証書を出す設備・企業: パワーエックス
- 3後継機への切り替え岡山第2工場は2026年9月から Mega Power 2500 の生産に入った。2700A の2026年12月期分の生産は10月までに終えた設備・企業: 岡山第2工場
- 42027年の生産体制岡山第2工場の2交代制と、2027年1月に動く予定の本社工場の新設ラインで、2027年から2025年実績の3倍の生産量に対応できる見通しとした (2026年10月22日)設備・企業: 岡山第2工場・Power Base
- 5工程の構成・自動化率組立工程の構成、タクトタイム、自動化率は公表されていない設備・企業: 公表されていない
💴 販売価格と補助金
| 型番・グレード | 税込価格 (円) | 時点 | 出所 |
|---|---|---|---|
| Mega Power 2700A (1台) | 公表していない。見積もり (問い合わせ窓口から依頼) | 2026-11-07 | power-x.jp |
| 項目 | 額 (円) | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 経済産業省・資源エネルギー庁 令和6年度 再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金 | 金額は公表されていない | 大和ハウス工業の福岡鞍手系統用蓄電所 (4台) が採択された | power-x.jp |
| 環境省 令和6年度補正 民間企業等による再エネの導入及び地域共生加速化事業 (新手法による建物間融通モデル創出事業) | 金額は公表されていない | 豊通物流のみよし第3センター (1台) が採択された | power-x.jp |
| 東京都 令和5年度 系統用蓄電池設備導入促進事業 | 金額は公表されていない | オリンピアの OLY Power Storage 三室町 (群馬県伊勢崎市、3台) が採択された | power-x.jp |
| 経済産業省 再生可能エネルギー導入拡大に向けた分散型エネルギーリソース導入支援等事業費補助金 (地域独立系統の構築支援事業) | 金額は公表されていない | 2026年春に運用を始めた地域マイクログリッド2事業が採択された | power-x.jp |
🛒 購入方法
| 経路 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 直販 (問い合わせ) | 製品ページの問い合わせ窓口から見積もりを依頼できる。用地取得から系統接続の手続きまで一体で請け負う「蓄電所建売」もあり、INPEX 向けが初めての案件だった | power-x.jp |
| 支払いの条件 (会社全体) | 代表的な入金条件は契約時30%、納入時65%、稼働試験の完了時5%で、引き渡し後の支払期限は1か月後。工場で検収・引き渡しをする特約か補助金案件に当たる正式受注残は92.3% | contents.xj-storage.jp |
| 伊藤忠商事との共同ブランド | 「PowerX × Bluestorage」として 2700A または 2500 に SMA ソーラー・テクノロジー製の PCS を組み合わせ、伊藤忠商事の販売網で売る (2025年9月19日開始) | power-x.jp |
| ニシム電子工業との高圧パッケージ | ニシム電子工業の EMS「TAMERBA」と組み合わせた高圧蓄電所パッケージで、丸紅の三峰川伊那蓄電所に初めて納入した | power-x.jp |
| 電力会社のサービス経由 | 関西電力の「蓄電池オンサイト導入サービス」で採用され、顧客は初期投資なしで導入できる | power-x.jp |
| 子会社経由 | 連結子会社の海上パワーグリッドが港湾・離島向けの蓄電システムの販売を担う | power-x.jp |
🛠️ アフターサービス・保守サービス
| 項目 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| 遠隔監視 | PowerOS で24時間監視し、不具合を早く把握する | contents.xj-storage.jp |
| 保証 | 売買契約により、検収後一定期間の無償保証や最長20年の容量保証を付ける。保証費用に備えて保証会社と契約している。電池モジュールなど一部の原材料は、サプライヤーの保証が20年より短い | contents.xj-storage.jp |
| 現地の保守 | 全国のパートナー企業と組んで点検・部品交換をする。パワーエックスは系統用蓄電所の案内で、47都道府県・電気主任技術者約1,700人の定期点検体制と24時間365日の受付を示している | power-x.jp |
| 蓄電所の運用 | 大和ハウス工業の鞍手 (2026年9月16日運転開始) では、パワーエックスが電力市場での運用を代行する事業者 (リソースアグリゲーター) として運用を担う | power-x.jp |
| 運用の契約 (運転開始前) | ちゅうぎんエナジーの松江市宍道蓄電所 (2026年度中に運転開始の予定) でも、運転開始後の保守と運用を担う契約を2026年4月20日に結んだ | power-x.jp |
🌏 海外輸出
| 仕向け地 | 内容 | 出所 |
|---|---|---|
| ベトナム | 2026年6月19日、豊田通商グループのエレマテックからベトナム向けの「Mega Power 2700」と周辺機器を約17億円で受注した。初めての海外向けの供給で、売上高は2026年12月期に計上する予定。8月25日、商流の変更で受注先がベトナムのエネルギー関連事業者 (社名は公表されていない) に変わった。最終の事業者は変わらない | contents.xj-storage.jp |
| 輸出管理 | 外為法や米国の輸出管理規則 (EAR) の対象かどうかは公表されていない | contents.xj-storage.jp |
📈 販売の実績
| 期間 | 指標 | 値 | 単位 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年1〜12月 | 定置用蓄電池の販売高 (2700A と Cube を含む製品群) | 175億3,900万円 | 円 | 前期の4.2倍。主に Mega Power の納品が進んだため (有価証券報告書)。型番ごとの売上は公表されていない | contents.xj-storage.jp |
| 2025年1〜12月 | 定置用蓄電池の受注高 / 期末の受注残高 | 485億200万円 / 368億9,300万円 | 円 | 正式受注の金額 | contents.xj-storage.jp |
| 2025年1〜12月 | 主な販売先 | エネルギーパワー 26億4,100万円 (総販売実績の13.7%) | 円 | 2025年4月に系統用蓄電システムを発注した会社 | contents.xj-storage.jp |
| 2023年12月〜2026年8月24日 | 累計生産台数 | 500台 (約1.37GWh、公称値) | 台 | power-x.jp | |
| 2026年7月15日 | エネルギー関連事業者 (社名は公表されていない) から大口受注 | 約45億円 (2700A と周辺機器) | 円 | 売上高への計上は2027年12月期の予定 | contents.xj-storage.jp |
| 2024年10月 | 丸紅の三峰川伊那蓄電所 (長野県伊那市) が運転開始 | 3台・8.1MWh・PCS 2.0MW | 台 | 発表時の製品名は「Mega Power」。パワーエックスの機器を使う高圧蓄電所で初めて運転を始めた | power-x.jp |
| 2025年6月5日 | バンプージャパンから福島県・宮崎県の特別高圧蓄電所2か所向けに受注 | 80台・219MWh | 台 | 発表時の製品名は「Mega Power」 | power-x.jp |
| 2025年4月7日 | 東京センチュリーと JFE エンジニアリングから北海道芽室町の蓄電所向けに受注 | 32台・定格78.9MWh | 台 | 発表時の製品名は「Mega Power」。2027年度に運転開始の予定 | power-x.jp |
| 2026年5月27日 | 上組の加西メガパワー蓄電所 (兵庫県加西市) が竣工 | 20台・公称54.84MWh・PCS 13MW | 台 | パワーエックスの機器を使う初めての特別高圧蓄電所。売上は2025年12月期に計上済み | power-x.jp |
| 2026年9月18日 | ENEOS Power の静岡市清水区の特別高圧蓄電所向けに、大和エネルギーから受注 | 40台・公称109.7MWh・PCS 50MW | 台 | 2028年度内に運転開始の予定 | power-x.jp |
| 2026年9月16日 | 大和ハウス工業の福岡鞍手系統用蓄電所が運転開始 | 4台・定格9.8MWh・PCS 1.9MW | 台 | power-x.jp | |
| 2026年6月19日 | 三栄産業から西日本の4か所向けに追加受注 | 12台・公称32.9MWh | 台 | 玉野市内の案件が初めて含まれる | power-x.jp |
| 2026年10月27日 | 豊通物流のみよし第3センターに納入 | 1台・公称2,742kWh・PCS 650kW | 台 | 運転開始は2027年2月の予定 | power-x.jp |
💰 金額
| 項目 | 値 | 備考 | 出所 |
|---|---|---|---|
| 大口受注 (2700A と周辺機器、2026年7月15日) | 約45億円 | contents.xj-storage.jp | |
| ベトナム向け受注 (2700 と周辺機器) | 約17億円 | contents.xj-storage.jp | |
| 提携工場の年間生産能力 (2025年12月末) | 400台 (1,096MWh) | contents.xj-storage.jp |
解析 — 部品・製造・販売の特徴
2700A はパワーエックスの売上を3年で立ち上げた主力機である。2025年12月期の定置用蓄電池の販売高175億円は、主にこの機種の納品による。電池モジュールは中国から輸入し、玉野市の提携工場で組み立てる分業をとる。工場の投資を抑えた代わりに、モジュール価格と為替の変動の影響を直接受ける。
2026年12月期分の生産は10月に終わり、岡山第2工場の主力は10フィートの 2500 に移った。20フィートの新機種は 4000 シリーズで、2027年5月に量産を始める予定である。空冷の 2700A は、水冷の2機種に比べ面積あたりの容量で劣る。それでも7月に約45億円の大口受注を得て、ENEOS Power 向けの40台 (2028年度運転開始予定) も控える。初の輸出案件のベトナム向けも 2700 と周辺機器である。
公表されていないこと
- セルとモジュールのメーカー名は公表されていない。中国の売上上位の上場セルメーカーとだけ説明されている
- 型番ごとの売上高・台数の内訳と、1台あたりの販売価格は公表されていない
- 2026年7月15日の約45億円の受注と、9月18日の ENEOS Power 向け40台が同じ案件かどうかは公表されていない
- 後継機の量産後に 2700A の受注を続けるかどうかは公表されていない
- ベトナム向けの台数、最終の事業者名、設置場所は公表されていない
- 規格の取得済みと取得予定の区別、保護等級 (IP)、標準の保証年数は公表されていない
出所
- Mega Power 2500/2700A 製品ページ (2026-11-07)
- Mega Power 2700A 累計生産500台の発表 (2026-08-24)
- 累計生産500台と生産進捗の適時開示 (2026-08-24)
- Mega Power 2500 出荷開始・生産進捗・受注状況の適時開示 (2026-10-26)
- 大口受注に関するお知らせ (適時開示) (2026-07-15)
- 一部報道への補足説明 (生産状況と苫小牧工場) (2026-10-22)
- IR に関するよくあるご質問とご回答 (2026-10-28)
- 有価証券報告書 第5期 (2025年12月期) (2026-03-25)
- 半期報告書 第6期中 (2026年1〜6月) (2026-08-13)
- 海外市場向け大型蓄電システムの初受注 (適時開示) (2026-06-19)
- 海外市場向け初受注の受注先変更 (適時開示) (2026-08-25)
- 2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 (2026-05-14)
- Made in Japan Promise (セル・モジュールの調達の説明) (2026-11-07)
- Power Base (本社工場と提携工場) (2026-11-07)
- JC-STAR 適合ラベル取得の発表 (2025-10-06)
- 蓄電システムの採用100拠点の発表 (2025-09-29)
- 伊藤忠商事との PowerX × Bluestorage の発表 (2025-09-19)
- 丸紅 三峰川伊那蓄電所への納入 (2024-11-19)
- オリンピア 三室町蓄電所への納入 (2025-02-13)
- INPEX 向け蓄電所建売の受注 (2025-10-28)
- ちゅうぎんエナジーとの販売・運用契約 (2026-04-20)
- ENEOS Power 向け受注 (2026-09-18)
- 加西メガパワー蓄電所の竣工 (2026-05-27)
- 大和ハウス工業 鞍手の蓄電所への納入 (2026-10-02)
- 豊通物流向け納入 (2026-10-27)
- 系統蓄電所ソリューション (2026-11-07)
- Mega Power 4000 シリーズ 製品ページ (2026-11-07)
出所との照合日: 2026年11月7日。数字は出所の書類のまま。株価・時価総額は扱わない。
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